ナイチンゲールのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ナイチンゲール

[ナイチンゲール]
The Nightingale
2018年カナダ上映時間:136分
平均点:5.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-03-20)
ドラマサスペンス歴史ものバイオレンス
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キャストサム・クラフリン(男優)ホーキンス
デイモン・ヘリマン(男優)ルース
音楽ジェド・カーゼル
配給トランスフォーマー
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 イギリスによる植民地支配が本格化した時代のオーストラリア、タスマニア地方。些細な罪を犯し、この地に流刑となったアイルランド人クレアは、生まれたばかりの赤ん坊と優しい夫だけを頼りに懸命に生きていた。だが彼女の身元引受人でこの地を管轄するイギリス軍中尉によって、クレアはどん底へと追い詰められてゆく。中尉に夜毎何度もレイプされ、あろうことか酷い暴力まで受けていたのだ。そのことを知った夫は逆上し、中尉へと抗議するも逆に返り討ちに遭い、クレアは夫の目の前でレイプされてしまう。さらには夫ばかりか生まれたばかりの赤ん坊まで自らの目の前で殺されてしまうのだった――。「絶対に許さない!地の果てまで追い詰めてやる!」。絶望のどん底で、そう固く復讐を誓ったクレア。だが、中尉とその仲間たちは急用で森を抜けた街へと旅立ってしまった後だった。自分一人ではすぐに道に迷い、野垂れ死んでしまうのは明らか。仕方なく彼女は、現地のアボリジニを案内役として雇い、深く険しい森の奥へと分け入ってゆくのだが……。苦難に満ちた時代に、男たちの暴力によって人生を無茶苦茶にされたある一人の女性の復讐の旅路を描いたバイオレンス・スリラー。ナイチンゲールというタイトルとは似ても似つかぬ、非常にエグいシーン満載のなかなかハードな映画でありました。とにかく男たちの暴力シーンのえげつなさは群を抜いてます。女とみればとにかくレイプ、用が済むと無残にも殺しそこらに放置、家族が狂乱してやってきたらそれも殺し、泣いてる赤ん坊はうるさいからと壁に叩きつけて殺します。いや、さすがにやり過ぎやろ……(笑)。でも、なんだか妙に説得力があるのはこの監督の演出力の高さなのでしょうね。ストーリーはその後、極めてシンプルに進みます。家族を殺されたこの主人公が、同じく白人に家族を皆殺しにされたアボリジニの青年とともに森の中をただひたすら復讐のために歩き続ける。たったこれだけのお話なのに、最後まで緊張感をもって描き切ったところは素直に評価されるべきでしょう。何も悪いことしていないのに侵略され弾圧された、アボリジニの怒りや悲しみにも静かに目を向けるこの監督の目線の鋭さにも感嘆させられます。ただ、さすがに二時間越えは長い。もう少しコンパクトに出来たのでは。あと、最後の復讐劇も意外にあっさりしていて、そこまでカタルシスが得られなかったのもちょっと残念でした。まあそれがリアルだと言ってしまえばそうなんでしょうけど、さすがにこの中尉のやってることが鬼畜過ぎてもっと悶え苦しんで死んでほしかったですな。とは言え、この全編に漲る圧倒的な緊張感には素直にやられました。主人公を演じた女優の鬼気迫るような表情も素晴らしい。ちょっと甘めの8点!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2021-03-16 17:39:07)(良:1票)
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3.《ネタバレ》 ナイチンゲールというタイトルから、主人公の職業が看護師かと思ったのだが、どうもそうではなくて、歌い子のことらしい。 所々で歌う彼女の歌声が透明で物悲しい。 そして案内役のビリーも、自らをブラックバードと名乗り、歌う。 追跡中の彼の歌声は耳障りだったのに、クレアとともに白人への復讐を果たし、砂浜で瀕死の体で歌う彼の歌声のなんと悲しいことか。 この映画は、クレアの復讐劇ではなく、オーストラリアの先住民族である黒人の復讐劇ではなかったか。 途中、ボロボロに傷ついた二人を馬車で拾う紳士の崇高な態度が、この映画の救い。
roadster316さん [DVD(字幕)] 7点(2020-12-29 20:17:52)
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2.もうポスターのデザインからして不穏さが漂うし、暗そうな映画だなというのが察せられるが、まさにその通りの内容だった。 はっきり言って嫌いなタイプの映画だった。 まず、主人公の女性が軍の将校達の手によって酷い目に遭うのね。  で、彼女が復讐する為に将校を追いかけて旅に出るというリベンジものなのだが…。  これがまたなかなか復讐しないのね。黒人のガイドと2人でひたすら山道を歩き続けるという話で、サバイバルをしていく内にガイドと仲良くなって友情みたいなものが芽生えて行くという所は良かったんだけどね。  なんか、最初は復讐に燃えていたのに段々とモチベーションが下がって行ってしまうのが残念だったし、まあとにかく銃の扱いにも慣れてないし色々と危なっかしくて観ていられないのね。  そのくせサバイバルパートがとにかく長くて飽きてくるし、途中黒人の差別なんかも描かれるんだけど、軽く触れただけでそこまで深掘りしないし、まあ敵の将校もとにかくこんな人間居るのかという位狂っててヤバイし…。  まあ、一言で言うととにかく暗い映画だった。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 4点(2020-07-20 20:36:36)(良:1票)
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1.《ネタバレ》 「ナイチンゲール」ゆうのは歌の上手い女性を指す言葉とのこと(もともと鳥の名前なのですよね)。話の内容は、気でも狂ってんのかというレベルで凶悪無類な男共に、これでもかと虐げられ尽くしたひとりの女が、モノの見事に復讐を果たす(以上。)というだけの話で、内容の勘所も暴虐と悪辣の限りを尽くすネガティブ極まりないヴァイオレンスだけだと言ってもよい。  であるからして、まずかなりタラタラと長尺なのがそもそも非常に気に入らない(特に中盤以降はただグルグル行ったり来たりしているだけ)。加えてその暴虐な行為も、根っこが実は結構に浅いのがなんか気になる。オーストラリアの人種差別の歴史を背景として踏まえているように見せかけて、その実、この映画は単なる個人的な話なのだよね(色々と人種差別的描写を描き込んでいるものの、それは別に本筋とはあまり関係なく、その意味ではある種のファッションで浅薄なテーマ面の小細工だとも言える)。  結論、見た目ほど中身が無いのに矢鱈と大仰かつ長大、その上に極めてネガティブという、個人的には結構に嫌いな部類の映画。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 4点(2020-04-25 02:59:59)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4250.00%
500.00%
600.00%
7125.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%

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