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世にも怪奇な物語

[ヨニモカイキナモノガタリ]
Histoires extraordinaires
1967年上映時間:121分
平均点:6.87 / 10(Review 39人) (点数分布表示)
ホラーミステリーオムニバス小説の映画化
新規登録(2003-07-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-11-28)【イニシャルK】さん
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監督ロジェ・ヴァディム第1話「黒馬の哭く館」
ルイ・マル第2話「影を殺した男」
フェデリコ・フェリーニ第3話「悪魔の首飾り」
キャストジェーン・フォンダ(女優)フレデリック(第1話「黒馬の哭く館」)
ピーター・フォンダ(男優)ウィルヘルム男爵(第1話「黒馬の哭く館」)
アニー・デュプレー(女優)(第1話「黒馬の哭く館」)[ノンクレジット]
アラン・ドロン(男優)ウィリアム・ウィルソン(第2話「影を殺した男」)
ブリジット・バルドー(女優)女(第2話「影を殺した男」)
テレンス・スタンプ(男優)トビー・ダミット(第3話「悪魔の首飾り」)
ジョルジュ・ドゥーキング(男優)
ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス(男優)
フランコ・アルカッリ(男優)(ノン・クレジット)
カルラ・マルリエ(女優)
ヴィンセント・プライス(ノンクレジット)
モーリス・ロネ(ノン・クレジット)
仲村秀生ウィルヘルム男爵(日本語吹き替え版)
堀勝之祐ウィリアム・ウィルソン(日本語吹き替え版)
二階堂有希子女(日本語吹き替え版)
原作エドガー・アラン・ポー第1話「メッツェンガーシュタイン」 第2話「ウィリアム・ウィルソン」 第3話「悪魔に首を賭けるな」
脚本ロジェ・ヴァディム(脚色)
ルイ・マル(脚色)
フェデリコ・フェリーニ(脚色)
ベルナルディーノ・ザッポーニ(脚色)
ダニエル・ブーランジェ(脚色)
音楽ジャン・プロドロミデス第1話「黒馬の哭く館」
ニーノ・ロータ第3話「悪魔の首飾り」
撮影クロード・ルノワール第1話「黒馬の哭く館」
トニーノ・デリ・コリ第2話「影を殺した男」
ジュゼッペ・ロトゥンノ第3話「悪魔の首飾り」
製作アルベルト・グリマルディ
配給日本ヘラルド
美術ピエロ・トージ(プロダクション・デザイン)第3話「悪魔の首飾り」
編集ルッジェーロ・マストロヤンニ第3話「悪魔の首飾り」
フランコ・アルカッリ第2話「影を殺した男」
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12
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19.中世ヨーロッパを一番感じさせない女優に演じさせることで、ハンバーガーの香りのする奇妙な味を狙った、という訳でもなさそうで、こりゃ単に監督の個人映画と思えばいい1作目。馬小屋が焼け崩れた向こうに夕日が見えるなんてのはちょっと美しかった。2作目になると、ひどい奴をやらせるとアラン・ドロンの冷たい目つきは良く、勝ってたバルドーがフッと表情を強ばらす瞬間など、ヨーロッパの俳優のほうがポーはいい。つまりポーのころはアメリカ文学も実質ヨーロッパ文学だったってことか。でもこのオムニバスの価値は3作目。フェリーニの世界が凝縮されている。といっても本道をいく作品ではなく、異色作ではある。いつもの猥雑な幻想は人肌の温度を持っていたが、これは冷たい(後年『ジンジャーとフレッド』でもテレビの世界を扱ったが、あれは陽性だった)。それと製作費の関係だろうが、美術=セットにそれほど金を掛けてるようでなく、ロケの比率が高い。しかしその分、人物の顔のフェリーニ的カットがじっくり楽しめ、監督のやりたいことの手つきが認めやすい。人間はマネキンのようになり、疾走する車の道には人間のようなマネキンが立つ。疲れきった主人公。人々の喧騒から逃れるためには、車の爆音に包まれなければならない。休息を求める人々ってのが、フェリーニが一貫して描いたモチーフ。爆走の合い間に静寂が入るのが効いている。変な酔っ払いの表情も不気味なんだけど、ああいう表情が不気味になるって、どうやって発見したんだろう。橋の向こう側に少女を見て、ヒステリックな笑いが決断の表情に変わっていくとこがポイント。安息としての悪魔。テレンス・スタンプって『コレクター』と『テオレマ』とこれの強烈3本で、“こういう人”専門と頭に叩き込まれたもので、後年『プリシラ』でオカマ役を観たとき、へー、普通の人の役もやるんだ、と思ったものだった。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-21 10:02:01)
18.《ネタバレ》 「お勧めのオムニバスは?」と人に尋ねられたら、迷わず本作をプッシュします。ポオを題材にしてはいますが、はっきり言って三者三様で出来にもムラがあります。しかし、有名なフェリーニの『悪魔の首飾り』は超絶と言って良いほどのハイレベルな傑作で、これだけは観て絶対損はしません。ヴァディム、マルとは作風が全然違うし、時代を現代に映しているのでポオが原作とは気づかないぐらいフェリーニらしさに満ち溢れています。もうあの空港シーンからして行っちゃってますし、テレンス・スタンプの演技には画面にくぎ付けにされちゃいます(この人の生涯最高の演技でしょう)。そしてあの少女が…。 フェリーニが撮った唯一のホラーを堪能すべし!
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-13 22:31:04)
17.これは本当に怖い。人間の怖さ、内面的な怖さ、何を考えているのかさえ解らないその怪しい雰囲気、1話、1話それぞれが回を増すことにどんどん恐ろしくなる。第1話のジェーン・フォンダの異常なまでの美しさ、好きな男が目の前で別の女といちゃついてる時の嫉妬深い女の目付きには女にしか出せない色気と怖さの両方を見ることが出来て、いやはや、怖い。怖い。そして、とにかく美しい。第2話のアラン・ドロンの冷酷さもそれに耐える女、ブリジット・バルドーの演技、第3話のこの話、フェリーニて監督の凄さ、画面全体を支配するまるで何かに取り付かれたかのような不気味さ、とにかく全てが不気味であり、タイトル通りの怪奇な世界を上手く表現していると思いました。
青観さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-11 10:42:10)
16.《ネタバレ》 1作目。フォンダが美しい。後半はひたすら彼女のPVになってます。
2作目。俺があいつであいつが俺で。ストレートな作品でした。
3作目。素直に凄い。怖い。しつこい程こだわりが感じられるシーンの数々、初フェリーニにラストまでただひたすら圧倒され続けました。
njldさん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-19 02:25:15)
15.《ネタバレ》 1話+++
黒い馬の存在感がとても良かった。
迫力があり、とても不吉な感じがした。
音楽も神秘的で良いと思う。
享楽に耽る女主人公もセクシーだ(ちょっと病んでいるけど)。
そのセクシーな女主人公と、ダンディーで逞しい黒馬との組み合わせがまたセクシーだ。
炎にはとても勢いがあり、そこに消えていく二人はとてもロマンチックだ。

2話+++
「影を殺した男」というタイトルにゾクっとする。
これは原作の校舎のどこか歪んでいる感じが好きだが、本作ではそれがあまり出ていなかった。
ウィリアムの性格が悪過ぎてイライラした。
ベッドでウィリアムがウィリアムウィルソンの首を絞めようとした時に、ウィリアムウィルソンが笑顔で振り向いたのはとても不気味だった。
トランプ勝負の相手の女性がとてもセクシーだった。
侮辱した相手を負かせて、自分に屈服させるのはとてもエロティックな関係だと思う。

3話+++
一番鬼気迫る感じだったかな。
インタビューの時の天才っぽい喋り方が良かった。
主人公の病んでいる感じが良かった。
テレビ局とか、なんか近代的な都会っぽくてなんか違うかなと思ったけど、
それでも独特の雰囲気が出ていて良かった。
車で爆走するシーンのスピード感が気持ちよくて、アトラクションの様だった。
パーティーはとてもシュールで個性的な人が沢山いて賑やかだけど、
そこから離れたとたんに暗闇で孤独になり、闇の住人のような存在も顔をのぞかせ、
なんだか都会の闇を見たような気がした。
少女が怖い!
フェリーニ監督のセンスを感じた(ような気がした)。

一本のDVDなのに、それぞれの物語ごとに監督や撮影や音楽が違う人なんですね。
それが一番びっくりした!
いや~、、、「世にも怪奇な作品」ですね。

ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 01:42:47)
14.ジェーン・フォンダの美しさとテレンス・スタンプの怪演に6点を献上。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:23:34)
13.《ネタバレ》 小学生の頃月曜ロードショーであの白い女の子を見て以来10年ぐらい、夜一人でトイレに行くたびに思い出しびびりまくっていた。十分大人になってから再見したが、また10年ぐらい悩まされそう。
はるこりさん [地上波(字幕)] 7点(2007-03-14 23:54:49)
12.生まれて初めて見たオムニバス映画でした。比較すると第三話が一番面白いですが、一話、二話もレベルは高いです。豪華俳優陣と有名監督の組み合わせで、極上の怪奇映画に仕上がったと思います。
ジャッカルの目さん [地上波(吹替)] 8点(2007-02-02 01:50:23)
11.子どもの頃に親と一緒にテレビで見たときは、とにかく3話のマリを持った少女がものすごく強烈に焼きついて、大人になってからも不思議なイメージとしていつまでも纏いつきました。
つい最近あらためてDVDで観ました。
三者三様でどれも比較できない面白さでまいったなあって感じです。
バディムらしい耽美なイメージの奔流、マルのフランス映画そのものといったエスプリとコケットに味付けされたホラー。そしてフェリーニ。
やっぱりすごいフェリーニ。もしかしてデビッド・リンチはフェリーニを目指してたんじゃないかって勘違いしそうになりました。
あからさまな恐怖とイメージの絡み合い。お国柄も出て楽しかったです。いや~、オムニバスっていいですねえ。
宵待草さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-20 20:54:39)
10.昔むかしその昔、学生時代に名画座三鷹オスカーのフェリーニ特集にて鑑賞しました。第一話は馬で疾走するジェーン・フォンダの美しさプラス、ピーターとの耽美近親相姦ぽい雰囲気がまずまず。第二話、ドロンの錯乱した演技が意外にうまくて感心、中世の雰囲気もうまく醸し出されてました。第三話はとにかくいつまでも脳裏に残るのは、鞠を持った少女の不気味な姿、オムニバス映画って正直あまり鑑賞数は多くないけど、これはなかなかの出来じゃなかったですか?
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 7点(2006-11-25 11:23:51)
9.おもしろい。怖い。どの話も「怪奇」でとても魅力的だ。好きなのは2話と3話。2話目は率直に謎って言うかスリラーって言うか、面白い。3話目はやっぱり世界観。不気味だった。それに音楽。あれが観賞後ずっと頭の中で響く。怖いな。テレンス・スタンプも魅力的だった。 1話1話味わいの違うとっても「怪奇」な物語だったよ。
ジェイムズ・ギャッツさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-02 21:20:59)
8.第1話、第2話と進んでいくごとに難解になって行ってる感じがする。独特の世界観が出てるのはダントツで第3話だったと思うけど、個人的にはデビットリンチっぽいのが苦手なので第2話が一番好きかな。
ボーリックさん 7点(2004-09-05 01:14:27)
7.アランドロンが渋かっこいい!全3話のオムニバス。話はシンプル。中でも一番印象的なのが最後の3話目。死人のように青白い顔。テレンス・スタンプの独特な雰囲気が印象的。無人の街の夜を走るフェラーリ、暴走の果てに待つ死。死を司る少女の笑みは恐怖の塊。このフェリーニの撮った「悪魔の首飾り」は余りに内容、映像的センスが突出し過ぎていて他2作が霞んでしまっている。
HIGEニズムさん [映画館(字幕)] 7点(2004-05-16 03:18:46)
6.《ネタバレ》 怪奇小説の映画化はコケが多いが、本作は秀逸。第3話「悪魔の首飾り」の少女を愛らしいとおもう私は変ですか。
shakuninさん 7点(2003-10-26 04:37:09)
5.オムニバスというのは、作品の出来が皆ある一定の水準以上であって、バラつきがないのが、前提条件で、そういう意味で3作ともそれぞれの監督の作風が出ていて合格点に達している。好みもあると思うが、最初から最後まで楽しく観ることができた。
くるみぱぱさん 8点(2003-08-15 06:04:20)
4.まるで悪夢のような映画体験。特に第3話。フェリーニ、テレンス・スタンプによるものが出色、これぞ映像の魔術師フェリーニの真骨頂。
さん 9点(2003-07-18 19:53:15)
3.大方の皆さんも同様でしょうが、フェリーニ編は最高! もう文句なしの満点をあげていい素晴らしさ。で、ロジェ・ヴァディム編が、ジェーン・フォンダ(めちゃ艶っぽいです)が実の弟であるピーター・フォンダに欲情するというアブナイ設定がなかなかなれど、出来自体は3点がせいぜい。さらに、ルイ・マル編もフツーに面白いけど、全然食いたりないんで5点か。(10+3+5)÷3=6あたりが、まあ妥当かと。でも、ゴージャスな映画だよね。この監督、出演者の顔ぶれだけで見てソンはないんじゃないですか。
やましんの巻さん 6点(2003-07-17 19:20:02)
2. エドガー・アラン・ポオの原作怪奇小説を仏・伊を代表する監督3人(ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ)が映像化したオムニバスとしては秀抜な完成度の一作。ヴァディムが「メッツェンガーシュタイン」を極めてお耽美に撮った第1話「黒馬の哭く館」はジェーンとピーターのフォンダ姉弟競演!なのが見所なだけの平凡な出来だが、中世のゴージャス感はボチボチ出ていると思う。マルが監督した第2話「影を殺した男」は原作「ウィリアム・ウィルソン」に一番忠実な力作だが、或る意味チト捻りが無さ過ぎる。と思わず不満が出るのもフェリーニが「悪魔に首を賭けるな」を現代風かつ大胆にアレンジした第3話「悪魔の首飾り」が余りに凄まじいインパクトだから。もう殆ど原作の面影ナシ!!でもポオ的なムードは3作中で最高ッス!!何というかもう完全なるフェリーニ演出に昇華されている。テレンス・スタンプの病的な風貌を実に上手く活かして見事!死に神を連想させる少女が何とも不気味でイイ。結局作品の出来映えもヤッパ監督の力量の順…みたいねw。1話:6点、2話:8点、3話:10点、で平均して8点~!!他の2作もそんなに悪くはないんだけど…格が違ったねぇw。
へちょちょさん 8点(2003-07-13 00:14:10)
1.エドガー・アラン・ポーの短編を、仏・伊を代表する3人の監督によって映画化した3話からなるオムニバスです。3話とも独特な映像美と世界観を醸し出しており、幻想物、怪奇物が好きな方にはぜひお薦めです! ! 第1話「黒馬の哭く館」はストーリー自体が退屈なので、じゃじゃ馬役を演じているジェーン・フォンダの妖艶さばかりが記憶に残ってしまった。しかし世紀末漂う映像美は捨てがたい。第2話「影を殺した男」は個人的に気に入っている作品。サイコドラマとも受け取れる奇怪なストーリー展開と、冷酷なウィリアム・ウィルソンを演じている名優アラン・ドロンが絶品。カメラワークも特筆もの。第3話「悪魔の首飾り」は終始ひんやりした映像が秀逸で、夏の夜に見るにはピッタリの作品。後半、テレンス・スタンプ演じる主人公が、深夜の街をスポーツカーで疾走するシーンは悪夢でうなされそう。そしてラストに、あの少女が…。ゾゾゾのゾ~~。
光りやまねこさん 9点(2003-07-07 14:54:08)
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12
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【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 6.87点
000.00%
112.56%
200.00%
300.00%
425.13%
537.69%
6512.82%
71538.46%
8923.08%
937.69%
1012.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.40点 Review5人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review5人
4 音楽評価 6.75点 Review4人
5 感泣評価 7.33点 Review3人
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