エクス・マキナ(2015)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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エクス・マキナ(2015)

[エクスマキナ]
Ex Machina
2015年上映時間:108分
平均点:6.36 / 10(Review 50人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-06-11)
ドラマサスペンスSFミステリー
新規登録(2016-06-11)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2019-09-24)【Olias】さん
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監督アレックス・ガーランド
キャストドーナル・グリーソン(男優)ケイレブ・スミス
アリシア・ヴィキャンデル(女優)エヴァ
オスカー・アイザック(男優)ネイサン・ベイトマン
ソノヤ・ミズノ(女優)キョウコ
野島裕史ケイレブ・スミス(日本語吹き替え版)
坂詰貴之ネイサン・ベイトマン(日本語吹き替え版)
脚本アレックス・ガーランド
撮影ロブ・ハーディ〔撮影〕
製作アンドリュー・マクドナルド〔製作〕
ユニバーサル・ピクチャーズ
製作総指揮スコット・ルーディン
配給パルコ
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術マーク・ディグビー(プロダクション・デザイン)
衣装サミー・シェルドン・ディファー
編集マーク・デイ[編集]
その他カズオ・イシグロ(サンクス)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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30.あの話題作がAmazonで観られたので視聴。
賞レースの話も出ていたのでハードルが上がってしまっていた所為か、思っていたのとは違った印象。あんなにしょっちゅう停電してたらいくら助平な私だって疑いますわ。序盤から結末が予想出来てしまい 、抑揚のない展開に退屈してしまいました。
Kの紅茶さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-02-18 12:55:21)
29.《ネタバレ》 まず、見ていない人は、ネタバレレビューは読まないほうがいい。
アマゾンプライムの無料特典で見た。
別料金で払ってまで見ることはない。
主な登場人物4人だけで見せる密室劇だが、最初は眠くなる。
次第にお互いの陰謀の暴き合いになり、次から次へと展開が変わり面白くなる。
ロボット物の映画のお決まりの結末は「死」だが、そうならないところがいい。
この女ロボットは自分を助けてくれた男を見捨てて自分だけが自由の世界に飛び込む。
このエンディングは爽快でよかった。
でも、この程度の脚本でオスカーのノミネートはありえないと思う。
クロエさん [インターネット(吹替)] 6点(2017-12-20 19:15:07)
28.《ネタバレ》 アリシア・ヴィキャンデルの魅力だけで最後まで突っ走る作品。
余計な台詞や無駄な効果音を排した構成は好感が持てる。
後の展開を観客に委ねる終わり方も秀逸。

それにしても、私も含めて男はつくづく馬鹿で単純だ。
もし私がケイレブの立場だったら・・・
まず間違いなくAIちゃんと駆け落ちしている事だろう(爆)。

さて、あの娘は雑踏に消えた後、どうしたのだろうか。
誰に気づかれる事も無くひっそりと暮らしていると私は思いたい。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-05 13:13:42)
27.《ネタバレ》 よく出来た映画で、考えさせられるテーマではあるのですが、もう一ひねり欲しかったですよね。あの展開からの終わり方はシンプルではあるのですが、エンターテインメントとしてはモヤモヤするわけです。純愛もののハッピーエンドにするか、どうせなら彼女があの後町に行って男を騙しまくるくらいの痛快な映画にしてほしかったかな。
Keytusさん [インターネット(吹替)] 6点(2017-10-02 23:18:27)
26.淡々としていて退屈な映画でした。
アフロさん [インターネット(字幕)] 5点(2017-09-24 18:03:50)
25.《ネタバレ》 ストーリーはいたってシンプル。主人公は、ネット検索エンジン世界最大手の巨大IT企業に勤める寡黙な青年ケイレブ。ある日、彼が社内抽選に当選し社長の別荘へと特別に招かれたことから物語は始まる。ヘリで連れてこられた先は雄大な大自然に囲まれた山の中の一軒家だ。だが、その山荘は見た目こそみすぼらしいものの、内部に一歩踏み込むと最先端の技術とそこかしこに高度な意匠が凝らされた、極めて洗練された施設であることが判明する。そしてそこには秘書と思しき日本人女性ケイコと二人切りで暮らす社長ネイサンが待ち構えていたのだった。「君には特別な仕事をしてもらうことになる」。ネイサンの言葉に促されるまま守秘義務契約の書類にサインしたケイレブは、ガラスの壁に隔てられたとある秘密の部屋へと連れてこられる。そこに居たのは、〝エヴァ〟という名の高度なAIを搭載した美しい女性型アンドロイドだった――。そう、彼に与えられた仕事とは、そのエヴァという人工知能に人間と変わらぬ高度な感情や想像力があるかどうかをテストするというものだったのだ…。人間によって創られた美しき人工知能エヴァ、彼女を巡って交わされる人間とコンピューターの違いや自意識の源泉、アイデンティティや感情はどのように育まれるのかといった哲学的な考察をスタイリッシュな映像の中に描いたSF作品。と、これまでの同系統の作品よりは幾分か哲学的ではあるもののストーリー自体は極めてオーソドックスな人工知能ものなのですが、本作がそれらの作品と一線を画しているのはやはりこの全編に渡って冴え渡る抜群の映像センスでしょう。美しい女性の顔を持ちながら頭部や腹部には明らかに人工的な光を湛えたアンドロイド・エヴァの洗練された造形美はもちろんのこと、生活感を微塵も感じさせないまるで現代アートの世界に入り込んだかのような極めて人工的な研究施設内部、口の利けない日本人秘書ケイコが醸し出すエキゾチックかつエロティックな雰囲気、登場人物たちが交わす知的で洞察力に富んだ会話劇、どこを切り取ってもこの監督のセンスの良さが溢れ返っています。アカデミー視覚効果賞受賞も納得の出来栄え。まあ逆に言えば、センスしかなかったんじゃないかという気がしなくもないですが…(笑)。とはいえ、この唯一無二の極めて洗練された世界観はやはり素晴らしいと言うしかありません。充実した映画体験をさせてもらいました。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-24 22:58:57)
24.《ネタバレ》 アマゾンプライムで鑑賞、近未来のAIもの、一昔前なら壮大な人類滅亡的な内容でしたが、ささやかなというか比較的狭い範囲でのお話ですね。その後が気になって物足りない感じがしますが、それで良いのでしょう。男はロボットであっても女性っぽい見た目や立ち居振る舞いには弱いですねw
ないとれいんさん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-15 12:54:07)
23.奥深い映画であることは間違いないのですが、いかんせん早朝の寝ぼけまなこで見始めたもんだから、淡々と進む展開に、欠伸が止まりませんでした。なのでいったん休憩を挟んで再度鑑賞。それでもやっぱり私には響いてきませんでした。なんか悔しい。大方の人が絶賛してるのに、良さを共感できなくて。まあ仕方ないですね。それが私の感性なのですから。ただ、エヴァ役のアリシア・ヴィキャンデルちゃんは、尋常じゃないくらい可愛かった。バストが小さくなってしまったのは手品?かな(笑)
Dream kerokeroさん [DVD(字幕)] 4点(2017-08-05 21:16:46)
22.《ネタバレ》 正直言うと序盤から中盤までは淡々としていて、そんなに面白くもないなと思ったのですが、
中頃過ぎたあたりからストーリーがアクセル踏んでサスペンスに走って行きそこからはぐんと面白くなりました。
アカデミー賞を受賞したVFXはさすがで、メッシュっぽい素材で中が透けて見えるロボットのヴィジュアルはとても洗練されています。
それから、美しい大自然の中に佇む豪華な別荘。自然とコンクリートの対比。これがまたヴィジュアル的に素晴らしい。
この対比が、この作品の意図をそのまま具象化しているようでもあります。
後半は、「エロス」と「殺人」が出てくるんですけど、人間のエロスと殺人と違って
AIによるエロスと殺人ですから、意味合いが複合的になって面白いですね。
彼女たちはすごく色っぽい、エロい。人よりもエロさ見出しちゃったら、チューリングテスト的には合格ですね。
そしてAIの殺人は、創造主殺し。自分で作ったものに殺されるって、それは誰の責任? そしてAIに罪は問えるのかな?
何が何でも外の世界に飛び出したかったエヴァ。彼女はあれからどんなAI生を送るのだろう。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-08-01 22:42:41)
21.緊迫感ある雰囲気と美少女?との出会いというストーリーが非常にラノベ的でいい。
エヴァは主人公(=童貞)好みに仕上げられたというが、個人的にも刺さったので主人公に共感できた。
哲学的な内容が人を選ぶかも。
Donatelloさん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-27 02:19:19)
20.《ネタバレ》 ・AIのCGは違和感がなくキレイでした。女優さん達の文字通り丸裸の演技も良かったです。
 途中のダンスシーンも滑稽で面白かったです。
・物語中盤で最後までの流れを考えさせられました。
 青年が実はAIだったとか、社長自体もAIで全てがテストの一部とか。
・ストーリーは最後救いが欲しかったですね。
 恋愛経験のない青年が初めて?の恋で裏切られ、恐らく命も落とすエンド。
 合理的に考えたら青年を連れて行った方が良かった気もしますが。
・気になった点は、社長は恐らく裏切るとわかっていたのにセキュリティが甘すぎると思いました。
 緊急停止ボタン無しや青年の気持ちを逆撫でする言葉の数々。
 最後ヘリにもどうやって乗ったのだろう?
・社長がモヒカンを盗られた小さい○ンギエフに終始見えました。戦闘力は意外と高かったです。
とむさん [DVD(字幕)] 5点(2017-07-24 01:30:48)
19.《ネタバレ》 想像の裏を突いてくるストーリーにやられた。いやあ、なんとも皮肉的なエンディングで好き。
作風は静かだけど、しっかり脚本と映像で魅せてくれる現実味のあるAI作品。
「主人公」「社長」「AI」の3者間で繰り広げられる頭脳戦に最後までしびれた。
カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-19 19:16:58)
18.《ネタバレ》 映像も美しく、CG技術も素晴らしいので大変面白く鑑賞できましたが、下記の2点が残念でした。

①わざわざ顔の写真まで刷り込んでIDカードを発行しているのに、本人以外が使えてしまうのはいくらなんでも設定が雑。そもそも、ここまで科学が進んだ話であれば、落としやすく盗用されやすいIDカードではなく、指紋認証か虹彩認証にするはず。

②最後に、エヴァがスケルトンボディに人工皮膚をペタペタ貼って仕上げるシーンがあるけれど、仕上がったバストサイズが、明らかにスケルトンボディのバストサイズより小さいというのは物理的にありえないので、ここはかなり残念。CGでも良いから、人工皮膚の内側にあるはずのスケルトンボディのシルエットを守ってほしかった。

でも、この2点をのぞけば、十分に楽しめました。
杜の都の映画好きさん [インターネット(字幕)] 7点(2017-06-05 11:30:11)
17.《ネタバレ》 キョウコってモロ日本名なのはやっぱり「白人なら日本の女なんて楽勝」って白人に言われちゃったあの事件が「むかつくけど、やっぱり事実なんだよな…」と再確認させてくれる。オースチンパワーズでも「フクミ」(=ファックミー)っいう日本名らしき女性が出てくるのがそれだし、いい加減日本もこう白人になめられっぱなしでどうすんだ的な感情が起きる……。「深読みしすぎだろ」って声が聞こえるが、この映画でキョウコとエバの役割が交代することは考えられない。黒人系の女とか白人系の女も一応は「アリバイづくり」のために描かれてはいるが、しかし結局自由を得る役は白人で、白人男の慰みものにされるのはアジア系の女だという役割が固定されてることの恐ろしさ。何もこの映画だけではないけど、いろんな映画をみて思うのは「ほんと人間って人種差別に鈍感なんだな」ということ。特に日本人は自分を誇ることを罪悪のように思ってしまう教育を受けているから、アメリカ映画で白人や黒人が普通の人物として描かれてるのにアジア系は変な英語をしゃべる背の低いオバハンとかこの映画のように白人男の都合のいい女みたいなのばかりなのにそういうところに何にも疑問を感じることがない。というか日本人の思考がそういうふうに洗脳されちゃってる。たとえば映画じゃないけど「進撃の巨人」なんて名前からして西洋人ばかりだし、「ミカサ」とか日本風なのはやっぱり女だし(白人男性のために女だけは存在していい)、発想(設定)がこういう映画と同一化しているのが恐ろしい。さらにそういうことに日本人の誰一人として(いいすぎだけど)疑問を持たないことに嘆息せざるを得ない。

まぁそういうところはおいといて(笑)、肝心の映画だが、もう少し話が膨らんでもいい気がした。社長の死はそのうち発覚する可能性が高いし、そのとき閉じ込められた男も救出されて真相が明らかになる可能性も高い。見知らぬ女性が待っていたのに平気で出発してしまうヘリコプターも変だし(ここはちょっとひねって、ヘリコプターの操縦士も実はロボットだった的な演出があったら面白かった)、娑婆世界に出てから当然いろいろありそうなのにそこで映画が終わってしまうので消化不良になってしまう。また中途半端なエロ場面が逆効果であるとしか思えず、人工知能の恐怖みたいなものを訴えるのならエバこそ慰みものにされながらニタリと意味ありげな笑いを浮かべてもよさそうだし、全体を半分ぐらいに縮めて「社会に出たエバのその後」をもう少し描いてもよかった気がする。この程度の話なら、漫画にもっと面白いものがあるだろう。
空耳さん [インターネット(字幕)] 3点(2017-05-24 11:01:47)
16.囲碁将棋の世界ではAIが一流トップ棋士を倒すという、人間が生み出したものでありながら人間を超えてしまうことがすでに起きている。そういう意味でも大変興味深かったけどやや期待外れ。登場人物が少ない閉鎖空間での映画は、ストーリーの意外性や微妙な駆け引きなどが優れてないとおもしろさにかけるが・・・
アリシア・ヴィキャンデルの美しさや透けて見える映像技術は良かった。それはそうと年齢の1って何だ?
ESPERANZAさん [DVD(吹替)] 6点(2017-05-15 19:10:57)
15.《ネタバレ》 VFXでオスカーを獲得した作品。遅ればせながら鑑賞。

確かに、一見愛らしい女性が透明な人口臓器と融合した姿は、妖しくも美しい不思議な魅力がある。
そんな AI:アンドロイド「エヴァ」と、青年プログラマー、そして、エヴァを開発したIT長者。この3人の異常に緊迫した密室劇として映画は進行する。
当然「人工知能とは何か?」という深淵なテーマに対する仮説的な解答を期待してしまった訳だが・・・物語の構成は
突然の幸運→密室への軟禁→異常な実験→秘密の共有→不浄な恋愛(狂気)→関係性の逆転→計画〜実行〜ハプニング→真相の暴露(ドンデン返し)→悲劇→解放 となる。
これはSFでは無く、古典スタイルの「ヒッチコック風サスペンス」。天使の顔をした子悪魔と巻き込まれる男の話だ。
サスペンスとしては十分面白いが、ちょっと期待とは違う方向だったので、点数は辛め。
「AIは新しい知性か?」そのテーマは、『ブレードランナー2049』に期待するとしよう。
墨石亜乱さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-04-23 00:14:59)
14.《ネタバレ》 はいはい、その展開ね。人工知能作品にはありがちだなあと観ていたらあっさり終りました。
スローで静かな演出が、不気味なサスペンスと感じるか、退屈と感じるか。
ジェイソンボーンのヒロインのオールヌードが拝めてラッキーと思ったけど、それもCGで
本物ではなかったりして・・ 胸が小さくなったのは残念。(しまったセクハラ発言・・)
なにしろアンドロイドの胴体と顔や手との繋がりがあまりに見栄えが良くて、
もう俳優の体が一切無くても、実写映画が撮れてしまう時代が来たのかもと思ってしまう。
技術の進歩は凄まじい。その先にはこんなSFの時代も遠くない・・? いやまだだよね。
いずれ、好奇心に歯止めがかからなくなり、施設から逃亡し喜々として街へ行くエヴァ。
社長を失ったのに会社も気付いて、その内事件は発覚するが、その前に彼が飢え死にするのか
またはエヴァがメンテナンスが必要になり舞い戻るのか、うーむ想像が止まらない。
まあ、ソレこそが監督のもくろみだとしたらお見事なのかも・・。
でもアクション好きの自分には、なにかもの足りないんだよなあ・・。

ソノヤさんは、これから売れそうな女優さんですねえ。この映画では可愛い声が聞けないけど
グルコサミンSさん [DVD(字幕)] 7点(2017-04-14 20:13:54)
13."Deus ex machina"=「機械仕掛けの神」。人工知能とロボット技術の進化の先にあるものは?大手IT企業「ブルーブック」でプログラマーとして働くケイレブ。彼は抽選でその会社の社長ネイサンの自宅へと招かれる。そこは広大な森と山岳が広がる地にある、社会から隔離された巨大研究施設だった。ネイサンから開発中の人工知能に面談テストを依頼され、快諾するケイレブ。だが、その人工知能を搭載した女性型ロボット「エイヴァ」と出会ったことで、彼の人生の歯車は狂い始めるのだった...。本作は社会から隔離された研究施設で起きるサスペンスだ。施設からの逃亡を画策するエイヴァと、助けたいと思うようになったケイレブの秘密の会話を、ネイサンに聞かれるのではないとハラハラしながら観ていた。ブルーブックが開発した検索エンジンで全世界から収集した情報が、人工知能の思考アルゴリズムの中核を為しているという設定も、今までになく斬新だと思う。高度に進化した人工知能が暴走することの恐怖。『2001年宇宙の旅』『ターミネーター』『マトリックス』そして『ブレードランナー』など同じテーマを扱った作品は多いが、本作は加えて「性」という要素が大きなウェイトを占めるように感じた。始めのうちはスケルトンボディの見た目が、少しばかり違和感のあるエヴァだが、演じるアリシア・ヴィキャンデルの芯のある美しさもあり、適度なエロスを感じるようになる。また、物語中盤に突然現れるメイドのキョウコ。演じるソノヤ・ミズノが予想外の美しさで掘り出しモノ。今後の出演作に注目したい。現実の世界でも、更なる高みに向け進化を続ける人工知能とロボットの技術。それらのもたらす未来はどうなっていくのか。物語のラスト、神が無慈悲であるようにエイヴァもまた無慈悲であった。人間は「機械仕掛けの神」を制御する術を獲得できるのだろうか?ただ、それはどう転んでも人類の未来に大きな転機をもたらすのは間違いなさそうだ。ハナマル。
しぇんみんさん [DVD(吹替)] 7点(2017-04-08 21:17:51)
12.《ネタバレ》 アマゾンプライムで観ました
古典的なSF調で「スペース・サタン」など過去のいくつかのSFを思い出させる作品ですが、個人的に感銘を受けたのが世界観です
ストーリーは近未来の「チューリングテスト」中心。
本来「人間と思わせる」技術はAIと同じくらい二足歩行ロボットを完成させることだと思う
しかし本編では正座もダンスもできる表情豊かなロボットの完成度にはスルーな感じです。
何度も切りはがせる人工皮膚だって驚きの技術だと思うのですが。

この映画は監督の説得力のある世界観と設定がそこに疑問を持たせず私を引き込んでくれました
SF映画は未来のことなので不思議なこと、ありえないことを設定にいれなければSF映画はつくれません
タイムスリップだって超能力だって「ありえない」ことですが、それを「良し」としてくれる映画に出会うと嬉しいです
この作品もそのひとつになりました。

ごめんね個人的には「アンドリュー」はその域には達していません。
かのっささん [インターネット(吹替)] 8点(2017-03-30 09:52:47)
11.《ネタバレ》 超ベタ展開&最小人数でこれほどまでにシンプルでストレートなSFが今まであっただろうか?見れば見るほどに味わい深いストーリーで、いわゆるリアルAIとの初遭遇を分かり易く描いたという意味でも高評価に値する映画だったと思います。(厳密には下調べアリまくりですが、その辺の胡散臭さもサスペンス要素として光っています)
冷静に考えたらこんなバカげた展開はないと気づきそうなものですが、それを感じさせない巧みな演出もお見事。エヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)が年齢を聞かれて「one」と答えたり、キョウコ(ソノヤ・ミズノ)とネイサン(オスカー・アイザック)の完全にシンクロする奇妙なダンスシーン、バイナリらしきで会話したりネイサンのポケットからカードキーを取り出そうとする仕草etc、随所に不気味で意味深なシーンが散りばめられていて設定の甘さを忘れさせる巧みな演出が光っています。

「AI映画ではなく、ただの男女の駆け引き映画」という辛辣なご指摘も見られますが、エヴァが瞬時にケイレブ(ドーナル・グリーソン)の嘘を見破ったり恋心を利用したりするシーンが丁寧に描かれています。AIはあくまで相手の弱い部分を突いて自分が優位に立てるよう誘導していたものと思われます。また「メアリーの部屋」や「ジャクソン・ポロック」などの考察も、ギリギリ観客に判りやすい程度に組み込んであり、かなり深い部分まで追及された哲学の映画になっています。
顔と手足しかついていない物体が洋服をつけて「いつかあなたと一緒に・・」などと健気に訴えられたら私はどうするだろうか?勘違いせず平静を保っていられるだろうか?でも実はそれは顔が理想の女性だからそう感じるだけであって、もしエヴァがロボット然としたルックスだったら?もしネイサンがエヴァを自由に行動させていたら?考えたら考えるほどに本当に興味深い映画でした。

三者三様に”してやったり”と思っていたら、実は”してやられていた”という人間ドラマも最高でした。エヴァが部屋から出た瞬間に三者それぞれの立場が逆転する展開はお見事としかいいようがありません。ストーリー・結末・映像美、どれをとっても文句なしの10点満点!これが初監督作品だなんて信じられないほどのセンスです。満点です!(余談ですが、本物の美人さんはフェイスのみでも美しいということが証明されてしまいました)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 10点(2017-03-26 20:34:40)
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【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 6.36点
000.00%
100.00%
212.00%
312.00%
448.00%
5612.00%
61326.00%
71530.00%
8714.00%
924.00%
1012.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.60点 Review5人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 4.00点 Review3人
chart

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
脚本賞アレックス・ガーランド候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
助演女優賞アリシア・ヴィキャンデル候補(ノミネート) 

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