降霊<TVM>(1999)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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降霊<TVM>(1999)

[コウレイ]
(降霊 ウ・シ・ロ・ヲ・ミ・ル・ナ)
Seance(1999)
1999年上映時間:97分
平均点:6.67 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-05-12)
ホラーサスペンスTV映画オカルト映画
新規登録(2004-01-20)【カズゥー柔術】さん
タイトル情報更新(2022-10-26)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督黒沢清
キャスト役所広司(男優)佐藤克彦
風吹ジュン(女優)佐藤純子
きたろう(男優)柏原刑事
岸部一徳(男優)北見教授
大杉漣(男優)ファミレスの客
哀川翔(男優)神主
戸田昌宏(男優)野々村
山本竜二(男優)MAミキサー
草彅剛(男優)早坂文雄
石田ひかり(女優)金沢智子
脚本大石哲也
黒沢清
音楽ゲイリー芦屋
撮影柴主高秀
配給スローラーナー
美術丸尾知行
ヘアメイク豊川京子(メイク)
録音井家眞紀夫
照明金沢正夫
その他東京現像所(現像)
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7.《ネタバレ》 人間臭いというか頭が悪いというか…。女の子がケースの中に入っていたのは事故で、何も悪いことしていないんだから発見した時点で警察や救急車呼べばこんな負の連鎖は起きなかったのに。
でもこういう愚かな主人公は嫌いじゃない。
幽霊の描写が秀逸。誘拐が絡んだミステリ要素は入れずに、序盤の日常に同居する幽霊をずっと見ていた方が面白かったかも。
eurekaさん [DVD(邦画)] 7点(2020-10-11 21:24:13)
6.《ネタバレ》 比較的シンプルな話にも思えますが、こういう分かり易い因果応報で怨念な話って、如何にも日本のホラーという感じがして個人的にはかなり好みですね。その意味では、ありえへんホドに愚かしくて超絶に胸糞悪い主人公夫婦のキャラ設定も、やややり過ぎ感はありますが確実にその面では効果的だったと思います。

全体の薄暗くて陰湿な雰囲気の中に、それを壊さない様にそっと置いていかれるかの様な奥ゆかしい恐怖描写も、どれも中々に巧みで率直に結構怖かったです。役者の演技もどれもこの映画全体の雰囲気に対して適切なテンションで、監督はやはり腕があるなあ、と思いました(ラストの交霊の場面の草彅クン&きたろう親父なんかも、どっちも実に良い演技でしたよね)。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-31 00:14:27)
5.《ネタバレ》 何かの番組で見たのだが、本当に幽霊が見える人の話によると、本作で描かれる幽霊の姿こそがより〈本物〉に近いのだそうだ。黒沢清は本当に幽霊が見えるのか?最近、TVやインターネットの動画で観られる「幽霊動画」の殆どが、貞子?や『パラノーマル・アクティビティ』に影響されたとしか思えないフェイク映像に過ぎないが、時々「本物か?」と思われるものが紛れ込んでいる。もちろん自分は本物の幽霊を見たことはないが、もし見えるとしたらこんな感じなんだろうな、と思えるリアリティが本作にはある。後半、壊れていく役所さんが幽霊の幻覚?に侵されていく様が何とも怖ろしい。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-10 19:51:05)
4.《ネタバレ》 役所と風吹がリビングを行き来する場面。霊が映り込むでも、恐怖を煽るBGMが流れている訳でもありません。でも無性に不安になる。役所が動く度に画面にリビングの鏡が映り込みます。たったそれだけなのに気が気じゃない。西日が差し込む部屋。陽の光が作り出す陰影。生ぬるい空気感が、自分以外の存在を喚起させる。でもだからといって、何が出てくるのでもありません。結局のところ“恐怖”とは、自分の心が創り出している事がよく分かる。経験や知識を拠り所とする内的要因です。観客の内にある“恐怖の素”を引き出すのが、黒沢監督は抜群に上手い。裏目を引き、堕ちていく夫婦の姿が恐ろしいのも同じこと。主人公夫婦と同じ過ちをしかねない自分自身に怯えるのです。オカルトの要素は無くても問題なかったでしょう。初出のTVドラマでこのクオリティには恐れ入ります。良作。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-04 22:09:59)(良:1票)
3.幽霊がどーのーこーとゆう普通の幽霊映画じゃないのがいい。あくまで人間主体のサスペンスなのがいいわ。やばい展開にドキドキできたし。ほんま主人公はバカやけど。でも犯罪者ってバカのよね~。バカじゃなきゃ、警察こまるし。基本的には主人公に感情移入して観てしまうんやけど、主人公のバカっぷりに客観的に観てむかついたりして、そんでもってたまに出る幽霊の映像にちょっとビビッたりして、色々俺自身微妙な立場の映画やったな~。黒沢清にしてはわかりやすいのもグッドやねん。
なにわ君さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-02 14:48:20)(良:1票)
2.《ネタバレ》 あ~、元ネタの原作があるんですね。少し残念。

とは言うものの、そこはさすが黒沢監督。そのままのリメイクじゃなく、日本を舞台に、より日常に即した脚本にアレンジされている。この手のジャンルを撮らせたら、多分、日本では一番センスがあるのは間違いない。

他作品も含めて演出的にパターン化されている部分はあるけど、過剰な表現をすることなく、日常の風景の中に不気味な雰囲気を醸し出すのがウマい。絵に邦画特有の安っぽさがない。

霊よりも、生きている人間の自己本位な考え方こそが最も恐ろしいと痛感させられる。そして見ている間は、殺された少女のことよりも、保身や名誉欲にかられる夫婦にこそ感情移入している自分自身に向き合わされてしまう。そのエゴこそが、まさにドッペルゲンガーなのかも知れない。

ただ、惜しむらくは、ストーリー展開やオチにちょっとヒネりがない点かな。あと、致命的とまでは言わないけれど、霊能者の奥さんのやることの「順番」が明らかにおかしい点。自分の名声を知らしめるために、今回のトラブルを利用しようってのは分かるけど、普通はまず、「少女を廃墟に置き去り(縛って自由に動けない状態)にしておいてから」、心理学部の学生に会いに行くはずでは?何の準備もしていないのにあんなこと言いに行ったら、少女の靴を置きに行った時に学生や警察と鉢合わせするかも知れないのに。

また基本的にいつまでも少女を家に置いておく心理が分からない。最初に箱から見つけた段階で、警察に知らせられないのは分かるにしても、生きているなら、夜中に適当な場所で降ろしておけば、通りがかった人に一両日中には助けられるでしょう。そうすれば少女も助かるし、本当の犯人が捕まっている以上、自分達が疑われる事はまずあり得ないはず。その辺が非常に気になったので、少し減点。
FSSさん 7点(2004-11-21 06:19:24)(良:1票)
1.黒沢清監督がマーク・マクシェーン原作の64年作品「雨の午後の降霊祭」をリメイクしたTV放映作品なのだが、のちに劇場公開された。話ははっきり言ってイライラする展開で気分も悪い。しかし真昼間に堂々と現れる幽霊など、これがなかなか薄気味悪い黒沢監督らしい幽霊表現で結構好き。また黒沢作品常連の役所広司と風吹ジュンが一見普通のようで、まったく普通じゃない夫婦を演じる。この監督の中年夫婦の撮り方は嫌いじゃないかな。神主演じる哀川翔も短い出演ながら良い味を出している常連さんですね。
カズゥー柔術さん 7点(2004-01-22 03:56:50)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
3211.11%
400.00%
515.56%
6211.11%
7738.89%
8633.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 2.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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