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黒い罠

[クロイワナ]
Touch of Evil
1958年上映時間:93分
平均点:7.03 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-07-05)
サスペンスモノクロ映画犯罪もの
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タイトル情報更新(2022-04-12)【イニシャルK】さん
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監督オーソン・ウェルズ
キャストチャールトン・ヘストン(男優)ラモン・ミゲル・ヴァルガス
オーソン・ウェルズ(男優)ハンク・クインラン
ジャネット・リー(女優)スーザン・ヴァルガス
エイキム・タミロフ(男優)ジョー・グランディ
マレーネ・ディートリッヒ(女優)ターニャ
デニス・ウィーヴァー(男優)モーテルの夜間勤務者
ザ・ザ・ガボール(女優)ストリップクラブのオーナー
ジョセフ・コットン(男優)(ノンクレジット)
キーナン・ウィン(男優)(ノンクレジット)
マーセデス・マッケンブリッジ(女優)(ノンクレジット)
納谷悟朗ラモン・ミゲル・ヴァルガス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大平透ハンク・クインラン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生ジョー・グランディ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
永井一郎モーテルの夜間勤務者(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
内海賢二(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀勝之祐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮川洋一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本オーソン・ウェルズ
音楽ヘンリー・マンシーニ
ジョセフ・ガーシェンソン(音楽監修)
撮影ラッセル・メティ
フィリップ・H・ラスロップ(カメラ・オペレーター[ノンクレジット])
クリフォード・スタイン(追加撮影班カメラ・オペレーター[ノンクレジット])
製作アルバート・ザグスミス
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
美術アレクサンダー・ゴリッツェン(美術監督)
ロバート・クラットワージー(美術監督)
ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン[ノンクレジット])
ジョン・P・オースティン(セット装飾)
衣装ビル・トーマス
あらすじ
アメリカ国境にある平和な町で爆破事件が発生。たまたま現場に居合わせたメキシコ政府の捜査官ヴァルガスは、現地の捜査に加わる事にした。正義感の塊のようなヴァルガスとは対照的に、現地捜査を担当するアメリカ側のクインラン警部は老獪なベテラン刑事。二人の対立は次第にエスカレートし、やがて一見平和な田舎町の暗部が浮かび上がってくる…。巨人オーソン・ウェルズが、自身の映画技法を駆使して撮り上げた低予算サスペンス。計算され尽くしたファーストシーンは、後の多くの作品・監督に影響を与えた。
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4.《ネタバレ》 111分のブルーレイ完全修復版。同仕様のDVDとほぼ同一だがランタイムは5分長い。
再見するとよく解るが、チャールトン・ヘストンのカバンの中の銃だとか、
大柄の杖だとか、モーテルでのうずまき状のスピーカーだとか、
後にキーアイテムとなってくる小道具はいずれもその前段で抜かりなくさりげなく
仄めかされている緻密さに改めて感心する。

(車両爆発直前までを捉えた)冒頭シーンばかりが注目される長回しも、
映画中盤のシーンでいかに効果的に用いられているかがよくわかる。

オーソン・ウェルズらがダイナマイトの証拠捏造を行う屋内シーンだが、
最初の長回しでオフ空間の浴室を移動によってまず映画的アリバイとして見せ、
二度目の長回しでそのオフ空間を観客により意識させてサスペンスを高める
という趣向になっている。

冒頭のそればかりが騒がれるのは、観客を映画へ一気に引き込むべき手段としての
派手な移動撮影の突出があるからだが、中盤のそれは複数の俳優の芝居の
緊張を持続させるためのものであり、その意味で観客にカメラを意識させない中で
ヘストンとウェルズの関係性の決定的変化を捉えるこちらの地味な長回しも
相当に難度の高いものであり、決して無視されるべきではない。

夜の闇の中、盗聴を移動という動きの中で描写する。
そしてそこに橋梁や油田ポンプの空間構造を
利用して障害を採り入れてサスペンスを醸成する。
やはり映画的センスとしか言い様がない。





ユーカラさん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2014-10-13 13:23:36)
3.《ネタバレ》 市民ケーン」なんぞより遥かに面白いしワクワクする。
爆弾が爆発までをワンショットに収めてしまった見事なシークエンス。
ウェルズのバロック様式は大袈裟であり、壮大であり、大胆であり、見事だ。
闇が拡がるようにぶくぶく膨れ上がるウェルズの巨体は、警察組織そのものの“闇”を表現しているのだろうか。
それに挑もうとするチャールトン・ヘストンの小ささ、頼もしさ、危うさ。
服を引き剥がされ、背中を向けて冷たくなった女の惨たらしさ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-29 20:48:40)
2.ウェルズに対して「50年も前にこんな映画を作るとは・・・」なんて今さら言うのはおこがましい限り。僕らは映画の全てを知ってしまった男(“しまった”という言葉がまさにふさわしい)の手になるこの大傑作に黙って見とれていればいいんだ。そう痛感させられた。オーソン・ウェルズという映画の神様がこの世に遣わせてくれた才能の、おこぼれにあずかることができるだけでも幸せなんだと。
ちなみに冒頭の長回し、ポール・トーマス・アンダーソンが『ブギーナイツ』でやってますね。
藤村さん 9点(2005-02-01 07:47:24)
1.動く、動く動く!キャメラも人も、物も街も。すでにストーリーなど無くていい如くに圧倒的ボリューム感で、遊園地のビックリハウスのように映像が遊びまわる。国境にある「黒い街」をネットリと描くウェルズは、文学のいかがわしさと、映画のいかがわしさの境を、その魅力の違いを、ぐさっと突きつけてくる。
るーすさん 9点(2003-06-03 13:18:38)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 7.03点
000.00%
100.00%
200.00%
313.03%
413.03%
513.03%
6618.18%
71236.36%
8824.24%
9412.12%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review3人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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