砂漠のライオンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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砂漠のライオン

[サバクノライオン]
Lion Of The Desert
1981年上映時間:163分
平均点:7.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマ戦争もの
新規登録(2003-10-04)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-05-22)【イニシャルK】さん
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監督ムスタファ・アッカド
キャストアンソニー・クイン(男優)オマー・ムクター
オリヴァー・リード(男優)グラツィアーニ
イレーネ・パパス(女優)マブルーカ
ロッド・スタイガー(男優)ムッソリーニ
ラフ・ヴァローネ(男優)ディオデーチェ大佐
ジョン・ギールグッド(男優)シャリフ
アンドリュー・キア(男優)サレム
ガストーネ・モスキン(男優)トメリー少佐
ステファノ・パトリッツィ(男優)サンドリーニ
ロバート・ブラウン[男優](男優)
フランコ・ファンタシア(男優)
マリオ・アドルフ(男優)(ノンクレジット)
小松方正オマー・ムクター(日本語吹き替え版)
石田太郎グラツィアーニ(日本語吹き替え版)
富田耕生ムッソリーニ(日本語吹き替え版)
此島愛子マブルーカ(日本語吹き替え版)
塩見竜介(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
音楽モーリス・ジャール
撮影ジャック・ヒルデヤード
フランコ・ファンタシア(テクニカル・アドバイザー)
製作ムスタファ・アッカド
配給松竹富士
特撮キット・ウェスト
美術マリオ・ガルブリア
編集ジョン・シャーリー〔編集〕
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5.《ネタバレ》 1911年にイタリアは伊土戦争に勝利し、オスマン帝国からリビアを奪い植民地として位置づけ、統制に向けた武力侵攻を開始します。それに立ち向かうリビア遊牧民のリーダーが主人公で、その勇敢さから「砂漠のライオン」の異名を持つオマル・ムフタール。一方、その敵役として、侵攻軍を統率するのは、その苛烈さから「リビアの屠殺屋」の異名を持つ、ロドルフォ・グラッツィアーニ。同じ砂漠の戦争を扱った「アラビアのロレンス」に比べると、構図がわかりやすいですね。「アラビアのロレンス」は、言っても、イギリスによるイギリス人をヒーローにした映画です。本作は、アラブ人をヒーローにした映画で、製作に米英が参加していますが、ムッソリーニ時代のイタリア王国は米英からすれば敵国ということもあるのか、残虐非道な侵略行為を比較的容赦なく描写していると思います。騎馬隊vs戦車隊と武力の差は歴然としているものの、地の利を味方につけた知略により、それなりに戦えている様子は、なかなか面白いです。
camusonさん [DVD(字幕)] 7点(2024-03-22 18:24:52)
4.カダフィ大佐が3500万ドル出資したという(驚)史実に基づく力作を襟を正しての鑑賞でした。ムクターの信仰心はすんなり胸に入るものでした。アンソニー・クイン、オリバー・リードの熱演が光ります。ラフ・ヴァローネの役どころが中途半端なのは残念でありました。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2020-11-04 02:19:41)
《改行表示》
3.《ネタバレ》 大まかな目鼻立ちの大きな馬ヅラ、こもった大きなダミ声、逞しい体、そして何よりも従来の俳優にはない国籍不明の図太いエキゾチシズムの持ち主の俳優アンソニー・クインは、「革命児サパタ」「道」「その男ゾルバ」「サンタ・ビットリアの秘密」などでの強烈な演技で、私の印象に強く残っていて、彼が脇役の時は主演俳優を食ってしまうし、主役の時はその独特の個性でひと際光る演技を見せてくれました。  彼の晩年の出演映画「砂漠のライオン」は、シリア生まれのムスターファ・アッカド監督が、スペクタクルに民族の悲劇を描いた作品です。 イタリアの独裁者ムッソリーニは、北アフリカのリビアにローマ帝国を再建する野望に燃えていた。  そして、1929年、近代装備で固めた大軍を現地へ派遣する。アンソニー・クイン演じる、老いたベドウィンの指導者オマール・ムクターは、勇敢なる砂漠の戦士たちを率い、民族の誇りをかけた不屈の闘志で徹底抗戦を繰り広げるのだった-----。  この映画の撮影のために5万人ものエキストラが動員されたという戦闘シーンは、上映時間の実に8割近くを占めていて、そのひたすらな戦いをアンソニー・クインの個性あふれる名演が、引き締めていたと思います。  それまで、どちらかと言うと、あまりにも強烈すぎる個性で、クサイほどだった彼が、この映画で示した"枯淡の境地"には、目を瞠らされました。 砂漠の聖戦の先頭に立って闘う勇猛果敢な労将が、ひとたび銃を置いて子供たちにコーランを教える時の、慈父のごとき穏やかさ。  そして、従容として死につく時の、威風あたりをはらう静けさ。魅入るばかりのカリスマ性を、アンソニー・クインは見事に体現していたと思います。  近代兵器何するものぞ、砂漠の自由こそ民族の命と、ひるむことを知らない男たち。哀調を帯びた独特の叫びをあげて彼らを讃える、黒いベールの女たち。 イスラム世界のエキゾチシズムとパワーに、あらためて圧倒された映画でした。
dreamerさん [DVD(字幕)] 7点(2019-04-06 11:22:08)(良:1票)
《改行表示》
2.《ネタバレ》  2時間半を超えた長尺物でスペクタクル巨編でしたが、思ったより時間が短く感じました。ひとつには、なんといってもこの物語がオマー・ムクターという実在する人物の 半生(翻れば敵対役のグラツィアーニ将軍)に基づいているとう点、次に「拡大解釈しヒーロー扱いするハリウッド映画特有の部分」を抑えているという点、そしてその役をアンソニークイン・オリバーリードという味のある実力俳優が演技しているという点が素晴らしく、観る者のツボにはまります。(特にアンソニー・クインが捕まり、オリバー・リード扮する将軍の執務室で会う場面は味があります。)  タイトルの「砂漠のライオン」の如く、プライドを持って気高く戦い、そして孤高の ままに死んでいく、そして途中にありがちな恋愛・ロマンスシーンを一切省いた骨太の 映画です。  それにしても、リビアといえば社会主義の国で最近まで西側諸国と険悪な状態であった国で、当時もあのカダフィ大佐が政権を握っておりアメリカとリビアは最悪の関係状態にあったのですが、どのような意図があって制作・上映したのでしょうか、興味の湧くところではあります。 
たくみさん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-02 13:25:02)
1.アンソニー・クインって砂漠が似合うね。第二次世界大戦前のリビアで、併合しようとするムッソリーニのイタリアと戦う英雄の生涯を描いた歴史物です。「脱走山脈」では人殺しをしない”いい人”だったオリバー・リードが極悪非道の侵入者として好演しています。そうか、そうやって殺戮に飽きた彼は、「グラディエーター」の奴隷商人になったのか(←時代が違うって(笑))。
オオカミさん 7点(2003-11-20 09:30:39)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
75100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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