富江REVENGEのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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富江REVENGE

[トミエリヴェンジ]
2005年上映時間:72分
平均点:2.17 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-04-16)
ホラーシリーズもの漫画の映画化
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監督及川中
キャストしらたひさこ(女優)須磨和江
美波(女優)冬木雪子
伴杏里(女優)川上富江
嶋田久作(男優)富樫
中泉英雄(男優)谷村卓也
本田大輔(男優)浜口
渋谷正次(男優)調査官山崎
原作伊藤潤二
脚本及川中
製作総指揮松下順一
プロデューサー成田尚哉
配給アートポート
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1.《ネタバレ》 伊藤潤二原作のホラーマンガシリーズ「富江」の映画化第6作で、このすぐ前に公開された第5作と合わせて、第1作の脚本兼監督の人物が脚本兼監督をやっている。第5作との間で直接のつながりはないが、撮影地は同じく小山町フィルムコミッションのあたりらしく今回も富士山が映っている。

話としては原作で雪山が舞台になる「復讐」を下敷きにしたらしく、REVENGEという副題はそこから採っており、谷村(兄弟)・浜口・土井という男連中の名前も同じである。富江が男を食っている場面も原作にあるが、これは高山の雪中でこそ成り立つことではないのかと一応言っておく。
今回は本物の富江が誰なのかをめぐるミステリー風に見えなくもないが、そもそも他人の身体を乗っ取る話を気安く使う監督であり、全く違う女優を使っておいてほくろを出したり消したり勝手気儘にやるのでは誰が本物かなど考えても仕方ない。
また個人的印象としては富江の話に「あさま山荘事件」(1972)を組み入れたような感じで、テロ集団というなら公安調査庁が出て来るのも自然なことではあるが、そういう社会派っぽい色が求められているとは全く思えない。さらにその上「男が世界中からいなくなれば、ほとんどの戦争はなくなる」のだそうで、もう左だかフェミだかわからない支離滅裂な話になっている。制作側としては、いわば偽の富江に言わせることで本筋から切り離したつもりかも知れないが、こういう異物を故意に入れること自体が観客への騙し討ちであって、個人的には許容範囲をかなり逸脱している。自分としては史上最低の富江映画というしかない。

なお登場人物に関しては、浅間山荘にいた過激派リーダーは嫌いだ(女優のせいではない)。代わりに医師役の女優には心惹かれるものがあったが、毅然とした発言をすべきところで女の子っぽい口調になってしまうのは少し残念だ。また少女役の美波という人は無邪気な美少女と妖しい美少女を使い分けていて大変結構だ。ほかに看護師も何気に美形だったりして(芹澤みづきという人らしい)見るところが全くないわけでもないが、しかしそういうことで点数を上げるには限度がある。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 2点(2017-11-26 21:58:20)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 2.17点
0116.67%
1116.67%
2116.67%
3233.33%
4116.67%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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