帰郷(1978)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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帰郷(1978)

[キキョウ]
Coming Home
1978年上映時間:127分
平均点:7.35 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-09-09)
ドラマ戦争もの
新規登録(2003-11-08)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2018-02-22)【S&S】さん
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監督ハル・アシュビー
キャストジェーン・フォンダ(女優)サリー・ハイド
ジョン・ヴォイト(男優)ルーク・マーティン
ブルース・ダーン(男優)サリーの夫 ボブ・ハイド大尉
ペネロープ・ミルフォード(女優)バイ
ロバート・キャラダイン(男優)ビル
ロバート・ギンティ(男優)モブリー軍曹
デヴィッド・クレノン(男優)ティム
原作ナンシー・ダウド(原案)
脚本ウォルド・ソルト
ロバート・C・ジョーンズ
挿入曲ザ・ローリング・ストーンズ"Sympathy for the Devil" "Out of Time"
ザ・ビートルズ"Hey Jude"他
ボブ・ディラン"Just Like A Woman"
アレサ・フランクリン"Save Me"
リッチー・ヘヴンス"Follow"
ジミ・ヘンドリックス"Manic Depression"
ジェファーソン・エアプレイン"White Rabbit"
サイモン&ガーファンクル"Bookends"
ステッペンウルフ"Born To Be Wild"
撮影ハスケル・ウェクスラー
製作ジェローム・ヘルマン
ブルース・ギルバート〔製作〕(製作補)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術ジョージ・ゲインズ〔美術〕(セット装飾)
ダン・ペリ〔タイトル〕(タイトル・デザイン)
衣装アン・ロス〔衣装〕
編集ドン・ジマーマン
字幕翻訳高瀬鎮夫
あらすじ
サリーの夫、海兵隊大尉ボブは、意気盛んにベトナム戦争に送り出される。サリーは。恋人をベトナムに送り出すバイと知り合い、彼女が勤務する退役軍人病院で、ボランティアに参加する。その病院で、サリーは、ハイスクール時代の同級生ルークと再会する。ルークはベトナムで半身不随となり荒れていたが、サリーとの再会により持ち直す。車いすに移乗できるようになる頃、二人は心を通い合わせるようになる…。映画史上、ベトナム戦争の悲惨さを描いた最初の作品。
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8.同じ年の製作である「ディア・ハンター」と重なるものを多く感じる作品です。
戦場のロシアンルーレット、ニックの壮絶な最期など見る者に強烈なインパクトを残す「ディア・ハンター」と比較すると、
終盤までは淡々と帰還兵と夫の帰りを待つ女の日々を綴る本作は地味な存在ですが、
両作品とも、心に、身体に、傷を負った帰還兵と夫や恋人の帰郷を待ち続ける女、
その心の奥を描き出した素晴らしい作品であり僕にとってはどちらも甲乙つけがたい映画です。

本作はジェーン・フォンダとジョン・ヴォイトのラブストーリーを軸に展開していきますが、
出番は少ないもののブルース・ダーンの存在が効いている。
ラストのヴォイトのスピーチがいい。
その強烈なメッセージと交互に挿入されるブルース・ダーンの姿が哀しい。
当時の空気が感じられるような挿入曲の使い方も素晴らしい。
80年代以降も様々なアプローチ方法でベトナム戦争を扱った映画は作られ続けますが、
当時の空気が伝わって来るかのようなこれらの作品には独特の悲しさが感じられます。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-15 15:40:46)
7.公開当時の宣伝がお涙ちょうだいものと誤解させるやり方だったのでずっと敬遠してたのですが、見てよかった、と心から思える作品でした。音楽の使い方も秀逸。
おばちゃんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-12-31 17:13:18)
6.いい音楽とともに淡々と進むストーリー、ラストがまた切なくて、しばらく後を引きそうです。“Coming Home”を「帰郷」にせず「帰還(兵)」などがとっつきやすいのかもしれない、、、
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-24 13:41:31)
5.《ネタバレ》  あらすじに「映画史上ベトナム戦争を描いた最初の作品」と書かれているけど本当だろうか? もっと他にあったような気もするけど……。
 本作はベトナム戦争を背景にした本国アメリカでの恋愛ドラマといったところだが、戦闘シーンが一切ないのに反戦のメッセージが鋭く伝わってくる。
 全編に流れるロックミュージック、特にストーンズやジミヘン、ジェファーソン・エアプレインなど、80年代後半から流行する(?)ベトナム戦争映画が本作を模倣しているように思える。
 三角関係に陥る愛情の嫉妬も戦争で患った精神的被害を考えると、たいした問題にならないのが、とても切なく感じる。
 主軸は二人の男に挟まれたジェーン・フォンダの心の揺れ動きだが、結局観賞後に一番残るのは、ジョン・ボイトとブルース・ダーンの永遠に消えることのないトラウマではないだろうか?
 しかし、この映画、日本では全く浸透していない。ジャケット、タイトル(特に邦題)を見ただけでは、何の映画か全くわからない。センス悪すぎる。
 図書館で無料レンタルされてなければ観ることはなかったと思う。
 思わぬ掘り出し物。
 追記……音声解説を聞いて驚いたのですが、監督の意向は、最後に全裸になって泳いでいくブルースは自殺したということですが、そのシーンになるとブルース本人は死んでないと言ってるんです。私には自殺のようにはみえませんが、皆さんはどう思われますか?
 
 
クロエさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-05 03:43:10)(良:1票)
4.《ネタバレ》 見ている間は、余計なシーンがあったりして少し長いかなと感じていたのですが、やはり、あのジョン・ヴォイトの自分を縛り付けシーンは強烈すぎる。あのようなシーンを、動機からの掘り起こしも含めて完全に撮りきったという点で、この作品は他の類作と一線を画しています。ラブシーンの落ち着いた美しさや、ラストの余韻ある切なさも含めて、声高に反戦を叫ぶのではなく、そこに浮き彫りにされるべき登場人物の心の動きをきちんと追っているのが良い。●再見して分かったのですが、この作品は、ベトナム戦争を題材とした反戦メッセージ映画の形をとりながら、実はそこに不倫三角関係直球メロドラマをストレートにぶち込んでいるんですね。しかも、その展開の随所で、戦争そのものの影響が進行を左右しています。だからこそ逆に、そのメッセージが上滑りに終わらず、実感を持って感じることができるようになっているんですね。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-17 02:12:49)
3.冒頭のビリヤード場は本当の帰還兵だそうで生々しく興味深い会話のシーンになっている。なぜ戦ったかを力説する男に、「戦ったことが無駄だと思うとやりきれないから、あれこれ理由をつけてやったことを正当化しようとして自分に言い聞かせているだけ」と反論する男の言葉は多分真実をついている。
心身ともに傷ついた帰還兵を通して、戦争は無意味で敵味方なく人を傷つけるだけ、、という反戦のメッセージを伝えてくる。会話や個々の話にとてもリアリティがあり、演じる俳優たちの力演もあって訴えてくる力が強い。
その他にも障害を負って荒れていたジョン・ボイドがジェーンとの出会いで立ち直る、というラブストーリーもロマンティックで美しい。ラストのブルース・ダーンの海辺のシーンは寂しくて悲しいが、ジョンのスピーチのショットも交え印象深い余韻を残す。


キリコさん 8点(2005-03-26 23:25:50)(良:2票)
2.戦争というのは形は様々でも多くの人を不幸にする。同時期に作られた「ディア・ハンター」「ビッグウェンズデー」「地獄の黙示録」等と共に『ベトナム戦争後遺症映画』と呼ばれたが、本作は正面から反戦を訴えたという点では他の作品とは一線を画す。ストーンズを中心に数々の60年代ヒット曲が流れ、特にオープニングで使われた”Out of Time”を聴くと「彼ら」の二度と戻らない奪われた時(とき)を思う度に切なくなる。
nizamさん 8点(2004-06-18 12:54:06)(良:1票)
1.主役の二人がオスカーとは、選考委員はリベラルな人が多いのかな。ベトナム戦争の反省と、簡単には否定できないジレンマが淡々と描かれている。音楽がいい。監督はストーンズのドキュメントも撮っている。
パセリセージさん 8点(2003-12-24 22:26:16)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.35点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5315.00%
615.00%
7525.00%
8840.00%
9315.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.33点 Review3人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review2人
chart

【アカデミー賞 情報】

1978年 51回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジョン・ヴォイト受賞 
主演女優賞ジェーン・フォンダ受賞 
助演男優賞ブルース・ダーン候補(ノミネート) 
助演女優賞ペネロープ・ミルフォード候補(ノミネート) 
監督賞ハル・アシュビー候補(ノミネート) 
脚本賞ナンシー・ダウド受賞 
脚本賞ウォルド・ソルト受賞 
脚本賞ロバート・C・ジョーンズ受賞 
編集賞ドン・ジマーマン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1978年 36回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ジェーン・フォンダ受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)ジョン・ヴォイト受賞 
助演男優賞ブルース・ダーン候補(ノミネート) 
監督賞ハル・アシュビー候補(ノミネート) 
脚本賞ウォルド・ソルト候補(ノミネート) 
脚本賞ロバート・C・ジョーンズ候補(ノミネート) 

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