華氏911のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。9ページ目

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華氏911

[カシキュウイチイチ]
Fahrenheit 9/11
2004年上映時間:122分
平均点:6.15 / 10(Review 169人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-08-14)
公開終了日(2004-11-12)
戦争ものドキュメンタリー政治もの
新規登録(2004-06-12)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2019-01-08)【たろさ】さん
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監督マイケル・ムーア
江原正士マイケル・ムーア(日本語吹き替え版)
田原アルノジョージ・W・ブッシュ(日本語吹き替え版)
出演マイケル・ムーア
ジョージ・W・ブッシュ
ビル・クリントン
アル・ゴア〔1948年生〕
脚本マイケル・ムーア
主題歌ニール・ヤング“Rockin' In The Free World”
製作マイケル・ムーア
製作総指揮ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
字幕翻訳石田泰子
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9.色んな見方があるので色んなレヴューがあって良いと思った。これは私の見方である。ドキュメンタリーだが誇張された部分もある。ムーアがブッシュを一方的に攻撃している感じもしないでもないが、その分は贔屓目に見る必要があるのではないか。日本人には理解し難いのかもしれない。テロで家族や友人を3000人、その後の戦争で1000人以上も失えば見る目も変わるかもしれない。さらに罪の無いアフガンの民間人を4000人とイラクの民間人12000人、さらにイラク兵を数万人殺せば、このくらいの叩き方でも優しいくらいではないだろうか?
発端は2000年フロリダの選挙で彼らが97000人のアフリカ系アメリカ人を「前科者」として無効票扱いしたことである。これさえなければゴアは間違い無く大差で当選し、9/11は回避出来た可能性は高い、特に石油利権が関わってただけに。
最初はムーア対ブッシュだと思って見ていたが、すこしずつ変わっていくのがわかった。ブッシュは腐敗した社会の一つの現象でしかない。彼が再選に失敗しようがしまいがブッシュファミリーが存在する限り、あまり意味が無い。
息子を失って初めて理解したライラさん。彼女も息子が無事に生還したならば決して気がつくことはなかったと思う。最後にジョージ・オーウェンの引用が出て来て助かった。ムーアが本当に言いたかったのはブッシュを非難することではなく、戦争をやめるということである。25分間のスタンディング・オベーションをしたのはそれに気がついた人達だと思う。
デヘデヘさん 9点(2004-08-23 17:25:11)(良:5票)
8.《ネタバレ》 う~む、テーマがテーマなだけに評価し難い作品ではある、不謹慎、と言われるのを覚悟のうえでエンターテイメントとして評価するなら前作より劣るのは間違いない、なぜなら前作には「銃」という明白な「悪(もしくは「必要悪)」がテーマだっただけにコロンバイン高校の事件は悲惨ではあるのだが、悪と分っていながらも銃を持たざるをえないアメリカという国家の滑稽さを笑うことができた。また監督も過度に主張するのではなく、終始「なぜ?」という疑問を投げかけていたのがエンターテイメントしていい方向に働いていたと思う、言ってみれば前作は「誰もわかっている」事をおもしろおかしく監督が代弁していたに過ぎないのだ(だからと言って作品の質が低いわけではない、念のため)しかし本作は監督の主張の映画である、政府の主張はウソだらけだ、と批判するのは結構だが、監督であるマイケル・ムーアは真実だけを話しているのか?これは別に監督の主張はウソだ、と言っているのではない、彼から私が学んだ事を実践すれば当然そういった疑問が浮かんでくる、「銃=悪」ならまず疑問は湧かないが(おそらく多くのアメリカ人も)ブッシュを含む政府高官の言う事は全てウソでマイケル・ムーアの言う事が全面的に正しい、という認識はこれはこれで危険ではある。特に日本のワイドショーがよくやる文脈を無視したコメントの引用などは、どうも素直に信じられないし笑うことも出来ない、また愛国者だった女性が子供を失ったことによって批判者に転じるくだりなどは、あまりにも話が出来すぎていると言われても仕方が無いだろう、そもそもムーア自身も「人道的な戦争」の欺瞞を指摘していたのに、息子が戦死したからといって主張を変えるこの女性の心理を私は理解できない、もちろん肉親を失うことは何よりもまして悲しいことであるが、「戦争=死」という子供でもわかる(と私は思う)認識がこの女性には欠けていたのである、息子に軍隊を薦めた責任をこの女性はどう思っているのだろう、(戦争など人道的であるはずがないのだ)こういうテーマはエンタテイメント色を削ってでも出来る限りフェアにやるか、そうでなければ安易に手を出さないほうがよかったのではないか?
るねさん 6点(2004-08-22 03:00:59)(良:1票)
7.《ネタバレ》 初日朝一の上映で見てきました、が首都圏より60KMの我が町の映画館では、半分程度の入りでした。
「ボーリングフォーコロンバイン」と「華氏911」を定食に例え比較すると、「ボーリング.」の方は、炭水化物のご飯以外にもバリエーションに富んだ内容で食べやすく食べた後も息苦しいような満腹感までない定食、一方、「華氏.」の方は、ご飯山盛りで、おかずはちょっとだけ、みたいな食べるのに大変な定食だった、観終わったあとおなか一杯で動けなくなる様な。

確かに、2時間、ブッシュ批判で終始します。
でも、「世の中の殆どの人々は無知で何も知らず、票を入れて、その1票が、例えば、イラクの子供達を打ち抜く弾丸に変わる。」
これだけは、ブッシュどうの、を越えての事実であることは間違いない。
子供をイラクでなくした、母親が、ホワイトハウスの前で、言ったせりふ。
「私も以前は、ああいう何も知らない人間の一人だった、今、息子をなくして解った。」でも、それからじゃ遅いんだと、この作品の内容、手法、方針等いろいろ批判も有るだろうが。
この作品が、きっかけで、何人かが、「一票」「民主主義」「国民全員が常に目を光らせ、何らかの意見を持つことの重要性。」に気が付いてくれたらそれはそれで悪いことではないと思った。

N列23番さん 9点(2004-08-21 15:20:27)(良:2票)
6.スーパーヘビー級の映画。「ボウリング・フォー・コロンバイン」みたいなブラックユーモアたっぷりの映画と思いきや、とにかく最後まで直球勝負。戦争で息子を亡くした家族の悲しみの描写は圧巻としかいいようがない。小泉さんにも、是非観てもらいたいです。
シェリー・ジェリーさん 9点(2004-08-21 13:28:17)(良:2票)
5.ブッシュ嫌いで途中まで面白かったけど、こんな告げ口みたいなことして評判を落とそうとする奴はもっと嫌いですね。お前は監督辞めて芸能リポーターでもやっとけ!って言ってやりたい。
モチキチさん 1点(2004-08-21 03:39:33)(良:2票)
4.《ネタバレ》 ボウリングの頃は、マジな感じとユーモアな感じが半々くらいに保たれていた気がしたが、今回は9:1くらいでユーモアを捨ててほとんどガチンコの勝負をしている。
相手が相手だから逃げもかわしもしない直球勝負に出たなあという感じがする。
ブッシュ本人のことや石油の利権や軍需産業の癒着、サウジとブッシュとの関係やイラクとブッシュとの関係、9.11が起こった背景等ははっきり言ってほとんど知識ないんで論じることは出来ないけど、
罪のないイラクの人々が死んでいく姿と「助けに来たのに何で攻撃されるんだ」と嘆く兵士の姿、息子を失った家族の深い悲しみと息子が書いた手紙には、全てブッシュのやっていることは間違っているということと彼の嘘を痛烈に感じずにはいられない。
権力者の下に踊らされ、恐怖を植え付けられ知らぬまに自分の自由や思想を失っていく人々にはテロ以上の脅威を感じる。
真に恐ろしいのはテロリストではなく紛れもなくブッシュだろう。
映画としての面白さは本作からは感じないが、人に訴える熱情がこもった素晴らしい映画だとは思う。
自分の利やカッコのために苦しむ人がいるということを知ってもらうために特に政治家や政治を志す人には見てもらいたい。
次の大統領選は本当に楽しみだな。ブッシュが勝つのかムーアが勝つのかというようなもんだな。
ケリーが勝ったら勝ったで、ムーアのおかげで勝ったと言われるのかな。
メディアやマスコミを使って世の中を動かすというのはあまり好きではないがな。
六本木ソルジャーさん 8点(2004-08-15 00:29:47)(良:2票)
3.これはおったまげた!カンヌ国際映画祭は芸術の香り高い映画を選定・評価するところだと思っていたのに、カンヌ国際映画祭でパルム・ド・オル(最高賞)を受賞したこの作品は完全に反体制宣伝(というよりも喧伝)映画です。ヨーロッパ映画界の危機意識がそれだけ高いというわけでしょう。どちらかと言えばブッシュには反対している私でさえも何だかボクシング・リングの上で両手を後ろ手に縛られたボクサーを、もう一人のボクサーがめった打ちにパンチを食らわしている様を見ているような感じが否めませんでしたが、この感じが快の部類に属するのか不快の部類に属するのかはよくわかりません。ムーア監督はすでに去年のアカデミー賞受賞式でブッシュ大統領に挑戦状をつきつけていたので体制側の監督(陰の声:そんな監督いるのかどうか・・・)もイラク戦争を擁護する作品を作ればよかったと思います。(陰の声:軍艦マーチをバックに「大本営発表」???)でも体制擁護映画と二本立てにしてもこちらしか見ない人がほとんどだったりやなんかして・・・。長くアメリカに住んでこんなに熱い映画上映は初めての経験でした。私が見たのは月曜日の夜10時からの上映でしたが、会場は大入り満員で時間を気にする人もないようで、上映中の爆笑や拍手、特にエンド・ロール開始の時の大喝采と「ワンダフル!」の掛け声は初めてでした。(この映画を見に行くのはブッシュに反対する人だけだということを念頭においてください。)バグダッドの街角に集う人々の平和な談笑や子供たちが遊ぶ光景が阿鼻叫喚に変わったシーンで流れた涙には人道上の涙と「私が納めた税金がこんなことに使われるなんて・・・。」というくやし涙が混ざっていました。この映画を本当に見てほしいのはイラクの人です。映画のスクリーンだけではなくそれに反応するアメリカの人たちを見てほしいと思います。アラブ圏の人は民主主義や自由とはミニスカートをはいて街を歩いたり酒や麻薬をたしなむことだと思っているようですが、真の民主主義や自由とは反体制映画が堂々と上映され、人々が臆することなくそれを見に行くことができ、上映会場の内にも外にも警官や憲兵が立っていないことなんです。
かわまりさん 6点(2004-07-04 11:43:42)(良:3票)
2.《ネタバレ》 前半、たっぷりで笑わせますねぇ。ブッシュの商業主義があらわにされ、それが軽快な音楽と相まって笑いを誘う。中盤、軍内部の様子に移るあたりから、ややつまらなく、映画が長く感じてしまうし、軽快さもなくなり、普通のドキュメンタリーになってしまっているのが、残念。結局、彼の主張を素直に受け取るよりも、それをエンターテイメントにしたところにおもしろさがあるのだろうな。
ちひろさん 7点(2004-07-01 12:46:05)
1.米国の大学のラウンジで、当時つきあっていた彼女が「ちょっと実験をしてみよう」と言って、近くにいた学生の1人に声をかけました。「何の用?」と尋ねられると、「ちょっと待ってて」と引き止め、次の学生に声をかけました。数十人が立ち止まると、それを見たほかの学生たちが続々と集まり、「なにかここではじまるらしい」と声が聞こえてきます。30分程度で、そのラウンジには、2000人以上が集まりました。それを見届けたところで、私と彼女はこっそりとラウンジから出ました。米国人は、「ストリームの気配を感じるとそれにとりあえず飛びつく」国民性があります。そして、アカデミー、カンヌをモノにしてしまったムーアには、人を呼び止め、席につかせる力があります。ムーアの手法は、暴力的で、狡猾。論理的に欠点が多いのですが、勢いがそれを補っています。私は、たまたまラウンジに入ってしまった米国人が、自分で考えることを放棄し、本作に拍手を送っているのではないかと不安を覚えました。イラク問題の是非は、話し合う、またそれぞれが持論を主張する価値があります。ムーアの主張は、個人的には賛同しています。しかし、ときとして「メディアの暴力」とも思えるそのやり方は、「私の好みではありません」。また、今後、ムーアの粗悪コピーが出てくることも、(その可能性は低いとは思いますが)懸念しています。
DONGYAOSさん 5点(2004-06-30 07:33:34)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 169人
平均点数 6.15点
042.37%
121.18%
221.18%
342.37%
4158.88%
53218.93%
63118.34%
74124.26%
81911.24%
9148.28%
1052.96%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.30点 Review13人
2 ストーリー評価 5.81点 Review16人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review18人
4 音楽評価 6.05点 Review18人
5 感泣評価 5.40点 Review15人
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