どこまでもいこうのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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どこまでもいこう

[ドコマデモイコウ]
1999年上映時間:75分
平均点:6.75 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマ青春もの学園もの
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監督塩田明彦
キャスト鈴木雄作(男優)花田アキラ
水野真吾(男優)氷川光一
鈴木優也(男優)野村俊
芳賀優里亜(女優)木村珠代
脚本塩田明彦
作曲ポール・アンカ「史上最大の作戦」テーマ曲
撮影鈴木一博
配給ユーロスペース
美術磯見俊裕
衣装松本知恵
録音東京テレビセンター(光学リレコ)
照明鈴木一博
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2.《ネタバレ》 この映画が描いているのは、変化だ。それは登場人物たちの心情の変化だったり、関係性の変化だったりする。年長けるにつれ生じる変化を人は簡単に成長と呼ぶ。けれど変化は必ずしも前進とは限らない。それでも人は常に変化していかなくてはならない。『どこまでもいこう』が見つめているのは、たとえば『ドラえもん』や『ちびまる子ちゃん』のような永久不変とは対極の不安定な小学生たちの現実の姿だ。変化していくあたりまえのかなしみをあたりまえにその背に負う彼らを、塩田明彦監督は驚くほど自覚的に描いている。小学校高学年という年齢は子どもならではの全能感を失う時代だ。主人公アキラと光一の、トム・ソーヤとハックルベリーのように世界が2人だけのものだった時間は唐突に終わりを告げる。そんな彼らのなすすべなくうつろいゆく繊細な変化を、カメラは的確に捉えていく。そしてその変化の過程で、アキラの中でそれまで目立たなかった野村くんというクラスメイトの存在がフォーカスをあてたようにくっきりと浮き上がってくる描写がひときわすばらしい。おとなしくてそれまで気づかれなかったという身も蓋もない現実的な理由からアキラの前にその姿を現し、そして痛ましくとても現実的な事件により姿を消す野村くんは、けれどアキラの目線から見れば、風の又三郎であったかもしれない。私たちがそうであるように、彼らもまた、風のようにやってきては風のように去っていくそんな時間の流れの中にいる。野村くんが描く絵、その中の彼とアキラの姿、それは、野村くんにとってのトム・ソーヤとハックルベリーの幸福な時間を意味している。しかし永遠に時を止めた桃源郷のような絵とはうらはらに、世界は、時間は、刻々とうつろい、変化し、過ぎ去ったものを取り戻すことは出来ない。それが、あたりまえなこの世界のあたりまえな過酷さだ。私たちも彼らも等しくその中を生きている。ラストで塩田監督が見せるのは「男子ってバカだよね」と悪びれていた女子が2人きりの時に見せるやさしい変化と、その変化に喜びを隠しきれないアキラの変化だ。そうやって喜びも悲しみもいっさいがっさいを背負い、彼らも、そして彼らの延長線上にある私たちも、生きている限り変化し続けていくのだろう。鳴り響くマーチが、そんな愛すべきバカな男子と女子のささやかな行進、その足音のように、しみじみとそして力強く胸に響き渡る。 どこまでもいこう、と。
BOWWOWさん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-11 16:46:18)(良:1票)
1.子どもたちが駆けていくシーンがとても印象に残った。子どもたちの自然な演技に加え、樹木が風に吹かれてざわめき立つシーンや、画面の外を意識させるような演出が、少し技巧的な感じはするものの、映画を魅力的なものにしているのだろうと思う。
クルシマさん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-06 18:27:16)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
518.33%
6650.00%
7216.67%
8216.67%
900.00%
1018.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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