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オアシス

[オアシス]
Oasis
(오아시스)
2002年上映時間:132分
平均点:7.37 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-02-07)
ドラマラブストーリー
新規登録(2003-11-27)【しったか偽善者】さん
タイトル情報更新(2023-03-15)【Cinecdocke】さん
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監督イ・チャンドン
キャストソル・ギョング(男優)ホン・ジョンドゥ
ムン・ソリ(女優)ハン・コンジュ
リュ・スンワン(男優)ホン・ジョンドゥの弟 ホン・ジョンセ
ソン・ビョンホ(男優)ハン・コンジュの兄 ハン・サンシク
脚本イ・チャンドン
撮影チェ・ヨンテク
配給シネカノン
あらすじ
兄の起こした轢き逃げ事故で、身代わりとして服役していたジョンドゥ(ソル・ギョング)は刑務所から出所した。知的障害を抱えた彼は至る所で問題を起こし、家族からも疎まれている。被害者遺族に謝るため、花束を持って古いアパートを訪れた彼は、当然のごとく遺族の怒りを買うが、被害者の娘で重度の脳性麻痺を持ったコンジュ(ムン・ソリ)に一目惚れする。
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29.これが多くの映画賞を獲得したという映画か、なるほどと納得。主役の二人、特にムン・ソリの演技は神かがりというべきだろう。
この映画を見ると何が健常者で、何が常識かを考えさせられる。それほど強烈な映画だ。好き嫌いは人によっていろいろだろうが、名作というのは間違いないだろう。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-16 17:17:20)
28.観ようと思った映画と、たまたま二本立てで上映していた。予備知識なしで観たけれど衝撃だった。これぞ映画と思える。
Malandroさん [映画館(字幕)] 10点(2011-08-15 23:09:36)
27.《ネタバレ》 難しいところをついている作品だが、個人的には主演2人の圧倒的演技と比べると、ストーリーや構成はわりと失敗している印象。もっとも賛否両論でいいと思うが、このレビューを見ていると肯定的意見があまりに多いので、やや辛めの視点からレビューする。

■とりあえずジョンドゥの行動はあまりにも周りの人々への迷惑を顧みなさすぎる。「周囲への迷惑」というのは要するに「他の人々への共感の欠如(他の人が自分の行動によってどういう感情を抱くかを考えない)」ということであり、人への共感を欠く人間が愛(究極の他者志向)を語ってみたところでそれは空虚なのである。

■確かに「周りを顧みない純愛」を描いた映画は多数存在する。だが、それらの作品では、他者への共感を主人公がそもそも欠いているのではなく、他者への迷惑の存在は認知したうえで「それでもなお」愛の方を選びとるという選択をしているがゆえに美しいのであり、「最初から迷惑が認知されていない」のでは何も美しくない。

■もちろん、何の役にも立たない形式や制度だったら破っても構わないかもしれない。しかし本作では人の邪魔をしたり、人のものを勝手に使ったりするなどという、直接的に人に損失を与える方向に向かっている。コンジュを冒頭で襲うのは明白に「相手の障害を利用した悪質な強姦」でしかなく、相手が「たまたま」自分を好きになったからそれで事が見逃されるという、極めて薄気味悪い展開なのである。

■ジョンドゥの(軽度)知的障害が恐らく上記の弁明として使われているのだろうが、「知的障害だから周りに配慮できなくても仕方がない」という発想自体が、一見博愛主義的でいながら、実は「障害者には自分たちと同等のことを求め得ない」という「格下扱い」が滑り込んでいる。障害者が「自覚せずに周りを傷つける存在」ならば隔離するしかないのであり、障害者を同じ地平で扱うからこそ初めて共存できる。ジョンドゥのコンジュへの愛は本物だろうが、ジョンドゥを「障害者だから」で見逃すのは「あんな女で興奮するのか」と言ってのける警官と大差ないまなざしである。

■なお、主演2人の演技は本当にすごい。コンジュ役のムン・ソリは普通に戻るシーンではすごくきれいなのがすごいコントラスト。あれをほぼ全編通したのはすごい演技力だと思う。
θさん [DVD(字幕)] 5点(2011-02-23 00:59:05)
26.《ネタバレ》 ある雑誌でこの監督の「シークレットサンシャイン」を知り、興味を持った。「ペパーミントキャンディ」はずっと前に観ていたが、韓国の現代史をよく知らない自分にはそれほど印象に残らなかった。が、今はもう一回観直そうと思っている。この「オアシス」だが、映画の冒頭、正直、えらいものを観てしまうかも、という感想を持った。何かドキュメンタリーを観ている感じがした。しかし、この女性が「普通」の女性になる映像でこの女性の気持ちを表すという演出があってから、段々と感情移入し始め、この監督は我々を一体どこに連れて行くのだろう?と心配になってきた。(他の人はここで映画から現実に引き戻されたと書かれている方が多く、驚きました)最後は「ロミオとジュリエット」のテラスの場面のように恋人たちを描ききって、誰も死なずに済んでほっとした。障害者も黙ってはいるが、いろんなことを見て、知っているのだ。当然のことだが、そのことに気づかされた。また大役を演じたこの韓国女優根性に頭が下がる。「レインマン」のダスティンホフマンや「レナードの朝」のデニーロのように有名俳優が演じるのは分かる。でもあまり知名度のない俳優さんがこういう役を演じると俳優人生にリスクもあろう。でもやってのけた。ホントね、もし日本にこういう映画があったら、きちんと評価されるだろうか?と思ってしまう。今、ノッテイル隣の国だから、安心して評価できる自分がいるって事もあるね。
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-01 15:28:03)
25.《ネタバレ》 鑑賞前に期待し過ぎてしまった映画。そして想像通りの凄さに驚きつつ、主人公たちを見守ることしか出来ない自分に気付く。
私は感情移入する事が出来なかった、常にソル・ギョングしっかりしろ!といった感じだった。
なんともやるせない・・・そして切なかった。
でもこれでいいんだと思った。素直に純愛の凄さを感じとればいいんだと思った。
きっと後々二人は幸せになるのでしょう・・・本当に強いのは愛し合う二人。周りなど見えなくて結構なのだから。
masaovさん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-02 04:03:10)
24.《ネタバレ》  とにかく、ムン・ソリとソル・ギョングの剥き出しの愛情のぶつかり合いが創り出す世界の生々しさに圧倒されました。
 本当に「凄い」としか言いようがない素晴らしいラブストーリーです。
 いろんな思いが次から次へと湧き上がってきますが、言葉にすると陳腐化してしまい上手く言い表せませんが、こういう作品に出会えるから映画鑑賞はやめられません。

TMさん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-12 20:58:54)
23.韓国映画は時々とんでもない作品が出てくる。そのうちの一本である本作。
主演2人の演技は凄まじい。このテーマを映画化しようとした監督も日本じゃ有り得ない。忘れてはいけないのが、主役の男が前科持ちである以前に軽度の知的障害者であること。最後のシーンでは泣けた。
おーるさん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-08 13:21:45)
22. ムン・ソリの演技ばかり注目されがちだが、ソル・ギョングもなかなかのもんだと思う。
 他のレビューを読んでいると、彼が演じる青年が知的障害者だと気づかないでいる人も多いのではないかと思う。トップシーンを思い起こせば、青年の印象は、まるで亀田興毅が内藤大助に変貌するかのような、劇的な変化を遂げている。
 映画は、健常者の毒を撒き散らして、愛の形を浮き彫りにして描いている。しかし、観終わって、もっと恐ろしいと感じたのは、その健常者たちを観て、自分と重ね合わせることができない人間が必ず存在していること。そういう人間が世の中の一番の毒なのではないかと考えたりもする。
 健常者の私でも「愛」というものは簡単に表現できない。
 もがき苦しむ二人にとても共感した。
 韓国映画は当たりハズレある。特にハズレが多い。そして日本では、ある特定の人種のお陰で、ハズレばかりがヒットする。日本でも本作のような映画が製作されるようになれば少しはマシな国になるだろうにとため息が出てくる。
 因みにDVDの特典映像にあるムン・ソリのインタビュー映像は必見である。彼女は私が初めて綺麗だと思った韓国人の女優だ。
 私は観ていて「この話、最後どうなるんだろう…」と思わせる作品が好きだ。
 限りなく10点に近い9点。 10点にしない理由は…ウ~ン、私にもわからない(笑)
クロエさん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-22 02:34:52)
21.ソル・ギョングを強烈に印象づけた一本だった。これ本当に『ペパーミント・キャンディ』の人? と疑ったもんね。インテリの苦悩という純文学的主人公をじっとり演じたあの人が、強姦未遂の前科持ちという大衆文学の脇役的人物を、本当にそれらしく演じる。こういうのいるよ。へらへら笑ってて、洟を始終すすってて、なんか落ち着きがなくて、映画で似たのと言えばパゾリーニ映画の常連だったニネット・ダボリをちょっと思い出す。でもニネット・ダボリはおそらくインテリの苦悩は演じられない。恐るべき俳優だ。疎外されたもの同士のいたわりあい、というと、日本だともっと弱者性が前に出て、見物するには心地よい悲劇の舞台を作ってしまうのだけど、この映画はこっちを挑発してくる。この主演二人の凄味が大きい。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-05 12:20:54)
20.私がもし…の歌詞は、彼女の本心なんでしょうね。いやー、これは日本では作れないだろうなー。
Yoshiさん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-09 23:46:26)
19.分析したりすると野暮になってしまう話。まるごと飲み込んで楽しむのが吉。そう、確かに苦い味はあるが、とても楽しい話なのである。
「グリーンフィッシュ」でも主人公の兄弟たちが生き生きと描かれているが、この小説でも兄弟の関わりが重要なポイントになっている。それにしても、ジョンイル、ジョンドゥ、ジョンセって、なんつーいいかげんなネーミングだ。(正一、正二、正三みたいな感じ。)
yhleeさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2007-07-22 20:33:05)
18.映画として、かなりレベルが高いです..リアルです..そして重い..生々しい..興行成績とは “無縁” とも言える創りの作品ですね...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-29 12:31:46)
17.《ネタバレ》 主役の2人の演技は凄かった。恋愛映画なのにそうとは思えない考えさせられる映画でした。「お姫様」「将軍様」と呼び合うところが良かった。
うさぎ大福さん [DVD(吹替)] 6点(2007-04-19 22:14:20)
16.とても美しい二人。
まんせるさん [DVD(字幕)] 10点(2006-03-09 19:52:45)
15.《ネタバレ》 ほとんど予備知識ナシに拝見したので、女性は障害者本人が演技しているのかと思っていた。電車の中、あの瞬間は驚嘆しました。健常者も障害者も、生きていく支えに愛が必要であるという見事な指摘で描いた佳作。周りの人々の労苦も描いていて、主人公一方に偏っていないのも良かった。一生の中で自らのオアシスに辿り着くためには、運という強い見方が必要だ。
チューンさん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-24 14:25:21)
14.《ネタバレ》 「普通」じゃないね、この映画。主役の二人は、どちらもいい演技をしてたね。しかし、いきなり彼女が健常者になるのは、どうかと思う。せっかくストーリーに夢中になっているのに、いきなり映画を意識させられるんだから・・・。観てる人の気持ちにも、なって欲しい・・・。
瑞鶴さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-04 00:22:17)
13.《ネタバレ》 重度の脳性麻痺の女性と社会似順応できない前科者の恋愛。奇麗事を排したリアルな救いのない現実の中で、少しずつ歩み寄っていく二人の姿に感動した。圧倒的な現実の中でのささやかな希望。エンディングテーマも良い。  男性の冒頭の愚行には殺意さえ覚えたが、実は前科があるという先入観から来る偏見だったことを思い知らされた。 駅で歌うシーンはすごくロマンチックだった。
承太郎さん [DVD(吹替)] 9点(2005-11-15 19:08:08)
12.二人が求めてやっと見えたオアシス、でも周囲は砂粒ばかり、とでも言いたげかな? 主演二人の演技は凄いけれど、やっぱり少々オーバーアクト、だと思いたい自分がいます。寓話だと言い聞かせないとやりきれませんなぁ。韓流に浮かれてるオバチャン友だちにも薦めたいけれど「わーってるわよ」と怒られそうで躊躇。普段いくらかの辛苦を嘗めてる彼女たちは映画に日常のオアシスを求めてるからね。またもっと軽い症状でいらっしゃる脳性マヒの女性のかたに仕事でお会いすることがありますが、普段のその堅実な生活ぶりにはいつも頭が下がり、自分が恥ずかしくなりますし、本作のことを自分から絶対に話題に出せないのも事実です。あかんわ私。
かーすけさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-24 00:20:40)
11.この作品はもう凄いとしか言いようがない。久々にこんなにも衝撃の受ける作品を観た。この映画を作った監督、俳優には感服する。ヒロインのムン・ソリは本当の脳性麻痺の人だと思わせるような演技力。言葉も出なかった。コンジュが「女が一緒に寝たいという意味が分からないの」という場面では、彼女も普通の大人の女性になりたいんだ、と強く思ってるんだなと感じた。ソル・ギョングが木を切るシーンでは涙が止まらない。ラストの「姫へ―」と書いてある手紙の内容が二人のこれからの未来に希望がある感じがして暖かい終わり方だと思う。日本のマスコミの方、韓流韓流と騒ぐなら、このような作品を声高に取り上げて欲しい。
アンナさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-22 11:30:56)
10.窓から僅かに差し込む陽光を、手鏡で天井や壁に反射させるコンジュ。薄暗い部屋の中を光がキラキラと乱舞する描写は夢幻の美しさであるが、健常者にとっては実に他愛ないものでもある。それでも体の自由が利かない障害のある彼女にとっては、ひとりぼっちの寂しさを慰めてくれる楽しみのひとつなのだろう。苦しい現実から逃れ、夢と自由を追い求めたいという願望を抱いている彼女を、端的に表現した序盤の名シーンだと言える。身障者を演ずるムン・ソリも実に巧みだが、ソル・ギョングの、鼻を啜りキョロキョロと視線の定まらない独特の演技は、この男の性格や生きざまが鮮やかに透けて見えるほどの説得力があり、おそらく彼なくしては本作が成立し得なかったのではないだろうか。この二人に引っ張られるように、他の共演者たちも押し並べて好演であり、韓国の演技人の層の厚さを感じずにはいられない。ただ、社会の一般常識を諭す健常者たちと、言わば一般社会からの爪弾き者といった構図は、いかにも常套的であり過ぎるように思う。作者が主人公カップルに焦点を充てて肩入れして描いているのは当然としても、彼らの周囲の人間は戯画化されて、あたかも悪であるかのような描き方に感じるのは、私が健常者だからだろうか。むしろこのカップルには生きていくことでは健常者以上に貪欲であり、とりわけ、体が不自由であっても精神的には決して負けていないコンジュにしたたかさを感じるし、またそうでなければ生きてはいけないのだから。それは恋人と語り合ったり愛し合ったりといった、他の女性が普通に出来る行為を自ら夢想するシーンに的確に描写されている訳だが、正直この突然の彼女の“変身”で、それまでに浸っていた映画の世界から現実の世界へと引き戻されてしまったようになり、以降、映画にのめり込む事ができなくなてしまった。(客席ではあちらこちらで失笑が洩れていた)彼女の演技があまりに巧みなだけに余計そう感じたのは、実に皮肉なハナシであり、なんとも惜しいような気もする。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-07 01:16:23)
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【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 7.37点
000.00%
100.00%
212.04%
312.04%
412.04%
548.16%
6510.20%
7816.33%
81734.69%
91020.41%
1024.08%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review3人
2 ストーリー評価 8.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.20点 Review5人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 8.25点 Review4人
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