その男ゾルバのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ソ行
 > その男ゾルバの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

その男ゾルバ

[ソノオトコゾルバ]
Zorba The Greek
(Alexis Zorbas)
1964年ギリシア上映時間:146分
平均点:6.00 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(1965-09-25)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2003-06-30)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-08-03)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督マイケル・カコヤニス
助監督ジョルジ・パン・コスマトス
キャストアンソニー・クイン(男優)アレクシス・ゾルバ
アラン・ベイツ(男優)バジル
イレーネ・パパス(女優)未亡人
リラ・ケドロヴァ(女優)マダム・オルタンス
ジョルジ・パン・コスマトス(男優)にきび面の青年(ノンクレジット)
北村和夫(日本語吹き替え版【NHK】)
江守徹(日本語吹き替え版【NHK】)
脚本マイケル・カコヤニス
音楽ミキス・テオドラキス〔1925年生〕
撮影ウォルター・ラサリー
製作マイケル・カコヤニス
アンソニー・クイン(製作補)
20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
編集マイケル・カコヤニス(ノンクレジット)
あらすじ
作家バジルは父から相続したクレタ島の炭鉱の経営に赴く途中の船内で炭鉱夫のゾルバと知り合い、自分の炭鉱の責任者に採用する。バジルにとって何もかも目新しいクレタ島での生活の中、バジルは美しく気性の激しい黒装束の若い未亡人に心のときめきを覚え、ゾルバはバジルが住む下宿屋兼ホテルのフランス人女将と懇ろになって新しい生活を模索する。本来祝福されるべき二組の恋はギリシアの習俗と相容れず以外な結末を迎える。カミュの「ペスト」とノーベル文学賞を争い、カミュが「こちらのほうが優れている。」と絶賛した作品の映画化。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
5.《ネタバレ》 遠く離れたアジアの我々にはギリシャ人のイメージは曖昧なものしかなく、せいぜい「陽気な人たち(南国だから)」ぐらいしか頭に浮かばないでしょう。実はあのバルカン半島の民でもあるギリシャ人の民族性はけっこう気が荒く、周辺の国とはしょっちゅう諍いをおこしてきた歴史があります。ゾルバも「戦争に行ったときは、捕虜を殺して女を犯した」と普通のことのように語っているぐらいですが、本作の舞台になったクレタ島というところはゾルバの様なギリシャ本土の人間でもビビるぐらい荒っぽい土地だそうです。イレーネ・パパスを村人総出で殺しリラ・ケドロヴァが死ぬやいなや身ぐるみ剥いでしまうといった蛮行は普通の感覚では嫌悪感がこみ上げてくるだけです。マイケル・ベイツが演じる英国人は半分ギリシャ人だと言うのにギリシャのことは何も知らずに島にやって来て、中途半端なインテリぶりで恋人を殺されるは鉱山開発にも失敗してしまい、結局この映画を通してなにも成就できないで島を去るわけです。ゾルバという男はインテリ作家のベイツと凶暴な島民たちの両者を仲介する使命があったのに、結局単なるピエロで終わってしまったなという印象ですね。ラストのベイツが踊るシーンは、やることなすこと全部ドツボになってしまい、「もうこうなりゃ踊るっきゃないよ!」という開き直りの儀式みたいなもので、人間は誰しもそういう心境になった経験があるんじゃないでしょうか。この映画、どうしてもゾルバのキャラに目が行ってしまうのですが、物語自体もけっこう奥が深い様な気がします。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-04 00:26:49)
4.《ネタバレ》 ゾルバのキャラクターが面白い。学歴はないだろうが、その語るところはある種の箴言とも言えるもので、名台詞の宝庫。その一方、女好きだったりちょっと抜けているところがあって、憎めない人物です。バイタリティにあふれていて、実際身近にいると煙たいかもしれませんが、映画で見る分には問題ありません。バジルとの関係もなかなか素敵で、最後に二人で踊る場面がとてもよかった。ただ、ゾルバが戻ってきて女二人が死ぬという展開が、やや強引に思えます。村の閉塞感や旧弊さ、あるいは死人の持ち物を残らずかっさらっていく田舎の残酷な面を出したかったのでしょうが、やはりなくても問題ないと思います。とはいえ、なかなか好編でした。音楽もよし。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-31 18:48:27)
3.ゾルバは、ある意味賢者なのかも。なかなか良い映画でした。
H.Sさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-25 00:27:21)
2.男ってやっぱり伊達を張ってなんぼのもん。その伊達に男も女も惚れるというか、せめて伊達を張るならそれなりの余裕がいるんだってゾルバを見てると思いました。伊達の張り方を知らないと、女の家に入らないボスとか失恋して自殺する青年のような変な形の意地になってしまって、そうすると本人も周りもきっと悲しいことになる。ゾルバの伊達は死に際を見取ってもらったばあさんを、きっとほんの少しだけでも幸せにしたでしょう。でも余裕の伊達を張るなんて誰でもできるわけではないし、最後に言う「ボスは本を友達にしている方が似合う」ってセリフはグッと胸に刺さる言葉でした。
たろささん 7点(2005-02-15 22:58:55)
1.今現在、熱戦たけなわのアテネ・オリンピックで競技の合間、頻繁に奏でられているのが本作のテーマ。生命力を具現化した様なゾルバという豪胆なギリシャ人のテーマ曲はそのまま、闘志を燃やす競技者への賛歌、ギリシャ選手への応援歌として相応しい。で、本作は、普通に考えれば相当悲惨な物語(ギリシャ人が観て気持ちのいいものなんだろうか?)ながら、それを吹き飛ばすゾルバの個性、そして「その男」に問答無用の説得力を与えたアンソニー・クインの圧倒的な存在感が素晴らしい作品。「マレーナ」役(?)のイレーネ・パパスも、モニカ・ベルッチ以上の演技と美しさを披露。“Zorba the Greek”を「その男ゾルバ」とした邦題のセンスも凄い。彼と共にステップを踏めば、きっと生きる気力も湧いてくる筈です、7点献上。
sayzinさん 7点(2004-08-24 18:27:31)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.00点
016.25%
100.00%
200.00%
3212.50%
400.00%
500.00%
6531.25%
7531.25%
8212.50%
916.25%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

1964年 37回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞アンソニー・クイン候補(ノミネート) 
助演女優賞リラ・ケドロヴァ受賞 
監督賞マイケル・カコヤニス候補(ノミネート) 
撮影賞ウォルター・ラサリー受賞 
美術賞(白黒) 受賞 
脚色賞マイケル・カコヤニス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1964年 22回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)アンソニー・クイン候補(ノミネート) 
助演女優賞リラ・ケドロヴァ候補(ノミネート) 
監督賞マイケル・カコヤニス候補(ノミネート) 
作曲賞ミキス・テオドラキス〔1925年生〕候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS