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西部に賭ける女

[セイブニカケルオンナ]
HELLER IN PINK TIGHTS
1960年上映時間:100分
平均点:5.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
コメディウエスタン小説の映画化
新規登録(2004-01-24)【SAEKO】さん
タイトル情報更新(2022-04-09)【イニシャルK】さん
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監督ジョージ・キューカー
助監督チャールズ・C・コールマン
キャストソフィア・ローレン(女優)アンジェラ・ロッシーニ
アンソニー・クイン(男優)トム・ヒーリー
マーガレット・オブライエン(女優)デラ・サーズビー
アイリーン・ヘッカート(女優)ローナ・ハサウェイ
スティーヴ・フォレスト(男優)クリント・メイブリー
ラモン・ノヴァロ(男優)デ・レオン
今井和子(日本語吹き替え版)
小林昭二(日本語吹き替え版)
脚本ダドリー・ニコルズ
ウォルター・バーンスタイン
音楽ダニエル・アンフィシアトロフ
撮影ハロルド・リップステイン
製作カルロ・ポンティ
パラマウント・ピクチャーズ
配給パラマウント・ピクチャーズ
特撮ジョン・P・フルトン(特殊撮影効果)
美術ハル・ペレイラ(美術監督)
衣装イーディス・ヘッド
ヘアメイクウォーリー・ウェストモア
その他ダニエル・アンフィシアトロフ(指揮)
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1.《ネタバレ》 ソフィア・ローレンにアンソニー・クインと、なんとも濃いキャスティング。旅回り一座の座長とその恋人女優という役柄ですが、女優に振り回されるちょっと弱気なクインがなかなか楽しい。ソフィア・ローレンも、どこまで本気だかわからないような天然気味のお色気女優が合っています。この2人は民間人ということで、銃の方はからっきし。そちらはスティーヴ・フォレスト演じるメイブリーの役回りなのですが、こいつがやたらとにやけていてあまり魅力がない。もっとも、脇役ですからそのあたりは考えてのことでしょう。

メインのヒーリー一座は、借金取りやらなにやらから逃げ回っていて、前半は次第に状況が悪くなるばかり。これでどうなるのかと思いきや、意外なことから逆転するという寸法。それもこれもヒロイン・アンジェラのとぼけた性格から来ていて、これがなかなか面白い。一座の人間も個性的でよかったです。メイブリーは結局うまい具合に使われてしまうわけですが、作中では特にいい役回りというわけでもないので、気になりません。むしろ暴力はからっきしのアンジェラたちが、彼をうまく利用して最後には助けてしまうあたりが痛快です。

こうした、主人公たちが暴力よりも口先やアイデアで窮地をしのぎ、最後にはめでたしめでたしとなる話なので、通常の西部劇とはかなり趣が異なっています。むしろ、既存の西部劇のアンチ・テーゼになっているのではないかとも思われます。そう考えると、西部劇のイメージが薄い2人が主役だったり、監督がジョージ・キューカーだったりするのも納得です。なかなか異色な快作でした。

しかしこの邦題、『西部に賭ける女』というよりは、『西部“で”賭ける女』という気もしますが。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-11 11:21:58)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.33点
000.00%
100.00%
200.00%
3133.33%
400.00%
500.00%
6133.33%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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