67.登場人物たちがみんなガラス製みたいというか、透明すぎというか、人生が感じられないというか・・・風景に寄りかかってそのまま流れてしまったみたいで、息づかいや感情といったものが感じられません。したがって、そこにドラマもありません。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-30 00:13:55) |
66.《ネタバレ》 いいです!!1回目の鑑賞では8点をつけましたが、2回見て、9点に変更しました。この質の高さは尋常じゃないです。人の心の動きを、丁寧に、繊細に描いていく、染みる映画です。田舎の風景の撮り方も美しい。無駄なシーンがまったくないし、本当にいい作品。それにしても何でこんなタイトルがついているんでしょう?タイトルでずいぶん損してるんじゃないかな。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-05 01:10:30) |
65.最近、夏帆の「あ、痛い、ちくちく」(シャンプーのCM)に萌え萌えです。ヨメが「なんぼでも言うたんでー、ちくちくー」って、全然萌えません。そんな夏帆の石見弁がまたかわいい。ヨメの母方の田舎がまさにこの辺りで、優しく親しみのこもった石見弁の心地良さが蘇ってきました。見せるべき画の奥のほうに人物を配してそこでもまた別のドラマがあることをうかがわせているシーンがいくつかあるのがいいです。何も起こらない物語を退屈にさせません。そしてかわいい夏帆の「顔」ではなく「足」で心情を見せる演出が印象に残りました。幽霊騒動にあわてる足たち。東京の人ごみに困惑する足のアップ。最も素晴らしかったのが学校の廊下の奥に寂しげに映る足。そういえば東京土産はルーズソックスだったけど偶然かな。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-01 17:03:16) (良:1票) |
《改行表示》64.大きな山場はないけど、雰囲気の良いほのぼのとした映画。夏帆ちゃんがかわいい!訛りがある美少女っていいね! なんかシゲちゃんに親近感が沸いてちょっと同情した。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-06 12:55:58) |
63.山下監督の、この何でもない日常をありのまま美化せずに描く感じ、好きです。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 16:27:01) |
《改行表示》62.登下校の何気ないひと時、遠い昔の記憶は、いつも奇跡のように思い出される。 それは、全校生徒が数人しかいない田舎の小中学校に通っていなくても、誰しもが持つ経験だと思う。 この映画は、単純に田舎の純朴さや雰囲気の良さを描いているのではなくて、そういったすべての人が持ち得る「遠い記憶」の何にも代え難い「価値」を描いていると思った。 主人公の中学生たちは、決して人間として完成なんてされていない。当たり前だ、中学生なのだから。 そんな彼らが、まわりの人間や自分自身の言動によって、喜び、傷つく。 全編通して、それほど大きな事件が起こるわけではない。むしろ「何もない映画」と言えるかもしれない。 しかし、日々の生活の中のたった“一言”が、彼らに生活の中では大事件であり、心は大きく揺れ動く。 きっとそれは誰しもが経験し、成長とともに徐々に薄れていく感受性なのだろう。 でもそれは全く無くなってしまうわけではなくて、それぞれの人間の奥の方に、ずうっと残り続ける。 そんな感覚をそっと思い起こさせる映画だった。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-05 08:54:02) |
《改行表示》61.《ネタバレ》 【そよさん】心やさしい少女。下級生の母親的存在。思い出をとても大切にする。それは大沢が捨てた校舎の石を捨てれなくて持ち帰る挿話に集約されている。「もうすぐ消えてなくなると思えば、些細なことが急に輝いてみえてきてしまう。一緒に登校したことを奇跡みたいに思い出すことがあるのだろうか」大沢に愛のある接吻はできなかったが、黒板にはできた。ジャケットにこだわるところはリアリティがあります。 【大沢くん】いつも無愛想でつまらなそうな顔。両親が離婚し田舎へ引っ越すという悲運を負う。都会ずれし、プロレスとゲームが趣味。自殺者に花を供え、拝んでいるさやに無理やりキスしようとするほど無神経。「おまえの手、おしっこくさい」「(膀胱炎の子を心配するそよに)よかったじゃん、ガキの子守りしなくてすむし」などと心無い発言が多い。「この高校パス、だって坊主じゃん」「都会の高校行くかもしれん」でもそよの温かさにほだされ、田舎の学校に残ることに。悪い人じゃないんだけどね。 【感想】修学旅行で都会の喧騒に馴染めないそよだったが、ふと町騒が山の音と同じだと気づく。幻想的な映像と音楽が流れる。新しい世界との折り合いがついた瞬間だ。「あんたらとはいつか仲良くできる日がくるかもしらん」元気になって大沢の手をとって歩きだす。少女の心の成長の一頁を鮮やかに切り取った場面です。そよとって大沢は外部世界の象徴。彼から刺激を受けつつ、ささやかな冒険を通して、時には傷つきながらも成長してゆく姿が瑞々しく描かれています。大沢の魅力が少ないのが残念。さやを救った場面くらい。あとは接吻のおねだりばかり。田舎の人の心に触れ心が癒され、やさしい少年に成長してゆくのが理想なのですが。ロングショットによる長回しや合間に挿入される季節の映像が印象的。ラストショットは少し作り過ぎでしょうか。「扉から教室を見るさや」から「窓から教室を見るさや」への転換は見事ですが、陽光浴びるカーテンのゆらぎ、満開の桜の位置、舞う花びらなどコテコテです。きっと私の心が汚れてるからそう見えるのでしょうね。反省。不倫、ロリコン男など田舎を描くのにリアリティありましたが、映画の主題からして不要でしょう。短縮して短編映画の如き雰囲気にすれば傑作になれたかも。題名は「天然の鶏=地鶏」で田舎に自然に暮らす人のこと。ボロイラーにはなりたくなりですね。心は地鶏で居たいです。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-06-09 18:04:15) (良:2票) |
【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-21 04:27:57) |
59.今作を鑑賞して 【 終わりがある 儚さ 】 【 終わりがある 愛おしさ 】 【 終わりがある 美しさ 】 をしみじみと感じていきました。 終わってしまうから、 そして、変容してしまうからこそ、この一瞬一瞬が愛おしい。 そんな 小津安二郎映画にみる美学 を思春期の彼らの物語の中に見つけたのでした。 長文完成版はこちらまで ネタバレ注意 → http://ouiaojg8.blog56.fc2.com/blog-entry-77.html 【マーク・レスター】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-27 01:02:35) |
58.思っていた以上によかった。夏帆を見くびっていました。ただの美少女ケータイ女優だと思ってたけど、まったく違和感のない方言、自然な演技、感心しました。これといった起伏のないストーリー、特に凝った感のない映像、でもいい雰囲気。もう一回見てもいいな。それにしても先生達、あまりに普通の人っぽい。 【フラミンゴ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-11-09 19:51:11) |
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《改行表示》57.こういう素朴なラブストーリーは好きですよ。 全体的にゆったりとしていて平和な雰囲気ですけど、些細な出来事が彼女たちにとっては大事件なんでしょうね。 特にバレンタインのエピソードは良かったですね。 横流ししたお母ちゃんの行動はどうかと思うけど、弟を想う姉と姉を想う弟の優しさが心に沁みました。 それにしても、夏帆のキスがコート1着の価値だなんて安過ぎる。 身包み剥いでもまだ足りないくらいでしょう。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-28 11:42:19) (笑:1票) |
《改行表示》56.《ネタバレ》 最初から、最後までこれと言った大きな事件もなく、激しいぶつかり合いもなく、一見退屈しそうですが、ゆったりとした穏やかな雰囲気を堪能できました。 夏帆のいろいろな表情って魅力的ですよね。声もいいし。 ただし、この映画には下手したら映画全体を壊しかけた、少なくとも一つのエピソードを完全に殺してしまった重大なミスキャストがあると思います。 それは、シゲちゃんです。原作通りなら、そよより5歳年上18~19のはず。ところがそれを演じた俳優さんは1978年生まれだから、撮影時29歳です。 もちろん俳優と演じる役に年齢差がある例はいくらでもあるし、それだから駄目だというつもりもありません。 だけどもこの映画で予備知識の無い人間にとっては、どうみてもおっさんにしか見えないわけで。 それが中学生の女の子を追い掛け回すエピソードは、違和感がきつすぎてとても不快でした。下手するとあそこで見るのをやめてしまう人もいるのでは。 他のキャストは完璧だったのに、どうして彼だけ、こんなキャスティングになったのか? 監督を小一時間(ry 追記 その後、いろいろな感想を読んで、意外なことに原作ファンにはシゲちゃんのキャスティングが評判いいのを知って、驚きました。 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-18 06:21:56) |
55.《ネタバレ》 自分はこの手の映画にヨワイ。まず、そよちゃん役の夏帆の演技が秀逸です。驚いたときや動揺したときの視線の定まらない表情が特に良かった。そして、子供たちらしいエピソードがよく抽出されていると思います。自分はお祭りの境内でそよちゃんが泣いてしまうところに感心しました。やっかみに近い軽い悪意に敏感に反応して流れる涙。あの年頃と環境ならではの微妙な感情の起伏だと思います。どうしてもこの先のことに想いが巡る。共学の高校へ進み、広海クンとの仲にも波乱があるだろう。母校の廃校を目の当たりにするかも知れない。でも成長ってそういうことだ。ただ、矛盾するようだけど、この映画の中に流れている時間だけはいつまでも続けさせてあげたい、と思ったのは自分だけではないだろう。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-09-28 00:33:08) (良:1票) |
54.すごくほのぼのしていて癒される雰囲気の中、あの郵便局のお兄さん?が登場。あ・・怪しすぎる。あの年で(まぁ、正確な年はわからないけど)中学生に本気になるって犯罪だろ!あぁ・・嫌な雰囲気だなぁ・・・と思っていたら、悔し涙でおしまい。。。広海と取っ組み合いでも始まるのかなと思っていたので、ここはなんか良い意味で裏切られたかな。それと、そよちゃんのお父ちゃんは結局浮気していたのかな?気になっていたのにほったらかしだったのでちょっと消化不良。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-28 00:31:45) (良:1票) |
《改行表示》53.《ネタバレ》 山下敦弘ファンの私です。 今作品は田舎が舞台なのだけれど、やはり「いわゆる田舎」にはなっていない。 やぼったい田舎ではなく、空気が澄んだ田舎と言いましょうか。。。。 とにかくイイんですよ。 岡田将生と夏帆のキャスティングも良かったです。 夏帆はいつも等身大の芝居で、内面から出る可愛いさや透明感がピカイチです。 まぁ演出が見事なんでしょうけれど。 エンディングもくるりだし。いいよ。 あ、原作は読んでないです。 【urara】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-07-22 00:03:51) |
【十人】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-07-05 22:28:23) |
51.《ネタバレ》 東京から来た転校生大沢君をはじめ、設定はあまりにもベタでしたが、一つ一つのエピソードがとても丁寧に描かれていて、ゆったりとした気持ちのいい映画でした。ただ、正直いえば、本筋の「そよと大沢君」のエピソードには、あまり惹かれるものがなく、むしろ7人と先生たちの学校生活の描写のほうにグッときました。とくに、さっちゃんの膀胱炎とお祭りのシーン。幼なじみの子どもどうしのちょっとした気持ちのすれ違いとその顛末を、叙情豊かに描いていたと思います。ラストの二つの対照的なキスシーンには妙に納得。10代特有のぎこちない恋愛と、そよの学校に対するストレートな愛情の両方が伝わってとてもよかったと思います。 【ころりさん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-19 01:39:59) (良:1票) |
《改行表示》50. 他の方も書いていましたが、タイトルはよくわかりませんね。それでも、夏帆の右田そよは、爽やかで最後まで楽しめました。佐藤浩市は好きな俳優の一人ですが、この映画にはちょっと思いかも。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-05-02 21:36:40) |
49.題名が何を意味するのか全くわからないんですが。それにしても薄い、田舎の濃密な時間を描いている(はず)のに、かなりさらっとしている。家族関係、ご近所、友達こんなにさらっとしとるわけないって!相手の男性もまとまなアップの映像すらないもの。なんかどこかで観たことあるような話でした。女優さんも微妙ですね。だんだんブスになってる感があります。 【たかちゃん】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-04-24 14:55:00) |
《改行表示》48.《ネタバレ》 日々の小さな幸せや喜び、悩み悲しみがヒトを成長させていくのだなぁ。 ただ、そよちゃん達が暮らしている所はとても田舎なのでイロイロな出来事もマイルドでスロー。 都会も嫌いじゃないけれど、、今しばらくは地元で青春していれば良い。なんたってみんな優しいし、見慣れてしまっているけど自然は美しいし・・・ 最初は東京未練だったあの彼も、結局はこのユルい環境と、そこで育ったそよちゃんに和んじゃった。 カミさんの実家がかなり強力な田舎なので、田舎ならではの「痛さ」も体験していますが(笑) 自然と優しい気分にしてくれる、この作品のユル~い空気には逆らえません。 何か嫌な事があったら、また観よっと。 【ボロミ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-06 15:41:18) |