1.《ネタバレ》 かつての日本にこういう世界が展開していたことに、まず驚いた。夏の間にひたすら草を刈って、秋になったら去っていくって、モンゴル映画とかチベット映画とか、そういう世界だけのことじゃないんだね。
また、下の方も書いておられるような、糞だとかしょんべんだとか、そういう言葉が吉永小百合自身の口から、あるいは、その周りで口にされるということが、とにかく驚いた。いやあ、昔はアイドルにもこんな演技をさせて平気だったんだねえ。この手の文字通りの泥にまみれた演技を経て、今の吉永小百合はいるんだねえ。それがわかったことが最大の収穫かな。
破綻だらけの映画だとは思うけど、こういう驚きがあると評価が甘くなってしまうのです。