乞食/アッカトーネのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > 乞食/アッカトーネの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

乞食/アッカトーネ

[アッカトーネ]
Accattone
1961年
平均点:7.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
新規登録(2003-04-30)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-12-22)【みんな嫌い】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ピエル・パオロ・パゾリーニ
キャストフランコ・チッティ(男優)
アドリアナ・アスティ(女優)
脚本ピエル・パオロ・パゾリーニ
撮影トニーノ・デリ・コリ
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.《ネタバレ》 イタリアの名匠、ピエル・パオロ・パゾリーニの監督デビュー作。

主演は、パゾリーニ映画の“常連”であるフランコ・チッティ。
この人の顔は何度も見たことがあったけど、顔と名前をしっかり憶えたのは今回が初めて。

他の作品でもかなりの個性を発揮していた彼だが、本作においては主役ということもあって、存在感ありまくりだ。

舞台はローマのスラム街。
主人公であるアッカトーネは職にも就かず、プラプラと日々暮している。

彼の経済的根拠は“ヒモ”。
要するに、自分は毎日遊び呆け、女性に食わせてもらっているのだ。
なんという羨ましい暮らしぶりだろう。

「仕事なんて堕落した人間のすることだ。」

と、彼は劇中でのたまう。
なかなか哲学的なプータローだ。

自分も多分にプータロー気質な部分があるからして、こういった「怠け者の若者」を題材にした作品は、それだけで自分のツボにハマってしまう。


袖まくりをしながら、ガタイのいい(体格のいい)彼は街をブラブラとしている。
ロクに働いてもいないのに、無意味に体格がよろしい。

とあるきっかけで肉体労働を一日だけすることになるが、すぐにバテテしまう。

あのガタイは一体、何の意味が!
見かけ倒しかよ、おい!

そんなとこも自分に似てて楽しかったりする。

そんな彼もついには奥さんに見捨てられ、家を追い出されてしまう。

それでも彼は働かない。
ガタイを活かさない。

しかしながら、さすがにそんな彼でも飯なしでは生きていけない。

「お腹が空くのは、食べることが習慣になってしまった証拠だ。」

と、またしても哲学的なことをのたまうが、要するに腹ペコな彼。
ついには、子供をあやすフリをして、子供の首にかかったネックレスを盗んでしまう。

そうして堕落の道をひたすら突き進んでいくのだが・・・


後期の彼の作品群に比べると、過激な描写はほとんど無い本作。
それだけに、パゾリーニの描き出す独特の映像世界にどっぷりと浸ることができた。

パゾリーニ映画のモノクロ世界は、見ていてとても心地良くなる。
彼の作品群の中で、それを最も強く感じさせたのは、この『アッカトーネ』という作品だった。

巷のレビューサイト等で、非常に評判が良かった為、観ることを決めた本作。
どうやらその「口コミ評判」に間違いはなかった様だ。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-01 21:17:59)
1.なんとも悲しい映画。あの遺作あってこの処女作ありって感じです。あのスラムから見える都市と教会、十字を切るラスト。「ソドムの市」となにか似ている気がしますが、根底のモノが違う気がします。
yoziさん 8点(2003-02-24 12:42:40)
別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7360.00%
8240.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS