1.「ブレードランナー2049」の公開に先立ててWeb公開された短編3作品の内の一作。
リドリー・スコットの息子ルーク・スコットが監督した他2本は、あくまでも本編に入り切らなかったシーンの補足といったところだったが、このアニメーション短編のクオリティと立ち位置は全く別物。
15分の短い尺の中で、日本人のアニメクリエイターが渾身の「ブレードランナー」を表現している。
本編でも重要なキーワードとして度々登場した「大停電」を描いた今作は、充分に一本の長編になり得るプロットとキャラクター設定を備えている。
この短編をパイロット版とした、長編アニメーション映画の製作を期待。