道(1954)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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道(1954)

[ミチ]
The Road
(La Strada)
1954年上映時間:104分
平均点:7.92 / 10(Review 209人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画ロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2016-12-29)【イニシャルK】さん
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監督フェデリコ・フェリーニ
キャストジュリエッタ・マシーナ(女優)ジェルソミーナ
アンソニー・クイン(男優)ザンパノ
リチャード・ベースハート(男優)キ印
アーノルド・フォアザンパノ(ノンクレジット)
市原悦子ジェルソミーナ(日本語吹き替え版【NHK】)
小松方正ザンパノ(日本語吹き替え版【NHK】)
愛川欽也キ印(日本語吹き替え版【NHK】)
原作フェデリコ・フェリーニ(脚本原案)
トゥリオ・ピネッリ(脚本原案)
脚本フェデリコ・フェリーニ
トゥリオ・ピネッリ(脚本/ダイアローグ)
エンニオ・フライアーノ
音楽ニーノ・ロータ
撮影オテッロ・マルテッリ
カルロ・カルリーニ(ノンクレジット)
ロベルト・ジェラルディ(カメラ・オペレーター)
製作ディノ・デ・ラウレンティス
カルロ・ポンティ
配給ニッポンシネマコーポレーション
美術ブルネッロ・ロンディ
ハーマン・G・ウェインバーグ(タイトル・デザイン:英題)(英語版にクレジット)
あらすじ
子沢山の貧しい家に生まれた頭の弱い娘ジェルソミーナは、剛力の鎖切り芸人ザンパノに1万リラで売られてしまう。粗野で乱暴なザンパノは彼女をロバのようにこき使い、夜は力ずくで我がものにし、他の女と遊ぶ時には平気で放り出す。ある日、2人はローマでサーカスの一団に身を寄せるが、そこにはザンパノと昔馴染みで、犬猿の仲の綱渡り芸人、キ印がいた。彼はジェルソミーナと気が合い、ザンパノから逃げられず、生きる意味も見出せずにいる彼女を励まし、去って行く。その後、ジェルソミーナは自分の意志でザンパノについて行くが…。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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34.これはいい雰囲気物語でした
afoijwさん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-15 01:15:03)
33.《ネタバレ》 GYAO の無料動画で視聴。たぶん2度目の鑑賞です。
何かとてつもなく深遠な名作のように錯覚してましたが、あらためて観てみたら思いのほか凡庸だった(笑)。ネオリアリズモっぽい面もあるけど、なによりニーノロータの音楽がやたらと叙情的に鳴ってるし、終盤はほとんどお涙頂戴的な展開で、まるでチャップリンのような通俗的なセンチメンタリズムに終わっていた。まあ、これこそがフェリーニの個性でありジュリエッタ・マシーナの個性なのかもしれませんね。「女を支配することへの自戒」がテーマなのだとすれば、その点では『8 1/2』に共通してる気もします。
まいかさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-18 13:17:55)
32.《ネタバレ》 -La Strada- “道”。 アタマのLaは三人称単数のLaみたいで、フランス語みたくLe(男性)、La(女性)ではなかった。ので、“彼らの(彼女らの)道”…みたいなことでしょうかね??全然違ったらごめんなさい。
事前情報無しで観たから、最初コメディだと思ってた。夜道で待ちぼうけするジェルソミーナが、野良馬にビックリするシーンがとても好き。
私が子どもの頃は、親に「言うこと聞かないとサーカスに売り飛ばすよ!」なんて言われた世代だけど、もしかしたらこの映画の影響なのかもしれない。今じゃ“サーカスに売る”なんて差別発言になるだろうね。
主な登場人物は3人。言葉狩りに臆せず書くと(って、普段から気にしてないか)、ジェルソミーナ=知的障害者。イル・マット=キチガイ。ザンパノ=野蛮人…今だとモラハラ男かも。こういうところ、変にオブラートに包まれると、この時代の映画の本筋が観えなくなる気がするなぁ。

ジュリエッタ・マシーナは当時33歳だから、ジェルソミーナも少女と言うにはとうが立っていて、成人しているのに料理もできないし、美人でもない。家では流木拾いくらいしか使い道がない知的障害者。
貧しい一家が食べていくための“口減らし”。ジェルソミーナが1万リラで売られる時の、お母さんの極端な猿芝居がちょっと可笑しかったけど、真面目に見ると怖い。1954年の1万リラは当時の5400円くらい。今の価値で20万円くらいらしい。リアルだ。
ローザ(たぶん姉)の死も、母「かわいそうに、お墓がどこかもわからない」なんて、それ以上ザンパノに聞かない母親のしたたかさ。ローザが何故死んだのか、わかったもんじゃないのに、ジェルソミーナを同じ男に売る母親。あぁここは確かに、帰るべき場所じゃないわ。
海岸でひとり微笑むジェルソミーナ。芸人に成ることにちょっと嬉しそうなあたり、状況を理解できてないんだろうな。
母親に売られたのは仕方ないとして、サーカス団に誘われた時、イル・マットに誘われた時、修道院に残りたいか聞かれた時。その後の道を選ぶのはジェルソミーナ自身だった。きっとどれを選んでも幸せになったかもしれないのに、ザンパノと行くことを選んでしまった。

ついついザンパノをからかうイル・マット。やらなくてもいいのに。せっかくサーカス団と行く決心をしたジェルソミーナの決心が揺らぐ。「私はこの世で何をしたらいいの?」に対し「俺と来れば綱渡りを教える。でも、お前でも何か、ザンパノの役には立ってるんだろう?」この会話、イル・マットはジェルソミーナに一緒に来るように誘っているように見せて、ザンパノと一緒に残るよう誘導してないか?からかってないか?だとしたらホント、キチガイだ。でも別れ際にネックレスを渡すあたり、キチガイの良心かもしれない。あのネックレスはジェルソミーナの今後の辛い生活の、心の支えになったことだろう。別れ際ジェルソミーナにラッパを置いていってやるザンパノの心理も同様。あのラッパは、今後独りで生きていくジェルソミーナの飯の種になったことだろう。

海岸で始まり海岸で終わる。友達と言えるイル・マットを殺し、パートナーのジェルソミーナを捨ててきたザンパノ。
姉のローザの死は、きっと彼に何も残さなかった。『死んじまったか、面倒くさいな。』くらいの気持ちで、代わりのジェルソミーナを連れてきた。突如僧院で彼女に求婚された。自分を好きになる努力をする女を前に、何も考えないことにしたザンパノ。
『この小石も何かの役に立っているハズだ。空の星と同じように』は2人の共通のテーマかもしれない。
海岸で泣き崩れるザンパノ。このシーンにはいろんな解釈があるけど、ザンパノは空の星を見上げて、自分の道を考えたのかもしれない。
ジェルソミーナは小石を見て自分の未来の道=今後自分がなにかの役に立つこと。を考えたのに対し、ザンパノは空の星を見て自分の過去の道=自分の愚かな行いで失ってきたこと。を考えたのかも。
でも今さら遅い。考えたって取り返せない。ザンパノの歩んだ過去も、ジェルソミーナの可能性の未来も。
K&Kさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-09-23 15:33:41)
31.《ネタバレ》 嫌いじゃない。
一見粗暴な男がだんだんと実は寂しがり屋で弱い部分も見えてくる。
一方弱かったジェルソミーナは少しづつ主張するようになる。
イルマットもザンパノと同じように別の顔を持ってる。
そういう二面性が観てて感情を動かされる。

ただ死んでしまったらそれ以上救いがない。
もうちょっと救いのある話が良かったな。
Dry-manさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-12-30 19:37:56)
30.甘美なテーマ曲やストーリー、俳優のキャラクターも印象深く記憶に残るので割と好きな作品。
ただ、結構単純な話であるのに、いかにも深いテーマ性があるように語られる風潮はいかがなものだろうか。
深くはあるのだがそれはあくまで考察すればの話で、世界中で広く受け入れられているこの作品の良さは、もっと表層に表れているはずだ。
つまりこの映画が分かる分からないと言った話は、この作品全体を包むもの悲しさに心地良さを覚えるかどうか、といったことに集約されるように思う。
要は、何か分からんが雰囲気が良い、ということである。
ポン酢太郎さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-01 00:27:11)
29.《ネタバレ》 フェリーニは当時の映像作家に与えた影響は大きいらしく、我々は孫、ひ孫の観客だから、今では当たり前の感性や演出がなされていて、インパクトは少ないが感慨深い。ベテランすぎるアニメーターも、フェリーニの影響受けてたとか言ってる程なのだ。ありがたみの分かりにくいのが、文化の「古典」たるもの。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-09-24 01:28:35)
28.音楽は良かったがイマイチでした
後でもう一度見返したい
pillowsさん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-05 03:31:25)
27.《ネタバレ》 とっても昔の映画だけどモノクロフィルムの雰囲気がすごくいい。実はフェリーニの作品は初鑑賞。独特の雰囲気はこれまた独特の人の感情に訴えるものがありますね。まさに名作と呼ばれるだけのものはゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-06 14:46:31)
26.《ネタバレ》 旅芸人のザンパノに売られたジェルソミーナは、けっしてかわいくはないが何ともいえない哀愁がある。
喜怒哀楽が素直で無垢な子供のよう。思わず肩入れしてしまう。
世話になった修道院で盗みを働き、犬猿の仲の旅芸人仲間を殴り殺すザンパノの蛮行に、気がふれたようになるジェルソミーナが哀れ。
そのジェルソミーナを置き去りにして旅立つザンパノは身勝手極まりないクズ男だ。
そんな男にもジェルソミーナの末路を知って流した涙のあったのが救いか。
哀しく美しいラッパの音が耳に残る。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-29 00:29:32)
25.タイトル「道」が素晴らしいマッチング。まさに人生そのもの。
幕切れはとても切ないのに、悲劇ともバッド・エンドともとれないどこか暖かさを感じました。
というより無理やりでもそう思いたいです。
苦悩するだけでなく、そこから学び成長して前進していくのもまた人生だと思うので・・・
ザンバノもそうであってほしいという願いを込め。
午の若丸さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-31 22:16:33)
24.《ネタバレ》 いい映画だろうけど 多少現代っ子な僕には少し・・
 
関係性の話は深いと思うけど 名作だけに焼き直されて 少女マンガで弱者と強者の話を読んだことがある
 
懐古することで深まる名作 僕にはちと難しかったかな
おでんの卵さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-24 22:44:36)
23.《ネタバレ》 フェリー二の言わずと知れた名作。
頭は弱いが、人間としての正しい道を失わず病んでしまったジェルソミーナ。
ジェルソミーナのメロディーを口ずさんでいた女性から聞くその後の消息に涙です。
きーとんさん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-21 22:40:02)
22.ザンパノみたいな男がときおり見せる優しさや弱さは心に残ります。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-26 20:36:45)
21.《ネタバレ》 最後のサンパノの芸にまったく切れが無かったのがジェルソミーナのいない喪失感が出ててよかった。
osamuraiさん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-27 01:14:02)
20.《ネタバレ》 映画はこれまでに何本観てきたか分からないが、ベスト5に入るほどの美しいラストシーンを持つ映画である。取り返しのつかない喪失。若さを失った自分。絶望に打ちひしがれ、これまでの人生を振り返った時、彼は人生で辿ってきた"道"のりをどう振り返っただろうか。おそらく、自分の人生の貧しさに気づき、一つの価値観が崩壊する瞬間だったのだろうと思う。いつまでも寄せては返す白い波。握り締めた指の間より落ちていく砂。そして、その時これまで当たり前に存在していた自然の万物が、彼の目にはどう映ったのだろうか。石ころのようにただ存在し、気づくこともなかった自然の美しさは、どう彼に迫ってきただろうか。本当に美しいラストシーンだと思う。映画の切り口としては、精神的DVを描いておりその当時としてはすごく斬新だったに違いない。ジェルソミーナは自虐的なまでに従順なのだが、それが彼女の生きる術だったのだろう。母親に気に入られなければ彼女は生きていけなかったのだ。あの母親の前では。それは冒頭の短いシークエンスだけで描かれる。その後、支配関係はザンパノへと継承される。そうやって育ってきた彼女には従順な性格から逃れる術はない。それが当たり前だから。彼女には意志がない。ザンパノの意志が彼女の意志なのだ。常にザンパノがどう思うかに支配されている。そして、自分というものがないからザンパノを好きだと勘違いしなくてはならず、そのまま素直なままで勘違いしてしまっている。逃げることは彼女の罪悪感を刺激する。こんなの恋でも慈悲深い優しさでもない。ただただ悲しい習慣だ。ザンパノのにとっても彼女は自分の価値を確かめる、甘える道具でしかなかった。非常に悲しい二人の関係。この映画を見るたびに思うが、現在にもこれと似た問題が起きている。ドメスティックバイオレンスである。虐げられる側がよく口にする、「彼は悪くない、彼は可愛そうな人だから私がついてあげなければ。愛しているからこんなの苦じゃないの、私より可愛そうな人なのよ」などと。まさにこの映画の二人だ。ところで、この映画の問題点を挙げるならば語り口のまずさでしょうね。洗濯物のシーン以降は素晴らしいのだが、それ以前がもう少し観客の興味を引っ張るような脚本にできなかったのだろうか。それだけが悔やまれる。
Nujabestさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-12 14:00:33)
19.切ないね。「この世の中にあるものは何かの役に立つんだ」ってのは響いた。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-14 18:13:45)
18.せつないねー。
Yoshiさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-29 15:19:50)
17.《ネタバレ》 押し付けがましい感じが一切なく、淡々と描いている。前半は少々退屈したが、人ひとりがいないと困る人がいる、どんな人でも役に立てる、という「素晴らしき哉、人生!」とは一味も二味も違うアプローチはなかなか。がらがら声のザンパノに、変わり者のジェルソミーナは最高のキャスティング。心優しい音楽も印象的だった。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-21 15:33:08)(良:1票)
16.たしかにザンパノのジェルソミーナに対する態度はひどい(そもそも奴隷として買ったわけだから)けど、だからって決して悪党には思えない。そこにこの映画の難しさと深さがあるんだと思います。
とかげ12号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-20 21:09:05)
15.《ネタバレ》 「よくわからない不思議な女だな」と思いながら観ていて、いざジェルソミーナが「いなくなった」と思ったら寂しくなった。「最後はどうなるんだろ」と思いながら寝転びながらダラーと観ていて、洗濯したおばさんがジェルソミーナのことを「死んだよ」と言ってから「お!?」と驚いて起き上がり、それからザンパノが海岸で泣くまでのラストは心に残った。
Syuheiさん 7点(2005-02-24 19:32:04)
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【点数情報】

Review人数 209人
平均点数 7.92点
000.00%
110.48%
210.48%
3115.26%
4104.78%
552.39%
6136.22%
73416.27%
83315.79%
93617.22%
106531.10%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.93点 Review16人
2 ストーリー評価 8.64点 Review17人
3 鑑賞後の後味 8.58点 Review17人
4 音楽評価 8.84点 Review19人
5 感泣評価 8.61点 Review13人
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【アカデミー賞 情報】

1956年 29回
脚本賞フェデリコ・フェリーニ候補(ノミネート) 
脚本賞トゥリオ・ピネッリ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

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