恋人たちの曲/悲愴のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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恋人たちの曲/悲愴

[コイビトタチノキョクヒソウ]
The Music Lovers
1970年上映時間:124分
平均点:7.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマ音楽もの伝記もの
新規登録(2003-07-27)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-08-28)【S&S】さん
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監督ケン・ラッセル
キャストリチャード・チェンバレン(男優)
グレンダ・ジャクソン(女優)
マックス・アドリアン(男優)
クリストファー・ゲイブル(男優)
ケネス・コリー(男優)
ブルース・ロビンソン(男優)
イモージェン・クレア(女優)(ノンクレジット)
脚本メルヴィン・ブラッグ
音楽アンドレ・プレヴィン
撮影ダグラス・スローカム
ロビン・ヴィジョン(アシスタント・カメラ)
製作ケン・ラッセル
配給ユナイテッド・アーチスツ
衣装シャーリー・ラッセル
編集マイケル・ブラッドセル
録音テリー・ローリングス
モーリス・アスキュー
字幕翻訳清水俊二
その他アンドレ・プレヴィン(指揮)
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1.《ネタバレ》 この映画、「チャイコフスキーをホモ扱いした」と彼のファンからは忌み嫌われているそうです。日本のクラシック・ファンにはどうも音楽家を聖人君子視したがる傾向があるみたいですが、別にゲイでもいいじゃないですかね(その真偽は私には判りませんが)。 さて、音楽家の伝記になると異常にテンションが高くなるK・ラッセルですが、このチャイコフスキーと妻の愛と死を強烈なインパクトで見せてくれるこの作品、間違いなくケンちゃんの最高傑作だと断言しちゃいます。冒頭でチャイコフスキーがピアノ協奏曲第一番を初上演するシーンがありますがこれが凄い迫力で、同時にチャイコフスキーの幻想を見せる巧みな演出もあって唸らされました。R・チェンバレン、まるで本当に彼がピアノを弾いているみたいで熱演です。 彼の妻がG・ジャクソンで、これがもうほとんど色情狂と言っても構わないんじゃないでしょうか。列車の中でチャイコフスキーを誘惑して悶えまくるシーンなんか、ちっとも魅力的じゃないヌードに思わず引いてしまいます。ケンちゃんの醜女好きは有名ですが、そう言えばこの映画には普通の感覚で言うところの美女はひとりも出ていませんでした。 ラストは完全に狂ったG・ジャクソンが精神病院に幽閉されてしまうのですが、そこにいたるまでの彼女の狂おしい熱演は必見です。でもそこまで思う存分芝居をさせて、それでいて完全に映画をコントロールしているケンちゃんの手腕も大したものです。 「ホモでマザコンの男が色情狂の女と結婚するお話し」とケンちゃんは映画会社にこの映画のプロットを説明したそうですが、いやいやどうして、巨匠音楽家たちの生涯を鋭く抉ってきたケンちゃんでなきゃ撮れないチャイコフスキー像でした。
S&Sさん [ビデオ(字幕)] 9点(2013-08-26 21:08:38)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
600.00%
7133.33%
800.00%
9133.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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