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人のセックスを笑うな

[ヒトノセックスヲワラウナ]
2007年上映時間:137分
平均点:4.93 / 10(Review 61人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-01-19)
ドラマラブストーリー小説の映画化
新規登録(2007-04-02)【ボビー】さん
タイトル情報更新(2016-03-03)【かっぱ堰】さん
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監督井口奈己
キャスト永作博美(女優)ユリ
松山ケンイチ(男優)みるめ
蒼井優(女優)えんちゃん
忍成修吾(男優)堂本
あがた森魚(男優)猪熊さん
温水洋一(男優)山田先生
市川実和子(女優)生徒
藤田陽子(女優)画家
桂春團治(三代目)(男優)じいちゃん
脚本本調有香
井口奈己
製作東京テアトル
ハピネット・ピクチャーズ
河合洋
松下晴彦
WOWOW
制作東京テアトル
配給東京テアトル
美術木村威夫(美術監督)
安宅紀史
編集井口奈己
あらすじ
美術学校に通う19歳のみるめ(松山ケンイチ)は、講師のユリ(永作博美)にモデルを頼まれる。 彼女のアトリエに通ううちに二人は関係を持ち、みるめは有頂天。 しかし39歳のユリは既婚者であった。 そしてある日、彼女は突然みるめの前から姿を消す…。 山崎ナオコーラの同名小説を映画化。
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2.《ネタバレ》 この映画の画面にはものすごい緊張感がある。例えば、蒼井優演じるエンちゃんがユリの展覧会を訪れるシーンで、会場入り口ちかくの椅子に座った蒼井優がフレームからはみ出そうとする場面がある。そこでカメラは女優を追わず、はみ出た蒼井優が戻ってくるのを待つ。フレーム内に戻ってきた蒼井優の手には、菓子がのっており、ここで観客ははじめてエンちゃんの「動き」を「行為」として理解することができる。このなんのことはないシーンが、いたってサスペンスフルになるのは、この映画のカメラがもつ視線が、人間ではなく、空間を撮ろうとしているからである。空間を場所と言いかえれば、この監督が正確な意味で小津安二郎のフォロワーであることが分かるだろう。したがって、この映画における観客は、登場人物に感情移入するのではなく、登場人物たちのやり取りをすぐそばで覗き見るという形での参画を促される。その結果、ラスト近くに堂本とエンちゃんのキスシーンが、非常に強く記憶に焼きつけられるのだ。「だってさわってみたかったんだもん」、「会えないから、終わるってもんでもないだろう」といった文学的名言も楽しめるが、この作品はまずはその画面力を堪能すべきである。
wunderlichさん [映画館(邦画)] 9点(2008-10-17 16:54:30)(良:1票)
1.ストーリーはあってないようなものだったけど、美しい映像を堪能できてよかった。フレーミングや原色の使い方がうまいと感じた。俳優の演技と有機的に結びついた長廻しもすばらしい。何よりも驚いたのが、こういった手法を用いていながら、殺伐とした印象を与えることなく、かわいい感じの映画に仕上げていることだ。北野武や黒沢清にはちょっとできない芸当なんじゃないだろうか。井口監督はしっかりと自分のカラーを打ち出せていると思う。
クルシマさん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-31 21:56:26)
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【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 4.93点
011.64%
123.28%
2711.48%
3914.75%
469.84%
51118.03%
6711.48%
71118.03%
846.56%
923.28%
1011.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review3人
2 ストーリー評価 4.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 2.25点 Review4人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 1.50点 Review4人
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