冷たい熱帯魚のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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冷たい熱帯魚

[ツメタイネッタイギョ]
Cold Fish
2010年上映時間:146分
平均点:6.62 / 10(Review 106人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-01-29)
ホラーサスペンス犯罪ものエロティックバイオレンス
新規登録(2011-02-04)【ヒナタカ】さん
タイトル情報更新(2014-08-18)【ぐうたらパパ】さん
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監督園子温
演出坂口拓(アクションデザイン)
キャスト吹越満(男優)社本信行
でんでん(男優)村田幸雄
黒沢あすか(女優)村田愛子
神楽坂恵(女優)社本妙子
梶原ひかり(女優)社本美津子
渡辺哲(男優)筒井高康
諏訪太朗(男優)吉田
三浦誠己(男優)吉田の弟
芦川誠(男優)
中泉英雄(男優)
阿部亮平[1980年生](男優)
坂田雅彦(男優)川尻進
古藤ロレナ(女優)
裵ジョンミョン(男優)オオクボヒロシ
脚本園子温
撮影木村信也
製作日活
配給日活
美術西村喜廣(特殊造形)
編集伊藤潤一
照明尾下栄治
その他日活(宣伝)
あらすじ
社本信行は、娘の万引きをかばってくれた村田幸雄から、あるビジネスを持ちかけられる。が、それは地獄への入り口だった・・。実際にあった事件をもとに、生きることの痛みを説いた、園子温監督の猛毒ムービー。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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86.《ネタバレ》  表現は非常にグロテスクですが、内容は非常に骨太で見応えのある作品です。特にでんでんが、軽妙な明るさの陰にどす黒い闇を抱える男を見事に演じています。コワモテの男よりもこういうオッサンの方が本当に怖いですからね。    そして、前代未聞の異常な事件をモチーフにしてはいますが、この作品で描かれているのは家族関係の問題、そしてでんでん演じる村田が決して突然変異で殺人鬼となったわけではなく、誰しもがそうなる可能性を持っているということですね。   現に、最初に人体の解体シーンを見たときの感じ方と、2回目、3回目のシーンを見たときの感じ方は全く違っているはずですから・・・・・。   しかし、元ネタの事件は酷い話ですね。背筋がゾッとしました。  
TMさん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-11 23:25:27)(良:1票)
85.でんでんは何をしてもコミカルに感じる。ラストはよくわからなかったが退屈なく引き込まれました。
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-30 17:14:14)(良:1票)
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84.《ネタバレ》 僕は前に人を殺して砕く夢をみたことがある バスタブで      もしその前にこの映画を観てたなら僕は強がりで または逃げで笑ってたかもしれない  でも僕はこの映画に点を付けるなら高得点にしたい  映画通を気取りたいし 映画自体すごい完成度だと思うから   10点か0点か迷ったけど 僕はこの映画で頭痛を手に入れた  だから0点にする   生きる上で大切にすべきことは考えることよりも感じることだ  僕は前に観た夢やこの映画でそれを学んだつもりだ    焼くときに醤油をかけていたのは悪ふざけか・・化学的に考えてみたが やはりただの悪ふざけだな・・・  とおもってさっき調べたら実際の事件でもかけていたからだと。。。 悪ふざけがすぎるぞ・・・・・   ぅーーーーーーーー・・・・・・   はぁぁぁぁ。。。
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 0点(2011-11-06 20:11:23)(良:1票)
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83.《ネタバレ》 物語冒頭のスーパーでの買い物場面から始まる違和感と収まりどころのない気持ち悪さの連続。 進むにつれて傍観者である社本に、画面越しの傍観者である自分の感情が近づき、社本と同じようにフラストレーションを感じていることに気が付いた。 そして妻を犯したという村田の打ち明けで、一気に開放されるカタルシスにも似た感情。社本を応援している自分がいることに気付いたとき、自分も決して傍観者で居続けられる存在なのではないのだという事を知った。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 9点(2011-10-29 19:03:52)(良:1票)
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82.《ネタバレ》 見だすといつの間にか時間が経っていた。そういう意味ではパワーは感じた。 しかし、中盤から後半は要らないシーンが多い気がする。 前半はあっと言う間だったのに今度は無駄に長いと感じてしまった。 グロやエロいシーンがダラダラ長すぎ。 主人公のヘタレ具合には非常にイライラしますね。それは狙い通りなのでしょう。 村田のおっさんはもはや演技に見えないレベル。 これまで見たどの悪役よりもキチガイです。 この人の演技を入れるなら7点か8点はあげたい。 しかし映画として全体をみると、きつい。 全くオススメできないし、ぜんぜん見なくていい。 褒めてるのか、けなしてるのかわからないですよね。 なんか不思議な映画です。
虎王さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-12 10:27:43)(良:1票)
81.《ネタバレ》 一度見始めたら、やめられない。自分もいつ、何をしでかすか分からないと、自戒しているワタシですが、村田にはなれないと断言できる。すべての自分のトラブルを自分で解決してきたと言える村田。「善人面」のワタシはグウの音もでない。ラスト間近の展開は、社本が村田のスパルタ教育に過剰適応してしまった結果。「善人面」って、そういうことをやらかしちゃうもんなんですよ。村田の誤算。「お父さん、ごめんなさい。もうしません」と繰り言をいう村田をその妻に、「ボディを透明にしろ」と命じた後、社本には、警察に行って欲しかった。壊れて自ら命を絶つよりも、正気を取り戻し、この忌まわしい体験に身を焼きながら、生きて過ごす残りの日々の方が、「善人面」の社本には、絶望的なはず。それでも、そうして欲しかった。
なたねさん [DVD(邦画)] 8点(2011-09-10 10:18:04)(良:1票)
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80.《ネタバレ》 危険。危険ですよね これ。  例えば、題名からして一目でキチガイ映画だと分かるような鬼畜大宴会とかだったなら きっとその筋の人しか見ないだろうから ヨシなんでしょうが (問題ナイ。)  ところがですね これ、 冷たい熱帯魚ですよね ‥  題名、めちゃめちゃ普通ですよね   なーーんも違和感ないですよね ‥  アハ そこが問題なんですよね なんてタチが悪いんでしょうか この題名。  一般ピーポーの方で グロへの耐久性ゼロの方 なんていらっしゃいましたなら ご注意を。 今後、某ツタヤさんなんかをはじめ、ごく普通に新作コーナーにずらずらっと並んでしまってたりするかもしれませんですが、 実はこれってかなり濃ゆいんですよね そこんところは、ご注意を。 でも、そこで思うに、例えばこれって、題名が、冷たい鬼畜熱帯魚 だったとしたならあなたどうですか?  八仙飯店之冷たい人肉饅頭熱帯魚とかだったとしたならあなたどうしますか?  言いたかったのはそこなんですよね  あなたはそれを借りて観ますか? 真面目な彼氏彼女の間柄で、ご夫婦で。お歳をめした爺さん婆さんの間柄で、仲良しこよしの兄弟で。 たぶん、ご遠慮するでしょ? お気をつけあそばせ まとも趣向な方へ向けてどうしてもそれだけは言っておいてあげたかったんですよね   冷たい熱帯魚、すなわち、=鬼畜大宴会 =八仙飯店之人肉饅頭ってな感じなわけだから。余計なお世話ってやつですさ。
3737さん [DVD(邦画)] 9点(2011-08-26 23:13:57)(良:1票)
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79.《ネタバレ》 この作品は、園子温監督が、底知れぬ人間の欲望と狂気を通して「人生と家族の在り方」を描きたく、46億年の地球に準えて壮大なドラマに仕上げたのではないか。 その熱き想いが劇中からひしひしと伝わってくる。まるで生中継しているような臨場感や迫力を感じるのは、出演者たちのアグレッシブな演技にみるリアリティー他にならない。中でも、村田演じるでんでんの存在感は抜群である。人の弱みを即座に見つける嗅覚に長け、その鋭い眼光と巧みな話術で弱者を支配する。そのたたみ掛けるような光景の連続に好きであろうと無かろうと自ずと物語に引き込まれてしまうからスゴイ。 本能の趣くままに実行する村田、一方で、なすがままの社本、この対称的な二人の出会いは偶然ではなく必然だったといえる。再婚して以来、空虚で仕方がなかった社本。そんな徒然な日々から脱出しようと妻の薦めもあり村田の手伝いをするハメに。言いなりでも懸命にもがき始めるのだが、娘には理解してもらえないもどかしさを抱えたまま•••。そんな折、どんどんエスカレートしてゆく村田の指示にいつしか社本の理性のリミッターはプッツンと解除されてしまう。そして怒涛の急展開をみせ、作品に込めた重大なメッセージ(まぁ説教くさいけど)を社本が体現(自決)するのだが、それは痛み伴ってきた母なる大地へと還元されてゆくんだよ、そしてやがて消えゆく運命なのだよ、と地球規模にまで昇華させようするんだから半端ないのだが、今更人生と向き合い始めた父親言われても説得力はないだろう。 人の闇の部分ってのは誰しものぞき見したくなるのが本能。それをこの映画はうまく利用してエンターテイメントとして確立させている。 問題作を撮り続ける園子温監督の「紀子の食卓」に並ぶ、いやそれ以上の屈指の集大成だと思う。観るべし! 
シネマブルクさん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-18 22:31:10)(良:1票)
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78.ぜひ観てみたい映画だった。都心の一部でしか上映していなかったので、足が向かず諦めていたところ、3月ごろ千葉ニュータウンで上映があるスケジュールを目にし、大変楽しみにしていたが震災で延期、その映画館は被害が大きかったらしく再開が7月になりこの映画の上映も中止になった。 そしてDVDで観たわけだけど、これが大変な映画だった。 園子温は「愛のむきだし」が初見だったが、むきだしに負けず劣らず観ているこちらのいろんなものがむきだしにされるような、特異な体験をさせてくれる恐ろしい監督だ。 この監督、有名な役者を使わないが、どの役者も最高の演技をする、すごい演出だと思う。この監督の下で役をこなすとその後オファーが多いだろうなぁ~ 内容については言及しないけど、ラスト前、多少ガタついたのが少し残念なぐらいで、あとは目が釘付けの2時間半でした。
カーヴさん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-15 17:09:27)(良:1票)
77.ずーっと半笑いで、ときどきふき出しながら観てて、自分はもしかして頭おかしいのじゃないだろうかと思ったのだけど、他の方々のレビューを見て一安心。やっぱ笑ってよかったんだ。2時間半という長さはまったく感じず、観終わった後にはすぐどんな話だったか忘れてしまうという園子温監督らしい映画だった。たまに会って激しくアブノーマルなセックスをして終わったらすぐ後腐れなくバイバイっていう割り切ったセフレみたいなの。 はまっちゃダメってとこも似てるな。でんでんと吹越満にさわやかサッカー教室でのセルジオ越後とサッカー少年の影をみてなぜか熱いものがこみ上げそうになったということを追記しておく。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-04 06:41:33)(笑:1票)
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76.《ネタバレ》 今年度の「理想の上司」は「冷たい熱帯魚」で村田幸雄を演じたでんでんさんに決定!個人的に。村田のバイタリティ、話術、そしてメリハリの利いた指導。何たって営業力が凄いもの。吉田が超だまされてるのがうける。いや、マジで怪物ですよこのおじさんは。でんでんさんはハリウッドデビューもある演技だったんじゃなかろうか。彼が大活躍する前半の時点でこれを映画館で観て良かったとうっとりすること暫し。  それに比べて社本は何だ!いつもめそめそうじうじしてプラネタリウムに逃避しやがって!そんなんでよく妙子を落せたものだな!まるで「ドラえもん」ののび太のような野郎だ。村田さんはお前のためを思ってだなあ、お前に胸を貸してやってんのに!ちゃんと自分の足で立てよ!このクソヤローが!演じた吹越満氏には全く恨みはないですが、最もイライラするキャラでした。  さて、ストーリーの前半では、村田が全く使えない社本を卓越した指導力で指導し、どうにかこうにか使いこなしながら、次々に欲張りな奴らから金を奪い、抹殺していきます。証拠も残らず消すべく、殺した奴はみんな「透明なボデー」にしちゃいます。ちゃっかり、社本の嫁である妙子もいただいちゃう村田。骨までしゃぶりつくせ!  一方、終盤はこののび太野郎がメガネを奪われたことによって急にトランスして、見境無く人をぶっ殺しまくるんですが、そうなってからはもう全っ然面白くない。まず、村田さんがいなくなった時点で画面に締りが無い。社本一人じゃ全然彼の魅力に太刀打ちできない。娘の美津子をぶん殴るところはスカッとしたが、愛子とのぐちゃぐちゃ格闘シーンで一気に冷めた。日本の映画って本当に泥とか血の中でぐちゃぐちゃやるの好きだなあ。ガタリンピックでは盛り上がれない。あれしか壮絶感とかリアル感を出す方法は無いのかと言いたい。そしてまた例によってニヒルが嵩じて逆に説教臭いラストになだれ込む。「愛のむき出し」から少しは良くなったかと思ったが、大して変わっていなかった。  でんでんさんだけに5点上げたい。次は優しいお父さん役とか観たい。すこし愛し始めてるかもしれない。
枕流さん [映画館(邦画)] 5点(2011-05-07 17:07:36)(良:1票)
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75.《ネタバレ》 でんでんと黒沢あすか夫妻の壊れっぷりと、吹越満の小市民感(というか至極まっとうな人間感)、凄まじい殺戮の融合。なんだかもう、わけがわからんけど、とにかく園子温らしく、全体的に赤いイメージの、ショッキングながらもパワーがある映画だった。 個人的にはスプラッターやグロいのはあまり得意ではないけれど、シリアスではなくどこかポップでもある(たぶんこれが園作品の特徴なんだと思うが)から、二時間半の長い尺も楽しく観られた。吹越満による「生きるって痛い」という娘へのメッセージ、そして娘のリアクション。ひどいオチだが、だからこそこのメッセージも生きる。ところで、「アウトレイジ」もそうだったが、バイオレンス表現があまりにひどすぎると笑えるというのはどういうメカニズムなんだろう。ダチョウ倶楽部や出川哲郎のリアクション芸を見て笑うのと同じなのか。大量出血も肉片も見慣れてくる頃には観客の倫理観も完全に麻痺していて、現実的に考えれば法的にも心情的にも許されないようなシーンでも構わず爆笑が起こる。そんなサディスティックで不思議な空間にいたことも、体感として忘れられない。「この素晴らしき世界」はまさしく、映画館で体験するべき。  
よーちーさん [映画館(邦画)] 8点(2011-02-15 12:15:07)(良:1票)
74.《ネタバレ》 村田(でんでん)の徹底した悪人ぶりに圧倒され、現実から逃げて楽な服従を選ぶ社本(吹越満)。実際、観ている側も圧倒されます。エスカレートする圧力へ反抗心が芽生えても、人のネガティブを知り尽くした悪魔のような村田の弁舌に消沈する。これは大人のイジメの話なのかと思いつつ、社本のストレスがいつ、どの方向へ解放されるかを心待ちにしました。タガが外れた後の社本は期待以上。村田をメッタ突きにして溜飲を下げた後、家族への態度も変わる。村田が口にしていたネタを教訓にしたような横暴ぶり。コイツは村田2世になって、その強権で家族をまとめ上げるのかと思ったら、そんなありがちな回答は用意していない。妻を道連れにし、娘には遺言として社会の厳しさを痛みと共に教えようとする。人生はイタイとかツライとか…。たぶん、円満な家族ならそれは伝わるけど、この家族には無理。娘にしてみれば「私だってイタイしツライわよ」で終わり。何の成果もあげずにウザイ親父の死として娘を喜ばせる。テーマはシンプルだと思う。崩壊している家族を徹底的に暴こうとした映画。あるいは、崩壊していても体裁を保つことが出来る、家族と呼ばれるあやふやな人間関係に豪快にケチを付けた映画だろうか。ウチはあそこまで酷くないと思える人には良い映画なのかも知れない。徹底的にやる映画は素敵だ。グロさのインパクトが不穏な余韻を残す反面、全てを見せられた快感がある。スクリーンに向かってもう十分と言いたくなる作品は滅多にありません。役者に対する褒め言葉に「体当たりの演技」と云うのがあるが、本作の黒沢あすかと神楽坂恵こそ、その言葉に相応しいと思います。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 8点(2011-02-09 23:31:44)(良:1票)
73.《ネタバレ》 個人的には紛うこと無き傑作、いや大傑作でした。誰もが口を揃えて話すであろう、でんでんの怪演、園子温のエロ・グロへのこだわり、上映規制(ついでに観客の倫理観も)ギリギリのゴアシーンには度肝を抜かれました。こんな映画を今現在日本で観られることに感謝したい。しかしこの映画を最高得点の10点にした理由はその要因によってではありません。私はこの映画について途中まで「描写は凄いけど、ただそれだけだな」と思っていました。過激ではあるけれど、何かを鷲掴みにされる訳ではないと。しかし終盤でその考えは完全に覆されました。この映画の真の主役はキチガイ演技全開のでんでんでは無く、冴えない主人公を演じる吹越満なのです。主人公は終盤で悪の村田と同じ行為(厳密には違いますが)に身を染める事で男になるのです。他人に全てを委ねているようでは生きているといえない。やりたいことは反社会的であろうと何でもやる。それでこそ人間が生きるということなのだと。その証拠に何かを成し遂げた時、主人公の顔には満足が浮かんでいるのですから。勿論、村田のように殺人を犯したり、人を暴力でねじ伏せる行為はいけません。それでもやる時はやりたいことをやれ!ということを、この映画が観客に伝えたかったのだと私は解釈しました。ただのエログロ映画では無い。人間一人の生き方を変えてしまう力を持つ、大傑作だと私は思います。
民朗さん [映画館(邦画)] 10点(2011-02-07 00:31:37)(良:1票)
72.凶悪犯罪の実録もの、ということで怖くて胸糞悪い内容を想像していたのですが、蓋を開けてみると、あまり怖くありませんでした。おそらく登場人物たちのクセが強すぎて、いまいち感情移入できなかったからでしょう。終始一歩引いて成り行きを見守るような感覚の鑑賞でした。しかもラストでまさかの超展開が待ち受けており、こうなってくるともう実録どころか、リアリティ皆無です。監督ワールド炸裂で、もうある種のファンタジーにすら見えてきます。それを最高と思うか、興覚めと思うかは人それぞれだと思います。評価の分かれる内容ではないでしょうか。
54dayoさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-03-13 21:09:03)
71.大阪に住んでる方は知ってる人もいるかと思いますが、阪神高速乗っていると「でんでん」という会社の大きな看板を目にします。昔はそれを見ると「でんでんだってクスッ」と笑っていたのだが、この映画鑑賞後は、眼にするたびに背中に嫌な気が走る。役者のイメージをこれほど変えてしまった映画はなかなかないのでは。スプラッターシーンについては、あくまでも個人の話ですが、ゾンビが頭吹き飛ばされようが、内臓ぐちゃぐちゃでてこようが普通に見ることができるが、人間だとつらい。また、人間でも海外の人より日本人の方が、エグく感じる。この映画のスブラッターは、レベルMAXであるはずなのに、じっくり鑑賞できたのは、この映画、役者が持つパワーによるものか?
代書屋さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-01-09 23:56:55)
70.《ネタバレ》 見るのは2回目だけど、1回見ただけではグロさとエロさだけが記憶に残っていてストーリーは覚えていなかった。登場人物がみんな異常で、最後に娘しか生き残らないという救いのない映画。警察が殺人現場に乗り込むのになぜ妻子を同行させたてたのかがナゾ。そして刑事二人だけで現場に乗り込むというリアリティーのなさ。その辺がもうすこしシビアに描けていたら多少は共感できたかもしれない。映像や演技の迫力はあったのでそれはそれで見応えはあったけど、ちょっと時間の無駄なような気もした。
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 4点(2022-09-22 18:03:14)
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69.《ネタバレ》 ヘタレなおっさんがどんどん犯罪に巻き込まれていくんだが、ほんとにヘタレで、逃げるでも歯向かうでもなく、ひたすらでんでん演じるおっさんに言われるがまま。 これが見ていて本当にもどかしい。 でんでんには、しっかりヘタレっぷりを見透かされていたというわけだ。でもでんでんは何を思ったか、最後にはヘタレおっさんを焚き付けて、覚醒させてしまって返り討ち。もう何が何やら分からない(笑) でも、ヘタレだったおっさんがでんでんをぶち殺し、生意気な娘を張り倒すのは、最後にカタルシスの解放があってよかった。 あとは、結局女は強い男に惚れるんだと言いたげな映画であった。ぼくはこどもだからよくわかりませんが、カップルや夫婦が犯罪で捕まるニュースをみるたび、何でこんな暴力男に女が惚れてるの?ってのは多いもんな。 エロとグロが強烈なので、とりあえず、心に残る映画ではある。 しかし、ああやって、肉はバラバラにして骨は焼いてしまえば、人間は「透明」になるもんなんかね。おお怖い。
椎名みかんさん [インターネット(邦画)] 5点(2022-03-30 20:53:14)
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68.《ネタバレ》 『狐狼の血』を観た影響で、なんとなくグロいヤクザものを観たくなり、それっぽいなと思って選択しました。ヤクザ映画っていうか、サイコパス映画でした。この手の映画は、作中の人物に性格なり考え方が少しでも同調できるものがなかったらただただしんどい。社本一家も、村田も村田妻も、気持ちとか感情が何一つ理解できなかった。何をもって『冷たい熱帯魚』なのかも、ずっと考えながら見てたけどわからなかった。映像描写よりも、出てくる人間たちの性格がグロすぎて正視に耐えない映画でした、ってちゃんと見ましたけどね。  特に何が理解できなかったんだろうか。ノリや何らかの狙いの上で簡単に誰とでも寝る村田嫁?ちょっとのせられたくらいであんな店であんな格好で嬉々として働く娘?意味のわからない理屈で頬をはたかれながら抱かれる社本嫁?  「なんかすごい」と言わせるようなパワーがある映画だとは思いますが、私にはあまり刺さらなかった。有名な監督さんの作品がなにからしいのですが、すみません、良さが分かりませんでした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 3点(2021-07-22 23:59:31)
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67.《ネタバレ》 交際相手が代わるたびに、これオススメだよといって…もう計4回ぐらいは見てます。 最初はグロい映画なんだなと、単純な好奇心、怖いもの見たさで手に取ったのです。 年を経て改めて見ると、刺さるセリフが結構あるんですよね。 キャストは全員狂ってます(笑)ものすごい熱量です。 娘役の人とか、再婚の奥さん役(園さんの奥さん?)の人はちょっとヘタですが…。  「俺は全部自分で解決してきたんだよ!お前はどうなんだ?俺を殴れ!ほら!俺の女を抱いてみろ!」 ヘタレの父親・吹越満さんに対して、まくし立てるでんでんさんの演技。 でんでんさんは、連続殺人の主犯役です。 助演男優賞ですが、間違いなくこの映画の主役でしょう(笑) 触発されるように、スイッチが入ってアドレナリン大爆発の吹越さん。 でんでんさんをぶっ殺します。  グレた年頃の娘、不倫をした嫁を引っ叩き、更には娘のヤンキー彼氏まではっ倒します。 それまでほんとにずっとビクビクしてる、ただの冴えないオッサンだっただけに、謎のカタルシスがあります。 再婚嫁を抱きながら、「結婚生活は失敗だったと言え!!!」、こんな無茶苦茶な映画見たことないです(笑) でも、何か退屈せず目が離せないんです。  最後。 「生きるってな、痛いんだよ!」と言い遺して頸動脈を切って娘の目前で自死する吹越さん。 娘は一見、悲しそうな表情で遺体に駆け寄りますが、「やっと死んだかクソ親父!」とせせら笑います。 そしてプラネタリウムで流れる地球のカット。 でんでん氏は、星が好きな吹越さんを嘲笑ってこう言ってました。 「お前地球が青くて丸いと思ってんのか!?俺が思う地球はなあ、ゴツゴツしたただの岩だよ!!」
アーウーマンデさん [DVD(邦画)] 8点(2021-02-11 23:18:55)
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【点数情報】

Review人数 106人
平均点数 6.62点
010.94%
100.00%
243.77%
332.83%
487.55%
5109.43%
61816.98%
72321.70%
82018.87%
91615.09%
1032.83%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review6人
2 ストーリー評価 6.37点 Review8人
3 鑑賞後の後味 4.87点 Review8人
4 音楽評価 6.14点 Review7人
5 感泣評価 4.00点 Review5人
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