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ぜんぶ、フィデルのせい

[ゼンブフィデルノセイ]
Blame It on Fidel!
(La faute à Fidel!)
2006年上映時間:99分
平均点:7.25 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-01-19)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2008-01-27)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2013-02-14)【ESPERANZA】さん
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監督ジュリー・ガヴラス
キャストニナ・ケルヴェル(女優)アンナ
ジュリー・ドパルデュー(女優)マリー(アンナの母)
ステファノ・アコルシ(男優)フェルナンド(アンナの父)
オリヴィエ・ペリエ(男優)
マリー・クレメール(女優)イザベル
日野由利加マリー(日本語吹替)
大川透フェルナンド(日本語吹替)
脚本ジュリー・ガヴラス
音楽アルマン・アマール
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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6.《ネタバレ》 裕福な家の娘アンナ。パパとママが共産主義活動にのめり込み、生活が一変。大きな家から狭いアパートに引っ越すことになる。しかもアパートには得体の知れないヒゲ面でタバコをプカプカふかす変なオジサンが大勢四六時中出入りしている。共産主義って?団結の精神って?核戦争って?パパもママもどうしちゃったの?という訳で世の中も自分の周りも分らないことだらけ、以前の生活に戻りたいアンナは不満だらけでいつもふくれっ面。でも時折パパから褒められたり、遊んでもらえた時に見せる子供らしい笑顔が印象に残る。周りの大人のやっていることが理解できない、でも、知りたくて仕方がない。子供の頃なら誰もが感じる事。そんな等身大の子供の気持ちを演じたアンナ役の少女の演技力に驚かされた。テーマは子供の成長なんですね。これもアンナには分らない、中絶って?子供はどうやって作るの?という性に初めて興味を示す女の子の素朴な気持ちや成長を70年代の時代背景や価値観、世相を絡めた盛りだくさんの内容ながらも全てがアンナの知りたい事であり、アンナの視線であるので散漫にならずに楽しめる作品に仕上がっています。時には程よくコメディタッチで描かれ、(特に分かったようでとんちんかんな事を言うアンナがかわいいです。)ちょうどいい尺によくまとめられた、可愛らしくていい映画です。ラストシーンは自分で転校を決断し、そのあまりにも環境の違う転校先でしっかりと自分の足で立ち、子供たちの輪に入っていくアンナの姿に感動しました。
とらやさん [DVD(吹替)] 8点(2009-09-10 00:54:51)
5.「らしい」映画です。二人の子ども達に釘付けです。ファッション雑誌にでてきそうなカット多数です。なんかかっこいいです。「ぼく、セザール・・・」もいいけど、こっちもいい!
蝉丸さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-18 07:37:36)
4.親の思想に振り回される子供の境遇にありながら、流されることなく自分で考え自分で道を決めるアンナの姿が凛々しい。それにしてもアンナとフランソワの子供服が素敵。絵本「マドレーヌちゃん」の世界そのもののような学校シーンも、ブルジョワ生活が終わった後の普段着も可愛すぎ。往年のオリーブ少女はクラクラしました。
lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-04-16 14:19:51)
3.《ネタバレ》 つまるところ「子どもは親を選べない」ってこと。んでもって「親が子どもに与える影響は計り知れない」ってこと。子育て中の親御さんが見ると良い映画かも。とにかく、アンナが愛くるしい。ちょっと怒っているような表情が大半なのだが、たまに見せる笑顔がたまらない。まあ、あのお父さんも、所詮は「お坊ちゃま活動家」なので、その後のスペインの急速な民主化・資本主義化に混乱しまくって、ド・ラ・メサ家は結構波乱の歴史を辿ったのではないかと、勝手に想像してしまう。でも、アンナは最終的に自らの意思で転校を選び、新しい境遇へ歩み出したわけで、髪がちょっとだけ伸びて、ほんの少しだけ成長したアンナの新しい学校での俯瞰映像によるラストシーンはとても爽やか。あと、字幕は、文字数制限があるのも分かるが、少し訳がマズ過ぎる。吹き替えで見直すと、多少疑問が埋まる。もう少し工夫して欲しい。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-11 15:09:55)
2.《ネタバレ》  オープニングで監督の名前を見てどこかで聞いたことあるなと思って調べたら、あのコスタ・ガヴラス監督の娘さんだったんですね。父親譲りの硬派なテーマをドラマとして上手く纏め上げる手腕には今後も期待したいですね。

 この作品についても、70年代の左翼運動(フランスというよりはチリやスペインが主ですが)やフェミニズム運動なんかを子供の視点で描いていてとても興味深く観賞することができました。特に、こちらが今の感覚で当時の左翼活動などに対して感じる疑問を主人公のアンナがそのまま親や活動家達にぶつけてくれるのでそのやり取りが面白かったです。

 ストーリー的には、チリのアジェンデ政権とアンナ一家の動きがリンクしている感じで進んでいて、アジェンデの最後のメッセージが流れる中で父親が佇む姿を映すラストは非常に印象的でした。
TMさん [DVD(吹替)] 8点(2008-11-19 19:32:01)
1.9点に近い8点! この時期の世界時勢やスペインの情勢を実はちゃんとはよくわかっていなくて、こんなかんじなんだろうという想像と目測で映画を見てしまっているので、勉強しなきゃいかんな~と思いました。会話なんかで簡単に気持ちや心情を説明しない、でもちゃんと伝わってくるいい映画でした。
ジマイマさん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-13 00:41:30)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.25点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5210.00%
615.00%
7945.00%
8630.00%
9210.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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