ドライブ・マイ・カーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ドライブ・マイ・カー

[ドライブマイカー]
Drive My Car
2021年【日】 上映時間:179分
平均点:6.56 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-08-20)
公開終了日(2022-02-18)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2021-07-18)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2022-03-31)【イニシャルK】さん
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監督濱口竜介
助監督大江崇允(監督補)
キャスト西島秀俊(男優)家福悠介
三浦透子(女優)渡利みさき
霧島れいか(女優)家福音
岡田将生(男優)高槻耕史
原作村上春樹「ドライブ・マイ・カー」(短編小説集「女のいない男たち」所収)(文春文庫刊)
脚本濱口竜介
大江崇允
製作ビターズ・エンド(製作幹事/「ドライブ・マイ・カー」製作委員会)
朝日新聞社(「ドライブ・マイ・カー」製作委員会)
配給ビターズ・エンド
あらすじ
家福とその妻は人も羨む仲睦まじい俳優夫婦だったが、幼児の愛娘が呆気なく亡くなった後に夫婦共にキャリアと夫婦関係の調整と模索を迫られる。共に成長していくつもりだった妻までが志半ばで病魔に倒れてから2年が過ぎ、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を多言語で演じる国際演劇祭のプロデューサーとして広島に赴いた家福は亡き妻の昔の共演者の高槻を主演に抜擢し、家福と高槻は家福の亡き妻が自分には見せなかった面を仕事後に語り合う近しい関係になる。また、亡き娘と同じ年に北海道で生まれた影のある若い女性が”ベテラン”運転手として瀬戸内海の小島にある家福の仮住居と広島の仕事場の間の送迎をすることになった。
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6.《ネタバレ》 全然期待していなかったですが、良かったです。3時間ほどあるけど全然長く感じなかったです。舞台稽古の本読みのシーンなど普通、間延びして感じるのに、ひとつひとつのシーンに意味がありそうで見逃せない気がして眠くなりませんでした。作品全体も、取り方によって深いような気もするし、そんなに深く考えなくてもいいような気がするし。ラストも明るい未来を想像させてくれて後味が良く観て良かったなと思わせてくれます。ただ、音については謎がいっぱい残って、そこはもやもやしますけど。でも観て良かったです。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-07-30 19:26:47)
5.《ネタバレ》 ・原作未読
・村上春樹作品は「ノルウェイの森」を読んだくらい
・戯曲に関する知識皆無
上記で臨みました。

程度の差こそあれ、人間は誰でも世俗にまみれて生活していく中で隠しておきたい事、
それでも敢えてハッキリさせなければならない事、それでも一歩を踏み出せない事は有る。
本作では演劇の台詞を録音したテープの再生と、それに呼応する主人公の台詞の朗読が繰り返し描写される。
当初は単なる主人公のルーティンとしての描写でしかないそれが、物語が進むに従い、
徐々に映画を観ている側で有る私達への静かな、それでいてとても強い問いかけに変わっていく。
本作唯一とも言える物語終盤の大きな起伏を経て、映画は主人公が切々と演じる舞台の描写となる。
様々な言語が行き交うその中で、終幕に手話でゆっくりと切実に訴えられる一つの普遍的な事。
そう、人は様々な事を乗り越えて、いや、例え乗り越えられていなくても生きて行かなければならない。

約3時間に及ぶ長尺、そして特に大きな起伏も無く淡々と進む描写。
映画館の暗闇に身を浸し、目の前で繰り広げられる事に没入する事に慣れていない人にはハードルが高い作品かも知れない。
でも、敢えてそれを知った上で劇場に赴けば、鑑賞した人それぞれ何かしら得るものが有る作品だと私は思う。

決して万人受けする内容では無く、煽情的でもないこの様な作品が世界で受け入れられた事はとても興味深い。
本作を鑑賞している人は皆、本作を通じて自分自身が出演する別の映画を想像していたのでは無いだろうか。

最後に、韓国人俳優のジン・デヨン氏の抑えた演技が素晴らしかった事に触れておきます。
たくわんさん [映画館(邦画)] 8点(2022-04-07 16:35:57)(良:1票)
4.《ネタバレ》 村上春樹氏の原作は映画観賞予定の前日の夜に読破⋯と言っても短い作品なのでなぜこれが3時間の超大作でしかもアカデミー賞を受賞したのかワケわかめ状態で映画館に入りました。理由は簡単にわかりました。わたしがダ~~イ好きな劇中劇、しかも劇を作っていくと言うオハナシが入れ子になっているではないですか! 類似の作品として本サイトでもカルロス・サウラ監督の「カルメン」と「タンゴ」にわたくし奴がレビューとあらすじを書いておりますのでDVDなどで是非ご覧ください。但し両者共に音楽劇(前者はギターが伴奏のフラメンコ劇で後者はミュージカル)なのに対して本作は純粋な話劇を作るお話で人間関係ももっと複雑だしなんと言っても3作共通の主演でディレクター役の中年男優の中では本作の西島秀俊がダントツに魅力的です。観賞中に目を背けたくなったのは濡れ場ではなく例の男の高槻が運転しながら家福と長々と家福の死んだ妻について語り合うシーンです。正直言ってこんな運転をする奴はまともな男か間男かとは関係なく立木かガードレールに激突して死んでしまえばいいと思いましたが類似の結末になってひとまず安心です。家福と高槻と後部座席にみさきちゃんが乗った車は自損事故も他損事故も起こしませんので安心して観賞してください。但し高槻のような運転は絶対にNGです。みさきちゃんのような運転を心がけましょう。

全般的に練習が進んで日に日に劇としての骨格や登場人物の個性という色彩を備えていく舞台に比べて現実の方が色褪せて見えました。早春の広島から北海道に行くのには車より飛行機の方がいいとか履いている靴は皮靴かスニーカーかとかばかり気になったのに引き換え、虚構である演劇の世界では北京語の女優と韓国語手話の女優の間に一瞬通った魂の交流は真実を描いて余りあるシーンだったし家福が高槻に語るチェーホフ劇の魅力と魔力にも納得、虚構を通して真実を描く演劇人としての家福の姿は清々しかったです。

ここで小ネタです。軍事侵攻後に西側ライセンスビジネスのロシアからの撤退が相次いだことは周知ですが、ロシアのKFCは店の旗印を紅白のC.S.おじさんのものから赤地に黄色の”B”の字を染め抜いたものに変え、店名を全て「ワーニャおじさん」に変えたそうです。 ロシア語表記では「ワーニャ」の頭文字がBなんだそうで、旗は全てマクドナルドから譲り受けたものを90度回転して使っているそうです。詳しくは https://youtu.be/XPsO65jOGoY をご覧ください。小ネタ2として家福の妻は原作では子宮癌で亡くなりましたが子宮癌には体癌と頸癌があって40歳代だったらしい家福の妻は前者には若すぎます。(映画でのくも膜下出血もかなり無理筋っぽいですが⋯}、後者(頸癌)はイスラム教徒の女性と未婚(未経験)の女性は罹患率がほぼゼロなのですがその理由は自分で調べてください。「ワーニャ伯父さん」岩波文庫の電子版を映画館の中で予告の間にダウンロードしたのでこれから読みます。
かわまりさん [映画館(字幕)] 8点(2022-04-06 19:37:24)
3.《ネタバレ》 村上春樹氏の原作は読んでおりませんが、本作が各国の賞レースを賑わせているのは、まずは (日本人として) 喜ばしいこと。しかし、それはさておいても、率直に言って好きな映画でした。 ウィスキーとタバコの煙と、赤い車から漂うレトロ感。この映画のさりげなく懐古趣味なところ、良かったと思う。 ストーリーとしては、現実と妄想の狭間を漂う家福 (西島秀俊) が中心である前半はやや退屈ですが、存在感ある渡利みさき (三浦透子) の登場によって、ドラマが大きく動き出す。 家福とみさき、それぞれ苦しさや喪失感を抱えて、その重さを抱えきれずにそれでも生きていて。そんな二人による、人生のつかの間の「並走」。最後の二人の抱擁は、友情とも愛情とも違う、と思う。一人の人と人として、お互いに今まで本当にお疲れ様、、そしてこれからの人生の健闘を祈る、、。そういう含みのある、ひとまず人生の「ノーサイド」であり、ここが二人の長い旅路の分岐点 (別れ) に見えました。 思えば、映画全体に漂う「死」の重くるしさを緩和するように、海岸線沿いを走る赤い車のフォトジェニックな存在感がありました。その姿はいつでも軽快で、そして洒脱だった。 題名からして人生を車やドライブに例える含みはあると思うけど、私はただ映画の広告塔やイメージとして、この赤い車は大正解だったな、と。
タケノコさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-03-21 14:19:48)
2.《ネタバレ》 興味深いですね。
何故「ワーニャ伯父さん」なのかが、よく分からなかったです。
あの話は見せ場が多いから、劇中劇に使ったのかなぁ?

確かに、車の中での話は面白く、喪失と再生をうたった映画として、
興味深かったのですが、「ワーニャ伯父さん」との統一性が見えずに残念。
死と生(セックスの中も含めて)がよく描かれてたのですが、
それなら「ワーニャ伯父さん」よりもいい戯曲があったんじゃないか?と
演劇をよく知らない僕は思ったのでした(汗)

全編にわたる棒読みセリフが、森田芳光や山田太一を思わさせて、新鮮でした。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2022-03-06 00:17:43)
1.《ネタバレ》 色々な映画祭で賞を取っている本作、では面白いのかと言われれば非常に微妙。劇的な展開もド派手なアクションも、ゾッとする展開や胸を高鳴らせる恋愛やスコアもなし、いろんな言語が飛び交う劇中劇、禅問答のような会話、玄人向けの作品というよりも完全に好みの問題だよね?とう感じです。
では自分はといえば、冒頭5分くらいで「あ、この作品、好き」となった口です。
難しいことは分かりませんが、街や部屋を映すショットや、道の奥/手前に伸びる道と走っていく車、引きの画の構図というか雰囲気がすごく自分好みだったから。
そして、家福の心象世界ともいうべき車内の様子、最初は亡き妻の声以外は受け入れなかったのに、次第に会話をし、タバコを許し、そして音と寝た男との会話で深淵を覗き、今まで目をそらし続けてきたことへ向き合い、主人公2人の投影ともいうべき舞台の登場人物の演技で呪縛から逃れたであろうことを示唆、そして思い出の車の持ち主は、、、という展開は非常に自分好みでした。
同監督の「ハッピーアワー」が非常に好きな身としては、3時間全然時間を感じさせず、むしろ心地いい時間でした。
ただ、これを「面白いから!」とか「いろんな賞取ってるすごい映画だから!」と人には薦めないと思います。
クリムゾン・キングさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-21 03:03:08)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.56点
014.00%
100.00%
200.00%
328.00%
400.00%
500.00%
6416.00%
71144.00%
8624.00%
914.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

2021年 94回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞濱口竜介候補(ノミネート) 
脚色賞濱口竜介候補(ノミネート) 
脚色賞大江崇允候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞(国際長編映画賞)

【ゴールデングローブ賞 情報】

2021年 79回
外国語映画賞 受賞(非英語映画賞)

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