宇宙人東京に現わるのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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宇宙人東京に現わる

[ウチュウジントウキョウニアラワル]
1956年上映時間:87分
平均点:4.70 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
SF特撮もの
新規登録(2004-09-06)【sayzin】さん
タイトル情報更新(2021-06-12)【イニシャルK】さん
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監督島耕二
キャスト川崎敬三(男優)磯辺徹
南部彰三(男優)磯辺直太郎
見明凡太朗(男優)小村芳雄
山形勲(男優)松田英輔
平井岐代子(女優)松田清子
夏木章(男優)バイラ人第3号
河原侃二(男優)高島博士
谷謙一(男優)用心棒
岡村文子(女優)お花
渡辺鉄弥(男優)三吉
小原利之(男優)天野健一
杉田康(男優)新聞記者
脚本小国英雄
音楽大森盛太郎
製作永田雅一
配給大映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
特撮築地米三郎
美術間野重雄
岡本太郎(色彩指導)
編集鈴木東陽
照明久保田行一
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1.《ネタバレ》 子どもの頃、東京のビル街に巨大な宇宙人が立っているスチル写真を見た記憶があるが、実際に映画を見るとそういうものでは全くなかったので騙されたと気づいた。他の写真を見てもあからさまな嘘が多いが、こういうのは突っ込まずに笑って済ませることが期待されていたらしい。
また宇宙人の着ぐるみは、アクションが不要だからか中の人に合わせる気がないようで、頭と手足が全て同じ大きさで揃えてあるので均整が取れている。しかし立っていると着ぐるみに皺ができ、いかにも布のような薄手の素材で作ったように見えるのはシーツを被ったオバケのようでもあるが、制作側としてはこれで特に問題があるとは思っていなかったらしい。

内容的には、前半は普通の娯楽映画のようで気楽に見られる。市井の人々の会話が楽しいが、学者一家がまるで身分の違う人のように扱われていたのは当時の社会通念を示したようで興味深い。また当時の東京郊外の風景や(杉並区?)、開発初期の小型ロケットが出ていたのも時代を感じさせる。しかし後半はあまりにも適当な展開になってしまうのが残念なことで、博士を誘拐した悪党連中は行方不明で終わり、また満を持したかのように宇宙人が介入したタイミングも合理的には説明できない。
テーマとの関係で見れば、人類を救うための使用を最後にして原水爆が地上から消えた、という感じのハッピーエンドにしたかったのかと想像される。しかしそれに心から共感するためには、実物が失われても知識や技術や保有の動機は失われていないはずだ、と考えないようにする必要があるので難しい。反核にしても観念論にとどまっており、とても「ゴジラ」(1954)のようなインパクトは感じられない。
また最後のミサイルは宇宙人が製造したわけだが、これは心正しい人々が正しい目的で核兵器を使うのは容認されるということなのか。一般に反核というのは核兵器の存在自体が悪なのであって、目的を問わず製造・使用などとんでもないというのが普通だろうが、この映画では保有国によっては批判の対象から除外するのと同様の印象があって理不尽に思われる。
ただ、他のレビュアーが書かれているように、ラストの妙なほのぼの感が非常に印象的な映画ではあった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2016-06-04 09:23:56)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 4.70点
000.00%
100.00%
2220.00%
3110.00%
4110.00%
5220.00%
6220.00%
7220.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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