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フラガール

[フラガール]
Hula Girl
2006年上映時間:120分
平均点:7.07 / 10(Review 286人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-09-23)
ドラマコメディ青春もの実話もの音楽もの
新規登録(2006-03-20)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2016-10-04)【イニシャルK】さん
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監督李相日
演出秋永政之(擬斗)
キャスト松雪泰子(女優)平山まどか
蒼井優(女優)谷川紀美子
山崎静代(女優)(南海キャンディーズ しずちゃん)熊野小百合
徳永えり(女優)木村早苗
池津祥子(女優)佐々木初子
高橋克実(男優)木村清二
岸部一徳(男優)吉本紀夫
豊川悦司(男優)谷川洋二朗
富司純子(女優)谷川千代
三宅弘城(男優)猪狩光夫
志賀勝(男優)熊野五郎
菅原大吉(男優)若松浩司(炭鉱の労務係長)
寺島進(男優)石田
及川以造(男優)組合幹部1
北島義明(男優)組合幹部2
眞島秀和(男優)徹(バンドメンバー・ウクレレ担当)
大河内浩(男優)炭鉱の組合長
山田明郷(男優)小百合の祖父
上野なつひ(女優)宮田比呂子
脚本李相日
羽原大介
音楽ジェイク・シマブクロ
主題歌ジェイク・シマブクロ"Hula Girl"
挿入曲ジェイク・シマブクロ"Wish On My Star"Featuring Jennifer Perri
撮影山本英夫〔撮影〕
製作李鳳宇
河合洋
細野義朗
シネカノン
S・D・P(スターダストピクチャーズ)
川島晴男(製作委員会)
企画石原仁美
シネカノン
プロデューサー石原仁美
杉原奈実(アシスタントプロデューサー)
祷映(ラインプロデューサー)
制作シネカノン
配給シネカノン
特撮OLM(CGI)
美術種田陽平
編集今井剛
録音白取貢
照明小野晃
その他シネカノン(提供)
ハピネット・ピクチャーズ(提供)
S・D・P(スターダストピクチャーズ)(提供)
吉田康弘[監督](応援スタッフ)
武正晴(応援スタッフ)
松本昇和(応援スタッフ)
木村信也(応援スタッフ)
滝本憲吾(応援スタッフ)
東京現像所(現像)
あらすじ
昭和40年。福島県にある炭鉱会社は炭鉱に見切りをつけ、レジャー施設常磐ハワイアンセンターを設立しようと考えその目玉としてフラダンスのショーを企画していた。そのためにわざわざ東京からフラダンサーの平山まどか(松雪泰子)を招き、地元の女性たちにダンスを教える先生になってもらうことにした。しかし鉱山で働く地元住民たちは本業を廃止してレジャー施設を作ろうとする炭鉱会社に猛反発する。常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)設立時の実話をベースに映画化。
ネタバレは禁止していませんので
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246.あまりのベタなつくりに嫌気がさしました。だけど、蒼井優は可愛かった。
doctor Tさん [DVD(邦画)] 0点(2007-03-25 23:48:12)(良:1票)
245.《ネタバレ》 観る前は全く期待していなかっただけに、観賞後の満足感が大きかった。飛行機の中で観たが3回も泣いてしまった。昭和の中期のまだまだ女性が社会進出するのに不自由さが残っていた時代にフラダンスショーを立ち上げたひとりの先生と地元の女性達の強さ。特に母親役である富司純子の厳しさは迫力満点だったし、娘役の蒼井優は母親の理解を得ることができず絶縁状態であったが地道な努力によって磨き上げたダンスを見せることによって母親の気持ちを180度転換させた。あのダンスシーンは鳥肌ものだった。ダンス先生役の松雪泰子の演技もまた光っていた。もう一度、今度は映画館で観たい。
ぺんさん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-01-21 03:47:11)(良:1票)
244.先日、李相日監督がこの作品で映画賞を貰った時に「最後のシーンから逆算して撮っていった」と言っていた。つまり最後に最大のカタルシスを得る為に組み立てたと言う事だと思う。その点を踏まえてこの映画を見ると、どこかで見たシーンがあると言うことにこだわる事は枝葉末節であって、娯楽としては物凄く良くできた作品と感じた。
 最後のダンスシーンは何かが憑依したかのような蒼井優と、踊っているうちに自然な涙が…といったフラガール達の笑顔がなんとも印象的でした。
 また、アップルずさんが思ったように私も思い、二回目には母を誘って炭鉱の有った飯塚市まで見に行きました。私の母方の祖父も落盤事故で亡くなったそうで、どんな感想を持つのかと興味を持っていたところ、とにかく絶賛していました。私の聞いたことのない祖父の話を聞けたことといい、この映画には本当に感謝しています。
とっきーさん [映画館(邦画)] 10点(2006-12-23 22:16:20)(良:1票)
243.《ネタバレ》 ベタベタでパクリ多し・・うん。解かります。納得です何箇所もそう思ったところはあります。パクリ疑惑では確信犯としか思えない個所も多々あります。でも私はやられてしまったですよ!あまりに潔いベタストーリーのため、そんなことはどうでもよくなっちゃいました!邪念を捨ててこの映画に身を委ねて観たら・・・私の中で傑作になっていました。紀美子の素朴さにノックアウトし、切ない涙・くやし涙・嬉し涙・感動の涙・笑い。あらゆる感情が自分に乗り移って完全ノックアウト・・。そしてラストのダンスと紀美子の笑顔は本当に素晴らしかった!こんなにスッキリした後味は久しぶりです。なぜか、親に見せてあげたいと思った映画。こういう時代だからこそみんなに観て欲しい映画。
アップルマークさん [映画館(邦画)] 10点(2006-12-21 23:47:13)(良:1票)
242.《ネタバレ》 後半ずっと泣きっぱなしでしたね。バッグの中にハンカチが入ってたんだけど、それすら忘れるくらい泣いてしまった。しかし、無駄が無いですねぇ。ラストの蒼井優のダンスに向けて一直線って感じで、余計なものが無い。捻りも奇抜さも壮大さも無いけど、この映画にはそんなもの必要ないね。とにかく、まっすぐ、ストレート。だから心にスッと入る。泣いてしまう。
monoさん [映画館(邦画)] 9点(2006-12-20 00:28:02)(良:1票)
241.《ネタバレ》 本作は「仕事」のお話だと思いました。仕事にはJOBとWORKがあります。生計を立てるため、お金を稼ぐことが目的のJOB。そして頭と体を使って、人のため社会のために役立つ物やサービスを生み出すWORK。その両方を兼ね揃えたものが「仕事」です。生みに苦しみはつきもの。ですからどんな仕事でも辛く厳しい(逆に言うなら辛く厳しくないものを仕事とは言いません)。そして辛く厳しいがゆえにやり甲斐があり、また誰かのためになる(評価される)喜びが、仕事への愛に変わります。炭坑夫、センターの植物係、フラの先生、そしてフラガール。どれも立派な仕事です。炭坑夫はかつて「黒いダイヤ」と称えられた石炭を、命をかけて掘り出すのが役目。国の根幹であるエネルギー資源を担い、天皇陛下まで炭坑に入ってくださったという自負がありました。しかし哀しいかなその誇りは失われてしまった。センターの植物係がストーブを借りるために土下座が出来るのは、仕事を愛しているから。フラの先生は初め仕事をしていませんでした。自分に失望し、生徒たちを蔑んでいた彼女は、ただの負け犬でした。でも父に殴られた娘のために、銭湯の湯船にまで乗り込んでいったとき、彼女は初めて先生になれた気がします。フラガールたちも初めは素人。技術以前に意識のレベルで。しかしフラに誇りを持ち、本番のステージだけが仕事ではないと理解した(練習も営業もすべて仕事。だから落盤事故の時も踊ることを止めなかった)とき、初めてプロになれたのだと思います。現在は仕事への評価が見えにくい時代です。成果ばかりが求められる。だから本作の炭坑夫のように、仕事はただ辛いものに感じてしまう。でも本来の仕事とは、そういうものでは無いはず。喜びがあるもの。厳しい練習の積み重ねの上に提供される素晴らしいダンス。その成果に対する正当な評価。お客さんの喜ぶ顔、歓声がダイレクトに伝わる喜び。本作が観る者の心を打つのは、私たちが求める「仕事」の姿がそこにあるからだと思います。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 8点(2006-10-30 18:19:44)(良:1票)
240.《ネタバレ》 噂に違わぬ素晴らしい映画でした。 全てのピースが偶然のように揃って、無駄なく隙間なくピッタリ噛み合った、奇跡のような作品。 公開終了までに劇場で観られて良かった。 個人的に本年度ナンバーワンです。 しかし、なんでこんなにマイナーなんだろう。 もっとプロモーションをかけて、もっと多くの人に観てもらいたい作品。 言ってしまえば、ストーリーは「お約束」の範疇なのかもしれない。 けれど、後半の1時間ボロボロに泣ける。 で、なおその上にラスト。 いわゆる「超3Kの現場」との対比からフラダンスショーに場面転換して、そこから一気にクライマックスまで、滝のように涙が流れて止まらない。 サブリミナル効果でも仕込んであるのかと思うくらい(笑)  爽快さのカタルシスで「嗚咽が漏れる」なんて、なかなかないですよね。 フラダンスの色彩美や迫力など、是非是非映画館で観てほしい。
とっすぃさん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-23 19:32:49)(良:1票)
239.《ネタバレ》 微妙な作品です。東京から来た過去を持つ不貞腐れた先生が次第に、少女たちと溶け合い、そして最後は・・「あなたたちと踊りたい」これってかなり「がんばっていきまっしょい」とだぶってしまいました。客観的に点数をつければ7~8点くらい。しかし・・しかし、私にはどうしても客観的になれない事情があるんです。私も閉山していく炭鉱町で青春を送った人間だからです。同級生には父親を亡くした子なんか珍しくなかった。高校の頃も隣の席で仲良しにしていた女の子の父親が炭坑事故で突然亡くなりました。そういうこともあって、しずちゃん演じる女の子の涙が強烈なリアル感をもって、心に突き刺さってきました。我が町もなんとか再生に努力しましたが、誰かがハワイを作ろうなんていったらどうしただろう。
少なくとも私は「もっとまじめに考えろ!」と大反対したでしょう。でも、じゃあ、どうすればいいかなんて考えはなかったんです。私は結局ボロボロになっていく瀕死の故郷を見捨て上京してしまいました。
そんな私にとってこの映画は・・・なんというか、まぶしすぎる。故郷になにもできずに捨てた男が、故郷を捨てずにがんばってきた人たちの物語を見て、おお、がんばったんだ、えらいねえなんて感動する資格があるんだろうかなんて思ってしまいました・・。蒼井優もいいが、しずちゃんが大変な存在感を放っていました。熱演です。
そして、音楽が凄く良い。新しくはないが、ノスタルジックでなんとせつない音色か。
ウクレレってこんな音も奏でられるんだ・・と思いました。
たぶんエンドロールが終ったあとはサントラ欲しくなる人が
いっぱいじゃないかと想像してます。

うさぎさん [映画館(邦画)] 10点(2006-10-03 11:51:09)(良:1票)
238.《ネタバレ》 泣ける映画だ、とは聞いていました。しかし、そんな予備知識を軽く凌駕する涙が頬を流れ落ちます。もうナイアガラ状態。早苗が父親に殴られて、それを知った先生が男湯にどなりこんでいくくだりから、胸に熱いものが込み上げてきて。そこからです、画面が滲んで滲んで大変でした。フラガール達の一途な思い、家族を、炭坑を、そして踊る自分自身を思う真摯な姿勢にもうくらくらです。また、紀美子の母親がストーブを集める場面でのセリフがいいです。「木枯らしくれえであの子たちの夢をつぶさせちゃなんねえ。ストーブ貸してくんちぇ」と頭を下げるところなどは、もう、その方言の切なさ、愛おしさと相まって、観ているこちらの心がぐわんぐわんと揺れます。小百合も「先生踊らしてくんちぇ」と泣きながら言う場面がありますが、ここもイイです。なんかツボにはまってしまい、もう全員大好きみたいな、そんな気分になります。そしてラスト、完成したハワイアンセンターでのフラガール達の踊りは、最初から泣きっぱなしで、出演者達の涙とこちらの涙が合わさって、興奮というのか、何というのか、エンドロール後に拍手しまくっている自分がいました。最高です。発散でもなく、解消でもない、本当に清々しいものに包まれた、そんな魔法のような映画です。販売していたパンフレットも素敵でした。掲載されている写真も古めかしく懐かしくまとめられていて、久々に買って良かったと納得できるものでした。ああ!万歳!フラガール!この言葉が自分の表現できる全てのような気がします。
映画小僧さん [映画館(邦画)] 10点(2006-10-02 17:49:06)(良:1票)
237.《ネタバレ》 とりあえず、松雪泰子と蒼井優のキャスティングは最高ですね(蒼井優に踊らせるのはもう反則に近いですね。)。この2人の演技だけでも満点をあげたいくらい素晴らしかったです。
 それに、プロジェクトXの要素まで入っているんですから、もう見ていて目が潤んで潤んで仕方ありませんでした。(結構、泣いてる方もいましたね。)
 やはり、時代が変わっていく中でどうやって生きていくかという切迫した状況の中での話なので、何というか重みが感じられました。(あの、炭鉱の町の風景とハワイはどう考えても結びつかないですからね。しかし、ノスタルジーを誘う映像でしたね。)

 常磐ハワイアンセンターは子供の頃行ったことがあって、印象に残ってるのは巨大な室内プールに大きな滑り台、そしてショーでした(小さい頃のハワイのイメージってアロハに花飾りとフラダンスでしたね。)。今は温泉施設もあるみたいだしまた行ってみたいなと思いました。

 あと「でれすけ」連発でしたけど、意味のわかる人少ないんじゃないですかねw(ちなみに千葉でも使う人います。)
 
 しかし、見る前はしずちゃん(意外と良かったです。)が出てることもあってコメディタッチの軽い映画なのかと思ってたら、松竹・山田洋次作品を彷彿とさせるヒューマンドラマだったので、良い意味で裏切られましたね。お勧めの作品です。   

TMさん [映画館(邦画)] 10点(2006-10-01 20:14:52)(良:1票)
236.《ネタバレ》 本当に良い映画というものは、そのファーストシーンから観客を包み込む。
最初のシーン、福島の“なまり”で語り合う少女たちが映し出された瞬間、「ああ、これは良い映画だ」と思った。

毎度のことであるが、映画が“良い映画”であるほどに、こうやって感想を紡ぐことは困難で、むしろナンセンスだとさえ思う。
節々で溢れ出る涙と反比例するように、映画を語るにたる「言葉」は出てこない。

それは、この映画が、その中で描かれる人生が、決して「理屈」ではないということを物語っている。

この映画は、昨今流行りのストレートな“スポコン”では留まらない。
廃れゆく炭鉱のまちで、自分が生きるため、家族を生かすため、まちを守るため、彼女たちは未知なる舞台へと上がる。
まったくの素人集団が、荒涼とする寒空の中ひたすらにレッスンに励み、困難と別れそして数々の笑顔を経て、紛れもないフラダンサーへと成長していく。ただその姿を見るだけで、感情は激しく揺さぶられる。

東京から流れてきた女流ダンサー(松雪泰子)、廃れゆく炭鉱の中で新しい時代に踏み出そうとする少女(蒼井優)、かつての隆盛の時代から炭鉱に生き続けてきた母親(富司純子)、という三様の女性の視点からこの映画の物語は紡ぎだされる。
その他の女性たちも含めて、それぞれの感情がぶつかり合い、混ざり合うことによって、物語は濃厚な広がりを見せる。
変化する時代と環境に対し、しっかりと向き合おうとするそれぞれの“女性の強さ”こそ、この映画がもっとも雄弁に語るものだと思う。

厳しく悲しい実情を抱え、それでも尚、自分たちが立つべき舞台に凛と立ち、ひたすらに踊り、絶えずスマイルを放ち続ける“フラガール”たちの姿そのものに、涙が止まらなかった。スバラシイ。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2006-10-01 18:19:36)(良:1票)
235.《ネタバレ》 途中から最後まで 泣きっ放しでした。笑顔に泣かされた。
炭鉱の長屋娘たちの笑顔が背負うもの思うと 堪らないです。
松雪さん好きなんですが ますます好きになりました。
相変わらず キレル演技は天下一品。寺島純子の一言も喋らないあの演技にも感動。
蒼井優ちゃんの笑顔にも いつも泣かされる。
リトルダンサーとブラスとフルモンティと・・・イギリス映画を 思い出しました。
いわきの切ない風景にぴったりと寄り添うジェイク・シマブクロのウクレレにもまた感激。。
しろっぷさん [映画館(邦画)] 10点(2006-09-23 21:26:46)(良:1票)
234.タイトル的に「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」とかその類だろうな、と思って視聴しましたが、視点が違う。
主役である少年少女視点で描く青春物語、ではなく、周囲の状況込み込みで描く大人の世界の中に存在するフラガールという存在、という感じ。

東北の田舎町、鉱山業で生計を立てる人々、しかし鉱山が閉鎖されるという。鉱山が閉鎖された後に建てられるのが、全く異色のハワイアンセンター。

祖父の代から引き継いできた誇りある仕事を手放せと言われてはいそうですかと受け入れられない人、地元の連帯感がある中で生きるために考え方を変える人、今の在り方を守ろうとする人、東京から来た地元の事情を知らないチャラい女を受け入れられない人、肌の露出や「見世物」的なものに抵抗がある人、家族のために家族に逆らってでも闘う人、やりたいと思ったことをやろうとする人。

こういった外側から見た視点に重点を置きつつ、かつ軸として「フラを踊ろうとする女性たち=フラガール」が据えられているため、どのシーンにおいてもある人の意見に納得できるし、ある人の意見に納得できない、といったことになり、時にはムカつき時には涙しつつ入り込んで見ることができました。

正直フラダンスというものがどういうものかは全く知らなかったしなんなら何が凄いのかよくわからない地味な印象があったので、鉱山とハワイアンという全くかけ離れた存在が題材にされていることで、確かに映えるな、と感じさせられました。
53羽の孔雀さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-03-23 22:36:54)
233.《ネタバレ》 笑いあり涙ありの感動作なのですが、特に笑いのパートが、非常にわざとらしくて笑えないものであり、序盤30分程は激しい振るい落としを掛けてきますので、そこを何とか踏ん張る必要があるのかなと思います。「常磐ハワイアンセンター」という素材自体は、非常にポテンシャルが高くて、目の付け所がいいなと思いました。国内で石炭産業からの転換に成功した、ほとんど唯一の例だと思いますが、炭鉱という昭和のノスタルジー、フラダンスという明るい南国情緒と奥深さ、スポ根的な要素、村おこし的な要素などなど。ノスタルジーというか、現在に至るまでに日本人が積み上げてきた、歴史の1ピースとして愛おしく思えてきて、時の流れの重みに押されてブワッと来るんですよね。というように非常にいいところと、非常に惜しいところが混ざっていて、もうちょっと洗練したものにしてもらえると、見る方もずっと楽なのになぁと感じました。富士純子とか岸部一徳とか凄みのある演技ができる人も、終盤までは、過剰演出に引き摺られて、今ひとつなんですよね。
camusonさん [DVD(字幕)] 7点(2024-02-22 18:05:53)
232.《ネタバレ》 かな~り前にラストのダンスシーンだけ観た記憶があったんです。
この監督の作品でエンドロールの文字がピンクっていうのがあったんだとそれにいちばんびっくりしまして、なぜか余計に
李相日監督は信頼できる監督のひとりになりました。こういう映画も撮っていたのね。
16年前となるとやっぱりみんな若いですね~
王道なんですが実話っていうことで納得できてしまうとこがあります。
うちの息子は蒼井優ちゃんのことがお気に入りのようで中学、高校の頃は部屋に蒼井優ちゃんのポスターが貼ってあったっけ。
あっさりした顔立ちで見た目の強烈さがないぶん、いろんな役柄に対応できる女優さんという印象です。演技力もかなりのものですね。
早苗ちゃんのことも実話なのかな?悲しかったですねぇ。早苗ちゃんにこそラストで踊ってもらいたかったなぁ。
子持ちとしずちゃん、あと二人くらいメンバーの人となりがわかるシーンがあってもよかった、その他のメンバーの扱いが雑なのが気になりました。
厳しい環境、条件の炭鉱の町、ダンス、親の反対。母親が娘のダンスを見て心を動かされる、、、
あのシーンを観てたら「リトル・ダンサー」が観たくなったのでした。炭鉱の町で子供世代が夢に向かうストーリーに外れはないかもね。

口コミで広がり大ヒットになったっていうのがよくわかる作品でした。
新作「流浪の月」も気になります。
envyさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-26 15:09:39)
231.《ネタバレ》 話がありきたりというかテンプレでだいたい予想できた。
テンプレなりの感動はあった。
話の作りが起承結で転らしい転がなかった。
強いて言うならストーブ集めのシーンかな?
あれも主人公の母ががんばった訳で。
主人公が追い込まれてないのも大きい気がする。
Dry-manさん [インターネット(邦画)] 5点(2021-05-05 00:09:20)
230.同じ映画でもそれを観る年齢で評価が変わる映画ってもあると思います。
この映画も例えば僕が20代のときにはじめて観たのなら感動して8点とか9点とかあげたかもしれません。
しかしある程度大人になってからの視点で観ると、エピソード盛りすぎやりすぎ感強すぎ、とにかくわざとらしすぎて感動の押し付けがくどいのです。
映画で与えられる感動というのはもう少しスマートに見せてこそ…なんじゃないかなぁ…という思いが拭えません。

それでもクライマックスのフラダンスのシーンをそれなりに感動して観る事ができるのはさすが評価の高い映画なのかな、と。
だって(こういっちゃなんですが)TDLあたりのフラダンスショーとか観てても退屈じゃないですか笑
それが退屈じゃないってだけですごいのかな、とも思ったりするわけです。

あと、その時代を知ってるかどうか…も重要かもしれません。
この映画で描かれている時代、日本人にとってハワイがどれだけあこがれの地だったか。
それを肌感覚で知ってるかどうかで受ける印象は変わってくるんじゃないでしょうか。
安直に便乗して「ハワイアンセンター」という(言っちゃなんですが)ダサい施設を作ってしまう、まるで近年の中国のような、そんな時代があった事を知ってるかどうかでこの映画から受ける印象も違ってくるのかな、と思います。
あばれて万歳さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-05-08 17:23:34)
229.2006年は忙しくて見逃していた本作。
蒼井優さんのご結婚で放送され、私もめでたく観る事が出来ました。
遅ればせながら、おめでとうございます。

そんなに涙もろくない私ですが、2~3回は泣きました。
いわき弁なのが良いです。
いわきの友達いるので他人事ではなく感じてしまって・・・・

私、最近は余裕もできたので、ハワイアンズでフラガール見物するぞ!
決心させてもらった傑作。
たんぽぽさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2020-01-31 18:24:25)
228.最後の優ちゃんのひとりでの踊りが圧巻。それ以外は、10年もたつと覚えていない。年とともに、評価を下げた作品
にけさん [映画館(邦画)] 7点(2018-12-28 05:15:21)
227.松雪泰子の先生と、徳永えり演じる主人公の友達役の関係性が良かった。
その他の展開は唐突で薄味な感じ。
例えば主人公の母親が心変わりする過程が描写不足だったり。
蒼井優と松雪泰子の関係性も物足りなかった。
その辺りがラストのダンスシーンの感動の薄さにも繋がってるのかなと。
わかりやすい映画なので評判がいいのは理解できる。
Nigさん [DVD(字幕)] 5点(2018-08-21 04:01:50)
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【点数情報】

Review人数 286人
平均点数 7.07点
031.05%
110.35%
241.40%
331.05%
4124.20%
53512.24%
64415.38%
75719.93%
85117.83%
95017.48%
10269.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.10点 Review30人
2 ストーリー評価 7.29点 Review44人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review48人
4 音楽評価 8.04点 Review41人
5 感泣評価 8.00点 Review49人
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