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[ナマエ]
2018年上映時間:114分
平均点:6.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-06-30)
ドラマミステリー小説の映画化
新規登録(2019-07-20)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2022-07-20)【Yuki2Invy】さん
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監督戸田彬弘
キャスト津田寛治(男優)中村正男
駒井蓮(女優)葉山笑子
松本穂香(女優)小幡理帆
内田理央(女優)高野結衣
木嶋のりこ(女優)亜未
金澤美穂(女優)河西遥香
比嘉梨乃(女優)木田明日香
波岡一喜(男優)森本
川瀬陽太(男優)野口
田村泰二郎(男優)槙田
筒井真理子(女優)香苗
音楽茂野雅道
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4.《ネタバレ》 待ちに待った (笑)、個性派の津田寛治さん主演作。 実に彼らしい得体の知れない役どころであり、ナイスキャスティングであったと思えます。 鈴木、吉川、石井、、いくつもの名前を持つ彼でありましたが、その人柄もあって、どうにも悪人には見えません。むしろ、彼の生き方が少なからず羨ましいと思えてくるのはなぜでしょう? 人生のしがらみに疲れた人にとって、今の自分を捨てて全くの別の自分として生きていきたい、、という、ある種の潜在的な欲求に彼が応えているからかもしれませんね。 笑子 (駒井蓮) が正男 (でよいのかな?) の人生に一方的に割り込んできて、彼の生活を面白おかしく翻弄したこと、、これは彼女の生い立ちを知った後では、私はこのエピソードに笑えません。なぜなら、子は親を選べない、が世間一般のセオリーであるなら、親は子を選べない、という、逆の立場になってよく考えてみろ、という痛烈なメッセージであるからです。 正男が複数の名前を使い分けていること、とか、笑子が演じる彼の娘役や女優D、とか、それはつまり、生きていくことは (いくつもの) 自分を演じること、、というお話でしたが、まずはブレない自分が前提にあること。 (そう、川を走っても決してブレることない舟の船首のように) 本作の「名前」とは、「自分」に置き換えられると思います。
タケノコさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-01 22:58:22)
3.《ネタバレ》 場所によってコロコロ名前を変える謎の男と、その男の前に現れた謎の女子高生の交流を描く人間ドラマ。男と女子高生の謎のために、冒頭から映画の世界には引っ張られます。さらに見せ方が時系列をずらして、違う視点で描く構成になっており、途中の退屈感もなく、ラストは涙がポロリ(最近、僕は涙腺がユルイのでスマヌ)。この大人の男と女の子の交流をずっと観ていたいので、2人の関係終わらないでって思うのは、ヴィム・ヴェンダースの「都会のアリス」を思い出しました。
なにわ君さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-09 21:53:35)
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2.偽名の謎から始まる物語ですが、内容的には平凡というか簡単に思いつきそうなシナリオ。 そうなると少し先の展開が読めるわけですが、この作品はそれを逆手に取って 二人の視点をずらす事により、見て居る者に先の展開を予想(予感)させる事で 不安や傷みを感じさせる効果が上手く出ていると思う。 順序を間違えばタダの凡作になる所を見せ方で上手くまとめた作品ですね。
デミトリさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-01-30 22:59:50)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 前に見た「ねこにみかん」(2013)の戸田彬弘監督の映画である。最初にタイトルを出したあとに出演者全員の名前を並べて(主演女優の字で)最後に「計25名」と書いていたのは役者を重んじる姿勢のようで、メイキングでも若い役者に焦点を当てていたのはいい印象だった。撮影は茨城県内が中心で、ロケーション協力には取手市・守谷市・つくばみらい市・利根町といった名前が出ているが、夜の町の風景は旧・水海道市(現・常総市)の中心街だったようである。 物語としては、要は中年男と女子高校生が出会って両方に変化が生じる話である。「ねこにみかん」ほど突拍子もない設定ではなく、性愛関係にもならないので安心して見ていられる。ミステリーというほど謎解きの要素もなく、登場人物と観客が同時並行で事情を理解していく感じになっている。  全体のテーマは演劇部での台詞が端的に言い表していた感じで、これが中年男と女子高校生の両方に共通するのだろうと思うが、人格形成途上の若年者はともかく普通の大人が直接共感できそうな話でもなく、一般人というよりは演技者向けかと思った。演技経験のない自分としては、職業的な俳優など外でも内でも常に演技している状態になって本物の自分がなくなるのではという疑問があったので、まずは自分をしっかり持たないと駄目だというのは初めて聞いた気がする。 2人の交流はほのぼのして笑えるところも多かったが、個人的に気に入らなかったのが同級生の男で、終盤で女子高校生が激白する場面では、何もこんなバカに向かって本音を吐露しなくていいだろうがと呆れた。しかしここは犬猫相手に愚痴をたれるのと同じと思えば言いやすかったのだろうし、また相手が単純バカだったからこそ都合のいい答えが簡単に得られたということかも知れない。  出演者に関して、W主演のうち駒井蓮という人は映画初主演とのことで、公開2年前の撮影とすれば当時高校1年生と思われる(現在は大学生とのこと)。超絶美形でもないがすらりとした長身で、人懐こいようなふてぶてしいような愛嬌のある顔を見せているが、演劇部の場面では本物の演劇部員のような演技もこなしていて感心した。物語自体にそれほど感動しなくても最後にいい印象が残ったのはほとんどこの人のおかげである。 また演劇部の場面では、熱意はあるが傲岸な演出家の役を金澤美穂さんがやっていたのが非常に面白かった。ここは臨場感があって好きだ。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-08-03 08:29:20)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6250.00%
7250.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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