《改行表示》26.《ネタバレ》 オリジナルより先にこちらを見るとこれはこれで悪くない。マット・デイモンに感情移入し、結構ドキドキできた。確かに太陽がいっぱいの方が綺麗で傑作然としているが、この映画は面白い、楽しめた。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-23 23:09:31) |
25.リメークした作品の大概はオリジナルには及ばないのが定説のようですが、元の話自体がしっかりしているからでしょうか?私個人としてはこれは例外と思うほど良かったです。起用された配役陣も全てがいい感じに当てはまってました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-01 12:26:49) |
24.とても好きな映画です。4,5回は見ました。マット・デイモンは、「ボーンアイデンティティ」でのようなカッコいい役より、こっちのどうにも救いようのない暗くてじめじめした何考えてるんだかわからない役のほうが、断然光っていると思う!マット・デイモン万歳!! 【乃駄目】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-21 17:31:28) |
《改行表示》23.実はオリジナルを見た事が無いので、比較は出来ないけど、人間ドラマとしては秀逸な作品だと思う。 リプリーの行動には無理があるし、計画らしい計画も無く、すべてが行き当たりばったりだけど、それだけに妙なリアリティがある。 特に今作は、オリジナルの「持つ者と持たざる者」というテーマよりも、お互いの「相手に対する想いの温度差」が招く悲劇という普遍性をクローズアップしている点が重要。そこに感情移入できない人は、この作品の本質も理解できないと思う。 こういう相手との温度差は、友人関係、恋人関係に拘らず、どんな人間関係でも日常的によく感じる事だろう。実際、自分も親しい友人に裏切られた経験がある。ところが、相手は自分を裏切ったと言う意識すら無かったようで、むしろ、その相手の自分に対する「無関心」こそがショックだった。憎悪や裏切りは、まだ相手に対する感情の発露ゆえに、少なくとも無関心ではない。よく言われる事だが、「愛情」の対義語は「憎悪」ではなく「無関心」なのだ。 この作品でも、結局、リプリーの存在はディッキーにとって「どうでもいい」程度の事でしかなかった。言わば、始めに相手の存在を「抹殺」したのはディッキーであり、その冷酷で非人間的な感覚の前では、リプリーの絶望感や憎悪の発露は当然であり、むしろ人間的なものだろう。 ただ、惜しむらくは、ディッキーを殺してからが長過ぎるところ。本来は「ディッキー殺し」こそが最大の山のはず。その後をダラダラと続けてしまったために、本来のテーマが霞んでいる。惜しい。 【FSS】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2006-08-12 23:32:43) |
22.《ネタバレ》 リプリーのホモセクシュアルが巧みに描かれている。ディッキーに「一緒に風呂に入りたい」という辺りは唐突に思うが、「君が愛しているのは僕だ!」と言い切るところで納得すると共に度肝を抜かれる。この時点で、「太陽がいっぱい」とは筋書き以外全く異なる映画であると思い知らされる。・・・今夜の放送ではカットされていたが、フレディの「覗きか?」列車でのディッキーの「気味悪い」ボートでの「退屈だ」という言葉(どの言葉も、執拗に繰り返される)など、性が陰湿であるリプリーへの、ネアカたちの生理的で根の深い軽蔑もよく描かれている。だから愛憎劇もすんなり飲み込むことが出来た。(愛憎が殺人の動機となっている点が、「太陽・・・」との根本的な違いだと思う。)また、殺人シーンもショッキングだ。ディッキーの死体に寄り添って、海をボートにて漂っているシーン。フレディを使徒の胸像でころしてしまうシーン。だが最も不気味なのはラストだ。リプリーのホモ的性質に注意して話を追っていくと、彼にとってピーターが如何に必要な男かがわかる。彼らの友情はそれを示すシーンこそ少ないが、ピーターが教会音楽の指揮を執りつつリプリーに微笑むシーンなどは、リプリーの美点を受け入れる友人が遂に登場したことを指している。秘密がリプリーを追いたて、ついにその友人をも殺すことになり・・・リプリーに乞われてピーターがひとつひとつ彼の美点を挙げていき、最後には「君を想うと胸がくるしくなる」と怪しい発言が飛び出て、一方のリプリーも泣きじゃくりつつ・・・首を絞める。怪しすぎる。 【フランシス=ライオネル】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-29 22:23:46) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 最後にマットで慰問が泣きながら船室から出てくるシーンが凄く印象的でした。 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-12 03:19:01) |
20.《ネタバレ》 何度か観てるので展開がわかってるにもかかわらず、つい話に引き込まれてしまう。自分の過去とか犯した間違いとか本来の自分自身から目をそらしてただ逃げ続けようとするリプリーは、弱くてひたすら正しくない人なのだけど、私もそんな彼を他人事として切り捨てられるほど強くて正しい人ではないです。ディッキーが殺されるシーンは、そこに至るまでのやりとりも含めて生々しくってそこいらのホラー映画より恐い。背景になってるイタリアの景色も美しかった。 【羊飼い】さん 8点(2004-12-21 22:46:08) |
19.リプリーのと言う男の暗部は、何と人間くさい事か。最後まで彼は彼で在り過ぎた。演じるマット・デイモンも、見事。スッキリはしないエンディングだったが、アリでしょう。これは。 【aksweet】さん 8点(2004-04-28 16:20:49) |
18.「太陽がいっぱい」を観ていないので別物として自然に受け入れて観ました。マッドの動機がイマイチ分かりにくかったけど・・・。「まあ面白かったな」って感じです。「太陽がいっぱい」を観たくなりました。でも果たして「太陽・・・」を見た後に「リプリー」を観たくなっただろうか? 【あずき】さん 8点(2003-12-08 20:46:23) |
《改行表示》17.けだるい南仏のイメージが、美しくもあり、悲しくもあり。全編を貫くのは、絶望感。一方、ストーリーは二転、三転し、サスペンスとして十分楽しめるので、視聴後の満腹感がある。 ジュード・ロウとグウィネス・パルトロウのカップルがビジュアル的にとっても奇麗。 【よしの】さん 8点(2003-11-22 15:04:14) |
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16.楽しかった。長いと感じなかったし。音楽や映像も美しく、もう一回観てもいいと思える映画。1950年代の雰囲気も出てたと思います。警察や探偵が近付いたり、主人公のついた嘘が周りにバレそうになる場面などが多く散りばめられているんだけど、あんまりハラハラドキドキできないのが・・・難点かな。「見た後、率直に面白かったなぁ・・・」なので、基準に忠実に従い、ここは8点にしました。 |
15. 敢えて高得点にしました.“太陽がいっぱい”とは別物と考えたい.ミンゲラもデイモンも違う方向を目指したのでしょう.朴訥で勤勉で温厚そうで垢抜けない青年が冒頭“スターバト・マーテル”の伴奏をしている.この旋律がこの直後からの展開の節々に、低くはあるがしっかりと鳴り響いているような効果がありました.Mr. Ripley は、“The Talented“であり、外見とは裏腹の暗闇と狡猾さ(はじめは小器用というレベルなのだが)を併せ持ち、暗闇に堕ち続けなければならない哀しみを持つ人間である、という解釈を、M. デイモンは忠実に大仰でなく演じたのだと思います.目を背けたくなる人間の醜さと凡庸さなんて容易に同居できるのだ、という視点を評価したい. 【シャリファ】さん 8点(2003-10-15 00:21:23) |
14.普通に楽しめた!あ~ヨーロッパいきたいな~バカンスしたい♪ 【うさぽん☆】さん 8点(2003-06-12 22:09:03) |
13.バスローブのポケットの中でどんなふうになっているのか,興奮してその痛さを感じない,でも表面上は冷静に。。。伝わりました。ジュードロウかっこいい+2点 【蝉丸】さん 8点(2003-04-20 19:01:18) |
12.ラストの潔さ。私はよかったです。「お前はホモか?」って聞いたのは、警官じゃなくて、通訳した、あのホモだったんでしょうか。イタリアのよさが出ててよかったと思います。ベネチア最高! 【ブラックバッス】さん 8点(2003-03-18 21:58:06) |
11.見てて痛々しくなるストーリーやね。正直、「太陽がいっぱい」のリメイクと見下してたけど良かった。途中でリプリーのあまりの痛々しさに目を逸らしたくなるシーンがいくつかあった。(原作の良さが強い。)これに限って言えば、印象に残ったのはジュードロウがめちゃくちゃハマってたって所。このリプリー、僕に似てて好きです。(←顔じゃないよ)リプリーみたいな性格の人、案外いるんじゃない? 【ぺこちゃん】さん 8点(2003-01-19 23:24:32) |
10.マット、よかったんじゃないですか。最後は切な過ぎてゾッとしました。ただあんなにうまくうそがうまく通しきれるかな? 【アリアス】さん 8点(2002-08-20 17:00:57) |
9.マットの演技、切なくて良かった。正統派の役もいいけれど、こういう役もはまってると思う。ただ、あの海パン姿はいただけない。 【パイナップル】さん 8点(2002-06-01 01:51:05) |
8.好きです!このマット評判悪いんだけど私はこれを見てマット好きになりました。歌とか奇麗な声だし。凄いと思った。キャッチフレーズの他人の人生を欲しいと思ったことはありますか。って言葉も何か切ないし。オープニングの曲もこれから起こることを物語ってるみたいで好き 【アイアム琳子】さん 8点(2002-05-05 23:02:47) |
7.面白かった。「太陽がいっぱい」とは別物。アラン・ドロンは悪の華。マットは月見草。切ないまでの不恰好ぶりが泣ける。この映画における女性は添え物程度。ジュードを見つめるマットのしゃくれあごが脳裏に焼きついて離れない。ああ、月は太陽になれないのか。。。 【姿焼き】さん 8点(2002-05-04 09:55:05) |