地下水道のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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地下水道

[チカスイドウ]
KANAL
1957年ポーランド上映時間:95分
平均点:7.47 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものモノクロ映画
新規登録(2003-11-10)【たましろ】さん
タイトル情報更新(2019-11-04)【イニシャルK】さん
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監督アンジェイ・ワイダ
木原正二郎(日本語吹き替え版【NHK】)
長山藍子(日本語吹き替え版【NHK】)
山本學(日本語吹き替え版【NHK】)
あらすじ
ナチス占領下のワルシャワ。蜂起したレジスタンスたちであったが、次第にドイツ軍に包囲され、退却を余儀なくされる。地下水道を通り、泥や汚水に塗れながら、逃れようとするが…。
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7.《ネタバレ》 オープニングクレジットの背後で何気なく行われている建物の爆破シーンから早くもインパクト絶大で(というか、終盤のクライマックスで使えそうなくらいの迫力ある映像を冒頭から使うって、何とも贅沢!)、更に、そのすぐ後に出てくる長回しの移動撮影を見ても、力の入った作品だという事は容易に見てとれると思います。
タイトル通り、後半の地下水道のシーンが見どころで、薄暗い陰湿な雰囲気の中、疲弊し泥にまみれながら彷徨う人々、特に何かに憑りつかれたようにオカリナを吹きながら歩く音楽家が出てくるシーンでは戦慄を覚えました。
また音の表現が特徴的で、壁に文字が書いてあると思いきやただの落書きだったというシーンでの笑い声や、銃をカチャッとやる音、オカリナの音色などは遠くまで鳴り響かせている一方で、普通の会話の音などは響かせずに撮る手の込みようは唸らせるものがあります。
終盤の頃になると出口を見つけ出す者がいるのですが、ここで見えてくる光がダイレクトに希望の象徴として描かれるところに映画ならではの面白さが出ていると思います。
この映画の前半は地下水道に潜る前の話が展開されており、周囲の状況や人物描写などが描かれているのですが、どの人物も若干描き方が不十分であるため(特に、隊長はラストシーンで見せ場が用意されているだけにもう少し深く掘り下げてほしかった)、せっかくの後半の3つのグループの同時並列的なストーリー展開が上手く機能していないように感じてしまいました。
最後、隊長が再び地下に潜るシーンは、自分が今まで観てきた映画では感じられなかったような衝撃的でかつ余韻を残す締め方で、凄く印象に残るラストでした。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2015-11-17 23:37:44)
6.地べたを這いずり回る以上に過酷な下水道を這いずり回る姿。実話ベースなので自由を渇望する3つのグループに一縷の望みも見いだせず、それぞれの結末も救いの無いものでした。ソ連赤軍のした事を知るにつけ二度と観れない作品です。
The Grey Heronさん [映画館(字幕)] 8点(2012-12-20 00:14:32)
5.《ネタバレ》 アンジェイ・ワイダ監督の抵抗三部作の中で恐らく最も有名な一作。地下水道に潜ることを余儀無くされるレジスタンス達。ガスが迫って来る地下水道での閉塞感、焦燥感。暗闇の中でサインを探し求めやっと見つけるも只の落書きだった時の落胆振り。一人一人狂っていく恐怖。そして最後に地上に上がった時の絶望感。決して観て楽しい映画では無いが実話に基いた作品として観る価値のある作品だったと感じる。
民朗さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-05 09:47:09)
4.怖い怖い恐ろしい。地下水道・・歩道のある立派なものを想像していたら、はるかに原始的なドブトンネルなのに引いた。だめだ私には耐えられない。こんなとこに入ったら間違いなく自律神経が誤作動おこして周りの人間に散々迷惑かけたあげくに発狂するだろう。全国の高校でこの気の滅入る映画の上映を義務付けると反戦教育にぴったりだと思う。
tottokoさん [地上波(吹替)] 8点(2012-01-14 15:06:11)
3.地下「水道」なんて言えば聞こえがいいですが、実際のところはヘドロと汚物にまみれながら彷徨い歩く出口のない迷路。この汚らしさが異常なまでにリアルで、この「汚さ」だけでもこの映画は一見の価値とさえ思えるぐらいです(これに比べたら『第三の男』の地下水道はキレイ過ぎる!)。『世代』『灰とダイヤモンド』と同様、抵抗運動に関わる人々の悲哀という面においても勿論素晴らしい作品ですが、閉ざされた空間の中で徐々に追い詰められ狂っていく人間を描いたサイコホラーとしても十分堪能できました。
とかげ12号さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-09-25 14:24:42)
2.第2次大戦下のワルシャワ、地下水道を彷徨うレジスタンスの姿を、執拗に描きます。際限なく続く、暗闇の地下水道。当時の明日なき戦況、出口の見えないポーランドの姿をそのまま象徴しているような、異様なまでの重苦しさです(川口浩探検隊の洞窟探検ですらここまでの圧迫感は無かったゾ。ってオイ何と比べとんねん)。ま、型破りな映画であって、バランス良い映画とは言い難いかもしれませんが、まさにその仮借なき描写によって、本作は確かに異彩を放っております。ところでワイダ監督は1926年生まれ、この映画で描かれる時代は彼のまさに多感な時期のはず。それから約十年、30歳そこそこで、これほどまでに感傷を排し冷徹な視線で映像作品化するこのセンス、驚くべきものがあります。
鱗歌さん 8点(2003-12-28 21:18:09)(良:1票)
1.《ネタバレ》 1945年のワルシャワ蜂起を描いた作品です。東からソ連軍が侵攻し、ナチスドイツ軍が長年に渡るポーランド支配を失おうとしている状況で、いよいよ、ソ連軍によって開放されると思ったワルシャワ市民がナチスドイツ軍に対して反乱を起こします。ところが、市内に突入すると思われたソ連軍はそのまま停止し、ワルシャワ市民を見殺しにすることになります。落ちぶれたとはいえ、まだドイツ軍は重装備の正規軍です。頼みの綱のソ連軍に見放されたレジスタンスのメンバーはひとりまたひとりとドイツ軍に駆逐され、生き残ったメンバーは地下水道を逃げ回ります。やがて鉄格子越しに彼らが観たものは・・・。日本では余り知られていない、第二次世界大戦末期の悲劇を描いた名作です。
オオカミさん 8点(2003-11-19 20:53:05)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.47点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6317.65%
7529.41%
8741.18%
9211.76%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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