ゲゲゲの女房のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゲゲゲの女房

[ゲゲゲノニョウボウ]
The Wife of Gegege
2010年上映時間:119分
平均点:5.25 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-11-20)
ドラマ実話もの伝記もの小説の映画化
新規登録(2010-11-04)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2021-05-06)【イニシャルK】さん
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監督鈴木卓爾
キャスト吹石一恵(女優)武良布枝
宮藤官九郎(男優)武良茂
南果歩(女優)武良琴江(茂の母)
坂井真紀(女優)田所初枝(布枝の姉)
平岩紙(女優)飯塚只子(布枝の義妹)
村上淳(男優)金内志郎(茂の家を間借りする絵描き)
徳井優(男優)ぬらりひょん
宮崎将(男優)安井庄治(漫画家志望の学生)
鈴木慶一(男優)都筑睦夫(貸し本屋)
寺十吾(男優)倉石昌太郎
宇野祥平(男優)
脚本鈴木卓爾
音楽鈴木慶一
撮影たむらまさき
製作ファントム・フィルム(「ゲゲゲの女房」製作委員会)
スローラーナー(「ゲゲゲの女房」製作委員会)
キングレコード(「ゲゲゲの女房」製作委員会)
読売テレビ(「ゲゲゲの女房」製作委員会)
朝日新聞社(「ゲゲゲの女房」製作委員会)
制作スローラーナー(制作プロダクション)
配給ファントム・フィルム
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1.導入部の一本道の情景は、前作『私は猫ストーカー』のファーストショットの「風景から人物へ」と吸引していく感覚にも似て印象深い。
「自転車」、「アクセントとなる魅力的なアニメーション」、「生き物同士の、主従でも共生でも無い不思議な関係性」といったモチーフも共通項だ。

まず目に沁みるのが、前作に続いてたむらまさきによる滋味に富んだレトロタッチの原風景的素晴らしさ。
日本家屋の豊かな空間性・自然光の美しさを活かしつつ、人物の背後や天井から慎ましく見守るような穏やかな風情は、風間詩織作品や小川ドキュメンタリーを初めとする「黙って見つめる事に徹するキャメラ」あっての味わい深さだ。
夜の勝手口の、吸い込まれるような暗い闇。裸電球や蝋燭の炎の温かみ。玄関先の白い暖簾の揺らめき。生命の気配の濃密な空間性は絶品である。
あるいは鉄塔の垂直性と、石橋や農道の水平性、そして四つ辻を活かしたロングショットの映画的豊かさ。
茶の間でバナナを頬張る吹石一恵と宮藤官九郎の夫婦、宮藤が踊りだすと、庭先でも踊りだす妖怪たち。その共生の画面の至福感。
税務署員を追い返した後に二人が歌うデュエットに、自転車に二人乗りする夫婦の笑顔にと、一見非アクション的なアクションのうちに、心打つ幸福感が充溢している。

時間・空間・照明のトリッキーな解体操作といった、柔軟な発想も前作からさらに発展している。

さらには、音響の豊かさ。
祠に被さる水音の神秘性。風雨。壁時計のリズム。紙を走るGペンの筆音。(移ろわぬ音)
一方で時代の移ろいを仄めかす、開発の槌音。自動車の走行音。

書き出せばきりが無いが、まだまだ見逃した細部は多い。
見返せば、さらに豊かさを増すだろう傑作である。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 9点(2011-01-23 15:48:34)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 5.25点
000.00%
116.25%
2212.50%
316.25%
400.00%
5531.25%
6212.50%
7212.50%
8212.50%
916.25%
1000.00%

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