ロレンツォのオイル/命の詩のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ロレンツォのオイル/命の詩

[ロレンツォノオイルイノチノウタ]
Lorenzo's Oil
1992年上映時間:136分
平均点:7.87 / 10(Review 98人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-05-15)
ドラマ医学もの実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-17)【Olias】さん
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監督ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
キャストニック・ノルティ(男優)オーギュスト・オドーネ
スーザン・サランドン(女優)ミケーラ・オドーネ
ピーター・ユスティノフ(男優)ニコライス教授
キャスリーン・ウィルホイト(女優)ミケーラの妹 ディードレ
ジェームズ・レブホーン(男優)
ローラ・リニー(女優)若い教師
マイケル・オニール(男優)学校の精神分析医
ジャスティン・イスフェルド(男優)
小川真司〔声優・男優〕オーギュスト・オドーネ(日本語吹き替え版)
小山茉美ミケーラ・オドーネ(日本語吹き替え版)
高山みなみロレンツォ・オドーネ(日本語吹き替え版)
田中明夫ニコライス教授(日本語吹き替え版)
井上喜久子ミケーラの妹 ディードレ(日本語吹き替え版)
上田敏也ジュダロン医師(日本語吹き替え版)
脚本ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
作曲グスタフ・マーラー交響曲第5番嬰ハ短調より第4楽章
ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇「椿姫」より「パリを離れて」 「レクイエム」より「アニュス・デイ」
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
ガエターノ・ドニゼッティ歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」
撮影ジョン・シール
製作ダグ・ミッチェル
ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
ユニバーサル・ピクチャーズ
配給UIP
美術カレン・オハラ〔美術〕(セット装飾)
クリスティ・ズィー(プロダクション・デザイン)
衣装コリーン・アトウッド
編集リチャード・フランシス=ブルース
字幕翻訳進藤光太
あらすじ
5歳の聡明な少年ロレンツォは、学校での奇妙な行動をきっかけに、不治の難病ALD(副腎白質ジストロフィー)の発症を発見される。数年の命を宣告され徐々に歩行や言語に障害が現れる中、食事療法も免疫療法も効果が無い。両親は、必死になって自ら治療法を探し始め、父オーグストは、極長鎖脂肪酸の産生を抑える食事療法がかえって血中極長鎖脂肪酸を高めていることをヒントに、ある推論をたてる…。実話をもとにした感動作。ロレンツォのオイルは今も希望のないALD治療に一筋の光を与えている。ただ映画では効果が強調されすぎか。
ネタバレは禁止していませんので
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98.《ネタバレ》 基本的にいい映画だと思う。この両親が硬直しがちなシンポジウムに風穴を開けたり学会に横串を刺したりすることにより、多くの患者を救い、そして親も救った。ただマンハッタン計画の例えが出現するところが気に触る。
ほとはらさん [地上波(吹替)] 6点(2022-08-07 20:35:22)
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97.ニック・ノルティとスーザン・サランドンの素晴らしい演技と作品に釘付けになりました。相当の覚悟でみないといけない実話に忠実な作品。この薬のおかげで助かって元気動き回る姿の男の子たちがエンドロールに出てきますがそれぞれの家族がどんな思いでロレンツォ、とご両親に感謝しているかが伝わりまたまた泣けます。  ALDは男児の希少難病で10歳までに発症するケースで重症・死に至らしめる病ですが、女性にもまれにあるようですね。兄弟でというケースも多いと。母親の遺伝子から息子にのみもたらされる病気であることを知らされ母親はショックを受ける。銀行に勤める父親ととともに治療法を模索していく。 食事療法、患者の父母集会 ←ここまではふつうの親ならできる シンポジウムを開催、動物実験しかしていない方法を息子に試す、さらに研究、海外でしかできない精製方法のオイルを発注、治療法を見つける、治療法を広め患者たちを救う ←こんなことができようか?   実在のロレンツォさんは母親の死後も数年生き延び、父親に看取れたそうですが世界に希望を与えたことは忘れられません。ご一家みんなの冥福をお祈りいたします。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-10-31 10:07:01)(良:1票)
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96.《ネタバレ》 実話なんですね。しかもそんな昔じゃない。 素直に家族の子を想う気持ちに感動しました。 ロレンツォを介護していくうちに、母も疲労でおかしくなっていく姿は辛かった。  家族ドラマに弱くツボだったので、9点です。
へまちさん [DVD(字幕)] 9点(2018-01-27 11:28:04)
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95.《ネタバレ》 両親のすさまじい執念に驚かされる映画です。後半になって、意識があるか分からない状態で苦しんで いる様子を見て、本当に彼は生きたいと思っているのか、「イエス様のもとに行きたかったら、行って いいんだよ」と話す母親の言葉に重みがあります。
cogitoさん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-01 22:25:29)
94.《ネタバレ》 予備知識を全く持たずに鑑賞したため、2年で全員が死亡するという難病に罹患したロレンツォがどうなってしまうのか、ハラハラしながら、というかもう絶望しながら観ていた。世界中の医者がさじを投げてるし、患者の家族団体も家族の精神的ケアしか考えてない。そんな状況で治療法を模索しようと考える両親の行動力に圧倒される。自分の子供が不治の病にかかったときに同様に行動できるか、愛情では負けるつもりが無くてもこの努力ができる自信は到底無い。結果よりもこの両親の行動に、親としての愛情を問いかけられているかのような感じのする映画であった。好み40/50、演出10/15、脚本12/15、演技6/10、技術8/10、合計76/100→8/10点
chachaboneさん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-02 23:09:29)(良:1票)
93.《ネタバレ》 本当にあった話。それがすべて。
aimihcimuimさん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-08-06 01:29:08)
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92.《ネタバレ》 いやもうなんというか異様なまでの圧力にすっかり気圧される映画だった。スーザン・サランドンの険しい顔に終始こちらが問い詰められているようで、喉がからからだ。観終わった時はぺしゃんこになっていた。 あまりに酷い病魔を相手に敢然と闘う夫妻の姿は、時に引くほどに頑固。素人ながら病理学を図書館で学ぶその執念、ただただ天晴れと言うしかない。他者に寛容の心を持てなくなる母親のキツイ言動も、その立場を思えば充分理解できるものだし、看護のこういう哀しい側面をきちんと描き込んだ脚本はエライと思う。 銀行勤めのかたわら研究を続けた父親の健康も心配になった。病と闘う当事者はいたいけな子供だし、観続けるのはつらかった。 夫妻の闘いの結晶は奇跡をもたらし、観客の私たちもいっとき救われる。医学の進歩を、心から願う気持ちになる映画。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-08 00:03:43)
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91.《ネタバレ》 まず、これが実話だというのが衝撃的。菜種油のような身近なものが特効薬だなんて、まさに「青い鳥は家にいた」じゃないけれども、しかし事実なんだからしょうがない。だが、息子のために病気を一から勉強して治療法まで見つけ出すというその執念は鳥肌もの。  ■母親役のスーザン・サランドンが怪演。傍目見る限りただの「迷惑な母親」でしかないのだし、実際このやり方がうまくいってなかったら本当にただの迷惑な人でしかないのだが、これは成功とワンセットで見られるべきものだし、また母親の行動がすべて正しかったと本作品でしているわけでもないので、功罪含めて鑑賞すればいいのだろう。 なお、最近の作だが「私の中のあなた」が本作とまさに対をなすような作品なので、併せてみて、家族の病気への姿勢を考えてもらうとなおいいと思った。
θさん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-18 10:40:25)
90.《ネタバレ》 一つの命を支えるのにどれだけの犠牲と献身と努力が必要であることか。命の重さを噛みしめる映画だ。内容は重いが希望もある。子供が難病にかかったらどうするかが主題。普通の親なら不運を歎き悲しみ、周章狼狽し、治療は医者任せにするだろう。だがこの映画の両親は違った。医者が治せないのなら自分達で研究し、命を救おうと決意する。副腎白質ジストロフィー(ALD)は、X染色体の異常で、体内の脂肪酸の分解酵素が欠損している為に、脳に炭素数24と26の長鎖脂肪酸が蓄積し、これが白質のミエリン(髄鞘)を溶解してしまう病気だ。発症すると、徐々に脳の機能が低下し、体の機能が衰え、2年程で死を迎えるという。最初に長鎖脂肪酸を含む食べ物を制限する食餌療法を試みるが、検査値は却って悪化した。原因を調べると、食事から長鎖脂肪酸が得られないと、生合成による長鎖脂肪酸が増産されてしまうということが判明した。そこで一計を案じ、体に無害な長鎖脂肪酸を摂取することで、体に「今は十分な長鎖脂肪酸がある」と思い込ませ、長期脂肪酸の生合成を阻止するという案を思いつく。試行錯誤の結果、炭素数18(オイレン酸)と22(エルカ酸)の長鎖脂肪酸の4対1の混合液を摂取することで血中長鎖脂肪酸値が正常値に戻ることを突き止めた。この混合液がロレンツォのオイルだ。次に破壊されたミエリンの再生研究に取りかかるが、これは現在進行中ということで映画は終る。事実を元にしたドキュメンタリー風で、時系列に沿って事象が淡々と描かれるが、特筆すべきは、心理描写の巧みさと深みだ。演技も演出も秀逸で、海よりも深い子を思う親の気持ちは勿論、自己犠牲の葛藤、パートナーを思いやる気持ち、患者の親睦会や医者との軋轢、看護婦や親族との衝突、安楽死の示唆、絶望と希望など、両親の精神は混乱を極め、愛情と狂気がないまぜになって迫ってくる。両親の奮闘以外にも、善意からエルカ酸の抽出を買って出たイギリスの老科学者、自ら治験を買って出た妻の妹、同じ病気の子を持ち夫婦に理解を示す近所の主婦、そしてアフリカから看病にやってきてくれた幼馴染の青年など、周囲の温かい心にも支えられた。ロレンツォ君も苦痛に耐え、必死で病気と戦った。これらが感動を産むのだ。オイルは万能薬ではないが、多くの患者を助けたのは事実で、医療史としても画期的な出来事だったと思う。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 9点(2013-06-13 14:20:05)(良:1票)
89.実話ということだが、両親の必死さが誇張かともおもったりしたが、自分の子どもが同じ立場だったら、成果は出るかどうか分からないが、こんなに必死になったんだろうな。と、おもって、この夫妻の偉大さを再認識した。
minさん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-28 20:36:13)
88.親の愛って素晴らしい。これが実話というのは凄いことですね。
nojiさん [地上波(吹替)] 6点(2013-03-16 09:51:55)
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87.若干モンスターペアレントやちょっと怖い人感まで感じる夫婦の演技に感激。どうしてもケープフィアー感が抜けない親父もあってか、二人の息子の病気に対する執念の努力がとにかく印象に残る。これは実際となんら変わらないことなので感動もあった。しかし後半部のオイルのすさまじい回復結果や周囲の反応など、実際の現実世界でのオイルの研究や実験結果を考えてみると若干脚色が多い気がするので、映画なのでしょうがないのはわかるが、多少残念ではあった。 ただALDという病気をこの映画を通して知ることができたのはとても大きい。
バトルコサックさん [地上波(字幕)] 7点(2013-02-16 08:02:44)
86.《ネタバレ》 ミセス・オドーネは、傷ついた我が子を守る動物のメスのよう。実話感動話のヒロインとは思えないほど、あちこちキレまくる。でもそのあたり、口当たりよくしなかったところを高評価したい。
なたねさん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-21 19:45:43)
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85.実話物の映画化というと、どの作品もびっくりするような脚色がされているケースが多いのだが、本作にはあまりそういった印象は抱かなかった。 その分かなり辛辣で重たい内容なれど、母親役のスーザン・サランドンと子供の演技が素晴らしく、ドラマとしての見応えもあり。 ドキュメントでもまた違った感動を与えてくれるんだろうけど、こちらの作品も出来が良くてお薦め。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-20 15:13:17)
84.《ネタバレ》 そこらへんの映画なんかより全然面白い実話系の話。実話ベースなのにかなり凄まじい展開。絶望と希望の繰り返し。狂気。後日も気になって調べたけど決してハッピーエンドではありません。
とまさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2012-09-23 03:01:40)
83.《ネタバレ》 悲観的になっても始まらない。特に母親の、絶対に諦めない気持ちが、迫真の演技で伝わってくる。家族の苦しさや病気の当事者の苦しみは、想像を絶する。五体満足で、美味しくご飯を食べれている自分が、いかに恵まれているかが分かる。
VNTSさん [インターネット(字幕)] 7点(2012-08-30 23:46:25)(良:1票)
82.《ネタバレ》 これほど重たい映画はそうあるものじゃないな…。ロレンツォ役の子役が凄すぎて本当につらかった。もう楽にさせてあげるべきではないかとの声も聞かれる中で、諦めず闘い続けた夫婦の壮絶な物語。数値が正常になったとき、吸引器を外せたとき、意思の伝達が出来たとき、そして小指を動かせたときの感動たるや…。一歩一歩前進していく様子が丁寧に描かれていて、感情移入できる。ただし、この映画は1992年のもので、その後のことを知ってしまうとちょっと複雑。本作が多くの失望を招いた面もあるようで、見終えた直後は満点のつもりでいたけど、1点だけ引かせてもらって9点ということに。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-07-25 14:04:42)
《改行表示》
81.《ネタバレ》 この映画における奇跡とは、世界的な規模の銀行職員という経済的地位×異常なまでの研究体質×妻の偏愛とも言える愛情×世界的にも稀な病気、という通常ではまずないであろう稀有な組み合わせが混ざった結果ということで、「信じれば起こる」奇跡を描いた作品とは一線を画す。 発病以後の(特に母親の)人物描写は凄まじくて、「子を守るためにはどんな可能性でも考える」ってのは3.11以後に見ると現実味がある。 科学と当事者性という対立を見事に描いた一作。
楊秀清さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-22 13:37:06)
80.オドーネ夫妻の執念が凄まじい。もう尊敬するとかそういうレベルではない。美談だけではなく夫妻の狂気を感じるような出来事もしっかりと描いていて好印象。
eurekaさん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-21 00:57:28)
《改行表示》
79.オドーネ夫妻の我が子に対する愛情、決してあきらめない底知れぬ努力、何とすばらしいことか。むずかしい専門用語がたくさん飛び交っても、ロレンツォの病気が一歩ずつ解明されていってる様子がよくわかる。 また携わっている医者や看護士、患者を子供に持つ親などの言っていることももっともだと思う。お互いに意見をぶつけ合い、実験し観察し研究し合っていく現実の姿がよく 描かれいると思う。 オドーネ夫妻を演じたニック・ノルティ、スーザン・サランドンをはじめ、病気のロレンツォやその他の人たち、もはや演技ではなくその役になりきった凄まじい映画だったと思う。 
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-11 10:38:36)
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【点数情報】

Review人数 98人
平均点数 7.87点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
544.08%
61313.27%
72121.43%
82424.49%
92626.53%
101010.20%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.14点 Review7人
2 ストーリー評価 8.55点 Review9人
3 鑑賞後の後味 8.30点 Review13人
4 音楽評価 6.66点 Review6人
5 感泣評価 8.44点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
主演女優賞スーザン・サランドン候補(ノミネート) 
脚本賞ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1992年 50回
主演女優賞(ドラマ部門)スーザン・サランドン候補(ノミネート) 

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