灰とダイヤモンドのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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灰とダイヤモンド

[ハイトダイヤモンド]
Ashes and Diamonds
(Popiól i diament)
1958年ポーランド上映時間:102分
平均点:7.66 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものモノクロ映画政治もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2020-05-15)【イニシャルK】さん
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監督アンジェイ・ワイダ
キャストズビグニエフ・チブルスキー(男優)マチェック
仲村秀生(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
真山知子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
臼井正明【俳優】(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
愛川欽也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
槐柳二(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本アンジェイ・ワイダ
配給ニッポンシネマコーポレーション
東映(1979年リバイバル)
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【クチコミ・感想】

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12
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15.灰とダイヤモンドとの分かれ目。
それは、ほんの些細な運命の別れ道。
そして男女の運命的な出会い・・・

まあ、内容はともかく、退屈な作品だ。
全体的に映像が暗すぎるのも観ていて疲れる。
長く感じた。

ただし、主演の女優さんはとても綺麗だった。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 4点(2008-03-01 21:48:23)
14.この作品が何故これほど、ツラく哀しいのか、それは、歴史に使い捨てされる、消耗品としての人間、その最後の静かな、しかし精一杯の生のアガキがここにあるから。戦時下で死んでいった者がいれば、死にそびれた者もいる。一方では彼らをヨソに、新しい世界が始まりつつある。「死にそびれた」主人公は、若くしてすでに年老いているようにも見える。虚しい殺人。死体を見下ろす花火。せめてあのように華やかに散ることができればよいのだが・・・。ひとつの時代の終焉を描き、時に見せる、すべてを透視するような冷徹なカメラの視線が、なんともコワイ。そう、これはコワイ映画だ。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-11-22 07:34:51)
13.《ネタバレ》 ポーランドが経験した戦中戦後の悲惨な歴史を知るうえでも価値があるし、芸術的にも価値があることは理解しつつも、正直中盤に退屈感を覚えた。内容が内容だけに終始重苦しい雰囲気で描かれるのだが、さらに重苦しく描かれている『地下水道』のほうが引きつけて離さないパワーを感じた。皆様のレビューを読みながら映画を思い返すと、いろいろと印象的なシーンが蘇ってきて、しかもそんなシーンが多々あることに気づかされるのですが、それでも夜長繰り広げられるパーティの各エピソードのダラダラ感が、いくら主人公の残酷な葛藤を描くために存在するとしてもどうにも退屈に感じてしまいました。有名なラストシーンは壮絶な最期を壮絶な画で見せており、その容赦の無い悲劇性に愕然とするとともに、一人の青年の死の意味するものの大きさを噛みしめること必至の圧倒的な画に感動しました。
R&Aさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-15 12:11:02)
12.《ネタバレ》 これは、男なら一度見ておくべき作品のひとつですね。とにかく、ズビグニエフ・チブルスキー 演ずるマチェックが格好よすぎます。マッチのつけ方、タバコの吸い方、酒の扱い方(クリスティーナに酒を自前のマグカップについでもらうシーンは本当にしびれました)等々ついつい真似したくなりました(特に最後の銃で撃たれた後の演技は圧巻です。たぶん日本の俳優でも影響を受けた人いるんだろな・・・・・)。予備知識ゼロでも十分楽しめますが、事前にネット等で第二次世界大戦時のポーランドの状況を予習しておくと更に深くこの映画に入り込めます!)
TMさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 22:36:52)
11.『世代』『地下水道』を観た上で数年ぶりに再鑑賞してみたらガラッと印象が変わっていました。正確にはこの三本は独立した映画で続編モノではないですが、観ているうちに何となく主人公マチェックが、『世代』『地下水道』での戦いの生き残りのように思えてきます(サングラスの件は明らかに『地下水道』と結びつけようとしています)。それだけに、恋人ともに生きるごく普通の市民生活への憧れと、骨の髄まで染み付いた抵抗運動への執念との狭間で葛藤するマチェックの姿が実に痛々しく、ラストもまた残酷極まりない。ということで、新時代を生きられなかった無数の灰とダイヤモンドのために評点アップの9点贈呈。
とかげ12号さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-20 21:18:54)
10.大戦末期のワルシャワ蜂起で、地下水道の迷路を必死で逃げ惑い生き延びてきた主人公が、戦後、自由主義的な政治信条に促されてテロに走り、人生に一瞬の希望の光を感じながらも、結局は転向できずに、もがき苦しみ自らの命を犠牲にするまでの三日間の出来事。主人公の生き様は、大国の支配と恐怖に翻弄され苦しみぬいたポーランドの歴史を象徴しているかのようでもあり、自らの父親を「カチンの森事件」で失った監督ならではの国家観、宗教観、政治観、人生観に対する全世界への強烈なメッセージのように受取れました。
チャターBOXさん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-11 14:12:34)
9.《ネタバレ》 久々の9点です。一度見ただけでは時代背景などよく分からず、レビューを読み、ポーランドについて調べてからもう一度見直しました。作品に感情移入しておぼれることなく、あくまで他人の目、他人の立場として冷静に主人公の苦悩を描いた監督には敬意を表したいです。ラストも素晴らしいという言葉では済まないと思います。マチェクが死に場所に選んだのは、美しい海の上でもなく森でもなく、ゴミだめの中。しかし自分を「灰」とたとえていた彼にとって、そこは彼にふさわしい死に場所だったのではないでしょうか。すみません、もうレビューがかけません。これ以上書くとこの作品の質までも悪くしてしまいそうで・・・
トナカイさん 9点(2005-02-25 22:02:29)
8.『ずびぐにえふ・ちぶるすきー』
この名前覚えるのに3ヶ月かかりましたよーだ!
nizamさん 9点(2004-07-31 12:46:36)
7.暗殺者がゆえの切なさ。ここの評価を読んで1点プラスです。
せつな過ぎますね。
とまさん 8点(2004-01-18 12:51:21)
6.主人公のサングラスが印象的ですね。ワルシャワ蜂起失敗を生き延びた男の、自己完結の映画です。「地下水道」を観て予習してから本作をご覧ください。この映画が作られた時代はまさに冷戦時代まっただなか。もちろん共産党の独裁政治が行われている時代です。ポーランドの監督によってこういう映画が作られたことに私は驚嘆し、感動を禁じ得ません。
オオカミさん 7点(2003-11-19 20:57:28)
5. 第二次大戦勃発直後、そもそもポーランドはドイツとソ連によって半分ずつ
分割占領されるのです。ソ連はヒトラーと一緒にポーランドの東半分を軍事
占領したのです。
それ自体ポーランド民衆への裏切りです。
ソ連の意に染まない勢力は文字通り抹殺されました。
(ポーランド軍将校の大量虐殺がカチンの森事件です。)
大戦終了間際、ドイツ軍がまだポーランドの首都ワルシャワを占領していた
のですが、ソ連軍が段々迫っていました。イギリスにあった亡命政府は、
このままソ連軍にポーランドをドイツ軍から解放されたら、ポーランドはソ連の
軍事支配下に入ると正しくも考えました。
その為、ソ連軍にワルシャワを解放される前に自力で武装蜂起をワルシャワ
民衆に訴えました。ワルシャワの民衆は武器を持ち、立ち上がりました。
しかし、圧倒的なドイツ軍の軍事力の前に壊滅的敗北を蒙りました。
一部の人々は地下水道に逃げます。その出口では鉄の柵があり、出口なし
でした。その川の向こう側の風景を映し出す....
 ...これが「地下水道」のラストシーンです。
その川の対岸にはソ連軍が実はもう到着していたのです。
ソ連軍はワルシャワの民衆が虐殺されるのを待っていたのです。
米英仏の帝国主義国側の影響力のあるワルシャワ蜂起が成功すれば
戦後のポーランドで彼らに政治的主導権をとられてしまうと正しくも考え
たのです。
 米英仏とソ連の政治的対立...
そのためにワルシャワ民衆は、米英仏から政治的に利用され、ソ連から
見殺しにされたのです。

 その地下水道を這い回った残党の一人が、「灰とダイアモンド」の主人公
マチェックです。彼は戦後のポーランド共産党幹部を暗殺します。
妹之山商店街さん 10点(2003-11-01 05:15:24)
4.小説は読んでいないのですが戦後のポーランドの辛い時代が感じられる映画でした。モノクロの映像がシャープできれいなのですが、いま思い出そうとすると印象が薄いです。
omutさん 6点(2003-09-04 00:16:12)
3.誤解を畏れずに云うなら、こんな抜き差しならない状況に憧れる。地下水道で痛めた目をサングラスで覆いながら自由を求めたい。
ヒロポンさん 8点(2003-04-28 12:56:33)
2.もちろんリアルタイムで観ていない。だが、そんなことはどうでも良くなるほど素晴らしい映画『灰とダイヤモンド』はアンジェイ・ワイダ監督のレジスタンス3部作のうちの1本であり、僕が主人公に初めて深く感情移入できた大変思い入れのある作品である。クリスティーナが「なぜいつも黒メガネをかけてるの?」と尋ねると主人公が「祖国に対する酬われない愛の記念さ。」と答えるシーンや、ワルシャワ蜂起で死んでいった同志たちの名をつぶやきながら、グラスに火をともすシーン等を観ると、主人公の背中に背負った悲しさには、祖国ポーランドの悲しい歴史まで垣間見ることができる。かつて、映画の中のひとりの主人公がこれほどまでに重い悲しみを背負っている作品があっただろうか?少なくとも僕は知らないので、切ないなどと一言で済ますのは彼にとって可哀相な気がする。また、クリスティーナと雨宿りをしている教会の墓碑に「永遠の勝利のあかつきに灰の底深くさんさんたるダイヤモンドの残らんことを―」とノルヴィッドの詩が刻まれているが、個人的には『灰』とは主人公や酬われず死んでいった同志たち、『ダイヤモンド』とはクリスティーナの放つ一筋の光を表しているのではないかと思えてならない。物語は第二次世界大戦直後の1945年、ポーランドがまだソ連系共産党の支配を受けていない混沌とした時代が背景で、大戦中は対ナチスレジスタンス運動をしていた主人公が、大戦後はソ連系共産党地区委員長(労働者党書記)シチュカ暗殺を命じられるが、失敗する。そして、宿泊していたホテルでクリスティーナと出逢い恋に落ちる。ここで、主人公の気持ちはクリスティーナとシチュカの人柄によって揺れ動かされる。シチュカは大戦中、対ナチスの同志として活動を共にした人物であったわけで、大戦中は対ナチスレジスタンス運動という明確な目的意識を持っていたが、意味もなくテロ行為を起こす自分に対して疑問を抱く。更に、彼女に恋をしたことで、今までの死に関して無頓着な生き方をやめ普通の生活を送りたい、生きたいと願う。そんな若者の心の葛藤・矛盾を見事に表現しながら、シチュカ暗殺を済ませる。しかし、やり場のない虚しい気持ちを持ちながらクリスティーナに別れを告げた旅立ちの朝、武器を持っていた主人公は銃で撃たれ死んでしまう。この時に、クリスティーナが何かを感じ取って呆然とし、涙する表情は非常に感慨深いものであった。白いシーツを血に染めて自分の血を匂っている主人公の姿はテレビ『太陽にほえろ!』のジーパン刑事殉職シーンでの「なんじゃ、こりゃ!」そして、ごみためでもがき苦しむ若者の死に様はテレビ『傷だらけの天使』のラストシーンにも少なからず影響を与えているはずだ。映像的にはシチュカ暗殺の後の花火のシーンも美しいが、その他に冒頭でシチュカと間違えて暗殺したスモラルスキの背中に銃の弾が引火した後、さっきまで開かなかった教会のドアが開くところ、教会に逆さまにぶら下がっているキリスト、主人公とクリスティーナがキスし別れた後、唐突にでてくる白い馬などが非常に印象深く残っている。また、お気に入りのシーンはクリスティーナが酒を注ごうとした際に、主人公が胸元からマグカップを取り出しておどけてみせるシーンだ。以上の通り、主人公の揺れ動く感情を簡単に説明してきたので、今後、この映画の意味がわからなかったなどと言うレビューで点数を下げるのはやめていただきたい。
Fatmanさん 10点(2003-04-26 22:51:41)
1.どうしようもなく切ない作品。今の日本にいるとあまり感じることは無いが、人には常に「灰」と「ダイヤ」に象徴される両極の人生が存在し、交錯していることを感じさせてくれる映画。花火のシーンとラストはあまりに印象的。
クロマスさん 8点(2003-04-15 21:51:42)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 7.66点
012.86%
100.00%
200.00%
300.00%
438.57%
500.00%
6514.29%
7411.43%
8925.71%
9411.43%
10925.71%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review4人
2 ストーリー評価 5.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.25点 Review4人
4 音楽評価 4.00点 Review2人
5 感泣評価 3.75点 Review4人
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