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汚れなき悪戯

[ケガレナキイタズラ]
The Miracle of Marcelino
(Marcelino Pan Y Vino)
1955年スペイン上映時間:91分
平均点:7.27 / 10(Review 45人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2003-06-01)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-03-24)【イニシャルK】さん
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監督ラディスラオ・ヴァホダ
キャストパブリート・カルヴォ(男優)マルセリーノ
フェルナンド・レイ(男優)
松村彦次郎(日本語吹き替え版【NHK】)
浦野光(日本語吹き替え版【NHK】)
巖金四郎(日本語吹き替え版【NHK】)
原作ホセ・マリア・サンチェス・シルバ
脚本ラディスラオ・ヴァホダ
ホセ・マリア・サンチェス・シルバ
音楽パブロ・ソロサバル
作曲パブロ・ソロサバル「マルセリーノの歌」
撮影エンリケ・ゲルネル
配給東宝東和
あらすじ
スペインの、とある田舎村の修道院が舞台。そこにある日、一人の乳児が捨てられていた。修道僧たちは、その乳児の親たちを村中捜しまわるが見つからず、里親探しも失敗に終わり、その乳児を修道院で育てることになってしまう。だがその子には特別な能力があったのだった・・・
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7.《ネタバレ》 子ども映画ではあるのですが、結構コテコテにキリスト教的価値観を描く映画でもあるので、内容に関しては好みとゆーのは分かれる方の作品かと思います。ただ同時に、子ども映画としては端的に最強クラスと言っても好いかと(正直、メッチャ観入ってしまいましたよね)。その子役の素晴らしき純粋さ(=それがもたらすある種の「神性」)とゆーのは、ほぼ同時期の『禁じられた遊び』よりも更に純粋で美しいモノにも感じられました。元々はイタリアの話らしーのですが作品としてはスペイン映画で、モノクロではありますがやはりどこか温かく爽やかな空気感も感じられて(+件の音楽・歌の気持ちの好さも含め)そーいったトータルの雰囲気の好さが(映画を観ている上での)多様な心地好さにも繋がっていたかな…と。個人的には、人生でも忘れ難い傑作…という類の作品に思えましたです。機会があれば是非。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2023-03-19 17:04:19)(良:1票)
6.子供ってのは、天使の顔をした悪魔な訳で、マルセリーノ君も見事にロクなことしません。そのマルセリーノ君が、修道院の2階にひっそりと打ち捨てられているようなイエス像と、心を通わす。ここで、マルセリーノ君は、イエス様にパンや葡萄酒をせっせと持っていくのだけど、これらを盗んで持っていくのだから困ったもの、自分の食べる分を節約して持っていくのだったら美談なんだけど、とか思っちゃうのが日本人の正直な感想ではないですかね? しかし勿論、(特に最後まで)観ればわかるように、そんな単純なエエ話を描いた作品じゃないし、信心を通じて現世的ご利益を得る教訓噺でもない。ただ、どうしようもないくらいに無垢で美しくてはかないものを、そっと描いた作品ですね。こういう、小さな奇跡。まあ一人の子供が生まれてくること自体が、ひとつの奇跡なんですけれども。それがだんだん、天使の顔をした悪魔になり(笑)。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-11 15:43:37)
5.《ネタバレ》 昔、テレビで何度か見ていて(『水曜ロードショー』がよく放映してたんじゃないかな)、大筋は知っていたつもりでしたが、改めて劇場で腰を据えて見て、あまりに記憶に欠落箇所が沢山あった事にびっくり。回想形式の映画だという事をまるで覚えておりませんでした。その回想のきっかけとなる冒頭の少女のエピソードを見て、これは幼い子供を亡くした人々に対する救済の映画なんじゃないかと思いました。パンとワインのマルセリーノ(という字幕よりもテレビ版の「マルセリーノ・パンとブドウ酒」の方がピンと来ますが)は、信仰心の厚い良い子という訳ではありません。いたずらっ子で言う事を聞かなくて。もしかすると、暴力を爆発させようとしてサソリに刺されたあの瞬間に、彼の命は失われる事が予め約束されていたのかもしれません。でも、そんな子供であっても、その心は神によって救済されるものなんですよ、っていう。幼くして散った命に対して、私達はどうしようもない無常感を抱きますが、信仰がどうであれ、その子供達の魂が救われたと信じる事ができるならば、それは残された者への救済へと繋がる、そんな映画なのかなと。広い広い空の下に立つ人の姿を捉える映像は自然という大きな時を刻む世界の中に生きる、束の間の時を刻む人間を表すようで、白黒・スタンダードながら印象的に映えていました。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-07 15:29:46)(良:2票)
4.《ネタバレ》 何十年も前に子どもの頃に見た映画だが、しっかりと記憶に残っている。それは、主役を演じた子どもがあまりにもかわいかったことと、大変有名になった「マルセリーノの歌」をレコードで何度も聴いたからだろう。
見た当初はなぜマルセリーノが死んだのかよくわからなかったが、神のもとに召されたのだということと、見たことのない母親に会いたいと思っていたことがわかると涙が出て止まらなかった。
大変良い映画である。宗教とか何とか言わないで、素直に見て素直に感動してほしい映画である。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-15 18:06:55)
3.《ネタバレ》 子供を捨てちゃうような母親は地獄に堕ちちゃっているので、マルセリーノが天国に行っても会えないんじゃないか とか 病の少女にこんな話したら、私やっぱ死ぬんだ、って落ち込んでしまうんじゃないか とか考えてしまうおれとは対極に位置しそうなこの作品。 がしかし、真相を突き止めるべく潜んでいたお粥さんの指が組まれるその瞬間ばかりは崇める心を共有し、「マルセリーノが あの子が 神に召された」という台詞で信仰が少しだけ沁みこんでくる。汚れなき天使が呼び起こす理解を超えた奇跡。そして汚れなきものがそれを語ることにより私たちが胸を震わす小さな奇跡。この作品は正に神の僕たる修道僧として、忠実な語り部としての立場を保っている。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-24 12:26:11)(良:1票)
2.この映画のシーンが載っているのにつられて、原作本を買ってしまった私・・・。幼い頃に見た時は、キリストが動き出すのがとても怖かった。
そうしょくみさん 8点(2003-06-19 01:58:55)
1.確かに幼くして、あるいは若くしてなくなるのは惜しまれるほどのいい人が多い。私も彼らは特に神様に呼ばれるのかと思っていた。やるせない不条理である。ところでこの作品、可愛いマルセリーノはお母さんが恋しい、物置部屋のキリスト像に食べ物を運び話しかけるとキリストはそれに応える。そして彼の願い通りお母さんに逢わせようとし、幼いマルセリーノは昇天する。皆に愛され、神にも愛され短い生涯を終える。泣ける!テーマ音楽がまたいい。この相乗効果でよけい悲しい。一種のメルヘンなのだが、愛しき者の昇天という不条理を神の愛として描いているのだろう。
キリコさん 8点(2003-06-16 20:56:04)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 7.27点
000.00%
100.00%
200.00%
312.22%
412.22%
548.89%
6817.78%
71431.11%
8715.56%
924.44%
10817.78%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 10.00点 Review5人
5 感泣評価 8.50点 Review4人
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