1.設定はおもろいねん。地下の浮浪者がモンスター化って、ゾクゾクくるやん。構成も悪くないねん。浮浪者を撮り続けるカメラマン、刑事、浮浪者の面倒をみてる男、この三組が、モンスター、政府の陰謀を軸にして、絡んでいくお話。って聞いたら、これまたゾクゾクくるやん。モンスターの造詣も不気味でいいねん。しかも首のびるし。まさに「チャド!」って感じでゾクゾクくる造詣やねん。でも、なぜか映画自体はイマヒトツやねん。ちゃんとエグイシーンも映像化してて、アクションもあんねんで、でも、確かに地味やねん。全然、ゾクゾクせーへんねん。テンションもつねに一定。後半、チョロッとあがるけど。たぶん、描き方が散漫になりすぎたんかな。刑事は奥さん死んでもあんま悲しみが見えへんとかさ。モンスターが人を襲うところをチャンと見せへんのもあるかも。モンスターももっと沢山出してくれたらそれなりにおもろかったかもしれんけど。予算の都合で三匹が限界みたいやしね。