4.この作品は何度も観ているが、とても好きな作品。
観れば観るほどに深くなっていく。
前作にあった「暗くて退廃的な雰囲気」を失った変わりに、
全編を通してこれまでかというほどのハイテンションだ。
それがなんだか普通じゃない感じ。
独特の開放感がハイになる、
どこか遊園地のように楽しい作品。
始めのレザーフェイスとのカーチェイスの場面は観ていて興奮する。
なんかみんながバカっぽくて楽しそうです。
ストレッチは可愛いが、叫び声が少々うるさい。
デニスホッパーってどこかおかしいですよね?
その彼が演じる「レフティ」がヤバイい。
お店で「レフティ」がチェーソーの切れ味を(振り回して)テストしているとき、その後ろで店のオッチャンの笑い方がヤバくて、それが変な感じで面白い。
いや、オカしいでしょ!あの笑顔は。
LGがマイペースで良い感じ。
「ドレイトンさん」頭がおかしいですよね?だって笑いながら怒っているんだもん!絶対に変だよ。
大会に優勝したドレイトンさんは帰りのトラックで歌っているが、その時の彼は超うれしそう。イカレている。。。
ラジオ局もどこか独特の雰囲気があって好きです。
人肉工場の遊園地跡は、だだっ広いために「暗さ」がなくて、前作あったリアリティが感じられない。
ディズニーランドのアトラクションみたい。
ドロドロしたものなのに徹底した明るさで描いている。
(でも人の皮を剥ぐところは気持ち悪いよ)
このシーンは皮をはがれた「LG」が、フックに掴まって立っているシーンが、
「ベルセルク」に影響を与えているように思う。
あと、家族の「おじいちゃん」の目がとても人間じゃない。
なんか普通じゃない感じ、フーパー作品は脳裏に焼きつく。
もしかしたら、1回観てダメだった方は、もしかしたら3回くらい観ていただくとメチャクチャ好きになるかもしれません。