ワルキューレのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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ワルキューレ

[ワルキューレ]
Valkyrie
2008年上映時間:120分
平均点:6.54 / 10(Review 100人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-03-20)
ドラマサスペンス戦争もの歴史もの実話もの
新規登録(2009-01-05)【尻軽娘♪】さん
タイトル情報更新(2014-12-18)【イニシャルK】さん
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監督ブライアン・シンガー
助監督リー・クリアリー(第1助監督)
演出ヴィク・アームストロング(アクション・コーディネーター)
キャストトム・クルーズ(男優)クラウス・フォン・シュタウフェンベルク
ケネス・ブラナー(男優)ヘニング・フォン・トレスコウ
ビル・ナイ(男優)フリードリヒ・オルブリヒト将軍
トム・ウィルキンソン(男優)フリードリヒ・フロム将軍
カリス・ファン・ハウテン(女優)ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク
トーマス・クレッチマン(男優)オットー・エルンスト・レーマー
テレンス・スタンプ(男優)ルートヴィヒ・ベック
エディ・イザード(男優)エーリッヒ・フェルギーベル
ケヴィン・マクナリー(男優)カール・ゲルデラー
クリスチャン・ベルケル(男優)メルツ・フォン・クイルンハイム
トム・ホランダー(男優)ハインツ・ブラント
ケネス・クラナム(男優)陸軍元帥 ヴィルヘルム・カイテル
ハリナ・ライン(女優)マルガレーテ
イアン・マクニース(男優)将軍
クリスチャン・オリヴィエ(男優)上級曹長 アダム
マティアス・シュヴァイクホファー(男優)ヘルバー中尉
バーナード・ヒル(男優)将軍
ワルデマー・コブス(男優)
森川智之クラウス・フォン・シュタウフェンベルク(日本語吹き替え版)
内田直哉ヘニング・フォン・トレスコウ(日本語吹き替え版)
中博史フリードリヒ・オルブリヒト将軍(日本語吹き替え版)
堀勝之祐ルートヴィヒ・ベック(日本語吹き替え版)
菅生隆之フリードリヒ・フロム将軍(日本語吹き替え版)
宮内敦士オットー・エルンスト・レーマー(日本語吹き替え版)
横島亘ハインツ・ブラント(日本語吹き替え版)
脚本クリストファー・マッカリー
音楽ジョン・オットマン
撮影ニュートン・トーマス・サイジェル
製作ブライアン・シンガー
ギルバート・アドラー
クリストファー・マッカリー
ヘニング・モルフェンター(共同製作)
リー・クリアリー(共同製作)
ユナイテッド・アーチスツ
製作総指揮トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
クリス・リー[製作]
配給東宝東和
特殊メイクランディ・ウェストゲイト(ノンクレジット)
特撮ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス(視覚効果)
美術リリー・キルヴァート(プロダクション・デザイン)
キース・ペイン
衣装ジョアンナ・ジョンストン
編集ジョン・オットマン
録音マイク・ホプキンス[録音]
スキップ・リーヴセイ
字幕翻訳戸田奈津子
スタントケイシー・オニール(トム・クルーズのスタント・ダブル)
ジョーイ・ボックス
あらすじ
連合軍がノルマンディー上陸作戦に成功し、劣勢に立たされ始めたドイツ。祖国愛故にヒトラーへの反感を抱いていたシュタウフェンベルク大佐は、軍内部で秘密裏に活動しているレジスタンスメンバーとともに、総統の暗殺とクーデター「ワルキューレ作戦」を計画していたのだが…。 ナチス政権の暴挙に疑問を抱いていたドイツ軍将校らが、ヒトラー暗殺とその後の国家再生に向けて計画を進めていく過程、及びその顛末が、緊迫感十分に描かれていく。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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80.映画は淡々と進むけど、大佐のハートは熱くて心を打たれた。トム・クルーズは良い俳優だと思うんだけど。
センブリーヌさん [DVD(吹替)] 7点(2014-08-24 02:46:27)
79.《ネタバレ》 ○やはり全編英語にかなりの違和感がある。そりゃ製作時にドイツから反発もあるわな。○興味深い内容ではあるが、主人公のキャラ説明というか背景が不明すぎるし、ヒトラー暗殺への他の登場人物の心情変化など乏しい。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-15 13:39:48)
78.《ネタバレ》 数年ぶり2度目観賞。ドイツ軍人によるヒトラー暗殺計画「ワルキューレ作戦」。隻眼で片腕、異形のドイツ軍人にして作戦の首謀者をトム・クルーズが好演。作戦は失敗に終わるので爽快感はないが、中身は重厚。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-09 21:02:14)
77.このようなクーデターがあった事を初めて知りました。命そのものを絶とうとする権力闘争の結末に同情心は涌いてきませんでしたが、皆が皆「ヒトラー万歳」ではなかったところに感じ入るものがありました。トム・クルーズの「ハイルヒトラー」と「ドイツ万歳」が強烈でした。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-24 03:08:35)
76.《ネタバレ》 この映画は単純なヒーローものではなく善悪をあまり明確に描いていない。映画中の台詞どおり「彼(ヒトラー)以外のドイツ人もいた」の証明ではないだろうか。反乱側の目的は「暗殺」ではなくて「祖国の為」にあった。頭の良い将校ならこの戦争は敗北に終わる事は分かっていただろう。だから「降伏」ではなく「休戦」にしたかったのでは(少しでも国に有利になるように)作戦の失敗は分かっているので、ずっと緊迫しながら画面に見入った。鑑賞後「暗殺に成功しても作戦は失敗したのでは?」と思えてきた。「洗脳」と「服従」が蔓延した当時のドイツ体制をクーデターで覆せなかったのではないか?(「惰性と恐怖」の支配は強力である)出来るのは「敗戦」という破壊だけだったかも?と感じた。感情移入しにくかもしれないが「人間ドラマ的映画」にしなかった事こそ私は評価したい(トム・クルーズの配役は少しでも多くの人に鑑賞させる為かもしれない。でないとこんな地味な映画見ようって人少ないだろうし…;)
果月さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-20 16:47:08)
75.《ネタバレ》 うーん、やはり使われる言語が終始一貫してほぼ英語というのが違和感でした・・・。中国映画は中国語音声の日本語字幕で観ますし、韓国語映画は韓国語音声の日本語字幕で観ますが、ヒトラーをはじめ、ほぼ全ての作中のキャストが英語に終始したのというのはどうなんでしょうね。実際はどうだったかはもちろんしりませんが、映画として不自然と言わざるを得ないでしょう。

内容はヒトラー暗殺をたくらむ男とその組織の話。冒頭から、ドイツ人だからみなヒトラーを信望してるわけではないというくだりで始まります。いきなり暗殺前提のストーリーですが、何回もチャンスがあったにもかかわらず失敗が続くのはなんだかストーリーとしてグダグダ感を感じる。

しかしその後の「ワルキューレ作戦」は勢いがあってよかったですね。「ヒトラー死亡」の報とともに都市部を制圧にかかるシュタウフェンベルク側と、「ヒトラー生存」の報を広めようとするナチスドイツ側の進退極まる情報攻防戦が緊迫感あって楽しめました。
TANTOさん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-31 12:02:03)
74.《ネタバレ》 なんか退屈でした…。淡々と物事が進行していき…。
まあトムはシュタウフェンベルクに似てなくもないけど似てりゃいいってもんでもないしね…。
なんでこの計画が失敗したかをビミョーにぼかしててなんだかふにゃふにゃした映画になってます。シュタウフェンベルクが超ヒーローみたいだし。なにがしたかったのかわからない映画。
ぺーこさん [DVD(字幕)] 4点(2012-01-06 23:43:29)
73.なんかこう、トム・クルーズが常に同じ表情をしているせいか、淡々と鑑賞。それなりにラストはハラハラしたけど、ヒトラー側の物語も7対3位でいいから入れた方がもっと手に汗握る展開になったんじゃないかなぁ・・と偉そうにも思った。
ネフェルタリさん [DVD(吹替)] 6点(2011-05-21 21:54:13)
72.《ネタバレ》 (英語音声、日本語字幕でも観ています)
この手の事実を元にした話はすでに結果を知っているだけに、どれだけ結末までの展開を魅せるかが重要なのだが、最後までハラハラドキドキという印象もなく終わってしまったのが残念。まあ、ヒトラー暗殺"未遂事件"の顛末を知らない人なら手に汗を握って観ることもできたのかもしれないが、この手の映画を観る人ならたいていは事件の概要を知っているだろうから、かなり損をしているとも思える。
わたし的には、冒頭、アフリカ戦線で4号F2型やSd.kfz.222ぽいのが出てきたシーンだけでも観る価値はあったと思うしかない(笑)。その直後から終盤までJu52も大活躍していたし、将官の逮捕拘束シーンでppkが出てきたりといった、様々な装備を楽しむという見方では楽しめた。
クーデター決行後、反ヒトラー勢力はかなり混乱していて統制が取れておらず組織的な行動ができていなかったというが、その辺の描写がものたりなく、レーマーひとりの手柄でクーデター計画が挫折したかのような描かれ方になってしまったのが残念。実際は、ベックやオルブレヒトの行動力の無さが大きかっただけに、もし彼らがラジオ局を占拠して煽動放送を繰り返していたら結果が変わっていたかもしれないし、ロンメルも死なずにすんだかもしれないと思うとさらに残念でならない。
実際のシュタウフェンベルク伯爵は、思ったよりも最初はヒトラーに傾倒していたようだから、本作の中で、そういう思想だった彼がいかにして暗殺の主役になるほど考えが変わったかを、もっと描写して欲しかったと思うのは私だけだろうか?
オオカミさん [DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:10:44)(良:1票)
71.こういうことがあったと知らなかったからおもしろかった。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(吹替)] 6点(2011-03-03 21:51:57)
70.《ネタバレ》 演じているのがあのトム・クルーズだからしょうがないんだけど、シュタウフェンベルグ大佐の組織内の役割が史実よりも誇張され過ぎている。これじゃあまるで陰謀計画の首領みたいな感じでちょっとやり過ぎでは。「絵」としては戦場シーンも含めて丁寧に撮っているのは確かですけど、暗殺計画が生まれてきた背景や陰謀メンバーの描写をもっと掘り下げて欲しかったところです。ノン・フィクションなのだから、ナチ政権側の視点も交えてドキュメントタッチで映像化するという方法もあったはずです。そうすればドイツ版『日本のいちばん長い日』みたいな傑作になったかも。 この暗殺計画に関わったのは国防軍の将軍たちやワイマール共和国時代の政治家が主で、容疑者の一覧リストはまるで「ゴータ貴族年鑑」を見てるみたいだと言われたほど保守的な旧勢力のおこした事件だったのです。なので、事件当時はドイツの一般庶民は彼らの運命に同情する様な動きはなく、無関心だったそうです。 シュタウフェンベルグ大佐は戦後は英雄として遇されていますが、ナチ政権に付和雷同していた一般ドイツ人の免罪符の様な利用されかたになっているのは実に皮肉なことだと思います。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-01 18:45:01)
69.《ネタバレ》 さて、トム・クルがどうしてもドイツ人貴族に見えないとかいうことは、この際どうでもいいようなちっさいことなのだ。
なぜなら想像してみてください。硫黄島の栗林中将役を、チョウ・ユンファが演じて、作品が全編中国語だったとしたら?
…「ワルキューレ」で行われているのはそういうことです。どっちも白人だから、私らは気がつきにくいだけ。
だいたい私は有名イギリス人俳優満載のキャストにひっくり返りましたさ。
そして思ったとおり、最初の38秒以外は全編これ「英語」。
…だからさあ、たとえば戦時中に天皇か東條の暗殺計画があったと仮定して、それをチョウ・ユンファとかが主役で、中国人俳優満載で、全編中国語で演じたとしたら、そこに、いかなるリアリティが、ありますかって。
この有名なヒトラー暗殺計画は、断じて軽薄なエーゴの響きをもってではなく、あのゴツゴツした冷たいドイツ語で練られていたものなのです。すべての陰謀は、ドイツ語で企画・検討されたのだ。当たり前だ。
「言葉くらいなんだっていいじゃないか意味が伝われば」などと、言ってはならない。
真実はディーテイルに宿るのだ。
それとさあ、映画の内容についていいますと、トム・クル大佐をヒーロー扱いするための演出に必死みたいだけどさ、この暗殺が失敗した理由は誰が見ても明らかじゃん。
「ヒトラーは殺したいけど、自分は死にたくない」と思っていたからだ。
自分が無事に逃げることに重点を置きすぎて、結果、勝手にカバンの位置を変えられてしまい、爆発がヒトラーを直撃できなかった。
そんなに相手を殺したいなら、自分も死ぬ覚悟がないと、無理なんだよ。所詮暗殺なんて。
貴族出身の坊ちゃん大佐には、それができなかったから、失敗したんだよ。
それは歴史上の事実として、広く知られている。
それをいくらトム・クルが演じたからといって、「ヒーローだった」とするのは強引すぎです。
とにかくまあ、イギリス人の恨みが爆発してこんなことになったんでしょうなあ。こんな手の込んだ形で恨みを晴らすとは。やりすぎ。
私たちは、中国人がこういうことをしないことに感謝したほうがいいのかもしれませんよ。
ドイツ人は、幼少時から徹底した教育により「過去の罪」に対する罪悪感を背負わされて育つそうで、気の毒だと思います。ま、それをいいことにイギリス人にいいようにされちゃって。
ドイツ人、気の毒。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-20 16:02:07)(良:4票)(笑:1票)
68.《ネタバレ》 芝居はうまい、絵は良い、しかし、何か物足りない。う~ん音楽かな。「ヒットラーだけの暗殺に専念しておけば」という意見の方々、ぜひ、軍とか組織とか歴史とかに触れてみて、もう一度みてみてください。
みんな嫌いさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-07 23:01:17)
67.正直な気持ちとして楽しめましたよ。その理由としては、ドキュメンタリー的に鑑賞したこと、それから何より私自身がこの史実について殆ど無知であったこと。
緊迫感があってスピーディな演出は、例え作戦失敗(ヒットラー存命)という結果が判っていても、ハラハラドキドキ感をもって楽しめると思います。また、ドキュメンタリータッチゆえに必要以上の裏事情や人間ドラマを織り込まなくても済んでしまう。つまりは、観客としてのターゲットはこの歴史的事実を知らない人たちなのでは?と思えたわけです。
歴史ドラマの作り方は様々あると思います。徹底的に史実に忠実に作るも良し、制作者の主観と解釈を思う存分に詰め込んで作るも良し、史実を歪めて(もちろん「この物語はフィクションです。」の断り書き付き)描くも良し、等々。この作品は、極めて無難に、いわば初心者向きに作られたエンターテインメント作品と受け止めて7点献上です。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-25 11:20:11)
66.ドイツの史実には詳しくないが歴史的教育ドラマというより単純にハラハラして見れた。 結末は予想できてもそこに行くまでの過程が丁寧に作られていたので飽きずに見れた。 戦争映画は派手なドンパチの方が自分としては好き。
Jane.Yさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-15 10:29:26)
65.こんな人たちがいたのを知ったことは勉強になった。でも、何が言いたいのかは良く分からない映画だった。暗殺に失敗することは分かっている訳だから、その前提となる動機部分や実行しようとした人々の人物像がテーマとなって然るべきだと思うのだが、それが希薄だ。事実をなぞるだけだと意義が薄い。暗殺計画が英雄的に見えるのは、その行為の絶対的価値というより、ヒトラーが史上最悪の独裁者という歴史観が前提になっているから。もし、その後の戦局が変わっていれば、本作の価値や意味は違ったものになっている。この映画から茫洋とした虚しさを感じるのは、計画が失敗したからではなく、失敗すると分かっている計画を描いたから。さらには、結果論の積み重ねである歴史を何のひねりも無く受け入れて描いているから。そんなことを言ったら戦争映画はほとんどがそうなのだが、失敗が描かれることでそんな想いを強くした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-06-13 13:18:50)(良:1票)
64.クーデターでなく、ヒトラー暗殺に専念していたら・・・。
次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 6点(2010-06-08 13:55:18)
63.《ネタバレ》 ノルマンディー上陸作戦の一月後、敗戦濃厚で、時期は熟していた。あれだけの人数が揃っているので、ヒットラー暗殺だけなら比較的容易に達成できたはず。しかし目的がクーデターであり、短時間による政府と軍の完全掌握を目指していたので、ヒムラーやゲッペルスなども同時に暗殺などと余計なことを考えて何度か機会を逃している。実行犯の大佐が新政府の要職に予定されていたため、爆発物セット後、すぐに逃げ出したが、これが最大の失敗。何をおいても、総統の生死を確認すべきだった。確認がないままクーデターを実行するのはお粗末。大佐は障害者なので、ボディチェックはほとんど受けなかった。いざとなれば総統もろとも自爆する覚悟があれば成功しただろう。カリスマ総統を倒しておけば後をヒムラーが後を継ごうが倒すのは容易である。二段構えの周到さがほしい。暗殺が失敗することは既知だが、サスペンス、緊迫感は十分伝わってきた。そこは評価できる。だが大佐の人間性の描き方が希薄だ。反ナチ思想を持つ経緯を描くべき。戦争の悲惨さも伝わらない。最後は家族の安否を心配するだけの弱い男になってしまっている。彼の兄も連座して処刑されたが描かれていない。夫人と五人の子供はどうやって生き延びたのか?他に関係者6~700人が粛清され、ロンメル元帥も自殺。これらの人の死に大佐たちは責任があるだろう。「計画は失敗したが、彼らの目的は戦争をやめることであり、命をかけた彼らは英雄である」という単純な考えはできないだろう。後半、総統が姿を見せないのは、サスペンスを重視した脚本構成の所為だが、史実を描きたいのなら、総統側の様子も見せるべきた。一方だけを描いても真実は伝わらない。総統のカリスマ性も対等に描くべきだろう。「史上最大の作戦」のように敵味方、両側を描けば、より見ごたえのある映画になった。大佐の人間ドラマをより深めれば「シンドラーのリスト」のような深みが出た。「暗殺=テロ」なので、現代人にとって彼らの行動を無条件に賛美することはできない。歴史の正当な評価は時代と共に変わる。そんなことを考えされられた。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-09 23:17:34)(良:2票)
62.ヒットラー暗殺作戦の話し。
まぁ、結果は皆さん知っていると思うので、ハラハラどきどきはありませんが(笑)
はじめて知り勉強になったと共に、当時のナチスドイツにも高潔な人はいたんだなー、なんて感じました。
途中の作戦展開は手に汗握るものがあります。
ぬーとんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-03 01:32:52)
61.《ネタバレ》  ヒットラー暗殺未遂事件の映画だと思ってたので、その後のクーデター騒ぎの描写は、自分にとっては新鮮で面白かった。
 ただ、大勢実在の人物が出てくるわけだが、一切どのような背景を持った人物かの説明がなかったのはどうよ?
 自分はすごく興味があったから、WIKIで調べ調べの鑑賞になったけれども、普通はそこまでしないし、映画館じゃ絶対無理。
 結果、ものすごくリアルに描いているわりには、そのリアルさが一般の観客にはわかりにくい映画になってると思う。
 あと、言ってもしょうがないことだが、ドイツ人がドイツ語の文章をを英語で読み上げるのに全く違和感を覚えない製作者とアメリカ人の観客ってなんだかなあ~
2014年1月29日追記 悪い癖で原作批判どころか、モデル批判になってしまうのだが。
安易に誰かが死ぬべきとか口にすべきではないかもしれないが、使命の重さを差し引いても、失敗した場合家族を待っていたかもしれない、これ以上考えられないくらい最悪の運命(妻子が虐殺されなかったのは奇跡的だと思う)を考えるならば、爆発する瞬間まであの部屋にとどまるべきだったと思う。
それから、もちろん傷痍軍人だから近づけたという面はあるかもしれないが、それにしても左手の指3本しか使えない人間に爆弾の最終的なセットをゆだねるのはどう考えても無謀な計画。
そして最後に、反対派の人たちが気づいてなかった自分たちの感覚と、他の人間の感覚のずれ。確かにナチスや、SSは嫌われててたかも知れないが、ヒトラー自身が指導者として絶大なカリスマと人気を持っていることをきちんと認識で来てなかったのではないだろうか。少なくとも通信室の女性たちが泣き出すような光景は彼らにとっては想定外だったと思われ。
 いろんな意味で、残念な事件
rhforeverさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-01 15:34:29)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 100人
平均点数 6.54点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
433.00%
51414.00%
63333.00%
73131.00%
81616.00%
911.00%
1022.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.25点 Review4人
2 ストーリー評価 6.54点 Review11人
3 鑑賞後の後味 6.10点 Review10人
4 音楽評価 6.22点 Review9人
5 感泣評価 5.00点 Review6人
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