おかあさん(1952)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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おかあさん(1952)

[オカアサン]
1952年上映時間:98分
平均点:8.07 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-06-12)
ドラマコメディモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-04-14)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
助監督石井輝男
キャスト田中絹代(女優)福原正子
香川京子(女優)福原年子
岡田英次(男優)平井信二郎
片山明彦(男優)福原進
加東大介(男優)木村庄吉
三島雅夫(男優)福原良作
本間文子(女優)平井みの
中村是好(男優)平井信造
鳥羽陽之助(男優)良作の弟
三好栄子(女優)おばあさん
中北千枝子(女優)栗原則子
沢村貞子(女優)おせい
伊東隆(男優)栗原哲夫
一の宮あつ子(女優)福原こよ
小倉繁(男優)
脚本水木洋子
音楽斎藤一郎
挿入曲香川京子「花嫁人形」
岡田英次「オー・ソレ・ミオ」
撮影鈴木博
製作新東宝
配給新東宝
美術加藤雅俊
編集笠間秀敏
あらすじ
貧しい家庭に生まれながらも、あたたかい家庭に恵まれた福原年子(香川京子)。年子の「おかあさん」は家庭思いの良妻賢母で、数々の不幸に遭遇しながらも、強く家庭を支えていく・・・香川京子は後光が差す程輝いており、彼女の魅力が存分に表れた人情家庭劇の傑作。
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12
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9.《ネタバレ》 香川京子がすごく魅力的でした。かわいい。淡々と現実を受け入れる様が心地よい。いきなり「終」には驚いた。すべての事故や事象は突然訪れ、受け入れざる負えないのだなぁと感じました。
reitengoさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-12-03 12:27:07)
8.この映画の怖いところは、母が次々に襲ってくる不幸から家族を守り続けているようで、その家族が順番に消えていくところ。家族の幸せを願うことが、その一家を解体していく現実。避けようがない病気を送った後には、娘を手放さなければならず、さらに精神的な頼りとなっていた手伝いの男も遠ざけなければならない。やっと露店から自分の店として再建できた家から、一人ずつ人が消えていく。中北千枝子に髪を触れられた娘はやがてこの家を去り、遠からずもう一人もこの家を去っていくだろう。これは成瀬の『麦秋』なんだと思う。あの解体していく大家族の物語を、成瀬の小市民の世界に移すと、こうなるんだ。どちらも厳粛な諦観が底に流れている。母はメソメソしないが、肝っ玉母さん的に豪快に笑うわけでもなく、激さない矜持を持ちながら不幸を通過させていく。どこかニヒリズムの匂いがする。成瀬の世界観がかなりクッキリ現われた代表作と言ってもいいんじゃないか。とちゅう股覗きしている子どもの視点になって逆さまの看板を捉えたり、映画館での「終」の画面で驚かせたり、けっこう遊んでおり、これは脚本の水木洋子の企てかもしれないが、サイレント映画を経てきた成瀬の可能性が高いと思う。加東大介、中北千枝子の常連脇役もそれぞれいい仕事をしており、とりわけ加東はベスト。どちらかというと「お嬢さん」役の印象が強い香川京子のパキパキした下町娘も新鮮だ。(そうか、岡田英次も香川京子も今では実質一人息子・一人娘になっちゃってるんで、なかなか結婚はスムーズに行かないかも知れんなあ。パン屋の長男がひょっこり生還すればいいんだが。まてよ、最後にクリーニング屋にやってきた見習い店員が16歳といってたから、娘とは二つ違い。あれを将来婿に育てて、と田中絹代は算段するかもしれん。まだまだひと波乱ありそうだぞ。)
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-10-24 10:06:07)
7.お姉さんの着物をみるおかあさんのなんとも嬉しそうな表情がよかった。
ホットチョコレートさん [地上波(邦画)] 6点(2011-10-20 23:13:31)
6.《ネタバレ》 戦後のまだ豊かでない時代のごく普通の家庭を描いたホームドラマ。生活が苦しく仕事の都合で子供を親戚に預けたり育ててもらったりと、みな助け合って生きてます。当時どこにでもいそうなおかあさん役の田中絹代も良いが、なんといっても娘役の香川京子の初々しさが際立っています。結婚するわけでもないのに花嫁衣装のモデル姿の可憐さは比類なきものです。末娘が描いたお母さんの似顔絵が凄く雰囲気あった。
きーとんさん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-16 19:36:06)
5.《ネタバレ》 いくつも悲しい出来事がやってきて強くならざるを得ないおかあさん。それを家族に感じさせず、普通にやってしまうところがおかあさんのスゴさ。田中絹代は理想ではなくありのままのおかあさんを演じてみせた。「あなたは幸せですか?」のナレーション。「あなたたちが幸せならわたしは幸せですよ。」きっとなんのためらいもなく、そして心から母はこう答えるだろう。おかあさんという生き物は素晴らしい。そして香川京子。毎度同じく自分の目は彼女に釘付けでした。肩をすくめる、ペロっと舌を出す、ウインクその他もろもろ。こんな事を許せるのはぶりっこアイドルとあなただけです。というかアイドルなどあなたの足元にも及びません。たまりません。ヨダレもの。本当にありがとう。ごちそうさま。
オニール大佐さん [DVD(邦画)] 9点(2008-10-22 20:25:33)
4.戦後を知らない私にとって記録映画的な価値はありました。勉強勉強。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-05-10 20:53:42)
3.《ネタバレ》 ナレーションから目線でのヒキとヨリによるカット割りが見事。簡単に演出してしまえばただの説明になる「クリーニング屋」の看板も、子どものまたを通して逆さに描けば見事なまでに表現へと色を変える。ナレーションが冒頭と終盤で多用されるが、彼女の目線から見た母はいつも清らかで強く見える。だが、そんな子どもたちの視線から抜けたその瞬間の母の弱さ、脆さ。一切台詞で感情を言わず、目線が全てを物語る。強い母の目、今にも崩れてしまいそうな危なっかしい表情、そして愛に満ちた柔らかな母の目。地球上の全ての人間が共有できる母への愛、あるいは母の愛情。あまりの清らかさに忘れかけていた母への感謝の気持ちを思い出させてくださった。僕はこの作品を鑑賞後、大慌てで実家の母に電話した。そして「お金送ってください」と甘えた声を出した。最低だな、と思いながらも「もっと早く言ってきなさい」という母の優しい声に涙が零れそうになった。感謝感謝。
ボビーさん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-02 02:04:09)
2.《ネタバレ》 この映画を見ながら思うのは人はどんな形でも明るく生き、幸せになる権利があるということ。そして親の愛情がどんな形でも次の世代に伝わればそれで「すばらしい人生である」。最強の香川京子、そしてお母さん田中絹代に乾杯。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-07 00:52:00)
1.《ネタバレ》 田中絹代の耐え忍ぶ演技もさることながら、娘役の香川京子や妹役、甥っ子役の子役たちの演技の豊かなこと。全体的にウェットになりがちな話がそうなるのをギリギリで回避できている。これぞ職人業。例えば、長男の死。重病の長男が病院を抜け出して、母に「どうして抜け出したの?」と聞かれて、「かあちゃんと寝たかったからだよ」と答える。その次のシーンがもう葬式が済んで何日か過ぎたところとなる。みんなが淡々と、葬式のこと、死んだ長男のことを語っている。ああ、この省略の絶妙なこと。しかも、その語り口ゆえに、つい涙腺が緩んでしまう。成瀬映画で思わず涙してしまうとは! (もう一つ、香川京子の、花嫁モデルの試着の場面の可憐なことも強調しておこう。こんな香川京子なら男はみんな惚れてしまうよ。間違いない。)
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-18 23:20:25)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 8.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6517.24%
7517.24%
8827.59%
9517.24%
10620.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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