アメリカン・パイパイパイ! 完結編 俺たちの同騒会のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アメリカン・パイパイパイ! 完結編 俺たちの同騒会

[アメリカンパイパイパイカンケツヘンオレタチノドウソウカイ]
American Reunion
2012年上映時間:113分
平均点:7.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-11-01)
コメディシリーズもの青春もの
新規登録(2020-05-06)【ゆき】さん
タイトル情報更新(2021-01-16)【Yuki2Invy】さん
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キャストジェイソン・ビッグス(男優)ジム・レヴェンスタイン
トーマス・イアン・ニコラス(男優)ケヴィン・マイヤーズ
クリス・クライン(男優)クリス・“オズ”・オストライカー
ショーン・ウィリアム・スコット(男優)スティーブ・スティフラー
エディ・ケイ・トーマス(男優)フィンチ
アリソン・ハンニガン(女優)ミシェル
タラ・リード(女優)ヴィッキー
ミーナ・スヴァーリ(女優)ヘザー
シャノン・エリザベス(女優)ナディア
ナターシャ・リオン(女優)ジェシカ
カトリーナ・ボウデン(女優)ミア
ジョン・チョー(男優)ジョン
ユージン・レヴィ(男優)ジムのパパ
ジェニファー・クーリッジ(女優)スティフラーのママ
レベッカ・デモーネイ(女優)フィンチのママ
撮影ダリン・オカダ
製作総指揮ポール・ワイツ
クリス・ワイツ
ジェイソン・ビッグス
ショーン・ウィリアム・スコット
あらすじ
 ジムもケヴィンもフィンチもオズも、ミッシェルもナディアもヴィッキーもヘザーも、シャーマンもジェシカもスティフラーも、全員集合!
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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1.《ネタバレ》  初代主人公のジム・レヴェンスタインが復帰した、記念すべき一品。

 そんなジムだけでなく、他にもオールスターな面子が揃っており、特に「3」の結婚式で不在だったオズまで駆けつけているのが、嬉しくて仕方無かったですね。
 初代のヒロイン勢も全員揃っているし、シャーマンにジェシカといった脇役陣まで集結しているんだから、もうそれだけで感激。
 シリーズのファンにとっては、最高のお祭り映画だと思います。

 妻のミッシェルは、おばさんになってもキュートだし、息子のエヴァンも可愛いしで、そんな主人公一家の姿を描いた冒頭部だけでも、楽しくなっちゃいましたね。
 この後、ジムは隣に住んでた女の子のカーラに迫られ、不倫を犯しそうになる訳だけど「妻と息子の為にも、裏切れない」と誘惑を拒むジムの姿に説得力があったのは、それくらい「妻も息子も可愛い」んだって分かる場面が、事前に用意されていたお陰だと思います。

 シリーズ皆勤賞となるジム父の使い方も絶妙で、ジムが「昔、愛読していたエロ雑誌」を懐かしそうに読んでいる後ろで、すいーっと部屋に入ってくるだけでも面白いんだから、もう脱帽。
 途中、ジムの母が死去していたと分かり、しんみりしちゃう一幕もあったんだけど……
 そこで暗くなり過ぎず「ジムの父に、デート相手を探してあげよう」っていう、明るい展開に突入するのが、如何にもこのシリーズらしくて良かったですね。
 紆余曲折の末、最終的にはスティフラーの母とデートする仲になるってのも面白い。
 フィンチが二人の関係を知った時、どんな反応を示すのか、気になって仕方無いです。

 他にも「初代でスクーターに乗っていたフィンチが、颯爽とバイクで登場する」とか、シリーズのファンならニヤリとさせられる描写が多くて、良い意味でサービス精神豊富な映画だったと思いますね。
 上述のジムに関してもそうなんですが「浮気」「不倫」といった関係に発展しそうになっても「男が勇気を出して断る」「今の恋人が、実は酷い奴だったと分かる」って答えに着地する為、罪悪感とか、不快感とかを抱かずに観られるんです。
 これ、何気無い事かも知れないけど、凄く大事だと思うんですよね。
 作り手にとっての「サービス精神」とは、観客を喜ばせる為の「プラスを生み出す配慮」だけでなく、観客を失望させないという「マイナスを防ぐ配慮」も指すんだなって、感心させられるものがありました。

 後半、高校時代の「将来の夢」について話す場面では、大人の青春映画ならではの感動があったし
「妥協して生きてるのも、つまらない仕事してるのも、みんな同じだよ」
「恥と思う必要なんか無い」
 という劇中の台詞には、本当にグッと来ちゃいましたね。
 皮肉な目線で見れば、そんなの「負け犬達の慰め合い、傷の舐め合い」に過ぎないのかも知れないけど……
 傷を舐め合える仲間がいるって事は、とても素敵な事なんじゃないかと思えました。

 ジムが朝目覚めると、下半身裸で昨夜の記憶が無くなっていたという「ハングオーバー!」っぽい場面は、あまり意味が無かった事。
 心臓発作を起こしたボブが無事かどうか、作中でハッキリ言及して欲しかった事など、欠点というか、気になる点も幾つかあるにはあるんですが、もうホント、そんなのどうでも良くなっちゃうくらいに楽しかったですね。

 クライマックスには、スティフラーの母に負けないくらい美人なフィンチの母が登場し、スティフラーと結ばれるサプライズ展開もあったりして、下世話なネタのはずなのに、つい笑っちゃいます。
 エンドロールにて、高校時代の写真や結婚式の写真が流れるのも、本当に素敵な演出で……
 「時代が変わっても、五人はずっと仲間のままなんだ」と、しみじみ感じさせてくれました。

 本作のパッケージを眺めてみると、そこには邦題で「完結編」なんて書かれている訳ですが、劇中では再会を誓う乾杯で終わっているし、自分としても是非続編に期待したいですね。
 出来るなら、息子のエヴァン君が小学生か中学生、自慰を始めるくらいの思春期まで成長し、父親であるジムが戸惑いつつも一緒に成長するような……
 かつてのジム父と同じように、今度はジムが息子を優しく見守り、助言を与えてあげるような、そんな「良い映画」であって欲しいものです。
ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2020-05-16 09:01:18)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
8150.00%
900.00%
1000.00%

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