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ブラック・サバス/恐怖!三つの顔

[ブラックサバスキョウフミッツノカオ]
Black Sabbath
(I tre volti della paura)
1963年上映時間:90分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ホラーオムニバス
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監督マリオ・バーヴァ
キャストミシェル・メルシェ(女優)
ボリス・カーロフ(男優)
マーク・ダモン(男優)
原作アントン・P・チェーホフ(原案)
レフ・トルストイ(原案)
ギィ・ド・モーパッサン(原案)
脚本マリオ・バーヴァ
撮影マリオ・バーヴァ(ノンクレジット)
製作総指揮サミュエル・Z・アーコフ(ノンクレジット)
ジェームズ・H・ニコルソン(ノンクレジット)
特撮マリオ・バーヴァ(ノンクレジット)
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2.《ネタバレ》 全体的には時代相応に非常に古典的なホラー・スリラーではあるのですが、まず第一に相当にチャンとつくられたホラーであるのでして、セット・美術面の重厚さは率直に中々素晴らしいです(何かの流用なのでしょーかね?)。怖がらせ方(=怪異の本質的な部分)もまたシンプルで古風なのですがソコは流石のマリオ・バーヴァ、コレも率直にどれもそこそこ以上に怖いです(私はともかく、子どもとかが観たら今でも結構怖いと思いますね)。キャストの女性陣も揃って品好く美形で、その意味でも中々グッドな雰囲気が醸されていました。オーラス、ボリス・カーロフが少しコミカルに締めくくってくれるのも、コレも実はワリと適切だと思いましたね(公開当時なら尚更そう感じられたでしょう)。


1.電話(25分)
極めてシンプルな話だが、静かにそこそこ迫力は出せているかと。主人公の恐怖の演技もまずまず+前述どおりかなりの美形なので引きつった顔がまた美しくて好い雰囲気。ラストの刃傷沙汰なども含めて諸々やりすぎない、とゆーのもまた古風だが、コレも今作では逆に好い様に作用している様にも感じられる。一つだけ、流石に内容に比して尺が少し長い様な気もする(掴みとしては全然悪くないケド)。

2.吸血鬼ブルダラック(41分)
短編とは言えコレも非常に重厚なつくり。ヴルダラックとゆーのはスラブ系の神話的概念で、人狼あるいは吸血鬼というトコロを意味するらしい(原作はトルストイの中編)。吸血鬼ものとしても確かにオーソドックスかつ古典的ながら本質的にとても恐ろしい話ではあるし、ヴルダラックは愛する者の血を好んで吸う、というのも中々悍ましくも興味深いお話のポイントになっている。ホラーとしても要点はごく重厚で陰鬱な雰囲気+ボリス・カーロフの見た目(特に異常なまでに悪い顔色)、という意味で重ねて非常に古典的な作品ではあるものの、その2つの面のクオリティは全く悪くなく、やっぱり子供が観たら夜寝られなくなるんじゃね?というレベルで怖いという様にも思われる。3作品の中では一番好き。

3.一滴の水(22分)
ラストも比較的シンプルな幽霊もの。タイトルにもある通り、水滴を使った怖がらせ方がこれまた古風だが今観ると逆に少し新鮮で、エッセンシャルな怖さとゆーのを十分に堪能できたと思う。一点、技術的な問題ではあるのだが、蝋人形的なお化けがフツーに(=特に特殊効果無しで)出まくるのにはあまり超常現象感が感じられない、ソコは少しだけイマイチかも。ただ、コレも決して出来は悪くないかと。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-01 21:22:08)
1.《ネタバレ》 ホラーをほんのちょびっと入れましたー的な、心理的要素と映像美でサスペンスを表現したオムニバスもの。1本目。ものすんげえありそう。今でいう都市伝説にありそうなネタですが、自業自得というか偶発的というのか重なると失うものも大きいけどカメラアングルだけで恐怖を出せるのもちょっと凄い。2本目。ボリス・カーロフの顔芸でできたようなもんで「アッシャー家の惨劇」と同じような雰囲気同じような不気味な洋館にこれも同じ好青年マーク・ダモンが妙にマッチしててよかったです。ヴァンパイアネタですが顔芸に子供を混ぜてくるのはだめですキモイです。3本目。オババの死に顔が凄すぎて笑っちゃいそうなんですが死人のものは死人のもの、捕るべからず。お姉ちゃんが何かに怯える演技はなかなかよかったです。ハエをみると「GONIN」の竹中直人を思い出すのは自分だけかな。汚らしい顔でホストをやってるカーロフのラストオチはまぁ、ご愛敬ですね。
M・R・サイケデリコンさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-15 01:46:06)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
62100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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