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キッズ・オールライト

[キッズオールライト]
The Kids Are All Right
2010年上映時間:106分
平均点:6.64 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-04-29)
ドラマコメディ同性愛もの
新規登録(2011-06-04)【枕流】さん
タイトル情報更新(2019-06-11)【Olias】さん
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監督リサ・チョロデンコ
キャストアネット・ベニング(女優)ニック
ジュリアン・ムーア(女優)ジュールス
マーク・ラファロ(男優)ポール
ミア・ワシコウスカ(女優)ジョニ
ジョシュ・ハッチャーソン(男優)レイザー
脚本リサ・チョロデンコ
スチュアート・ブルムバーグ
音楽カーター・バーウェル
撮影イゴール・ジャデュー=リロ
配給ショウゲート
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1.《ネタバレ》 両親と子どもが二人の家庭。妻が家族ぐるみの付き合いのあった男と浮気してしまった。当然家庭の空気は悪くなり、思春期の子どもらへの影響も計り知れず・・と書くと凡庸なホームドラマだけれど本作は夫婦がレズビアンカップルで、浮気相手が子どもらの精子提供者だというヒネリにヒネったシチュエーションである。
いやあー、考えさせられましたねえ。なまじ設定をノーマルな家庭環境にしなかったため、「家族」というシステムの定義しづらさ、曖昧さを浮き彫りにする効果がありました。
即ち「生物学上の父は家族となり得るか?」
本父ポールはいい線行ってましたよね。独身の気楽さがちょっと鼻につくけど人好きがして、明るく積極的な性格がニックの家庭には無い資質で子どもらもジュールスすらも惹かれてゆく。アネット扮するニックはこの家で父性的な役割でしたから、初めからポールに対して「侵入者」への警戒心が強かったのも無理はないです。だって相手は「正真正銘の」父なんだもの。いくら女医でも彼女には真似できない。ほんと設定の妙が活きますな。
わたしはマーク・ラファロ扮するポールに反感は抱かなかったので、ジュールスと事があったのち、子どもらが一斉に怒りを向けてきたのにはむしろ驚きすら感じました。つまりこのことこそがこの映画のアンサーで、やはり「家族」を作り上げるのにかかった年月はそれなりに重いのです。特に子どもにとっては、人格形成期に愛情を注いでくれた大人がやはり親なのですね。
そして四人が「家族」なんだ、ということをこの上なく表したジョニの巣立ちの場面。ワタシは思わずもらい泣きしたのですが、一人家を離れる長女を別れ際に抱きしめる両母親の姿は娘を手放す寂しさや祝福、心配がないまぜとなりA・ベニングとJ・ムーアの演技力の真骨頂を見せられます。まさしく長年手塩にかけて我が子を育ててきた者でないと出せない感情であり、やはり「単なる良い人」ポールでは無理でありましょう。
そして、息子もまたちゃんと成長を遂げていました。15才という難しい年ごろ、両親がゲイ・カップルということに事あるごとに反抗的な態度を見せていましたが最後に車中で「別れちゃダメだよ。もうトシなんだから」ですって。涙なくして聞けましょうかこの台詞。
初め、正直なところレズビアン両親にどうも気持ちが入りづらかったのですが、観終わってみれば彼らの家庭にとても親近感を抱いていました。脚本も演技もとても良いです。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-08-01 23:19:39)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.64点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
414.55%
5522.73%
629.09%
7836.36%
8522.73%
914.55%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞アネット・ベニング候補(ノミネート) 
助演男優賞マーク・ラファロ候補(ノミネート) 
脚本賞リサ・チョロデンコ候補(ノミネート) 
脚本賞スチュアート・ブルムバーグ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2010年 68回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)アネット・ベニング受賞 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジュリアン・ムーア候補(ノミネート) 
脚本賞リサ・チョロデンコ候補(ノミネート) 
脚本賞スチュアート・ブルムバーグ候補(ノミネート) 

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