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鬼が来た!

[オニガキタ]
DEVILS ON THE DOORSTEP
(鬼子來了)
2000年上映時間:140分
平均点:7.76 / 10(Review 105人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-04-27)
ドラマ戦争ものモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【Cinecdocke】さん
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監督チアン・ウェン
キャストチアン・ウェン(男優)マー・ターサン
香川照之(男優)花屋小三郎
澤田謙也(男優)酒塚猪吉
脚本チアン・ウェン
撮影クー・チャンウェイ
製作チアン・ウェン
あらすじ
舞台は戦争末期・日本占領下の中国の農村。ある夜、マー(チアン・ウェン)が愛人イェンアル(チアン・ホンポー)と抱き合っていると、外から戸を叩く音がする。マー「誰だ?」男「俺だ。」マー「誰だ?」男「俺だ。」マーが戸を開けると、男は突然銃をマーの頭に突きつけ、5日間荷物を預かれと言い出した。大きな麻袋が2つ。マーが麻袋を開けると、中には日本軍人・花屋(香川照之)と通訳トン(ユエン・ティン)が入っていた。
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45.中国人監督が今まで作ってきたプロパガンダ映画は、挙って日本を否定してきた。でもこの映画は違っていた・・・と言いたかったが、結局日本人のプライドと服従性を否定している。それと共に我々中国人は心が広いとでも言いたげな出来でビックリする。
モチキチさん [DVD(字幕)] 2点(2005-04-03 14:45:50)
44.映画として、地味ではあるが面白い..出てくる日本軍がリアルで、実際そうではないのかもしれないが中国人もリアルで滑稽なのが実にイイ~ よくここまで創り上げたな~と言うのが、素直な感想です...
コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-02-25 12:21:59)
43.《ネタバレ》 観る前は、タイトルからして単なる反日映画かと思っていた。だが実際は違った。日本兵も、平素は、みんな人間らしく描かれている。どこからどうみても、日本人を単純に悪人扱いしているようには見えなかった。鬼はもともと人の心の中に潜んでいて、権力を行使した人間、あるいは行使された人間のなかで、突然暴れだす―――――そう言っているとしか思えない。具体的に言うと、映画のポイントは「権力」、あるいは「立場」だろう。アメリカを中心とした連合軍は国民党を利用し、国民党は日本人を収容したあとも、日本軍隊内部にあった主従関係をそのまま利用した。マーの処刑シーンは、国民党の命令を受けた酒塚隊長が、「日本兵はすでに武器を放棄したから、体の一部である刀を使わせて欲しい」と、花屋に刀を渡してその役を押し付ける、という奇妙な構図。こんなややこしい主従関係さえ存在しなければ、花屋は命の恩人を自らの手で葬る必要などなかった。自分は人の上に立っている、あるいは、人の下に立っている、という感覚を持っているからこそ、人は鬼になれるということだ。その象徴である村の焼き討ちシーンは、すごく考えさせられるものがあった。村人たちを命の恩人ととらえていたはずの花屋が、村人が隊長に馴れ馴れしく接したことにカチンと来て、殴りかかる。それが発端となり、日本兵たちはいっせいに村人の虐殺を開始、村はあとかたなく焼き払われる。あれだけ村人に感謝していた花屋がなぜ?というのが当たり前の疑問。しかし、中国で現地人の持つ気質を実際に知ってみると、妙に納得できる。中国人が持つ独特の親しみやすさ(馴れ馴れしさ)と、日本人が持つ独特の礼節(主従関係)。それらが悪いかたちですれ違いを起こせば、たしかにああなる。中国で暮らしている身として、痛いほどそれを実感する。繰り返すが、これは日本を単純に悪者扱いする映画ではない。実際、この映画は中国で上映禁止措置を受けた。日本人の描き方が人間的に過ぎたから、といわれている。でも、現地人たちは多くがこの映画を知っている。「戦争について考えさせられた。いい映画だった」と話す人が多い。つまり逆に、われわれ日本人はこの映画に感謝すべきなのである。罪を憎んで人を憎まず・・・。この映画が全人類に向けて発する強烈なメッセージである。
九寨溝さん 10点(2004-11-27 02:23:45)
42.日本人は酷い。この映画を見るからにそれは確実のことで製作者の意図もそこにあるはずだ。日本人は戦争の時中国人に酷いことをしたんだ許されないだろう、それなのに中国人は寛大であり素晴らしい・・・と中国人が見たら普通に思うに違いない。日本人に対し中国人がいまだに偏見を持っているのはこの様な映画があり、そのような教育が行われていることを察することが出来る。どおりでサッカーの時ブーイングが酷かったことか。が、現代の比較的偏見を持ってない日本人の俺から見れば別に日本だろうが中国だろうが全く関係無くブラックコメディとして楽しめた。
taronさん 8点(2004-11-11 00:52:14)
41.《ネタバレ》 前半はちと悠長な展開だけど、後半の凄惨な場面の連続には完全にやられた。この映画は、日本人としての自分、人間としての自分、現代に生きている自分、映画を観ている自分といった様々な自分の立場のうち、どれを意識するかによって本当にいろんな角度から鑑賞できる。僕自身は、「日本人は酷い」とか「史実の確認」といった事よりも、「鬼とは何か」というテーマを持ってこの映画を観終わった。僕の率直な感想では、鬼は日本兵だとか、殺戮を眺めていた人だとかではなく、「権力」なのではないかと思う。人を鬼にしてしまう「権力」という力をこの映画はみているのではないか。終戦によって日本軍の権力は中国軍に移った。そのために、主人公の復讐は、中国政府の法権力のもとで日本人による死刑を科せられることになってしまう。復讐することによってある種の「鬼」になった主人公は、法権力というみえない「鬼」によってつぶされたのではないか。そんなことを考えた。ラスト、似非名剣士のじいさん、船上で主人公が燃えさかる自分の町を見るシーンが印象に残った。
wunderlichさん 7点(2004-08-23 10:44:07)
40.こういう映画を見て思うのは、自分が当時の日本について知らなすぎるということ。だから正しいのか間違っているのかさえ判断できない。原爆や空襲といった本土の悲惨さばかりじゃなく、もっと知らなければならないことがあるはずだと痛感させられた。それはともかく、姜文はホントにスゴイ俳優であり、監督だと思う。ここまで存在そのものに「気迫」を感じさせる人も少ない。
あささん 8点(2004-07-28 10:27:11)
39.こういう映画は何と言ったらいいかコメントには非常に困る。ただし、この映画を観てただ単純に「日本人はヒドイ」としか考えないのは最低の感想であることは絶対に間違いない。歴史には光と影があるわけで、影の部分だけ見せられて、自分だけはいい子のつもりで批判だけしていていいはずがない。…しかし、そういう話は抜きにして、映画として観ると「すごい」映画であることは間違いない。見終わった後は声を失った。ただ、恋人と観る映画ではないでしょうね。
デュークさん 9点(2004-07-21 19:30:12)
38.大陸においての大日本帝国皇軍の暴走が、おもしろおかしく、爽やかに重苦しくまじめに描かれていました。ドロドロして僕ら日本人が過去行ってきた歴史の一部が、脚色はされていますが、見れたと思います。いくら訓練された軍隊でも人間の負の部分に染まり、個としての人間性は除外されるんだなあと思いました。ハリウッド映画ばかり観ているとこの映画の暗良さはわからないですね。この映画のレビューって皆さん長文ですね(笑)
★ピカリン★さん 5点(2004-07-06 22:02:50)
37.《ネタバレ》 招かざる日本人を、村の人々は平安を守るために殺そうとさへします。マーは結局、花屋を殺しはしませんでしたが、それは哀れな日本人兵への同情からではなく、自分の手を血で染めたくなかったからに過ぎませんでした。終盤は、子供にも容赦のない日本人兵の殺戮が描かれます。良心に呵責を持ちながらも、彼らは異国人に命の重さを感じていません。本作の舞台は日本軍占領中の中国ですが、戦争そのものよりも、異国人に向ける人々の顔を、とてもリアルに描写しています。魯迅の阿Q正伝を彷彿させるような、ラストでした。日本兵を演じる役者たちが、素晴らしかった。しかし、上映時間が長かった。あと30分は、短くしてもよかったように思います。
DONGYAOSさん 7点(2004-06-15 23:50:24)
36.《ネタバレ》 最初の通訳の場面はライフ・イズ・ビューティフルの収容所のシーンが頭をよぎったなぁ。
正直、見終わった後、複雑な気分だった。
夏目さん 9点(2004-06-13 16:02:29)
35.アジアでまだまだ根強い反日感情を理解するにも、それを知らない人々や世代にとっては、直感的糸口にもなる映画。「これぞ映画だ!」と、大鉈を振り下ろすような、かなり力を持った映画だと思います。観終わってかなり疲れてしまいました。
白狼さん 9点(2004-06-09 05:03:11)
34.長いかな。もう少し短くできたんちゃうかな。まーテンポとかはそれなりにあって観ててあきひんかったけど。観た後、何も残らんかってんけど、多分あんまり緊張感がなかったからかな、変にコミカルやし、それともここのレビュー少し読んでもうて、どんな展開になるかある程度知ってもうたのがあかんかったんかも。映画はやっぱなんの予備知識もなく観るのがえーわ。後、隊長さんがなんかかっこよろしい。
なにわ君さん 5点(2004-02-20 11:31:02)
33.鬼というのは誰が鬼かではなく全ての人間の持つ鬼の部分を言いたいのではないでしょうか。日本軍が残忍なのではなく、たまたま軍人が日本兵であっただけであり、立場が変われば彼らも同じなのであり、残忍なのは軍隊であり、戦争なのです。花屋自身も武士でもなんでもなく彼らと同じ百姓なのであり、心を通わせつかの間の幸せを味わう。が百姓たちと絶対的に違うのは花屋がすでに軍人として人を殺して鬼になったことがあること。百姓たちが鬼になり花屋を殺していれば、あの村に悲劇は起きなかったかもしれない。首を切る鬼、首を切られる鬼よりも恐ろしいのはその光景をただ眺めている鬼どもである。
亜流派 十五郎さん 10点(2004-02-18 23:51:36)
32.戦争の残虐性、不条理さを辛口なユーモアも含めここまでうまく表現した作品は数少ないと思う。
のりまきさん 10点(2004-02-10 06:29:28)
31.これが戦争の「事実」、悲惨さであるとは思えない。かといって開き直って、「事実」でないともいえないと思う。
個別的な体験と「歴史」とは一致しない。「事実」は当然様々であってよいと思う(「歴史」となると問題は複雑だが)。その中で様々な「事実」と立場に「鬼」が宿る。しかし、その宿りの描き方があまり秀逸であったとは思えない。定式化された日本軍の残虐性とそれへの復讐心という構図。それはそれで良いがもっと上手い描き方があったのではないか。個人的に心を揺さぶられなかった。ドキュメンタリーとは違って、映画のおもしろさ(批判性を含めた)はこの描き方の部分に左右される。それが「事実」であるとか、実話であるとかはどうでもいい。
ストーリー的にはどこへ向かうのかよくわからないおもしろさが半分、どうでもよくなるところが半分といったところだった。
さん 4点(2004-02-09 05:07:06)
30.《ネタバレ》 確かに中国共産党軍が絡んでこないことは不満である。また、日本軍は虐殺をする非道な軍隊である、という前提の下で物語を作り上げていることも不満です。親日派の監督でありながらも、潜在的に中共の宣伝戦(日本人の虐殺は当たり前のようにあった行為であるという宣伝)に毒されてしまっているのは悲しくもある。
しかし、虐殺にいたるまでの日本軍は今までの中国映画での表現とは違い、規律を重視し農民と交流を持つ余裕もある軍隊として描かれているというのは素直に評価できる。虐殺へ至るきっかけと、その理由付けもなされているのも良いと思った(農民をテロ分子とみなして殺戮をしている)。単なる凶暴で極悪非道な無差別殺戮者集団として描かれてはいない。
日本軍による虐殺シーンだけを見て「やっぱり日本軍は鬼だなー」なんて、ここで思考停止してしまってはもったいない。
鬼って誰かな?「私」?「照屋」?「日本軍」?「主人公の農民」?「国民党」?
戦時下では誰でも『鬼』になりうる可能性があるのです。
反戦映画を名乗りつつ、結局は名ばかりで一方を悪人に仕立て上げるだけの映画がほとんどだが、この映画は違う。そこが素晴らしい。
※隊長:澤田謙也がかっこいい!変な趣味はないけど惚れた。
ねこぱんちさん 8点(2004-01-21 08:41:37)
29.凄まじい描写力。強烈な作品だった。麻袋に押し込められた日本兵ら二人を預かることになってしまった村人の困惑、という切り口からして興味をそそられる。しかも、たっぷりとユーモアを利かした独特な演出で、観客を飽きさせずストーリーを展開させてゆく。やがて暗雲垂れこめ、修羅場と化すクライマックスへとつながる。本作では主役をも兼ねたチアン・ウェン監督。当時の日本軍を歪曲せずリアルに捉えており、日本人キャストの持ち味をもうまく引き出している。この人、監督としての手腕振りは確かだし、日本の文化についてもかなり詳しいのではないだろうか。《ネタバレ》ラスト、あの心優しい主人公マーが狂乱の行動をとる。鬼が来た!、というかまさに鬼が乗り移った瞬間を描いている。本作では言葉の壁も取り上げてはいるが、やはり“戦争”という二文字が、日本人や中国人に関係なく人間を狂気の行動に走らせる、と言いたかったのではないだろうか。つまり、鬼とは“戦争”により引き起こされる狂気のことを指すのであろう。主人公の狂乱の行動をも含め、本作をどう受けとめるかは観客の置かれた立場と考え方次第ではないだろうか。日本人なら必見の、問題作には違いない。
光りやまねこさん 9点(2004-01-20 21:40:47)
28.《ネタバレ》 ラストの色彩で寓話の世界から現実に連れ戻されたような気がした。プロパガンダ等とは縁のない、真に映画的な作品だと思う。不条理・・・フジョウリ・・・まばたき三回・・・にこり。
それでも生き残ったものは生き続ける。オニハダレ?
それるさん 10点(2004-01-16 00:04:24)
27.《ネタバレ》 一瞬でも『この酒盛りでハッピーエンド?』なんて感じた戦争のことをまったく知らない無知な自分自身に幻滅・・・。戦争というものについて本当に考えさせられる作品でした。よくナチス関係の作品を観たときに『なんてひどい連中なんだ!』と感じますが日本人だって最低です・・・。お風呂やトイレ、歯を磨きながらも考え込んでしまいます。戦時中に徴兵されて戦争を体験した方々は毎日その当時のことを思い出して苦しんでいるのではないでしょうか?そう考えると本当に辛いです・・・。憲法第9条って本当に大切ですね。
MINI1000さん 8点(2003-12-23 15:29:49)
26.中国の作品なんで日本側が良く描かれることはありえないと思ったので村人虐殺とかも容易に想像できた。自分は当然当時の戦争に参加していないので日本兵が忠実に描かれてるのかどうかは分からない。しかし農民中国人と日本兵の心の中の葛藤は明らかに日本兵の方が非人道的に描かれてたと思う。ただラストは文革みたいだったのであの農民中国人にとっては日本軍も中国軍も鬼だったのかもな?そう考えると平等に扱った作品なのかもしれない。ところであの日本兵と通訳は誰が連れてきたんだよ?
guijiuさん 7点(2003-12-15 22:28:25)
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【点数情報】

Review人数 105人
平均点数 7.76点
000.00%
100.00%
232.86%
310.95%
454.76%
565.71%
698.57%
71110.48%
82422.86%
92725.71%
101918.10%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review4人
2 ストーリー評価 8.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.60点 Review5人
4 音楽評価 8.75点 Review4人
5 感泣評価 9.33点 Review3人
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