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リバティ・バランスを射った男

[リバティバランスヲウッタオトコ]
The Man Who Shot Liberty Valance
1962年上映時間:123分
平均点:7.42 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-08-04)
ドラマウエスタンモノクロ映画ロマンス小説の映画化
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タイトル情報更新(2022-04-24)【イニシャルK】さん
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監督ジョン・フォード
キャストジョン・ウェイン(男優)トム・ドニファン
ジェームズ・スチュワート(男優)ランス・ストッダード
ヴェラ・マイルズ(女優)ハリー
リー・マーヴィン(男優)リバティ・バランス
エドモンド・オブライエン(男優)「シンボーン・スター」紙社主 ダットン・ピーボディ
アンディ・デヴァイン(男優)保安官 リンク・アップルヤード
ジョン・キャラダイン(男優)カシウス・スターバックル
ジャネット・ノーラン(女優)ノラ・エリクソン
カールトン・ヤング(男優)「シンボーン・スター」紙編集長 マックスウェル・スコット
ウディ・ストロード(男優)トムの使用人 ポンペイ
ストローザー・マーティン(男優)リバティ・バランスの手下 フロイド
リー・ヴァン・クリーフ(男優)リバティ・バランスの手下 リース
アンナ・リー(女優)駅馬車の未亡人(ノンクレジット)
石塚運昇トム・ドニファン(日本語吹き替え版【VOD】)
青山穣リバティ・バランス(日本語吹き替え版【VOD】)
辻親八「シンボーン・スター」紙社主 ダットン・ピーボディ(日本語吹き替え版【VOD】)
小林昭二トム・ドニファン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
家弓家正ランス・ストッダード(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
武藤礼子ハリー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林清志リバティ・バランス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
千葉順二「シンボーン・スター」紙社主 ダットン・ピーボディ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
相模太郎保安官 リンク・アップルヤード(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大木民夫カシウス・スターバックル(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
上田敏也(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
納谷六朗(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
永井一郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本ウィリス・ゴールドベック
音楽シリル・J・モックリッジ
撮影ウィリアム・H・クローシア
製作パラマウント・ピクチャーズ
ウィリス・ゴールドベック
ジョン・フォード(ノンクレジット)
配給パラマウント・ピクチャーズ
美術ハル・ペレイラ(美術監督)
ダレル・シルヴェラ(セット装飾)
サム・カマー(セット装飾)
衣装イーディス・ヘッド
ロン・タルスキー(ノンクレジット)
ヘアメイクウォーリー・ウェストモア(メイクアップ・スーパーバイザー)
編集ステュー・リンダー(編集補佐〔ノンクレジット〕)
スタントハル・ニーダム(ノンクレジット)
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1.《ネタバレ》 ジョン・フォードとジョン・ウェインが組んだ最後の西部劇にして最高傑作。

冒頭14分間の「現代」、そしておよそ1時間46分にかけて「過去」の出来事を紐解いてゆく形式、ジョン・フォードの豊かな人間ドラマ、白黒だからこそ出せる映像の美しさ。
「捜索者」や「駅馬車」が広大な大地を馬で駆け抜け続ける激しさならば、本作は回想形式で中盤の決闘に至る経緯をサスペンスフルに紐解く。

しかし、最初この冒頭のシーンを見た者は少し退屈に感じるかも知れない。
それを最初から最後の幕切れまで通して見ると、もう一度冒頭の語りを見たくなる。そしてもう一度冒頭に触れれば、そこに退屈さは無い。
あるのは過ぎ去りし日への追憶と寂しさ。一角の大物議員が何故名も無き男の葬儀に訪れたのか・・・。

駅馬車強盗とともに始まる回想、法律とともにやって来た男がもたらす時代の終焉と始まり、街中で銃を乱射する無法者、ユニークな選挙活動、投げ縄、射撃訓練と怒りの鉄拳、抜き打ちには拳で返答、暗殺、燃え盛る家、サボテンの花。
保安官でもガンマンでもない普通の人間が、無謀と解っていても恩人の仇を討つべく決闘の場に向かっていく姿、立場や人種を超えた一撃!
白黒ウェインの風格とカッコ良さ。レストランにおけるガンマンたちと対峙するウェインの頼もしさ!
ただの優等生では終わらない強さを持つジェームズ・ステュアート、調理場の元気な娘ヴェラ・マイルズ。ウェイン、ステュアート、ヴェラの奇妙な三角関係も注目だ。
太ったビビリの保安官アンディ・ディヴァインは「駅馬車」でもウェインと共演。ユーモア溢れるキャラを演じていた。他にもジョン・キャラダインといったウェインの相棒的俳優も脇を固める。
リー・マーヴィンの強烈な悪役振りも良い。
無法者だが牧場主の手先として暴力を振るう鉄砲玉。元々老け顔のウェインと堂々と渡り合える老け振り。一体どんな修羅場潜って来たんだ・・・。酒場でブッ飛ばされるリー・ヴァン・クリーフの存在も面白い。

州に昇格しようと躍起になっている町での政権争い。
食堂での軽妙なやりとり、派手な選挙戦や事務所の襲撃事件、酒場近くの決闘と見所も多い。何といってもその決闘こそ本作最大の山場!黒のコントラストが最高。

かくしてストーリーは再び現代へと戻ってくる。

棺桶に咲いたサボテンの花。
死者の鎮魂を祈る花をドア越しに見つめる一人の男、その後ろにたたずむ背を向けた女性。

列車が駅に入る瞬間から始まり、その疾走によってすべてが終わる光景はフォードを敬愛したセルジオ・レオーネ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(ウエスタン)」でも繰り返される。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2016-11-24 22:43:17)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.42点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
513.85%
6311.54%
7726.92%
81453.85%
913.85%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1962年 35回
衣装デザイン賞(白黒)イーディス・ヘッド候補(ノミネート) 

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