219.《ネタバレ》 主人公は境界性人格障害。あとから調べて分かったのですが、彼女の症状はその典型です。邦題の17歳という年齢もズバリそこから来ている。引きこもり、反体制志向、幻覚、自殺計画にカジュアルセックス。自殺と幻覚はヤバイと思いますが、それ以外はさほど問題とは思えませんでした。事実、病院でのスザンナやリサは、まともに見えました。いけ好かない教授夫人をやり込めたり、友達のために無茶してみたり。今どきの若者と変わらない。むしろイイ奴です。人格障害は“性格に難あり”ということ。本作の設定は60年代のアメリカ。当時の価値観・倫理観からすれば問題アリでも、今ならそうでもない。個性の範囲。自殺の危険性が去れば、もう退院してもいいんじゃないの?そう思っていました。主人公の考えと同じ。しかしその見方は後半覆ります。個性とか、自由とか、そんな言葉で逃げてはいけない。自分自身の弱い部分と向き合わないと、一人で立つことは出来ません。緊急避難はあっていい。でも逃げ回ってばかりではダメ。基本は立ち向かうこと。でないとちょっと押されただけでよろけてしまう。最悪のケースが死です。それを自覚できたか否かが、スザンナとリサの差。病院のベッドに縛られるか、社会に戻れるかの差です。「私は生きている」と言ったリサ。彼女もようやくスタートラインに立とうとしています。アンジーの演技には圧倒されました。別人に変わる。病の現実を見事に表現しています。それに比べると、W・ライダーの方は変わらない。でもそれもまた真実。病んでいるかどうかは紙一重。誰もがそのボーダーラインの上に立っているのだと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-28 04:39:23) (良:1票) |
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【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-22 15:41:58) |
216.この映画の良さが分からないし、アンジェリーナ・ジョリーが助演女優賞をとったのもよく分からない。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-07 20:15:58) |
《改行表示》215.観ようと思ってチャンスを逃すと、ずるずると何年も「観たいのになぁ。」という映画、ありませんか? この作品は、私にとって正にそれ。 評判どおりのアンジェリーナ・ジョリーさんの存在感と切れっぷり。凄いのひと言。 ウィノナさんのその後を知っていると、素直な気持ちでは観られません。 彼女、今はお元気なのかしら? 厳しくとも、生きていくって素晴らしい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-04 22:30:59) |
214.じっくりとした進行で最後まで興味を失わず見ることができたが、結局この話で何が言いたいのかはよく分からなかった。精神障害全体を描写したいのであれば、院内患者の発症の背景に関する掘り下げが不足しているし、逆に主人公個人の内面の変化に着目するには、回復の過程が安易すぎる(そもそも、境界型人格障害と診断されていながら、その症状が映画中でほとんど出ていない)。結局、表面の当たり障りのない部分のみを無難にまとめただけなのではないかという疑念は禁じ得ない。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-02 03:01:32) |
213.見た直後はいたって普通だなと思う。でも時間がたつにつれじわじわと良さを感じてくる。そして一ヶ月たった頃また見たくなる…そんな映画です。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-26 23:11:20) |
212.ウィノア・ライダーが素晴らしい。本当に病んでるようなオーラを感じる。実際、彼女が万引きで捕まった事などを考えると、とても興味深い映画だった。シーンの切り替えも見事だったし、使われてる曲もいい感じ。 【Vanilla】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-05 08:46:08) |
211.《ネタバレ》 退院間際のスザンナが冷静に、他の患者を分析してるのが面白いです、映画とは関係ないが、インタビュー映像のウィノナの方が好きかも。。。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-09 20:04:15) |
《改行表示》210.《ネタバレ》 最近多いですよね、『自称』鬱病が。 ふと、そんなことが脳裏に浮かんだ。 17歳というのも多感な時期ですしね、色々と考えてしまうものです。 助演女優賞を得ても、A・ジョリーは割れた下唇が気になって好きになれない。 痛々しい姿、そのキャラの立ち位置、スタイルetc..は最高なんだけどね。 でも注目すべきは彼女でもW・ライダーでもなく、脇を固めた人らではないかな? クレア・デュヴァル、爪を噛む仕草とか最高に似合ってた。 世界を壊れていると定義するならば、折り合いをつけ生きるしかない。 世界は常に流動的で、人は常に受動的存在なのだ。 とにもかくにも、ウィノナ可愛い。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-15 23:54:24) |
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【.】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-30 15:06:28) (良:1票) |
208.まぁまぁかなぁ。あたし自身が異常にポジティブなので感情移入がぜんぜんできませんでした。感情移入できたらもっと評価たかくなるかも。17さいになったらもっかいみよっと。あとは、アンジーの演技がすんごい印象にのこってます。あんだけせくしーなのに、なんか強そうなとこにベタ惚れです。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-18 19:47:15) |
207.《ネタバレ》 まあまあ楽しめる。ヴァネッサレッドグレーブに驚く。「単なる子供です」か。彼女になら言われてみたいものだ。ヒロインの自分勝手ぶりは「私はうつ依存症の女」に似てるな。こっちが先だけど。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-21 21:46:56) |
206.後半は面白いが、前半のイベントは面白くない。脇役から精神病患者の妙な空気があまり出てない。 【oO KIM Oo】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-15 13:57:17) |
205.人は皆、悩んでいる。大小あれど、常に悩んでいる。と思う。迷ったり、困ったり、苦しんだり、戸惑ったりの連続だ。これら負のエネルギーと反対に、笑ったり、談笑したり、楽しい一時を過ごそうとするのが正のエネルギー。その二つのバランスを取り、折り合いを付けて生きている。と思う。ところがひょんなきっかけから、負のエネルギーの方が拡張してしまう事もしばしばあるだろう。そんな時にそのバランスを取るには、溜め込んだ負を吐き出し縮小させる事が必要になってくる。リサの言葉「私は死んでない!」は正のエネルギーの方が拡張した瞬間。友人や伴侶との日常会話で互いにカウンセリングしあえる環境が人には必要だ。がそれが困難である人が少なくない現実。また、病を装って、反社会的を気取って時間を無駄にする人が少なくないのも現実。病気ごっこ、けが人ごっこはやっちゃダメ、という幼少の頃受けた教育は間違ってなかったな、なんて、ふと思う。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-22 17:42:03) |
204.期待が大きかっただけに・・・うーん・・・というカンジでした。アンジェリーナ・ジョリーはいいですね。「カッコーの巣の上で」と比べられがちですが(私自身も連想しました)、映画としては「カッコー~」の方が遥かに素晴らしいと思います。 【こまち】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-22 21:35:09) |
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202.特に内容にひきつけられるということも無く最後まで見るのにかなり集中力を要した。 【HK】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-23 11:34:30) |
201.ウービー扮する看護婦が「ここは病院の中じゃ5つ★ホテルクラスよ」とウィノナに言いますが全くその通りだと思います。だって面会に来たボーイフレンドと部屋でセックス出来ちゃったり、あわよくば一緒に逃げる事だって出来るんですよ。60年代の病院の管理体制って本当にこんなに甘かったんですかねえ。これ位の事でボーダーライン人格障害が治療出来るのか、ラストあたり非常に疑問だったけど、その他の部分は面白かったです。アンジェリーナの危険な眼光と唇には魅せられました。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-18 11:21:40) |
200.A.ジョリーは良くも悪くもアクの強い女優だと思う。画面に現れるだけで周囲のバランスを崩しかねない程の存在感を感じる。時にはセクシー過ぎて、時にはエキセントリック過ぎて、ドラマにリアリティーを感じられなくなる女優なのだ。しかしこの映画ではリサという役柄自身のアクの強さと実にマッチしていた。一世一代の当り役だと思う。リサは、家庭、学校、社会、精神病院、どんな場所でも存在するだけで周囲のバランスを崩してしまう。それは反社会的と称され、それゆえ絶対的な孤独とカリスマ性が生まれてしまう。リサはA.ジョリーが演じたからこそリアルなのだろう。スザンナの目線で語られているけれど、リサの笑顔、暴言、苦悩、悲しみ全てが、他の入院患者たちにも映画を観ている我々にもカタルシスを与えている。楽しい内容では無いけれど、充実感の有る作品です。 【たまねぎ君】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-27 15:29:05) (良:1票) |