1.《ネタバレ》 普通だったら、冴えないオタク風の男子2名が、勝手に作った美女に逆にいろいろ教育されて、厳格な父や横暴な兄や理不尽ないじめっ子を乗り越え、人間としても成長していく・・・みたいなロイヤルロード展開を想像するのですが、びっくりするくらい、そんなものはほとんどなし。その代わり、適当に思いついたシーンを、何の迷いもなく具体的に映像化していっているだけ。ここまでまっすぐだと、このどこかの高校のSF系映研のようなノリも嫌いではないです。そうそう、ヘタレ演技の第一人者・ビルパク先生が頑張って(無理して?)凶暴兄貴を演じているのも、見ていて微笑みが止まりません。