突然炎のごとく(1961)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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突然炎のごとく(1961)

[トツゼンホノオノゴトク]
Jules and Jim
(Jules et Jim)
1961年上映時間:105分
平均点:5.71 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2022-08-28)【イニシャルK】さん
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監督フランソワ・トリュフォー
キャストジャンヌ・モロー(女優)カトリーヌ
オスカー・ウェルナー(男優)ジュール
アンリ・セール(男優)ジム
此島愛子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富山敬(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀勝之祐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作アンリ=ピエール・ロシェ
脚本フランソワ・トリュフォー(脚色/ダイアローグ)
ジャン・グリュオー(脚色/ダイアローグ)
音楽ジョルジュ・ドルリュー
撮影ラウール・クタール
あらすじ
ジュール(オスカー・ヴェルナー)とジム(アンリ・セール)の物語。ジュールはドイツ、ジムはフランス、祖国は違えど無二の親友、切っても切れない仲であった。そこへミュンヘンから一人の女、カトリーヌ(ジャンヌ・モロー)現れ、二人は彼女に恋をしてしまう。ところが彼女は魔性の女、ジムの前でジュールを愛し、ジュールの前でジムを愛して二人を苦しめる。三人は次第に奇妙な三角関係を形成してゆくのだが、、
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6.《ネタバレ》 フランスっぽいわねー。 カトリーヌは徹底して自分の欲望に正直、ジュールはそんなカトリーヌを心底崇拝、一番普通の人の感覚に近いのがジムかしらね。 一見「自由奔放で魅力的なカトリーヌをめぐるオトコ2人」という構図だけど、実は「精神的同性愛と言ってもいいくらいのジュールとジムの強い絆に割って入れないカトリーヌ」という見方のほうが正しいような気がするわ。 とにかくワガママ炸裂の恋愛に「やっぱりおフランスはスゴイわねー!」とか思ったけど…よく考えたら谷崎潤一郎の『卍』とかソックリよね。 あっちは光子をめぐる園子とそのダンナっていう構図だけど。 …恋愛にルールは不要だとも思うけど、やっぱり人様に迷惑かけちゃダメよ!とか思っちゃったアタシは…やっぱりただの凡人ね。 ホホ。
梅桃さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-26 14:39:20)(良:1票)
5.《ネタバレ》 引っ切り無しに流れるJ・ドリュリューの音楽と詩的ではあるが少々過剰気味のナレーションはこの当時のトリュフォーが良く使った手法で、これは好き嫌いが分かれるところでしょう。このナレーションは美しい修辞のセリフが好きなフランス映画の伝統を引き継いでいて、日本語に訳されていてもなんかいいですよね、言葉遣いが。 男女の三角関係がテーマの映画は多いけど、こういう風に三人がそれぞれ他の二人を愛するというのはなかなかユニークです。J・モローはもう完全に気まぐれな女神で、ジュールとジムは彼女に仕える祭司みたいなものです。とくにジュールは女神さまを満足させるためにジムを同居させてSEXまでさせちゃうなんて、普通に描いたらドロドロものです。そこをトリュフォーはコメディっぽく撮っているのは上手いと思います。 J・モローは不思議な女優で、監督がL・マルとトリュフォーでは雰囲気が全然違うんですね(個人的にはマルの映画のモローの方が好きですけど)。ストップモーションで表情を固定したり、歌を歌わせたり、鏡に向かって化粧を落としてゆくのをじっくり撮ったりして、いかにもトリュフォーらしく彼女をフィルムに残しています。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-12 22:44:47)
4.とにかく場面の切り替わりが早くて、若いころ初めて見たときには、まったくついて行けなかった。というか、生意気にもヌーベル・ヴァーグってこんなもん? なんて不届きな感想を抱いてしまったものだった。この年になって三度目の鑑賞。やっぱり、展開早いなあ、と感じた。けど、実は中盤以降の複雑な三角関係の描き方に結構唸ってしまって、そのあたり、自分も年を取ったなあと思う。ただ、若いころのトリュフォーの(いや、ゴダールも)スピードと疾走感ってのは、もちろんとても魅力的だけど、これが初めて出たときの衝撃ってのは、もはや味わえないな、というのも実感。
いのうえさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-16 21:48:08)
3.男2人と女1人の恋の物語は、フランス映画の大きなテーマの一つですよね。そのなかでも、この作品の女性はほんと可哀相。ジュールとジムの友情が強すぎる。なので、その間で焦燥するカトリーヌ。その気持ちははよくわかるとは言えないけれど、カトリーヌの行動から推し量ってみてわかるような気がします。原題は「ジュールとジム」。邦題は「突然炎のごとく」ってカトリーヌのことですよね。日本語にするときに巧妙に主役が入れ替わっているようですが、この作品は原題通り男性2人の物語。そして男性2人の友情の間で翻弄される哀れなカトリーヌなのだとおもいます。でも、一番可哀相なのは、娘のサビーヌかなあ。ナレーションが多いので、吹き替えで観たかったなあ。
ひよりんさん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 19:11:52)
2.1回みて、家内にどうも心情が理解出来ないといったら、「あんたには男女の機微など理解できるわけがない。」と断言され、悔しくて何回か見直しました。これは純愛を描いているんですよね・・・(自信なし)。さすがに名作と言われるだけあって、何回もの鑑賞に耐えます。評価が分かれていますが、評価が低い場合は何度か見直してから再評価するとよいかも。
ぴよっちさん 7点(2004-11-23 17:11:41)
1.後にトリュフォーが語っています。「この原作を映画化したいために映画監督になりたかった」と。それほどまでに愛した原作、その美しさを損なわないように、ナレーションがストーリーを綴るというカタチにしたそうです。三人の関係を形作るそれぞれの複雑な心情は映像だけでは理解不能、かと言ってセリフで説明されたんじゃたまらない。それゆえにナレーションが効果的だったと言える。そして読書しているときのように映像にないものまで頭の中に映す。それでも「わからない」という人が多いようにたしかに理解しずらい関係(というより共感できない関係)ですが、女神像とかぶるカトリ-ヌ、いつも先頭を歩くカトリ-ヌ、浮気を対等だからと理由づけるカトリ-ヌ、男装するカトリ-ヌ、彼女の言動が理解せずとも現実的なものにしている。「二人が同時に一人を好きになる」という三角関係ではなく「それぞれ一人が二人を愛する」という関係。ラストは悲しみよりも肩の荷が下りたような安堵感を味わった。最期の瞬間の三人の顔が目に焼き付く。
R&Aさん 7点(2004-10-12 14:01:05)
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 5.71点
013.57%
100.00%
227.14%
327.14%
427.14%
5414.29%
6621.43%
7621.43%
827.14%
927.14%
1013.57%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 Review0人
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