12. 第二次世界大戦の流れを知るために、もっとも手軽で、わかりやすいという意味でお勧めです。あの当時の人々の思いも、おそらく当時の人々の思いはこうだったんだろうなと素直に思えるようなドラマづくりになっています。 【SHIRO】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-02 12:50:35) |
11.あまりいい評価を聞いていなかった作品で、確かに大作映画にありがちな大味感があるし、いかにもミニチュア丸出しの戦闘機とか特撮もしょぼい。しかし、人間ドラマが予想以上にしっかりとしていて、見ごたえのある戦争映画だと思う。松林宗恵監督といえば「社長シリーズ」しか見たことなく、戦争映画は初めて見たが、軽い雰囲気の喜劇である「社長シリーズ」とは180度違う演出で、戦闘によって人が死ぬシーンなどの描写が重苦しいのにはただただ驚くばかりだ。松林監督のほかの戦争映画も見てみたくなった。「社長シリーズ」ではコミカルな味わいを見せる森繁久弥や小林桂樹が渋い存在感を放っているのもなんだか嬉しい。これがデビュー作となる中井貴一はちょっとかたいものの、「女王蜂」(松林監督が協力監督として参加。)の姉・中井貴恵ほど酷くはなかったし、ラストシーンの独白も感動的だった。そこにかかる「群青」がものすごくシーンとマッチしていて実に素晴らしい。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-02 14:39:49) |
10.小学生のころ、テレビ放映で見た初めての戦争映画。戦争のことはよくわからなかったけど、戦艦大和が夕日をバックに登場するシーンが、今でも脳裏に焼きついている。映像レベルはともかく、画面の重厚感は「男たちの大和」を超える(「~大和」も好きだけどね)。それだけに、特撮場面のミニチュア感が払拭できなかったのが残念だった。 【ドラりん】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-06-26 00:44:57) |
9.ネタバレ 戦争とは(やむを得ないに始まってやむを得ないに終わる)
(戦争を始めるのも難しいが終わらせるのも難しい)
こんな名言が随所で出てきます。
「男たちの大和」を劇場で前に観てあまり私は世界に入れずににいたので、
こちらを観ないといけないなぁと思い今頃この作品を観たわけです。
世界が大きくてわかりやすい!
時間も長いし特撮もチャチなのですが勢いがあります。
そして役者が揃っている・・
多分特撮を除いてはこれ以上のものは作れないことと、
今こういった作品を作るならば一番人気のあった大和になったのでしょうか。
この作品は第二次世界大戦がどうやって戦略的に行われていたか、
かなり細かいところも描けているし戦争の理由もいきさつも終焉も全部描いています。
もし「男たちの大和」を観て全体像が知りたい人はぜひ観てください。
勢いで泣いてしまったけれど細かいことはわからない人にもお勧めします。
こちらの作品はもちろん時代からいって特撮や演出は今観たらガクッとするかもしれない。
しかしなぜこういった作戦ミスがあったのか、
大和が最終的に沖縄に行かなければいけなくなった理由、
世界的な政治の裏側・・
この時代にも天皇制も露骨ではありませんが描かれています。
上官の派閥や他の戦艦はどうだったのか・・
歴史の勉強にもなるので日本史近代史に興味のなかった私には助かりました。
音楽もあまり好きではなかった谷村新司の群青。
こんないい曲だったとは・・
しかも曖昧に終わるあの場面でピアノとともに語りかけてくる。
これは哲学だと思いました。
もっと突き放したところで戦争を描いている。
もちろん色々な家族との絡みもある。
残された家族特に時代に翻弄される古手川祐子(夫兄弟が戦死)のセリフもいい。
主役級の夫役永島敏行とその弟の 金田賢一。
また別の家族としてはもうひとつの主役、
中井貴一が沈む大和の父に宛てた言葉・・
(父より少しだけ長生きする息子の親孝行をお許しください、
さよなら母さん・・)と、特攻隊を選び空から沈む大和を見ながら終焉を迎えます。
【アルメイダ】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-02-28 08:53:25) |
8.何十年振りに見たけれど古手川祐子と永島&金田の兄弟、下手すると「パールハーバー」の尻軽女に成ってしまうのに上手いこと見せてくれます。特撮も充分納得できる出来。私的なツボは瑞鶴での長門裕之&なべおさみの整備士と少年航空兵のやり取り、ここが堪らない、グッときますね。 ラストの沈む大和を見ながら死に行く中井の独白もなかなかでした。 【亜流派 十五郎】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-02 10:39:18) |
7.小学生のとき金曜ロードショーで見て以来久しぶりに見た。やはり丹波哲郎が最高に良い味出してた。戦争について考えさせられる秀作であり日本人なら一度は見ておきたい。 【ゆきむら】さん 7点(2004-04-30 05:51:23) |
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6.特撮がいますこし。今ならCGでもっとリアルにできるのか。。。? 【Shott】さん 7点(2004-04-06 19:51:53) |
5.ネタバレ 初上映時や、平成になる前にたまにTVで放映した頃は、ただただ感動の一言でした。今の個人的私見では、劇中で描いている太平洋戦争期は「機動部隊・航空隊・飢餓戦」の印象が強く(その後に「零戦燃ゆ」を見たからだと思います)、出来れば日清戦争時・日露戦争時の艦隊決戦の華々しさを、使い回しフィルム使用でもいいから入れれば「連合艦隊史」とも言える作品となったのでは?と思います。言いすぎかなぁ…。 でもこの映画は好きです。以上、勝手なGFファンの一言でした。 |
4.財津一郎と中井貴一の親子の葛藤。森繁久弥が残された孫を見るやるせないシーン。けっして、戦争賛美の映画ではないと思います 【ジブラルタの星】さん 7点(2003-06-18 19:57:41) |
3.この映画,子どもの頃,劇場に観に行きました(^^; 子ども心に衝撃を受けた1本です.中井貴一がとても印象的でした(^^;その後の様々な評論では,映画の撮り方(大和以外のセットがやや稚拙)や人物描写(一般民衆の戦争の苦しみについてあまり前面に出ていない)など賛否両論あるらしいです.そのような点から,決して傑作(必見)とは言えないかもしれませんが,「真にやむを得ず決断」して戦争に邁進し「大和の出撃はやむを得まい」として戦争終結を迎えるというメッセージを伝えたことだけは「評価」できるかもしれません.「やむを得ない」という中に,日本人(だけではないと思うけど)の本質の一部を垣間見たような気がします... 【しるべすた~☆】さん 7点(2003-06-04 23:00:22) |
2.戦後の、特に高度成長時代以降の日本の戦争映画としてはなかなかのでき。出演者一人一人の描写が丁寧で好感が持てました。20分の1の大和の爆破シーンは製作者に悪いのですが、模型の爆発(笑)です。でもなぜか悲しかった。心が痛んだ気分でした。ちなみに戦後の世代の若い役者が演技するわけですが、ぎりぎりの所で迫真の鬼気迫る演技ができてましたけど、今現在の若者がやってももうダメでしょうね。どんな若者が出演しても、「現代の香」が漂ってきちゃって白けるでしょうね。1995年頃に散々作られた「戦後50周年映画」をいくつか観ましたが、役者の演技以前に雰囲気が現代風でもうダメだとはっきり感じました。その意味で「連合艦隊」はもしかしたら最後の観賞に堪えられる日本の戦争映画かも。。。それはそれで寂しいですね。 【はむじん】さん 7点(2002-12-18 22:33:12) |
1.20分の1のスケールの戦艦大和を作って話題になった映画です。あたしがすきなのは、連合艦隊の兵士達が凄く格好良く描写されてる事かな。また、兵士の死に方がむごいんだけど格好良いんだ。特に財津一郎の扮する大和の機関員(防御要員だったかな)の絶命の仕方は凄いです。決して戦争賛美の映画でないが、ここまで日本人を美しく描写した映画は少ないです。 【奥州亭三景】さん 7点(2001-11-09 14:14:19) |