探偵物語(1951)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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探偵物語(1951)

[タンテイモノガタリ]
Detective Story
1951年上映時間:103分
平均点:7.33 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画犯罪もの刑事もの戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2019-07-23)【イニシャルK】さん
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監督ウィリアム・ワイラー
キャストカーク・ダグラス(男優)ジェームズ・マクラウド刑事
エレノア・パーカー(女優)マクラウドの妻 メアリー
リー・グラント(女優)万引き女
ジョセフ・ワイズマン(男優)強盗犯 チャーリィ
クレイグ・ヒル[男優・1927生](男優)アーサー・キンドレッド
ジョージ・マクレディ(男優)カール・シュナイダー医師
ウィリアム・ベンディックス(男優)ルー・ブロディ刑事
キャシー・オドネル(女優)スーザン・カーマイケル
フランク・フェイレン(男優)
宮部昭夫ジェームズ・マクラウド刑事(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
平井道子マクラウドの妻 メアリー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
山田康雄強盗犯 チャーリィ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
塩見竜介ルー・ブロディ刑事(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
清川元夢(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
野島昭生(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
北村弘一(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作シドニー・キングスレー
脚本フィリップ・ヨーダン
ウィリアム・ワイラー
音楽ヴィクター・ヤング(ノンクレジット)
ミクロス・ローザ(ノンクレジット)
撮影リー・ガームス
製作ウィリアム・ワイラー
美術ハル・ペレイラ
衣装イーディス・ヘッド
編集ロバート・スウィンク
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3.《ネタバレ》 出だしの雰囲気は大変よい。大都会ニューヨークの警察署を舞台に、多種多様な犯罪者とそれを取り締まる刑事たちの折衝、談判、駆け引きを実録風に描く。社会派的内容、手堅い演技、的確なカメラワーク、リズミカルな展開で佳作を印象づける出だしだ。 主人公マクラウド刑事は、非情なほど正義感が強く、犯罪に対して一切の妥協を許さない。それは悪党であった父親に対する近親憎悪に由来する。犯罪者を見ると父を思い出し、父を思い出すと憎悪が湧くという構図だ。その性癖が犯罪者に向けられているうちは問題がないが、妻に向けられたとき、心の仮面に裂け目が生じ、暗黒面が顔を覗かせる。純粋と信じ切っていた妻に過去の男がおり、子供を堕胎させていたという衝撃。しかも堕ろしたのはマクラウドがいま最も熱情を注いで追及しているシュナイダー医師だった。マクラウドは妻を心の奥底では愛しながらも責め立てずにはいられない。容赦ない言葉での面罵と問責。妻は懸命に哀願し、許しを請うが、遂に「あなたは自分が正義と思っているが、一片の思いやりもない。残酷で嫉妬深いだけ。父親と同じよ」と決定的な言葉を残し去ってゆく。暗い家庭で育った人間は、明るい家庭を築くのを夢みる。その夢が潰えたとき、自殺願望が頭をよぎる。拳銃を持った強盗犯に素手で向かったマクラウドの行動には明らかに自殺願望がみえる。血まみれで倒れ、死の間際に神の許しを乞う姿が痛々しい。 ちょっと待て。タフな刑事による硬質な犯罪捜査劇を期待していたのに、クライマックスが男女の愁嘆場とはこれいかに。前半が終わって、鑑賞者の最大の関心事はシュナイダー医師の連続殺人事件のはず。これが放りっぱなしである。事件の詳細も不明のまま終了でえは、鑑賞後感はよくない。期待外れである。途中から、万引き女の行動が鼻に付くようになり、見る気が失せるのを覚えた。初犯で引っ張って来られたのなら、打ちひしがれているはずなのに、周囲を子細に観察し、刑事の気を引こうとしたり、窃盗男に付き添う女に慰めの言葉をかけたり、場違いな別れの挨拶をしたりと、ありえない行動ばかり。シリアル劇に夾雑物が迷い込んだようで、違和感を覚えた。強盗犯の最後の行動も唐突で、現実味に欠けるきらいがある。どこか白々しい幕引きにみえた。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-05 16:09:12)
2.この邦題は当時なんでこれでOKが出たのか?配給会社は鑑賞せず?どう観たって『探偵物語』ではなく『刑事物語』だよね、直訳しすぎ。うーん、当時に観たらなかなか面白かったのかもだけど、私にはパンチがあまりなかった。最後の展開は呆気にとられたけど。口は災いの元、思っても言わない方がいい事はたくさんあるものだ。でも気にしちゃう人は絶対捕らわれちゃうものだよね。ただただエレノア・パーカーが美しかった。
movie海馬さん [地上波(字幕)] 6点(2013-01-21 01:52:04)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 どこの社会にも己が正しくいつも正義を行っていると勘違いしている者がいる。そういう人間は、相手の非を決して許そうとしないし、忠告も聞き入れようとはしない。実に困った存在である。この映画の主人公もとうとう妻に「あなたは冷酷な人だ」と言われてしまう。そして最後は銃弾に倒れてしまう、実に哀れである。 この映画は舞台劇だから、人間の性格や感情がもろに表面に出てしまっているが、本当の警察署ならば決してあり得ないことだろう。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-25 21:50:10)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5216.67%
6325.00%
718.33%
8325.00%
918.33%
10216.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

1951年 24回
主演女優賞エレノア・パーカー候補(ノミネート) 
助演女優賞リー・グラント候補(ノミネート) 
監督賞ウィリアム・ワイラー候補(ノミネート) 
脚色賞フィリップ・ヨーダン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1951年 9回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)カーク・ダグラス候補(ノミネート) 
助演女優賞リー・グラント候補(ノミネート) 

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