ゴジラ-1.0のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゴジラ-1.0

[ゴジラマイナスワン]
(モノクロ版タイトル:ゴジラ-1.0/c)
GODZILLA MINUS ONE
2023年上映時間:125分
平均点:7.28 / 10(Review 96人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-11-03)
公開終了日(2024-05-01)
SF戦争ものシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画
新規登録(2023-07-13)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-03-13)【イニシャルK】さん
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監督山崎貴
キャスト神木隆之介(男優)敷島浩一(戦争から生還するも、両親を失い、荒廃した日本で、典子と出会う。)
浜辺美波(女優)大石典子(焼け野原の戦後日本を単身で強く生きる女性。戦争帰りの敷島と出会う。)
山田裕貴(男優)水島四郎(戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」に乗り込む見習い)
青木崇高(男優)橘宗作(戦時中、海軍航空隊の整備部にいた人物)
吉岡秀隆(男優)野田健治(戦時中、海軍工廠で兵器の開発に携わっていた人物)
安藤サクラ(女優)太田澄子(敷島の家の隣人。戦争で子どもを亡くしている。)
佐々木蔵之介(男優)秋津淸治(戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」の艇長)
遠藤雄弥(男優)齋藤忠征
飯田基祐(男優)板垣昭夫
阿南健治(男優)
水橋研二(男優)
奥田誠治(男優)
マイケル・アリアス(男優)
橋爪功(男優)(ノンクレジット)
金田明夫(男優)(ノンクレジット)
篠井英介
笠井信輔
早織
脚本山崎貴
音楽佐藤直紀
伊福部昭(「ゴジラ」/「モスラ対ゴジラ」/「キングコング対ゴジラ」)
撮影柴崎幸三
製作市川南〔製作〕
東宝
プロデューサー阿部秀司〔製作〕(エグゼクティブ・プロデューサー)
山内章弘(協力プロデューサー)
制作TOHOスタジオ(制作プロダクション)
ROBOT(制作プロダクション)
配給東宝
特撮山崎貴(VFX)
渋谷紀世子(VFXディレクター)
白組(VFXプロダクション)
美術上條安里
龍田哲児(装飾)
編集宮島竜治
照明上田なりゆき
その他阿部秀司〔製作〕(献辞)(ゴジラ-1.0/c)
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19.《ネタバレ》 映像目的で見ましたが結果として楽しめました。
なおAmazonPrimeで視聴です(ありがたい)

序盤で船に乗った際に、キャストがくっそ豪華で
主役張れる人たちばかりで
キャストだけでも結構お金かかってるなぁって思いましたが(笑)

映像的には想像以上に良く出来ていて
ロングショットでも人が動いている様は
妙なリアリティを感じました。

で、それでもいくつか気になることがありますが。

特には典子の件ですね。
あのスピードで飛んでくる瓦礫は
もはや散乱銃みたいなもんなので、運良く生きている事は考えづらく

綺麗にフリのあったゴジラの超回復のような回復力だったり
妙な痣があったりで、ゴジラのような状況になったとすると
若干理解できますが、そもそもどのタイミングでその状況になったのが良くわからないのと

回復力がある系の作品ではコアが壊されたら消滅するパターンが多いですが
そのパターンはないのか。というところです。

ゴジラの誕生は核実験とかが原因なので
ゴジラとの対決は引き分けかゴジラサイドが勝たないと
核実験とかのアンチテーゼにならないので、死なないだろうとは思ってましたが

典子のように粉々になっても復活できるんであれば
なんかいい感じで終わってますが、すぐ復活してこの後世界が崩壊してしまうのも時間の問題って感じで
ハッピエンドじゃないよなぁ思ってしまいました。

あと、戦後二年の日本の状況を良く分かってないですが
あんな作品を実行できるぐらい復興してたんですかねぇ。

という感じですが、まぁ、楽しかったので8点で
シネマレビュー管理人さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-04 00:17:42)《新規》
18.《ネタバレ》  遅ればせながらの鑑賞ですが、私、邦画のゴジラを初めて劇場で観たと思います。正直、失礼ながら、これまでの作品は、こども騙し的な特撮映画と思ってましたので、邦画でもここまで魅せてくれるんだなと、流石アカデミー賞を取られるだけあって、面白かったです。
 戦後の憔悴した日本の僅かな希望さえ絶望に堕とすゴジラ、理不尽な自然の脅威に必死に抗う人々の姿、自国の軍に守ってもらえないからこそ団結する民衆達。日本ならではの映画ですね。
 ただ一つ違和感があったのは、典子ちゃんの葬式が早過ぎたこと。亡くなったということを強調したかったのでしょうが、結果として遺体が見つかっていなかったのだろうから、完全に早とちりだよね。別な遺体を勘違いしたということだったのかな。その違和感があっただけに、疑い深い私は「生きてんじゃね?」と思ってしまい、最後のサプライズ感動も半減してしまったのでした…。
ノンさん [映画館(邦画)] 8点(2024-04-27 19:41:48)
17.《ネタバレ》 怪獣映画なんて、久々だ~と思ったけど、去年は午前10時の映画祭で「地球防衛軍」見てたなあと。あの時代の特撮と比べると、もう映画の質が雲泥の差だと思ったんですが、メイキングみたらCGがすごくなっただけで、現場の創意工夫は変わらないんですね。ほっとしました。映画はゴジラ部分と、戦後部分が(私からすると)上手くはまってなかったから、2本の別の映画を見た感じです。お得です。震電の駐機部分はとても良かったけど、飛んでいる部分が昔の円谷みたいでまだ技術力が足りないかなあ。ドラマ部分は、古き良き邦画をちゃんとリスペクトしていて、シン・ゴジラとは違ったテイストで面白かった。最後に、アカデミー賞受賞おめでとうございます。
えんでばーさん [映画館(邦画)] 8点(2024-04-16 07:28:04)(良:1票)
16.《ネタバレ》 正論を吐く理系官僚ということで財務省をいびり出されたインフルエンサーの某氏が「既に4回見たがまだ何回か見るつもり」と言ったので怪獣映画は子供の頃から嫌いでしたが見に行きました。主演はNHK の朝ドラで植物学者の役をやった神木くんじゃないですか。途中でゴジラは今まで日本の国土と国民を脅かした地震、台風、津波、B29(空襲)、原爆におまけの蒙古襲来を全部足したもののアレゴリー(比喩)じゃないのかと気づいてからは「ゴジラを倒すのがウルトラマンだったりしたらわたしは出口で観覧料の返金を要求するぞ!」と息巻きましたが幸いにしてそんなこともなく最後は国土を襲うどんな災難も他国のせいにはせずにゴジラの姿に結晶させて科学技術とチームワークで立ち向かい、決して他国のせいにしたりはしない、ましてや十倍返しにしたりしない日本人の賢さと優しさに感涙しました。さて、日本は第二次世界大戦の終盤で英米の科学者がナチスドイツを倒すために製造した原子爆弾の被害を被りましたが原爆製造で功績のあった科学者四巨頭(オッペンハイマー、フェルミ、ロレンス、コンプトン)の原子爆弾を日本に投下すべきか否かの議論には結論が出ず、議長のオッペンハイマーは「わたし達4人の科学者はそれぞれ一票の投票権を持つ市民でしかありません!」と結論を放棄してしまいました。では誰が広島・長崎の原爆投下を決めたかというと時のトルーマン大統領だと言うのは簡単ですがトルーマンに復讐することはできないし、トルーマンを大統領に選んだアメリカ人に十倍返しをするのは憎悪の連鎖を生むだけだし⋯結局ゴジラにしてしまった方が全て平和裡におさまるわけです。日本の周囲には大きな大陸国と小さな半島国が何をしでかすかわからない状態にありますが、これから何が起きてもゴジラを倒すつもりで対処できればと思います。
かわまりさん [映画館(邦画)] 8点(2024-03-20 19:10:20)(良:3票)(笑:1票)
15.《ネタバレ》 米国アカデミーで賞を獲った契機のリバイバルで久しぶりの劇場鑑賞。
同時に、久しぶりのレビューです。

「シン・ゴジラ」は当時の我が国の安全保障体系を皮肉った、やや後ろ向きの映画でしたが、その思想には共感しました。
その後、ロシアが仕掛けたアレを契機に、我が国も(やっと)「侵略」への対抗策を(少しは)マジで考える姿勢をカタチにしました。
未だ改憲に至らないのは、心地良さげな口上だけで存続している野党に賛同する方々も一定数はいることと、
長期政権に胡座をかいた与党のバカ者が原因と理解しています。
おっと、レビューから外れていますな。

本作を観て感じたことは「フィクション」と云うジャンルの意義でした。
ゴジラの存在自体がフィクションですが、現代の創作物はそれだけをテーマとして成立させるのが難しい。
1954年製作の「ゴジラ」は戦後10年後の銀座を破壊しましたが、本作のゴジラは終戦から3~4年後の銀座を破壊します。
この5~6年の差には意味があります。
戦後復興がある程度は体を成した日本と、暗中模索中の日本の差。
これまで、スポットが当たる機会が少なかったタイミングにゴジラをぶつけることで、
新たな葛藤が生まれ、それが新たな物語になりました。
絶望に絶望を上書きするような存在が本作のゴジラだったと思います。
そんな状況下で、戦争を生き延びた人たちの対応は様々でした。
家族がいるから、と云う理由で戦いを拒否する方々がいます。それがオーソドックスだと思います。
同時に、我々以外にはやる者がいないと、再び戦いに臨む方々もいます。
それは、ドラマを成立させるためのヒロイックな選択にも見えますが、
同種の思想で命を危険に晒す場に臨む方々が実際にいることは、現在のウクライナ報道を見ていると分かります。

「フィクション」の存在意義は様々ですが、あり得ないものや状況を設定することで、
それに対応する人たちの態度を切り分け、強調する道具でもあるとも思います。
映画の大半はフィクションなので、これまでに観た映画のほとんどは上記の理屈で成立しているのですが、
本作には改めてそれを強く意識させられました。
日本人が普遍的に持つ、敗戦に対する感情が刺激されたからかも知れません。

「シン・ゴジラ」でも言及しましたが、本作でも伊福部昭のゴジラ楽曲が大活躍していました。
唐突ですが、先日、70年万博の「太陽の塔」の内部に入る機会がありました。
岡本太郎芸術に感じた「時代を超えた本質感」を、伊福部昭のゴジラ楽曲にも感じました。
本質を担保しているものは後世に残る。
言語表現貧困でちょっと恥ずかしい言い方になりましたが、私はやっぱり伊福部音楽ファンです。

ともあれ、アカデミー賞受賞、おめでとうございます、
と心からの賛辞を送らせていただきます。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 8点(2024-03-17 21:59:10)(良:2票)
14.《ネタバレ》 劇場で観て良かった!ゴジラが東京で暴れるシーンは大変迫力がありました。戦争で焼けた東京の街並みも一体どこまでCGなのかわからないクオリティでした。当時の技術でどうゴジラと対決するかというアイデアも素晴らしかった。賛否ある人間ドラマの部分も良いと思いました。主人公もヒロインも生き残って結構じゃありませんか。エンタメってこういうものだと思う。子供と一緒に見られる絶妙な匙加減になってると思います。ただ個人的にはシンゴジラの方が面白かったですが、あれはちょっと変化球になるのかな。こっちは直球、豪速球って感じ。
すらりんさん [映画館(邦画)] 8点(2024-01-24 22:35:06)(良:1票)
13.《ネタバレ》 例えば初代の「ゴジラ」、84年の「ゴジラ」、そして「シン・ゴジラ」など、
過去のゴジラが単体で登場する作品では、ゴジラが街に散歩に来たら人間から理不尽に攻撃され、
怒って反撃するという流れであったことが多いと思います。

ところが今作では、ゴジラが明確に人間に対して敵意むき出しである点は、実は斬新ではないかと思います。
また、人間ドラマがこれだけ濃いゴジラ映画というのも、初であろうと思います。

多くの方が称賛する特撮も素晴らしいですが、今作で印象に残ったのは、音響、音楽。
IMAXで観たのですが、鳴き声、足音などの音響は凄まじかったです。

そしてゴジラファンなら誰もが気にする、あのテーマ曲が使われているか、
まさにドンピシャのタイミングで鳴り響き、ファンにとっては至福のシーンとなっていました。
過去の音源を使用した「シン・ゴジラ」と違って、今回は新録音ですが素晴らしい編曲と演奏です。
非常にマニアックな話ですが、1983年、「SF交響ファンタジー」初演の熱い演奏を多分に意識していると思われます。
熱い音楽で定評のある佐藤直樹ならではの編曲だろうと思います。

以下ネタバレです。

過去の戦争における非常にデリケートな問題ですが、
当時の航空服を着て敵に突っ込んでゆく主人公が勇ましく見えてしまうのは、
少々、自分にとって違和感がありました。

また、ラストシーンは過去の某作品そのまんまであるし、続編を意識した怪物映画の定番であるが、これは蛇足だったと思います。
今回は人間ドラマが濃いだけに、それまで描かれていた人間の努力の尊さがひっくり返されて興ざめです。
素直にハッピーエンドで良かったのではないかと思います。

こういう多少の不満点はあるにしても、
ゴジラ映画史上、かなりの上位に入る出来栄えで、特撮についてはベストと言って良いでしょう。

もはや着ぐるみというのは過去の遺産となってしまい、
等身大の着ぐるみをいかに本物に見せようとするかという面白さがなくなってしまったのは寂しいですが、
昭和の時代からの特撮映画の歴史を鑑みると、日本の特撮もハリウッドに全く劣らず、ここまで来たかという感慨があります。
どっぐすさん [映画館(邦画)] 8点(2023-12-20 08:18:47)(良:1票)
12.《ネタバレ》 どう見てもSF的とはいえないゴジラの能力にイマイチしっくりこない人間ドラマ…
こんな違和感も非現実的でレトロなパニック映像と人生の理不尽さに抗うようなシナリオに吹き飛ばされて2時間はあっという間に過ぎてしまった。
主人公もヒロインも生き残ることができてとりあえずメデタシメデタシ。
ProPaceさん [映画館(邦画)] 8点(2023-12-12 23:38:26)
11.《ネタバレ》 怪獣パートは、大迫力で文句なく楽しめましたが、ドラマパートはいまいちノリきれず、大きく心を揺り動かされるまでには至りませんでした。舞台設定を太平洋戦争の終盤から戦後すぐの混乱期にしたことは、今までのゴジラシリーズにはないユニークな発想で、良い着眼だと思いました。これにより怪獣パートにおいては、今まで味わったことのないレトロと怪獣のコラボに浸ることができました。一方、ドラマパートについては、いくつかの要素が重なって、不自然さが目立ってしまったと思います。特に主人公とヒロイン以外のわき役たちには、わかりやすいキャラを大げさに演じることが求められていて、そのわざとらしさに没入感が削がれることが多かったです。役者に無駄な演技をさせる隙を与えなかった「シン・ゴジラ」の演出手法は正解だったのだなとの思いを強くしました。そこまで極端ではないにしても、役者の演技力に頼ることなく、解像度が高く、流れるように自然なプロットとシナリオをつくり上げるのが正攻法で、その土台があってこその役者の演技なんだなと気付かされた次第です。怪獣パートは10。
camusonさん [映画館(字幕)] 8点(2023-12-11 17:53:27)(良:1票)
10.《ネタバレ》 ゴジラは“日本を襲う破壊の象徴”です。初代ゴジラは原爆。シン・ゴジラは東日本大震災。そして本作のゴジラは太平洋戦争(※書き方として東京大空襲と迷いましたが)でしょうか。
圧倒的な物量を誇るアメリカ軍を相手にした戦争は、まさにゴジラを相手に戦うようなものだったことでしょう。
最初のゴジラは軍人だけの基地に出てきました。そしてより巨大になって本土に上陸し、街を壊して人を踏み潰します。
戦争は軍人同士が海の向こうで戦うものだと思っていたのに、空襲で自分の家が焼かれ、家族が殺される。アメリカ軍の無差別爆撃とゴジラの破壊行為。両者にどんな違いがあるだろうか。

三丁目の夕日の、少し前の日本が舞台。帝国海軍も警察予備隊も無い、自衛能力のない時代の日本とゴジラの戦い。役目を終えた軍艦が呼び起こされ、日の目を見ることのなかった戦闘機が空を舞う映像は、過去のゴジラ作品のどんな秘密兵器よりもアツい展開でした。
焼け野原から徐々に復興していく東京の町並みと、少しずつ生活も安定してきて、家族になっていく敷島と典子。ようやく前を向いて生きていこうとした矢先…自分が死ぬのが怖くて特攻出来なかった敷島。彼が特攻しなかったから家族が死んだわけではないけど、戦うべきときに戦わなかった報いが、後々重くのしかかる。因果応報。終わらない戦争。
人間ドラマに重点を置いた本作、後半涙腺緩みっぱなしでした。説明が丁寧だから、展開は読めるんです。それでも涙が出てきます。ありえない最後も全然受け入れられました。エンドロールが始まっても、ほっぺが涙でベチャベチャです。想像以上に良いものを観せてもらいました。



さて。彼女に何があったのか。彼を突き飛ばした後、あの勢いで吹っ飛んだんだから、五体満足なハズはない。
街に飛び散ったゴジラの肉片には、強い放射能だけでなく、強い再生能力も有している。首筋のアレは、飛び散ったコレなんだろう。
何か不吉な未来を暗示しているようにも思えるけど、私は“マイナスを乗り越えてきた日本人”を表しているんだと思った。
どんなに傷つき、どんなに破壊されても立ち直ってきた日本。過去の被害を隠すこと無く、むしろ吸収して乗り越えてきた日本人。戦争、原爆、大地震も乗り越えた日本人は、ゴジラによる未曾有の破壊を受けても、それさえも吸収して乗り越える力があるんだ。という意味だと解釈しました。
…ただもし今後『ゴジラ・ゼロ』とか続編があるなら、解釈変わるだろうけど。
K&Kさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-21 00:00:20)
9. 『シン・ゴジラ』はゴジラ映画は面白いと再認識させてくれた点でうれしい作品だった。しかし、本作は単なるゴジラ映画=エンタメでは終わっていない。人間の側のドラマが時代の背景とともに描かれている素晴らしい作品だった。
 監督が同じなのでもちろん故意にだが、『永遠の0』を見た人が「あぁっ!」と思うような仕掛けもある。音楽もたいへん良い。
 見て良かった。
海牛大夫さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-17 13:45:00)
8.《ネタバレ》 ゴジラの「姿」としては、まさにストライクだと思いました。常に これじゃない感 にモヤモヤした身としては、それだけでゴジラ映画として及第点。
町を逃げ惑うシーンは、ちょっと軽すぎたように思いますし、海で追いかけてくる顔を出した姿はどこか可愛く、その点少し萎えました(^^;
ゴジラが放射能攻撃するシーンは、歴代最高かも、、、むやみに出さないのがまたよかったです!!
対戦相手がいないゴジラ単独作品の場合、どう結末を迎えるかが最大の感心なのですが、多少強引ながらまずまず納得。
ゴジラ作品、乱発しないでもらって5年後くらいにまた見たい、、、ゴジラ2の2乗でもゴジラ3分の1でもゴジラルート2でもいいから
午の若丸さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-15 13:27:31)
7.《ネタバレ》 まずはよくぞここまでやってくれました山崎監督!という気持ちです。
ゴジラはこうあるべき、と長年思っていた根幹の部分が自分の思いとかなり一致しています。
ただここまでやってくれたのなら、もう少しここは…という惜しい部分も随所にありますが、
まあ、これまでの和製怪獣映画のレベルからすれば革新的と言えるでしょう。
シン・ゴジラももちろん評価していますが、自分の中ではあれはちょっと別物というイメージです。
こっちはまさに最初のゴジラを現在の総力で作った、本来のゴジラという気がします。
伊福部音楽と共に逃げ惑う人々。圧倒的な脅威。まさにこれですやん。
欲を言えば、若いゴジラの登場のしかたがいきなり過ぎるかな~と。もう少しためて欲しかった。
人間ドラマも山崎監督らしいですが、大勢のシーンの舞台俳優ぽいセリフの連続は自分的にはイマイチです。
そんな中でも安藤サクラさんはやはりすばらしいですね。この人の演技にはいつも惹き込まれます。
ハッピーエンドでよかったという意見が多いようですが、最後の首筋の被爆痕のようなものは?
どう捉えればいいのでしょうかね。
一杯飲みながらあーだこーだやりあうネタとしてはうってつけですが…笑
jetter3さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-08 11:46:24)
6.《ネタバレ》 時代を戦後間もない頃に設定した理由について山崎監督は単純にゴジラに似合うという他に、武器も満足に無い中でどうやって立ち向かうかが面白く、また怖さにも繋がると述べた。これが功を奏していて一発目の放射熱線を見たときの絶望感たるや凄まじいものがあった。「これ倒すの無理じゃん…」っていう。ネタバレになってしまうが、この時代設定はもう一つ、命を粗末にしすぎた過去との決別というドラマも生んでいる。生まれ変わった新時代を生きることが英霊への慰めだ。共感できる結末に安堵。さて映像だが、戦闘機が出てくれば「永遠の0」を、戦艦が出てくれば「アルキメデスの大戦」を思い出した。日本のVFXを牽引してきた山崎組の集大成ともいえるような迫力ある映像にお馴染みの音楽や効果音が添えられ「新しいけど懐かしい」そんな感覚に浸れた。米国産ゴジラも全然悪くないけど、本家の誇りを感じさせたマイナスワン、申し分ない出来であった。
リーム555さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-07 18:45:24)
5.《ネタバレ》  初日に観ました。

 正直まったく期待しておらず観る気はなかったのですが、ネット上の感想が非常に良くタイミングも良かったので。
 国内実写版ゴジラは「シン・ゴジラ」が大好きで6日間連続視聴とかしてました。もうあそこまでのものはできないだろうと思ってました。
 本作に至るまでにアニメ版(TV版、劇場版)海外版もいくつか出ており海外版ゴジラはCG表現などド迫力で良かったですしアニメ版もTV版はSF的な非常に凝った仕掛けが面白く、楽しませてもらってた感じです。

 で、今回は日本の実写映画でまさに王道を突っ切るゴジラもので、いやおうなく「シン・ゴジラ」と比較されるだろう状況でどこまで行けるだろうか? って認識でした。

 結論としては、すごい良かった。

 科学考証は微妙にゆるくツッコミどころがなくはないものの、創意工夫にあふれてワクワクする展開はとても楽しかった。
 湿っぽい人間ドラマも、もともとゴジラ映画の初代からそうなので、個人的にはまあこれもアリと思い、いちおう価値観なり設定は、二次大戦の事情をあまり知らない人にもわかりやすくかみ砕かれ、かつ現代的価値観に刷新されたストーリーになってて、ハッピーエンドになるのもエンタメ娯楽映画だからなー、というので普通に受け止められました。というかめっちゃワクワク、ハラハラして、最後うまく行って良かったー! と気持ちよく終われる映画でした。

 以下、個人的に特に気に入った点を書きます。

・水中ゴジラ!
 その手があったか! とのけぞりました。

・ゴジラは核兵器の脅威の象徴的怪獣であることをきちんと描いている
 海外ゴジラって「核兵器」の表現が生ぬるいと思うんですよね。
 あの恐怖と絶望と根本的に受け入れ不可能な決定的断然がしっかり描かれてました。

・就業状況がホワイトで、あるべき理想の組織論として素晴らしい
 二次大戦の教訓として一番受け継ぐべき事項の一つとして、とにかく組織のリーダーが無謀で無計画で、無茶な命令ばかり出すので現場の人間が何万人も死んだ、しかもその責任をだれも取らない、という悲惨な状況があって、それは二度と繰り返すまい、って話があると思います。
 「シン・ゴジラ」や本作では、理想のあるべき組織が描かれるのが良いと思うのですが「シン・ゴジラ」で唯一気に入らなかったのが、ブラック企業的ブラックな就業状況を「がんばってる」と礼賛する場面です。それは倫理観が壊れてるだろうと。
 本作では、まずきちんと計画を立てます。絶対とは限らないが少なくとも成功する可能性のある計画を立てる。この時点でスゲエって思うんです。作中「生還する可能性があるんだよな? それなら戦中よりましだ」って笑う場面がありますが、わりとマジメに切迫した問題だったりして、たまりませんでした。
 あと、絶対確実に生還できるか問われて「未知の挑戦なので、やってみないとわからない。可能な限り尽力し生還できる可能性はある」と説得する場面が、とにかく素晴らしいと思いました。新しい試みをする時って、当然やってみないとわからないことがある。数多のリスクや危険があるが、いっしょに協力してやってくれないだろうか、と正直に説明する。そして有志のみを募って計画を実行する。
 問題組織では、無茶な計画を立て、担当にリスクなど何も説明せず、たまたまうまく行ったら上の手柄にし、うまく行かなかったら担当者の頑張り不足と現場の責任にし、上の問題が全く問われない状況がいっぱいあった。
 それが本作では、上の人間は素直に窮状を包み隠さず公開し、それでもやってくれる有志を募る。現場の担当と上の指示者が一体のチームとなって、それぞれ「今やれることをやって」問題解決する。そういう姿勢が描かれて、全俺が泣いた感じです。素晴らしい、そう、そうですよって。

・技術者が技術者としての矜持を見せる
 オチの部分が伏線があからさま過ぎるとか、さんざん煽ってひっくり返すんかとか批判されてるようですが、個人的には、ちゃんとした技術者だったら必ずそうすると思うんですよ。自分の仕事に誇りをもった本物のプロフェッショナルであるならば。戦時中様々な事情でちゃんとした仕事ができず無念なことがいっぱいあったと思うんです。あの時こそ、今度こそ、ちゃんとした仕事ができるっていう悲願の時だったと思うんです。なので回想シーンで主人公以前の着陸してきた特攻隊員の思い出話のエピソードなどあると良かったと思うんですよね。……てところが足りないと思うものの、私自身が、そういう技術者的仕事をしてるのであそこは非常に共感した部分でした。

 そんな感じで、非常に良いエンタメ作品で、邦画もやるなあ! って思いました。
 以上です。
simさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-07 15:20:20)(良:3票)
4.《ネタバレ》 お国に命を捧げて死ぬことが美徳とされていた時代。そんな時代へのアンチテーゼみたいな映画でした。主人公が神風特攻隊のパイロットで、命大事さに虚言で特攻から逃れ、さらに突然出現したゴジラに怯えて攻撃することが出来ずに多くの犠牲者を出してしまう。そのことがいつまでも主人公にとって悪夢となり、終わらない戦争として取り付いてしまう。そしてゴジラ討伐の作戦に参加し、その命で自分自身の戦争に決着を付けようとする。「ゴジラ-1.0」のこの「-1.0」は「戦後」ともう一つ、この主人公の「終わらない戦争」のことも表しているのかも。

命を捨てる覚悟の強さももちろんあると思う。しかし、生きることへの執着心の強さもあると思う。ゴジラ映画でこんなにも人間ドラマが上質で、ゴジラが脇役みたくなった作品も珍しい。本当に良く出来た作品でした。

熱線の発射の仕方が格好良かった。その熱線を発射した後の二次災害の描き方が非常に素晴らしかった。赤の他人の子供をわが子のように育てる件はなんか三丁目の夕日ぽかった。木製の小型船になかなか追いつけないゴジラ...(;´∀`) 1作目のゴジラへのオマージュも散りばめられててニンマリ。あの橋爪さんは「東京家族」の橋爪さん?(笑) 

ただ本当に素晴らしい作品ではあったのですが、最後のあの実はまだ・・・みたいなのは正直言ってこの作品の作風には蛇足でしかなく、いらないと思えた。はい。
Dream kerokeroさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-06 14:43:49)
3.《ネタバレ》 IMAX で観賞。うーん結構怖かった。。ハッピーエンドだったので甘めの点数ですが、好みの映画ではないですね。でも庵野版よりだいぶ良くできていたと思います。(個人の感想です)
よしふみさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-04 23:21:13)
2.《ネタバレ》 『シン』が良くも悪くもアニメ(エヴァ)的な演出を取り入れたエンタメ要素が強かったのに対して、本作はゴジラ初登場時の演出や、人間が虐殺されてくシーンをまじまじと見せ付けたりと、初代の頃のようなパニック・ホラー的な要素を強めた印象。
他にも『シン』では個よりも組織としての動きが多かったのに対し、本作では主人公にスポットライトを当てる比重が高く、タイトルの『-1.0』も、戦後0になった日本をゴジラがマイナスに引きずり込むだけではなく、戦争で心に深い傷を負った(マイナス)主人公がなんとか0へ、そしてプラスへと生きようとするたびにマイナスに戻そうとする苦難(ゴジラもその一つ)が立ちはだかり、それに足掻く姿は面白いストーリーだった。
上述したほかにも色々な部分で『シン』と差別化がされており(狙ったわけではないと思うが)、『ゴジラしか怪獣が出ない映画』であってもかなり毛色が違っていて楽しめた。
CGの出来も素晴らしく、何より散々ゴジラシリーズで言われていた『ゴジラのタフネスは異常な回復能力が起因』と言う設定がしっかり演出されていたのはファンとして嬉しかった。
ただ平成VSシリーズでそだった自分としては、『シン』以上にすくない戦闘シーンや強敵の不在はいささかマンネリ感を覚えてしまったのも事実で、そろそろアメリカではなく、国産のモスラやメカコジラをみたいと言うのが本音。
ムランさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-03 15:23:10)
1.《ネタバレ》 見る前は舞台を戦後直後に設定したと聞き、シン・ゴジラの現代兵器でやっと倒せたのに第二次大戦の兵器でどうやってゴジラを倒すのかが気になっていましたが、今回のゴジラはシン・ゴジラとは違う(生物の)ゴジラだと感じたので、納得のいく戦法だったと思いました。シン・ゴジラとの比較ばかりで申し訳ありませんが、シン・ゴジラはストーリー(ドラマ)はあってないようなもので状況の描写がメインの映画でしたが、今回のゴジラ-1.0はドラマ部分がとてもよかったと思います。神木隆之介と浜辺美波に安藤サクラという出演者のドラマパートなので朝ドラを見ているようでした(ほめてます)。結果的にドラマ部分とアクション部分がいいバランスになっていると思いました。点数としては9点でもいいと思いましたが、シン・ゴジラを見たときほどの衝撃はなかったので8点としました。でもそれはVFXのレベルが高いからだと思います。
MASSさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-03 14:44:14)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 96人
平均点数 7.28点
011.04%
100.00%
211.04%
322.08%
466.25%
555.21%
61515.62%
71717.71%
81919.79%
91919.79%
101111.46%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review12人
2 ストーリー評価 7.70点 Review20人
3 鑑賞後の後味 7.65点 Review20人
4 音楽評価 8.20点 Review20人
5 感泣評価 7.25点 Review20人
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【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
視覚効果賞山崎貴受賞 
視覚効果賞渋谷紀世子受賞 

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