志乃ちゃんは自分の名前が言えないのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 シ行
 > 志乃ちゃんは自分の名前が言えないの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

[シノチャンハジブンノナマエガイエナイ]
2017年上映時間:110分
平均点:6.22 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-07-14)
ドラマ青春もの学園もの漫画の映画化
新規登録(2018-08-29)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-05-22)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督湯浅弘章
キャスト南沙良(女優)大島志乃
蒔田彩珠(女優)岡崎加代
萩原利久(男優)菊地強
蒼波純(女優)
渡辺哲(男優)
山田キヌヲ(女優)小川悦子
奥貫薫(女優)大島由美
脚本足立紳
作詞北山修「あの素晴らしい愛をもう一度」
山上路夫「翼をください」
作曲加藤和彦「あの素晴らしい愛をもう一度」
村井邦彦「翼をください」
製作東北新社(「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会)
制作東北新社(制作プロダクション)
配給ビターズ・エンド
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
1.《ネタバレ》 タイトルは主人公、吃音症の女子高生・志乃を指すもの。彼女と“音楽好きなのに音痴”なクラスメイト加代との友情を描く物語です。2人ともコミュニケーション能力に難あり。各々が自認する短所が足枷となって、他者との関わりを拒んでいる状態です。傷つくのが怖い。そんな2人が惹かれ合ったのは必然であったと考えます。面白いことを書いてみろと振られ『お〇〇〇〇』と書く勇気。そしてそれを正解とする度量。『踏み出す勇気』と『相手を理解する心』が2人を結び付けました。加代は志乃にメモ帳を与え、志乃は加代に歌声を贈ります。2人は互いに補い合う関係であり、双方にメリットがある“ウインウイン”の間柄でした。 ところが『空気読めない君』が割って入ってきた事で、その関係に変化が訪れます。これは当然の化学反応。『与える』=『受け取る』で均衡が取れていた2人の『心のエネルギー』が第三者によって分散されるのですから。それでいて見返りが無い(感じられない)。志乃にしてみれば、損しかありません。これを防ぐのが『排他的友人関係』です。私たちが集団生活をする上で、最初に獲得する対人関係術と言えましょう。このスキルを未習得であったが故に、2人は入園児と同じ『みんな仲良く』精神を発揮してしまったと考えます。もちろん孤独の辛さを誰よりも知っている2人だからこそ、彼に情けを掛けたワケですが、人助けをするだけの余力も技術も2人は持ち合わせていませんでした。これまで対人関係スキルを磨いて来なかったツケが露わになった結果とも言えます。 一度壊れた友人関係を再構築するのは非常に困難です。それでも加代は志乃と親友でありたいと願いました。いや音楽ユニットを組む『仲間』でしょうか。彼女が文化祭で披露したオリジナル曲は、いわば志乃へ宛てたラブレター。想いの丈をメロディに載せます。初ステージで披露するのに、どれほどの勇気が必要だったでしょう。自身の短所をさらけ出す覚悟に胸が震えました。果たして彼女の捨て身の告白は、志乃にも届いた様子。彼女もまた自身の胸の内を吐露したことで、大きな一歩を踏み出せたようです。 しかし、エンディングに2人が寄り添う姿は描かれません。友人関係が再構築された様子はなく、以前と同じ孤独な戦いを強いられている事が示唆されます。しかし絶望する必要はありません。彼女らはもう知っているから。他者と関わらない安らぎより、遥かに勝る幸せがあることを。閉じた世界に甘んじるより、開かれた世界で沢山の喜びを探そう。恥をかき、傷ついたことで、彼女らは大きな武器を手にしたはずです。自己肯定感さえあれば、人生は、戦える。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-08-25 18:53:42)(良:2票)
別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.22点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4111.11%
5111.11%
6555.56%
700.00%
8111.11%
9111.11%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS