ミスティック・リバーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ミ行
 > ミスティック・リバーの口コミ・評価
 > ミスティック・リバーの口コミ・評価 3ページ目
 > (レビュー・クチコミ)

ミスティック・リバー

[ミスティックリバー]
Mystic River
2003年上映時間:138分
平均点:6.34 / 10(Review 378人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-01-10)
ドラマ犯罪ものミステリー刑事もの小説の映画化
新規登録(2003-12-27)【紅蓮天国】さん
タイトル情報更新(2023-03-15)【TOSHI】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督クリント・イーストウッド
助監督ロバート・ロレンツ
演出バディ・ヴァン・ホーン(スタント・コーディネーター)
キャストショーン・ペン(男優)ジミー・マーカム
ティム・ロビンス(男優)デイブ・ボイル
ケヴィン・ベーコン(男優)ショーン・ディバイン
ローレンス・フィッシュバーン(男優)ホワイティ・パワーズ
マーシャ・ゲイ・ハーデン(女優)セレステ・ボイル
ローラ・リニー(女優)アナベス・マーカム
ケヴィン・チャップマン(男優)ヴァル・サヴェッジ
トム・グイリー(男優)ブレンダン・ハリス
エミー・ロッサム(女優)ケイティ・マーカム
スペンサー・トリート・クラーク(男優)レイ・ハリス
ケイデン・ボイド(男優)マイケル・ボイル
アリ・グレイナー(女優)イブ・ピジョン
ケヴィン・コンウェイ(男優)テオ(ノンクレジット)
イーライ・ウォラック(男優)酒屋の店主ルーニー(ノンクレジット)
山路和弘ジミー・マーカム(日本語吹き替え版)
てらそままさきデイブ・ボイル(日本語吹き替え版)
咲野俊介ショーン・ディバイン(日本語吹き替え版)
石塚運昇ホワイティ・パワーズ(日本語吹き替え版)
山像かおりアナベス・マーカム(日本語吹き替え版)
田中正彦ニック・サベッジ(日本語吹き替え版)
大塚周夫ジミーの父(日本語吹き替え版)
入野自由少年時代のジミー・マーカム(日本語吹き替え版)
小野賢章少年時代のデイヴ・ボイル(日本語吹き替え版)
中博史(日本語吹き替え版)
金尾哲夫(日本語吹き替え版)
木下浩之(日本語吹き替え版)
加瀬康之(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣(日本語吹き替え版)
原作デニス・ルヘイン〔原作〕『ミスティック・リバー』(早川書房刊)
脚本ブライアン・ヘルゲランド
音楽クリント・イーストウッド
作曲クリント・イーストウッド“Mystic River”
カイル・イーストウッド"Cozmo","Black Emerald Blues"
ジョン・フィリップ・スーザ“Semper Fidelis”(ノンクレジット)
編曲レニー・ニーハウス
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
スティーヴン・S・カンパネリ(カメラ・オペレーター)
デヴィッド・ノリス〔撮影〕(カメラ・オペレーター)
製作クリント・イーストウッド
ロバート・ロレンツ
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ブルース・バーマン
配給ワーナー・ブラザース
美術ヘンリー・バムステッド(プロダクション・デザイン)
リチャード・C・ゴダード
衣装デボラ・ホッパー
編集ジョエル・コックス〔編集〕
ゲイリー・ローチ(編集補)
録音クリストファー・ボーイズ
ゲイリー・サマーズ
字幕翻訳菊地浩司
その他レニー・ニーハウス(指揮)
あらすじ
幼馴染のジミー、デイブ、ショーン。ある恐ろしい出来事を切欠に、幼い彼らの友情は崩れ落ち、以来それぞれに全く異なる人生を歩んで来ていた。そんなある日、ジミーの愛娘が悲惨な事件の被害者となってしまう。絶望に喘ぐジミー。今は刑事となって事件に取り組むショーン。そして、心の傷に苦しむデイブ。幼き日の忌まわしい出来事が、今また彼らを新たな悲劇に誘い込む… クリント・イーストウッド監督が鋭く描く、心の闇と人生の悲哀。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345678910111213141516171819
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
338.《ネタバレ》 派手さはないし、ドキドキする訳でもないけど、見ごたえがあった。じっくりと深いところを描こうとしているということなのだろう。マーシャ・ゲイ・ハーデンが何も知らずに取り残された。その芝居が一番残っている。
アンドレ・タカシさん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-12 02:12:42)(良:1票)
337.途中まで楽しめたんだけどオチがなあ・・・。ジミーは罪を償ったの??ショーンと妻のくだりは何だったの??最後のパレードは必要だったの??結局デイブだけがかわいそうな映画。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 4点(2007-08-05 17:21:29)(良:1票)
336.《ネタバレ》 影の多い画で描かれる、負の連鎖の物語。話の暗さを物語る影が登場人物たちにいつも覆い被さっている。少年時代の事件に囚われ、脱出できない悲しい男たち。ジミーはこれからも自分に金メッキを塗りたくって虚勢を張って生きていくのでしょう。ズブズブとぬかるみの中を突き進むのでしょう。あの悲しげなチンピラの風体はショーン・ペンの当たり役ですね。少女を殺した少年も、少女の恋人も、あのジミーの嫁でさえも負のサイクルに囚われたまま行くのでしょう。ケイティとデイブ以外の人生は、まだこれからも様々に形を変えて続いていく、という印象をあのパレードのシーンで感じました。確かに人とはあんな生きものかもしれない。けれど私は、重たいまま終わるこの話からは、心に刺さる何かでなく鈍痛しか感じられなかったです。映画界のヒーローである監督の暗部なんでしょうか。
のはらさん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-17 02:11:51)(良:1票)
335.《ネタバレ》 幼馴染みを殺ししておいてさして罪悪感を感じてない(ように見える)ショーン・ペンとそれに気づきながら(逮捕は証拠がないから無理なのかしらんけど)非難すらもしないケビン・ベーコン。幼少期のトラウマと本題の事件との因果関係の薄さととってつけたようなケビン・ベーコンの妻とのエピソード。ペンに聞かれてはっきりした証拠がないのに自分の夫が犯人だと断言するティム・ロビンスの妻。(「犯人かもしれない」ぐらいは言うかもしれないけどはっきり「自分の旦那が犯人だ。」なんて言うか~!?しかも被害者相手に。)等等萎える点が満載なので個人的にどうしても高く評価出来ません。なのでこの点数。
MELさん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-17 01:32:14)(良:1票)
334.近年稀に見る作品ですね・・ある意味で。最後まで見ましたが、見終わったあとはすごく気分がわるかったですね。だって、あまりにもデイブが悲惨ですもん。それも泣けるような悲しさではなくて、引く様な悲しさ。私は映画には悲しさは大事だと思うけど、これはキツくありませんでしたか??私はきつかったです。。
はりねずみさん [DVD(字幕)] 1点(2005-10-25 21:22:44)(良:1票)
333.《ネタバレ》 非常にもにょる映画でした。役者さんは、いずれも一癖ある方ばかりで、アカデミー賞受けたのも頷ける演技だったのですが、ラストはあまりにも理不尽極まります。娘を殺した男は許せなくても、間違って無実の男を殺した自分には目をつむるジミー。その行為を肯定し、「王様」だの「街の支配者」だの持ち上げている馬鹿妻。無実の夫を信じきれず、夫を密告する形で裏切った妻。そして、すべてをわかっていながら沈黙を続ける刑事。子供の頃、車で連れ去られたデイブだけが、結局はいつも貧乏くじですか? ジミーとショーン、この二人は、結局自分たちが車に乗せられなくてよかった。自分たちとデイブとは違う、と思っていたのですね。友情も糞もない、「あのとき、車に乗せられたのが自分じゃなくてよかった」ストーリーには、楽しみにこの映画を見た自分としてはがっかりするほかなかったです。
パママのタルトさん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-10 01:12:44)(良:1票)
332.アカデミー監督に言っている場合ではないが、クリント・イーストウッドって良い映画監督なんだろうか?この人の作る映画は、どうも全体的に野暮ったく、44口径ぶっ放してたころの感覚と、これまでの経験だけで、何もオリジナルを取り入れずに焼き増しだけで映画を造っている気がしてならない。この映画もまったくそれで、テンポが悪い上にストーリーに斬新なところはなく台詞も平凡で、どこかで観た事があるようなシーンの継ぎはぎで、観出してすぐに底が割れてしまった。役者の演技も上手いだけで、ショーン・ペンもケビン・ベーコンもティム・ロビンスも、その演技を既にどこかの映画で使っているものばかり。ミリオンダラー・ベイビーがハズレたら、僭越ながらイーストウッドにはダメ監督のレッテルを貼ろうと思う。
永遠さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-05-27 02:58:29)(良:1票)
331.《ネタバレ》 出演者はみんな素晴らしい演技だった。特にティム・ロビンスとマーシャ・ゲイ・ハーデンの演技が印象深いが、ケビン・ベーコンの久々にこういった演技が見れてよかったし、エミー・ロッサムも父に愛される娘として好演していたと思う。ただ、子供の頃に襲った不幸な出来事がそれぞれの人生(特にティム・ロビンスが演じた「デイヴ」)に、その後に与えた影響がこれほどまでに大きいのであれば、もっとその描写をきっちりと出して欲しかった。虐待そのもののシーンは確かになくてもいいかもしれないが、汚れたり、ボロボロになった衣服や身体でもなく森の中を逃げるシーンや、近所の人たちの「暴行されたんだって」の一言で済ましてしまうのであれば、物語の根底を為すにしては、感情移入するには物足りない。残された二人も友人としてそれなりに傷を抱えたのかもしれないが、一向にそれが感じられなかった。極めつけは、最後のショーン・ペン演じる「ジミー」の奥さんのローラ・リニー演じる「アナベス」の言葉・・・。「自分の主人を・・・」の件はわたしも多少そう思ったが、仮にも自分のいとこの夫が娘の件では無実であったにもかかわらず、自分の夫に殺害されたというのに、自分たちだけ幸せであればよいという『王様』発言には、衝撃を受けた。この奥さんのような考えの人とは絶対に知り合いにもなりたくない。
チャコさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-16 15:42:42)(良:1票)
330.この手の映画を久々に見ましたが、重厚で楽しめました。ただ、色々考えさせられて疲れました。ただ、内容自体は非常にわかりやすく描かれています。このあたりはさすがクリントイーストウッドです。一番わかりにくかったのが、ケビンベーコンがショーンで、ショーンペンがジミーなこと(笑)
february8さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-08 21:34:45)(笑:1票)
329.私は、作り手はデイブに中心軸をおいて構成すべきだと思います。しかし、結局、イーストウッドは、幼年期に虐待を受け、多重人格的になりながら、必死に生きているデイブという存在を承認することができていないのではないでしょうか。、、、、、特に最後の二つの家族の対比はとっても酷い。法を犯しても家族を愛し、家族に安心を与える強い父親=ジミー、vs、強さを持たず、家族から信頼されない弱い父親=デイブという対比です。これは典型的なカウボーイの価値意識といってよいでしょう。私には、ジミーの顔が、イーストウッドの顔、そしてGWブッシュの顔にタブって見えました。、、、、、ハリウッド的定番のハッピィエンドではないところに渋さを感じさせますが、実は、ハッピィエンドではない欲求不満を、伝統的家族観、父親像の提示で解消させており、それはアメリカでは少なくない愚民観客を、巧みに保守的思潮に誘導することを意味しているように思われます。さすが、政治家クリント・イーストウッド。
王の七つの森さん 5点(2005-02-18 11:33:49)(良:1票)
328.《ネタバレ》 原作はは2001年の「このミス」では10位、「ベスミス」では2位に選ばれている作品なので、ミステリーファンは期待したと思う。私はショーン・ペンが苦手なので長らく敬遠してたんだけど。映画全体の印象は良く磨き込まれた古い家具のようで、イーストウッドの趣味の良さを感じる。何故デイブは妻にさえ真実を打ち明けられなかったのか?それはデイブが少年に欲望を感じたから。なんと言う業の深さだろう。でも幼い頃性的虐待を受けると得てしてある事らしい。彼は目の前の幼児性愛者に自分を見て、自分が少年をレイプする日が訪れる予感が恐ろしくて、自分自身を殺したのだ、25年前地下室に残してきた「少年(誘拐される前の自分)」と一緒に。小説にはそう書いてある。読んでいると溺れて息が出来なくなるような気がする登場人物達の心理描写が売りの小説なのだけど、映画からはそこまでは伝わって来ない。かなり原作に忠実なだけにそれでも良い作品なのか?イマイチ判断できない。ただ、私は自分をコケにした人間の事は許したりできない。ただ忘れるだけだと思ってる。なのでお腹の中には澱みたいなものが残る。あるいは心に受けた傷や大きな悲しみは、時がたてばそれは薄れはするが決して消える事は無い。この小説で一番共感する所はその部分で、それは映画からも感じられた。
黒猫クロマティさん 7点(2005-01-27 12:34:34)(良:1票)
327.《ネタバレ》 ミスティック・リバーの川底で、デイブは何を思うだろう?25年前の事件への恨みか、それともジミーへの怒りか、もしかするとショーンへの嫉妬かもしれない。僕には到底理解出来ない。デイブは、妻にさえ信じてもらえなかった可愛そうな男。彼の人生は、残酷な運命に導かれるようにして、今でもミスティック・リバーの川底で眠り続けている。
ボビーさん 7点(2005-01-05 16:34:12)(良:1票)
326.サスペンスの要素を感じられない・・・ダラダラと長くて最後に何か1発逆転のドンデン返しがあるかと期待して見ていたんですが、たいした落ちをなく・・・・

私には解りません。
映画坊主さん 2点(2004-12-05 01:54:59)(良:1票)
325.《ネタバレ》 イラク戦争を起こしたアメリカにとってはまさにタイムリーな映画。この映画を見て不快感を持たなかった人にはこの映画は何の価値もなくなるでしょう。暴力に継ぐ暴力、そして力のあるものに対する嫌悪感を抱かせる事がこの映画の真の目的なのです。ジミーは典型的な「アメリカの男」を体現しており、デイブはその逆なのもそういった皮肉によるものです。結局、ジミーに家族を幸せにするために罪の意識にさいなまれながらも生きていかねばならないという重荷を背負わせる事で単純なバッドエンドともいえない微妙なラストに持って行っているところがまた素晴らしいです。ジミーの奥さんの「あなたにはあと二人娘がいるのよ」という言葉に、彼女がジミーに前妻のことを忘れさせようとする独占欲の強さを感じたりもしました。それと、デイブを中心にこの映画をもう一度見直してみてください。彼は誘拐されて以来、死人のようでした。そして、彼は少年に対して性的関心を持つ人間になってしまい死んでしまうのです。ラストでデイブ以外の夫婦はそろっているという構図をこれで理解できる人もいるのではないでしょうか。劇中で本当に3人が再会できたシーンがないのも興味深かったです。
マイカルシネマさん [映画館(字幕)] 9点(2004-11-30 23:30:17)(良:1票)
324.《ネタバレ》 上映中に見逃した~!と悔やんでいた映画ですが、ビデオでも観るんじゃなかった!という感じです。本当に後味が悪いし、デイブが哀れすぎ。誰からもクロ扱いされて、誤解の末殺されるし、刑事はジミーを逮捕しないし。ジミー、あんたは逮捕されて罪を償うべきでしょ!ジミーの奥さんの言葉「パパのやることは正しい」等々、なんでこれを最後にもってくるかな?デイブの事件は二人にとって、まるで臭いものにはフタ扱いのよう。気分悪くて観なければよかったです。
霧のターンパイクさん 2点(2004-11-17 12:23:18)(良:1票)
323.《ネタバレ》 みなさん書かれているようになんともまぁ後味が悪いというか
ラストさえああじゃなければ。。。と思ってしまいました。
私としてはショーンがジミーに「デイブと最後に会ったのは?」と
聞いてジミーが「25年前ここから車で連れて行かれた時・・・」みたいに
答えて、車で連れ去られるデイブをショーンと並んで見ているシーンで
終わって、エンドロールへ突入してほしかった。
最後のパレードのシーンにはなんの意味があるのだろうか。


物語はイマイチですが、3人の俳優の表現力は
本当に素晴らしいですね。
私個人の中ではティムに軍配をあげたいです。
ペンは元マフィア(?)がハマりすぎてて逆にわざとらしかったかな。
ベーコンは3人の中じゃちょっと影が薄く感じましたが
「普通っぽく見せる演技」がうまいんだなと思います。
追伸:クリント・イーストウッドが監督だと
エンドロールで知り、作品で真犯人がわかった時より
驚きました。
全然しらんかった・・・

MKさん 5点(2004-11-10 00:40:56)(良:1票)
322.《ネタバレ》 いや~冒頭、3人の少年時代から引き付けられて最後まで夢中で見ましたよ。「真相はどうなんだあ~」ってね。これって映画には大切なことですよね。世の中にはつまらないと途中で見るのやめる人だっているんだから。でもね、あの最後はいけませんよ。ジミーもショーンもそれでいいんか?デイブの末路になんの意味があるんだ?まったくラストで台無しの作品でありました。
カズゥー柔術さん 6点(2004-11-03 00:40:30)(良:1票)
321.《ネタバレ》 何が何でもデイブが犯人なんだと思い込ませるように作られていますね。でもここまであからさまだと、逆にデイブが真犯人ではないと、先の先まで読めてしまう下手な作り方となっています。最後はどんでん返しとはいえないありきたりのパターン。真犯人と思い込んでデイブを殺してしまったジミーが、幼馴染を殺してしまったというのにあっけらかんとしているし、それをしているのはずのショーンも何故かこの【殺人】を容認しちゃっている。ではなぜそうなったのかということを描いていない。デイブの死に損です。最近のアメリカ映画はこの手が多すぎますね。苦し紛れで良いところを選ぶとすれば、良くここまで沢山の俳優を使ったなってくらいです。イーストウッド監督ということですが、パーフェクトワールドの方がまだ良かったですね。この映画でアカデミー賞を受賞してしまう・・・アメリカ映画界も危機的状況です。
RYOUさん 5点(2004-10-05 11:34:38)(良:1票)
320.《ネタバレ》 あの時車に乗ったのがもしもお前だったらという言葉が何とも切ないです。幼少時の出来事がきっかけで人生がどこか狂ってきた、それだけにそういうことをするような輩は許せないと己の正義を示したティム・ロビンス。しかし、ストーリー展開上、ティムのあの夜の行動は謎のままで、映画を見る側も、映画の中の人物も彼のもどかしい悩める姿を見てやっぱ犯人なのかなと思わせるとこは憎すぎます。またあの主役3人もそれぞれ違う立場なんだけど、ほんとうまく感情を表現してると思います。そしてあの真犯人、悪意なき犯罪という何ともいえないやり口でまんまとやられました。ところで、終始、善人刑事のケビン・ベーコンは新鮮。いつもどっかで悪さしますから。ショーン・ペンの怒りの報復行為は誤ってたけど、誰も責められないでしょう。あの密告奥さんが悪いんです。悩める男、ティム・ロビンス、素晴らしいよ、アンタ。
カーマインTypeⅡさん 9点(2004-09-26 18:45:17)(良:1票)
319.《ネタバレ》 うん、言いたい事は分かりますよ。ただこのいかにも、「人間には闇の部分があり、運命とは残酷なものなんですよ。こういうのが「リアリズム」です!」と言わんばかりの押し付けがましさをひしひしと感じて、少なからず閉口しました。

人生の残酷さや運命の皮肉をテーマに据えた作品は数多いと思いますが、特にこの映画が突出しているという部分は見当たりませんでした。各登場人物も、誘拐事件後の子供時代から現在に至るまでの経緯がほとんど描かれないため、人間描写に深みが無く、子供時代とのギャップも感じます。

また、「ミステリー仕立ての展開と、そこに見られる人間ドラマ」という狙った脚本構成のわりに、肝心の人間ドラマは希薄だし、中止半端なミステリー要素のせいで、どっちつかずな結果になっています。

作品全体を通しては、「真犯人とその動機」という謎解きの原動力で引っ張っておきながら、最終的には、ただの誤解や偶発的事故であるというリアリズムをもって、「現実の残酷さ」というテーマを際立たせようとしますが、しかし、それを表現するためには、やはり登場人物のしっかりとした人間描写をメインに据えなくては成り立たないはずです。登場人物たちの、まるで「設定のための設定」による葛藤の薄っぺらさが目につきます。

「ハリウッド的な軽い映画じゃないんですよ」と言いながら、結局その見せ方は「ハリウッド的」であり、監督や脚本家の自己満足から来る、表層的なニヒリズムやリアリズムしか描かれていないように感じました。

似て非なる作品として「プレッジ」等と見比べてみるのも面白いかも知れません。
FSSさん 5点(2004-09-10 16:43:30)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345678910111213141516171819
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 378人
平均点数 6.34点
020.53%
110.26%
282.12%
3266.88%
4236.08%
54511.90%
69424.87%
77720.37%
85715.08%
9256.61%
10205.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.41点 Review31人
2 ストーリー評価 6.71点 Review49人
3 鑑賞後の後味 4.67点 Review49人
4 音楽評価 6.22点 Review40人
5 感泣評価 4.67点 Review31人
chart

【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ショーン・ペン受賞 
助演男優賞ティム・ロビンス受賞 
助演女優賞マーシャ・ゲイ・ハーデン候補(ノミネート) 
監督賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 
脚色賞ブライアン・ヘルゲランド候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ショーン・ペン受賞 
助演男優賞ティム・ロビンス受賞 
監督賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 
脚本賞ブライアン・ヘルゲランド候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS