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探偵物語(1983)

[タンテイモノガタリ]
Detective Story
1983年上映時間:111分
平均点:5.64 / 10(Review 50人) (点数分布表示)
公開開始日(1983-07-16)
ドラマサスペンスラブストーリー青春ものヤクザ・マフィアアイドルものハードボイルド小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-04-18)【イニシャルK】さん
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監督根岸吉太郎
助監督一倉治雄(監督助手)
キャスト薬師丸ひろ子(女優)新井直美
松田優作(男優)辻山秀一
秋川リサ(女優)直木幸子
岸田今日子(女優)長谷沼君江
北詰友樹(男優)永井裕
財津一郎(男優)岡野
ストロング金剛(男優)和田
山西道広(男優)佐藤
藤田進(男優)国崎剛造
鹿内孝(男優)国崎和也
加藤善博(男優)直美を誘う男
荒井注(男優)赤川晶(特別出演)
中村晃子(女優)国崎三千代
蟹江敬三(男優)高峰刑事
榎木兵衛(男優)アパートの住人
三谷昇(男優)ラブホテルのマネージャー
林家木久蔵【初代】(男優)警官
飯島大介(男優)
原作赤川次郎「探偵物語」(カドカワノベルズ刊)
脚本鎌田敏夫
音楽加藤和彦
高桑忠男(音楽プロデューサー)
石川光(音楽プロデューサー)
作詞松本隆「探偵物語」
作曲大瀧詠一「探偵物語」
加藤和彦「OH!BOY!」/「そうよMambo」
主題歌薬師丸ひろ子「探偵物語」
挿入曲秋川リサ「そうよMambo」
撮影仙元誠三
柳島克己(撮影助手)
製作角川春樹
遠藤茂行(製作宣伝)
角川春樹事務所
セントラル・アーツ(製作協力)
ディレクターズ・カンパニー(製作協力)
プロデューサー黒澤満
長谷川安弘
紫垣達郎
制作ディレクターズ・カンパニー(制作協力)
配給東映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
美術徳田博
大坂和美(装飾)
衣装小川久美子(スタイリスト)
編集鈴木晄
川島章正(編集助手)
録音橋本文雄
照明渡辺三雄
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1
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6.《ネタバレ》  若いころにこの映画を見ていたら、多分「角川のアイドル映画だからこんなものかな」と軽く受け止めて、後に何も残らなかったと思う。久々に昭和の邦画もいいかなと思い視聴したところ、かなり新鮮で意外だった。

 通常は器用者と不器用者のコンビで、互いに足らないものを補い合って調子を整えるのだろうが、あいにく直美と探偵は不器用者同士。2人ともぎくしゃくして始終波長が合わない。マル被である直美に尾けられたまま元嫁を訪ねる探偵の不恰好さも、見知らぬ男と一緒にホテルへ入る直美の破天荒ぶりも、双方ともに目を覆わんばかりの不器用ぶり。また、二股も辞さない女好きの大学生や、殺人の疑いをかけられた哀れなやくざなど、とにかくこの作品に登場するあらゆる人物が、ひとクセもふたクセもある愚かでややこしい者ばかり。
 なのに視聴後には、ほろ苦く、じんわりと胸に温かいものが残る。赤川次郎作品は学生のころ2冊ほど読んだが、そのときは、「軽い大人のおとぎ話」としか思わなかった。今回鑑賞した彼の世界には、市井の人々を見守る原作者の温かい気持ちが、底辺にしっかり流れている。少なくとも、面白ければ何でもいいという無責任な作りには見えなかった。愚かで哀れだけれど、決して書き割りの脇役としてではなく、世間にはこういう類の人々がいるとすんなり納得できるほど、血の通う人物として1人1人がちゃんと演出されている。そういう意味では、メインキャラたちが住む環境は、ドラマ『探偵物語』のbad cityとそれほど違わないのではと思った。

 この作品では、カメラワークが面白いなあ!とうなるシーンがたくさんあってここに書ききれないが、中でも直美が最後に探偵の部屋を訪れた場面。双方の凝り固まった気のぶつかり合いがすごい迫力で、まるで喧嘩を売った売られた感が否めない。これが愛の告白シーンとは。八つ当たりのように「寂しかった!」と言い捨てる彼女もすごいが、好きと言われて甘えるなと返す探偵も容赦ない。甘いムードが一切ない、ナイフで突いたら血がにじむような空間。探偵の目はテーブルの下でスカートを揉みしだく直美の拳を見ていないけれど、視聴者にはばっちり見える演出も心憎い。また直美は、浮気が原因で妻に子供をおろされたという探偵の「大人の事情」を知らないが、視聴者だけが内情を知ったままで話が進むと、無口な探偵の人柄がかえって深みを帯びてくる。何とも印象深いシーンだった。

 それにしても直美の変人ぶり(ペンダント選択の時点で変人キャラ決定)や、メンタルの強さには舌をまく。当たってくだけろの精神がハンパなく、その結果どんなに傷ついても、そばに誰かがいようがいまいが涙ひとつ見せない。探偵の方は、道義的には命懸けで元妻を助けるほどの行動力はあるが、年の離れた女子大生の愛を受け止めるほどの勇気がない。その2人のラストのキス。台詞が一切ないまま別れるのに、驚くほど不自然さがない。それは、2人のこうした性格が見ている側に十分伝わっているからだと思う。もしどちらか、または双方が何か言えば、どんな台詞も野暮になった。映画の和洋を問わず、大風呂敷を広げた末に強引にまとめるなど乱暴なラストの作品が多い中、これほど粋にまとめた邦画を見たのは、久しぶりだと思う。
tonyさん [インターネット(邦画)] 8点(2017-06-16 13:53:16)
5.《ネタバレ》 『探偵物語』『すこしだけやさしく』『メイン・テーマ』『Woman ~Wの悲劇より~』『時代』 『語りつぐ愛に』 などなどなど。単に好きな楽曲を連呼させてもらっただけなんですが、それはともかく、この場合の主題歌の『探偵物語』。とにかくこの曲大好きなんです。ほんと大好きなんです。身悶えしたくなるほどたまらない。すでに10年経ってようが20年経ってようが構わない、その身悶えさ加減って変わらないんです。でもですが、正直今まで薬師丸ひろ子がキャワイイッて思えたことって一度もないんです。ただ彼女の場合には素敵な声がある。歌声がある。素晴らしい楽曲の数々がずらっとある。自分の中ではそんな認識だった彼女なんですが、、 実は事情が変わってしまった  ・・・きゃわゆいですやん この時のひろ子ちゃん。ピークだったのかな この時が。  今、懐かしくなってCD引っ張り出して来まして聴いてます。『探偵物語』はもちろん、『すこしだけやさしく』『メイン・テーマ』『Woman ~Wの悲劇より~』『時代』 『語りつぐ愛に』 何度も何度もリピートして聴いてます。薬師丸ひろ子、綺麗な声してます。かわゆい娘です。良い役者です。 そして、ちゃんと見直しておいてよかったな~~と思えた。こちら映画のほうの探偵物語。 特に面白さはないが、何度目であろうが、いつも安心して見ていられる。悪くはない。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-02-22 23:53:45)(良:1票)
4.奥州亭三景さんと同様、わたしも松田優作の「探偵物語」が映画化と知った時、てっきり日本テレビで放送していた松田優作演じる工藤俊作の「探偵物語」だと大喜びした覚えがある。で、あとで赤川次郎原作と聞き、やっぱり幻滅した。しかし今では角川映画全盛期の中でも間違いなく上位に来るくらい好きな作品です。物語上、実は大した働きをしていない松田優作は、TV版の探偵とも、それまでの映画の松田優作とも違った演技でとても好きである。薬師丸ひろ子もまた角川の看板スターとして板についてきた感じではないでしょうか。ラストのキスシーンもシンプルながらとてもイイ出来だと思います。あ、最後も奥州亭三景さんとかぶっちゃった(汗。
カズゥー柔術さん 8点(2004-11-10 00:39:42)
3.当時映画館まで行きました。特に薬師丸ファンではなかったのですが、おてんばなお嬢女子大生という役がツボでした。33歳の探偵役の松田さんがしわくちゃな衣装と裏腹にカッコ良すぎです。(原作では43ですが)全体的によくまとまっていて面白かったので原作と比べてもこちらが好きです。
ひろほりともさん 8点(2003-10-20 21:20:44)(良:1票)
2.作品としては悪くないです。映画もヒットしたし、歌もヒットしたし、古今集も買いましたし・・・・・しかし薬師丸ひろ子の中途半端なオカッパとラストの長いキスシーンが許せなかった記憶があります。
イマジンさん 8点(2002-09-19 19:24:39)(笑:1票)
1.正直、松田優作が「探偵物語」の主演になるって聞いて狂喜乱舞したんだけど、原作が赤川次郎って聞いて幻滅したのを思い出します。映画はなかなか面白かったですが、いかんせん探偵が格好良すぎる(笑)、TVでやってた柄本明くらいが本来なら丁度良かったんじゃないでしょうか。薬師丸ひろ子も演技が上手くなってたし、松田優作の演技はピカイチ。話の持っていき方に脚本のせわしいとこが出てしまったけど、ラストのキスシーンなんか、洋画でもなかなかお目にかかれない見事なシーンでした。
奥州亭三景さん 8点(2001-10-02 20:28:09)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 5.64点
000.00%
100.00%
212.00%
3510.00%
4816.00%
5612.00%
61530.00%
7816.00%
8612.00%
912.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人
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